魔進戦隊キラメイジャー終了後の【ネタバレ感想】おもちゃの売上は作品のみが責任を負うものか?といった話しも

2021年3月7日

以下、ネタバレありです、独自解釈による偏見の酷いものとなっております(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

お疲れさまでした

2020年3月8日から、2021年2月28日まで放送となった『魔進戦隊キラメイジャー』途中コロナ禍ありの撮影中止に、ニチアサ枠となってからのスーパー戦隊として、これ以上はない玩具売上の不振。

特に玩具の売上は、番組の存続に左右するほど。ニチアサ枠という長期的シリーズでなければ、打ち切りを検討されるほどです。

そして長年の特撮ファンは知っている「打ち切られそうな作品」ほど、実は面白くなる。もう少し頑張ればスポンサーさんを満足させられる、という縛りがなくなった製作陣の開き直りが、却って質を高めます。

魔進戦隊キラメイジャーは、特に終盤は好評をもって迎えられました。
良し、です。もちろんファンの贔屓も多分にあります(笑)

もっとも売上に繋がらず開き直りにも似た終盤の展開は、ここ近年の3作品おいて、ずっと続いているような感じです。

スーパー戦隊の枠を揺さぶるような前2作の後を受けて、従来路線へ回帰を打ち出した当作品。これが、さらに売上の下降線を描いた。

ニチアサ枠となってから、リアルタイムで追っかけてきたヲタなファンとしては、初めて訪れた頭を抱える事態です。

記事にもなりました

番組の終了と共に、出演メンバーの男女交際をすっぱ抜いた記事が上がりました。

芸能人たるもの、スキャンダルも仕事の一種です。
犯罪類いでなければ、別に構わない。仮に出演番組のイメージを崩す不快な行動を起こしていたとしても「俳優」ならば、後に活かせられるならば構いません。

誰にも指差されない人生のレールを走ってきた者だけで演じられる世界は、感情ぎりぎりまで迫って欲しい「作品」に、もう一つ何かが足りないといった事態を引き起こしそうです。
もまれることを知らない成長は、たいていは教わった以上のことを出せない例となりそうです。悪意というものに晒されて、渦巻く黒い感情も大事に抱えていただきたい。

確かにアイドルやタレントといったジャンルならば男女関係の表沙汰は控えなければならないかもしれないが、俳優として生きていくならば「パートナー」の存在など関係ない仕事ぶりを見せていかなければならない。

ただカノジョがいる、カレシがいる程度で揺らぐことがない今後の仕事ぶりを期待するところです。

以上は、特撮ネタとは何にも関係ない、個人的主張をぶっこんだいつもの悪いくせです(笑)

番組終了と共に上がった記事を問題としたいところは、スキャンダルではありません。

特撮というジャンルに対して、あまりに無知な背景のもとに書かれていたことです。

視聴率が高くないことを論拠とし、低迷によっていかに製作が混乱していたような「結論ありき」で述べています。
視聴率が4%しかない、としていますが、近年においては、とても良い数字です。まずそれ以前に、テレビ番組の視聴率が指針とならないことは、世間で認知されていることです。
わかっていながら、敢えて書いていると思いたいくらいです。

特撮番組の不振を語るならば、まず何より玩具の売り上げであること基本中の基本です。

ハリウッド産のように全世界の視聴者へ向けてではない日本国産の特撮は、玩具を売らなければ製作費が捻出できない現状です。

また玩具の売上が、作品のムーブメントと直結している現状もあります。

況してや興味を持たない層を取り込む・・・これは特撮に限らず難しいことです。

それでもエンタメにジャンルされる世界は、新規の客を取り込んでいかなければ持続は厳しい。
熱狂的なファンが相応にいても、飽きやすい一般層を引き込まなければヒットにまでは至らない。

シリーズとして続いていくのは、真に大変なことです。

その考えも、マンネリ

スーパー戦隊の売れ方は、はっきりしています。

明るさと楽しさを持って、ターゲット層にとって明快なストーリーを提供すること。

きつめに言わせてもらえれば、大人の鑑賞に耐えうるような設定は盛り込めない、とする側面があります。
例え盛り込んだとしても、大きく表へ出すことをしてはならない。

タイムパラドックスやVSが作品の売りとするような設定は、作品自体は好評でも購買意欲に結びつくわけではないことが実証されました。ニチアサ枠が教えてくれた特撮界の現状です。

スーパー戦隊として売り上げるためには、ターゲットを絞らなければならない。絞った分だけ、ウケるための作風を製作側もまた承知していると思われます。

しかしながら難しいのは、売れるはずと思っても続くのは、せいぜい3作。右肩上がりなど3年続けば、良い方です。
売上がずっと好調ならば、あれこれ作品を弄る真似などしないでしょう。
お約束を守る代表格だった時代劇も、あれほど隆盛を誇ったにも関わらず、なくなりはせずとも寂れた感は否めない。
東映の特撮製作陣は、時代劇の盛衰も踏まえて検討を続けてきているのかもしれない。

ニチアサ枠となったスーパー戦隊は、従来と違った作品を作ったら売上が失敗してしまったとしても、後続が既定路線を強く匂わせた勢いある作品を出せば、不振の前作をカバーできるほど売り上げられる。

従来路線の作品で売り上げるため、挑戦的な作品を挟む。それがスパー戦隊シリーズの長命に必要なこととしてきた考え。それもまたマンネリに陥っていた考えであることを、キラメイジャーで気付かされます。

