仮面ライダーセイバー【ネタバレ感想】第24章「父の背中、背負った未来。」
以下、ネタバレありです、独自解釈による偏見の酷いものとなっております(笑)どうか、ご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。
キャスト
◇仮面ライダーセイバー:神山 飛羽真(かみやま とうま)
◇須藤 芽依(すどう めい)
◇仮面ライダーブレイズ:新堂 倫太郎(しんどう りんたろう)
◇仮面ライダーバスター:尾上 亮(おがみ りょう)
◇仮面ライダーエスパーダ:富加宮 賢人(ふかみや けんと)
◇仮面ライダー剣斬:緋道 蓮(あかみち れん)*令和の蓮場合あり
◇仮面ライダースラッシュ:大秦寺 哲雄(だいしんじ てつお)
◇謎の男→仮面ライダー最光:ユーリ
◆元謎の衛兵改めマスターロゴス
◆仮面ライダーサーベラ:神代玲花
◆仮面ライダーデュランダル:神代凌牙(しんだい・りょうが)
□タッセル
□仮面ライダーカリバー&先代炎の剣士上條大地
●ストリウス
●レジエル
●ズオス
ヒロインになるか
いきなり次回ネタに被せますが、この『仮面ライダーセイバー』という作品に、
女性ライダーは出るのか!?
番組当初からの注目点でありました。
なにぶん前作(仮面ライダーゼロワン)のインパクトは、半端じゃなかったです……よね?(笑)
だから続く番組における困難さを推し量ったりします。
ヲタですから、想像の域を出ないことを、あーこー考えることが楽しいわけです。
もし自分が担当プロデューサーなら、前作は成績悪いほうがやりやすい。シリーズ作品において、新規に担当することになった製作陣のこれが本音だと考えます。
ここで書いている者の器の小ささを示す意見を吐いてます(笑)。
前作では映画とはいえ第一ヒロインまで、変身させてしまいました。
あの映画、良かったですよね〜。変身に至るまでの一連のシーンが、もう泣けて泣けてしょうがなかった。
購入価値ありです、ここで年1回1000円もらえるかどうかのアフィリを貼るわけです(笑)。
『仮面ライダーゼロワン』について、長々と語ってしまったのは、つい勢いですが、ここは無理に意味を持たせればです。
『仮面ライダーセイバー』という作品の人気を押す力を持った「ヒロイン不在」を申したいわけです。
剣士とされる仮面ライダーが、次々と登場してくる作品です。
セイバーにおける仮面ライダー変身アイテムは、カッコいい。
ベルトに差した剣を抜くと、ワンダーライドブックが開いていくところは、何度観てもいい。
久々に欲しいと思わせる変身ベルトです。
さすがに大人へなると腰に巻いて遊ぶには、人前では出来ません。そうなると1人部屋でこっそりとなりますが、それはそれで問題があるような気がしないでもない。
少なくとも特撮など興味がない近親縁者に見られたら泣かれそうです。
そうなると、フィギア方面に落ち着いてしまうものなのでしょう。これはこれで問題がないわけではありませんが、無理にそう結論づけます。
ヒロインの話しでした。
ライダーが増えていく分だけ、男性キャストが増えていきます。
そんな男性陣に囲まれているなか、唯一の女性が「芽依」でありました。
お惚けながら好奇心は旺盛、剣士の騒動には危険を顧みず間へ入っていく。
狙いは悪くないヒロインですが、正直なところ上手くキャラが仕上がっておりません。
むしろ番組当初は、ボロボロに言われているところを散見します。
気の毒とは思ったものの、ムキになって庇いたくなるほどでもなかった。それが偽らざる正直な気持ちです。
芽依というキャラは、人気獲得とするには、ちょっと厳しく感じています。
ただ最終回を迎えた時には、なくてはならないキャラだった!といった具合になってくれれば、と思っています。
もしくは意表を突いて、変身といくかな、と予想した時期もありました。
まだ当初は、ソフィアが驚きの変身を見せるかな?
なんて考えていた時期もありました。今や、全く出番がないので可能性は取り敢えず置いておかねばなりません。
そして番組に加わった唯一の女性キャラが、玲花であります。
この玲花が登場したことで、ノーザンベースの剣士たちの間柄はガタガタになってしまいました。
クールな美女の表現がどハマりの玲花は、裏で画策に奔走する謎の人物といった感じです。
今回はマスターロゴスの言葉をそのまま伝えていない、という重大な事実が判明します。
組織の長の伝言を、独断で翻し、剣士たちを動かす。
玲花、追放ものの行動しています。
少なくともバレたら、現在のポジションは剥奪ものでしょう。
ただ玲花がマスターロゴスの意向を無視しているのは、今回だけなのか。たいていは指示通りの行動だったのか、それともほとんど自分の考えで動いていたのか。
玲花の言動は、悩ましい限りです(笑)。
玲花が失脚したら、シンケンゴールドではなくてサウザンベースの謎の衛兵が出てくるのかな? それはそれで、とても楽しみなことです。
けれども不確かな先行きの予想よりです。
玲花が、セイバー初の女性ライダーとなるようです。
当作品における人気の起爆剤となるか。
ストレートなヒロイン像ではないからこその魅力を放つキャラになって欲しい。
男子の心を鷲掴み、女子からカッコいいの声が一部からでもいいから上がるようなヒロインを、当作品に加えたいところです。
父上とグリーンと倫太郎
幼き息子を抱えた父上ライダー。
これが物語り上において、良いピースにならないわけがない。
尾上そらのくりくり坊主が、とてもイイ感じ。この子の未来はつなぎたいと思わせる、真っ直ぐな息子ぶりです。
そんな息子なんか、どうでもいい。今ある生活は組織のおかげなんだから、組織を第一にしなさい、と支離滅裂の気配が漂う玲花に焦りを見ます。
余裕ないまま他人にする指示は、思惑外れに終わるものです。
この場合は、墓穴となりました。
世界の平和を願うのは、息子のためである。
これほど信用足る理由はありません。世間の顔色を窺うような美辞麗句で述べる場合と、全く価値が違います。
父親としての強さを体現する仮面ライダー。
これまで居るようでいなかった設定が活かされてきたことに、今後の期待を寄せたいです。
やはり強い!それは戦闘能力ではなく、心の有り様で示してこられれば、呼ばれる感情は感動しかない。
父上ライダーの尾上、これからも無くてはならない1人です。
いつか妻のこと、そらの母親についても語られる日がくるのか?
