《ウルトラマンZ(ゼット)》ヒロイン編、つまりヨウコとユカです#まだまだ終わらないシリーズ・Z編#ナオミ引退
以下、ネタバレありです、独自解釈による偏見の酷いものとなっております(笑)どうか、ご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。
キャスト
⚪︎ナツカワハルキ/ウルトラマンZ 平野 宏周(ひらの こうしゅう)/畠中 祐(はたなか たすく)
⚪︎ヘビクラショウタ 青柳 尊哉(あおやぎ たかや)
⚪︎ナカシマヨウコ 松田 リマ
⚪︎オオタユカ 黒木 ひかり
⚪︎イナバコジロー*バコさん 橋爪 淳
⚪︎クリヤマ長官 小倉 久寛(おぐら ひさひろ)
⚪︎カブラギシンヤ 野田 理人(のだ りひと)
⚪︎ウルトラマンゼロ 宮野 真守(みやの まもる)
⚪︎朝倉リク/ウルトラマンジード 濱田 龍臣(はまだ たつおみ)
⚪︎ベリアロク 小野 友樹(おの ゆうき)
*青字は声優さん。キャストの振り仮名は、ここで書いている人が一瞬でも読むのに悩んだ俳優さんに振らせていただきました。
ナオミ、また会う日まで!
『ウルトラマンZ』のヒロイン特集みたいな記事は、ずっとやろうと考えていました。
ネタが切れたくらいにやろうか、と(笑)。
そして放送終了から、ひと月ほど経ち、そろそろかなと思っていたところへ、飛び込んできたニュースです。
松浦は1月31日、インスタグラムやブログで、「私、松浦雅は本日、2021年1月31日を持ちまして芸能界を引退いたします」と報告した。
引退理由について「数年前から体調が優れないことが多くなり、昨年の2020年に入り、症状が悪化したことから本格的に通院治療を進めて参りましたが、女優業を続けながら一人で完治を目指すことは不可能であると判断し、この度、芸能界から離れる決意をいたしました」と説明した。
「今後は、実家へ戻り、トリマーへ転職いたします」とし、かねて保護犬猫のボランティア活動や募金活動などを行っており、「転職後も引き続き、人と動物の共存について大切に考え、人から与えられる動物たちへの苦痛を減らしていく事が私のいまの最大の目標です」と続けた。 「17歳で単身上京し、25歳になった現在まで、沢山の貴重な経験をさせて頂きました。これまでお世話になりました関係者の皆様 そして、応援してくださった皆様 かけがえのない時間を、本当にありがとうございました」と感謝の言葉で結んだ。
松浦は2014年に放送されたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でヒロインの娘役に抜てきされ女優デビュー。16年放送の特撮ドラマ「ウルトラマンオーブ」の夢野ナオミ役などで知られた。
日刊スポーツ 2/1(月)配信記事から抜粋
https://news.yahoo.co.jp/articles/dadb551fa6ad186005aa64e8cecc4a68a0d5c7ce
『ウルトラマンZ』のヒロインは、ヨウコ先輩であります。
俺はユカだ!とする推しの声も多数あるかと思いますが、主人公と良い仲になる方を「第一」としなければなりません*個人的意見です。
初めてヨウコ先輩を演じる松田リマを見た時、ナオミを思い出しました。
『ウルトラマンZ』メイン監督である田口清隆が、同ポジションにて挑んだといえば『ウルトラマンオーブ』であります。
主人公ガイさんと、後に隊長となる宿敵ジャグラーさんの間に立って、2人の関係性修復に大いな助けをもたらす大事な役どころを演じ切ってくれました。
まさに女優さんといった感じの松浦 雅(まつうら みやび)でありました。
個人的にですが、松田リマに松浦雅の面影を見てしまいす。
田口監督の好みというか傾向は、グラビアやアイドル系よりも女優さんタイプかもしれない。
もっともオーブにしろ、ゼットにしろ、大人な部分を秘めていなければ務まらないヒロイン像ではありました。
求められる役柄に即したキャスティングをした結果でしょう。
ナオミは、大変な役でした。
なにせジャグラーさんが、後にストレイジの隊長に収まるなどオーブに登場した当初は考えられない状態でありました。
ウルトラマンZへ至る道として、ジャグラーさんは多少ヒネくれながも世のためと考える行動を起こすようになったきっかけは、ナオミありきです。
またウルトラシリーズ初の主人公が防衛軍に終始所属しないなか、取り囲むメンバーの個性はより重要となりました。
『ウルトラマンオーブ』という作品は、ガイとジャグラーの対立軸を中心に、周囲のキャラが躍動したことで、成功に至った側面が大きいです。
ジャグラーさんが隊長として活躍したことで、ニュージェネのシリーズは以前に登場したキャラそのまま活用する可能性を広げてきました。
もしかすると、ニュージェネにおいてジャグラーさんはシリーズで最多出演を誇るキャラになるかもしれない*願望が強く混じってます。
なればナオミにも出番がないわけでもない、という気がしていたから残念であります。でも人間、なんだかんだ言っても体調です。身体が弱ると、心も弱ります。
お身体を第一で、いつまでもお元気でいて欲しいです。
ウルトラマンというコンテンツは、長きに渡り愛され続けます。
長い時間を経て、イベント開催などがある作品群です。
いずれ『ウルトラマンオーブ』のトークライブなど、行われる日が来るかもしれません。
またお顔を拝見できる機会があることを祈っていたいです。
ヨウコ先輩は下積み女優?