塚田P

魔進戦隊キラメイジャー』は、満を辞しての回帰路線でした。
リュウソウジャールパパトに、キュウレンジャーまで含め、迷走しきっている3作品と評価を下す方々からすれば、久々に安心できる作風です。

しかもプロデューサーとして招いたのは、塚田英明です。
過去チーフプロデューサーとしてのラインナップを見ればです。

特捜戦隊デカレンジャー
魔法戦隊マジレンジャー
獣拳戦隊ゲキレンジャー
仮面ライダーW
仮面ライダーフォーゼ

以上のラインナップを踏まえ、売り上げられるプロデューサーとしての評価もあります。

ここからは個人的な見解になります。
塚田Pは、きちんと作品を仕上げていくプロデューサーという認識です。ともかく勢い赴くまま進めた挙句に最後がどっちらけ気味に、なんてしない。
手堅い作りをする、という印象です。

波に乗った人気を保つには、随一のプロデューサー。上向いているシリーズには、最適な人材です。
質には間違いはない、塚田プロデューサー担当作品です。

ただムーブメントを起こすほどの、いちかばちかがない。
シリーズの波を揺さぶることはない、守ることに長けたプロデューサーと捉えています。

だからヒットメーカーと言えるほど実績を残しながら、同キー列の刑事系ドラマへ担当のなったのも、特性を見越した移動でしょう。

キラメイジャーを担当するまで塚田Pの作品で、唯一ヒットとは程遠かったゲキレンジャー。売上だけで見るならば『爆竜戦隊アバレンジャー』からゆっくり下降線を描いてきていたシリーズです。

シリーズの波には抗えないが、塚田Pの特徴かもしれません。
キラメイジャーは、塚田Pのジンクスに呑み込まれた、と考えたら楽しいかもしれません(笑)

ただ個人的に、塚田Pの作品で『仮面ライダーW』が1番のお気に入りなのは当然として(笑)、次にお気に入りはゲキレンジャーなのです。

3人から始まったゲキレンジャーですが、2人の追加戦士がいい味出してます。うち1人のやさぐれ感などは素敵です。
それに何といっても、敵方だった「理央メレ」男女ペアが感動をもたらしてきます。

塚田Pの売り上げられない時の最終章は期待できます。
今回もまたそれの実証となりました(笑)

おもちゃ、そのものの出来

キラメイジャーでむむむっ?となったところ。

変身して取るキメのポーズ。
バレリーナ?的な動きで至る全員のポーズが、あまりカッコ良くない(笑)

しかし、そんなことは些細でしかない。
センスを疑うは、そこではなくレギュラーキャラにあります。

個人的に、シーナちゃんマブシーナのこと)を愛しています。
けれども愛するようになるまで、さまざまな葛藤がありました。特に、その容姿は地球人からすれば高い壁です。

売り上げという観点から、シーナちゃんの姿はマニアックすぎます。
常に出演する女性キャラです。ヌイグルミにしたら欲しくなりそうな、デザインにして欲しかった気がしないでもありません。
少なくとも、子供がかわいい!とする感じだったら、多少なりの売り上げに貢献したのではないか、と考えます。

ただ個人的には、石人間ぶりがハマったわけなので複雑なところであります。もっとも、じゃあ現在のままヌイグルミになったら買うか、と言われれば、どうでしょうとしか答えようがありません(笑)

それに購入するならば、男子の心をくすぐるほうへいきます。

やっぱりロボです。マシンこそです。

ただしキラメイジンを見た時に、透明な部位が多い。
キラメイですから、当然といえば当然なのですが、玩具購入者目線から言わせてもらえればです。

クリアパーツは、劇中のイメージからの落差を生みやすい。はっきり言えば、安っぽさへ繋がりかねない部品です。

玩具となったロボは、どうも・・・といった感じがします。
これはキラメイに限らず、ルパパトリュウソウジャーにも感じます。
キュウレンは、良かったような・・・ただの個人的な趣向でしかない気がしないでもありませんが(笑)

ただもし自分がターゲット層に位置する年齢であったら、たぶんスーパー戦隊より『新幹線変形ロボ シンカリオン』に走っていた気がします。

身近な列車という題材で、ロボへ変形させる。しかも劇中と玩具の落差は、シンカリオンの方が少ないように見えます。

ターゲット層の男子を、完全に喰われている。
そしてキラメイを評価している層が、どれだけ購買層となっているか。

大人の評価が売り上げに繋がらないことは、特撮ファンなら熟知するところです。

そこが面白いところでもありますが、そろそろ売り上げがないとまずいと考える昨今です。
大人となった自分は、特撮を推したい。

メインスポンサーであるバンダイさんは、プラモを始めとする技術の素晴らしさを誇っています。

しかしながら自分の体験から言及できるフィギアに限って言わせてもらえればです。

ギミックが増え、形状も人型から離れると、その金額に見合わない出来の製品が売り出されることがあります。
可動としながら、外れてしまって動かすも何もあったもんじゃない、といった具合です。
ダメな製品に当たると、次回がとても慎重になります。

謳われるほど大したものでなければ、余程でなければ買い控えます。

購入意欲は「作品に対する熱」が第一理由ですが、財布の紐を緩くさせるだけの玩具の出来ではない面は確かに存在します。

大人向けのフィギアが売れた実績があればこそ、今回のスーパー戦隊のおもちゃは出来からして買って損なし!くらいの評判が立つくらいの完成度を期待したいです。

親に買ってもらうではない、大人になってから、自分で買ってみたい気にさせる完成度の玩具を望んでいます。

もっとも個人的には、出来いかん関わりなくスモッグジョーキーは購入リスト入りを果たしております(笑)