そんなことを考えていたら、コミックとして『仮面ライダーバスター』が配信されるということ。
できれば放送のなかでも差し込んで欲しいエピソードですが・・・なにはともあれコミック待ちであります。
そして今回において尾上は「小説家」から、ついに「飛羽真」と呼ぶに至りました。
さぁ、これからだ、と思わせる呼び名の昇格です。
一方、残された剣士2人は、悩める若者となっております。
蓮くんのイメージカラーがグリーンであることから、活躍を控え気味だろうと予想はしていたものの、複雑な表情の見せ方が役者としての成長を窺わせてくれば、出番を増やしてやりたい気になった今回です。
けれどもキャラが多いので、犠牲は必要(笑)。
むしろ最たる脇役へ走ることで、好事家の目線を持つ一部のファンへ印象を残すのも手です。
取り敢えず、がんばれ、令和の蓮くんです。
倫太郎は犠牲にしてはいけません、思い切り活かしてくれないと困ります。
平成以降の仮面ライダーシリーズで、第二ライダーは面白いで済ませられないほど重要な立ち位置にあります。
個人的に思い返せば、第二ライダーに対する思い入れが作品の好きへ直結している感じがします。作品の出来不出来ではなく、第二ライダーの魅力で作品の好き具合が決定される感じです。
今、思いついた!今度、第二ライダー特集のブログしよう。いつになるか、分からんですが(笑)。
第二ライダーに関しても、前作(ゼロワンです)が強烈すぎました。同性ながらも好きでは済まない、愛すと断言できるほどでした。
そんな前作のプレッシャーのなかで、登場した倫太郎です。
個人的な見解になりますが、セイバーという作品で最も従来の狙い通りの立ち位置へ上がってこられたのが、第二ライダーではないかと考えている次第です。
ちょっと出番が少ないような気がしないでもないですが、この倫太郎。主人公との対立軸に位置する心情がうなずけます。
むしろ組織に恩義を感じ、そう簡単に友情だとならないところが倫太郎らしい。
ちょっと融通が利かない不器用さ、対立といっても戦う真似など出来ない優しさ、それゆえの葛藤。
飛羽真が暴走状態にあってもなお、戦うことに苦渋を見せる姿には好感しか抱けない。
だから倫太郎の出番をもっと増やして欲しい、と願うわけであります(笑)。
【次回】煙をまといし、真紅の刺客。
ドラゴニックナイトのフォームへ至った時に、これ以上があるんだろうか?無いから最光の登場させたのか!
なんて考えていたら、
セイバープリミティブドラゴン!!!暴走状態へ陥るパターンとは、うまいことを考えついたもんだ、と感心しきりです。
どの作品でもそうですが、暴走状態は強いです。いつか限界が来ることもお約束ですが、取り敢えずしばらくはその強さゆえに迷惑なヤツとなります。
前述で、作品の盛り上げ役には厳しいとしたヒロインの芽依ですが、襲われればハラハラします。もし何かあれば、飛羽真の傷が深そうです。
本当にヒロインの身を案じているかどうか、と言われれば怪しい限りでありますが、ともかく緊張を催す芽依へ剣を振るセイバープリミティブドラゴンのシーンでありました。
それを助けたのが、いきなり空間を割って現れた仮面ライダーカリバーです*最光も助けに入っておりましたが。
おおっ、上條!個人的にツボへくる、お前の「変身!」のかけ声がまた聞けるのか・・・なんてことはなく、
オマエ、誰?であります。
上條がいまわの際で残した闇黒剣月闇は、謎の煙が何処へ持ち去っています。
今回でも取り上げられた「謎の煙」それを操る者が、今のところ仮面ライダーカリバーの正体の第一候補といったところです。
次回は、第25章「煙をまといし、真紅の刺客。」。
玲花その人と限らず、ノーザンベースが関わっていそうな感じはします。
するとマスターロゴス、それとも謎のシンケンゴールドもとい衛兵か?
だとしても、なぜ芽依を助ける必要があったのか?
それとも、賢人の復活の狼煙となるのか。
新たな謎に、登場する女性の仮面ライダー。
楽しみ、楽しみであります。