『ウルトラマンZ』の最終回を(まだ)観て、泣いております。
「せんぱい、勝ち逃げはなしっすよ」
セレブロに寄生されたヨウコの意識を取り戻すため、腕相撲を挑むハルキが語りかける、ここからのセリフから泣けて仕方がありません。
ハルキの真摯な想いが、通じたか。
ヨウコの表情が崩れ出す。泣き出す顔が、本当に歪んでますといった感じで、非常に良い。
時に、女優さん。自分のイメージを保ちたいのか、けっこう可愛く見せよう、綺麗に見せようとした泣き顔を取る方がいらっしゃいます。
作品によっては、そうした方がいい場合もあります。
けれども特撮においては、作品の特質上「生の感情」を訴える演技がいい。
ヨウコを松田リマが演じてくれて、ホント良かったと思います。
もっとも田口監督によれば、撮影オールアップの際にここまで大泣きするキャストは見たことがない、といった感じでおっしゃっておりました。
もしかして松田リマにとって、感情爆発のヨウコは「自分のまんま」だったのかもしれません。素敵です(笑)。
腕相撲のシーンの続きですが、ついに勝ったハルキもまた涙ぐみながら呟くように言います。
「勝ったのに、ヨウコ先輩と結婚しなくちゃいけないのか……おんなじか」
まだ初見時は恋愛要素を強く感じ取れなかったのですが、再見し続けるうちに、もしかして『ウルトラマンZ』ってニュージェネ最高のラブロマンスだったのではないか、なんて考えてしまうようになっています。
明日には変わるかもしれない感想ですが、現在はそうです(笑)。
べたべたどころか、さらりとしすぎて見逃してしまいましたが、ハルキの上記のセリフは、プロポーズじゃない?
そういえばヨウコは、腕相撲は本気で力を出していたのだろうか?
一見は男勝りなヨウコですが、乙女な一面を持つ設定は予告番組のナレーションからも窺えます(笑)。
殲滅機甲獣 デストルドスと最終決戦に挑むゼットさんとハルキを見守るヨウコは、ずっと半泣き状態です。
行動派として活躍してきたヒロインは、ここで涙もろいまま愛する人の無事をひたすら祈る、かつての王道ヒロインの姿を見せてきます。
このギャップが、ヨウコの最大の魅力として写ります。
ここぞ、という時にゼットさんとハルキの名を叫ぶはヨウコです。
ある意味これ以上にないほどベタなヒロインを見事に演じ切ってくれました。
松田リマは素晴らしい、と言い切ってしまいます。
ところで松田リマ『ウルトラマンZ』の撮影時においては20代後半に突入です。芸能活動も8年目に当たります。その間に事務所も変わってます。
同年齢くらいのウルトラ女優としては、小池 里奈が挙げられるでしょうか。
それと較べれば、いや較べなくても地味な感じがします。
ちょこちょこ役はこなし続けてきたけれど、これまで知名度獲得まで至らなかった感じがします。
しかしながらヨウコとしての熱演が多少なりとも報われたか。『ウルトラマンZ』の放送中に、ファースト写真集が出版だそうです。
芸歴8年目の20代後半に入ってから……下積みの時代を経てきた女優だと思いました。
これからの更なる活躍を願わずにはいられません。
ただ活躍も大事ですが、何より健康だ!という点は付け加えずにいられない現在であります。
ユカは美少女?
正直に言えば、パッと見の華やかさはユカが群を抜いておりました。
女優という枠に限らず、出演者の中で、とした作品全体を指してです。
それもそのはず、ユカ演じる黒木ひかりの出版物はバンバンあり、しかもその一冊は『神的美少女』とくる!
しかもウルトラマン女優のSNSフォロワー数は、歴代で2番目の多さときます。
因みに、2020年10月時点における結果は以下の通りです。
1位 最上もが(66万人)
アソビフル 2020/10/17 15:00
2位 黒木ひかり(15.1万人)
3位 満島ひかり(10.1万人)
4位 滝裕可里(9.1万人)
5位 百川晴香(8.7万人)
6位 山本千尋(4.4万人)
6位 坂ノ上茜(4.4万人)
8位 其原有沙(3.6万人)
9位 小池里奈(3.4万人)
10位 松浦雅(1.8万人)
https://asobifull.com/posts/2114?p=3
最上もががぶっちぎりは分かるが、どうしてだ!
なぜ「ツルちゃん=木下 彩音(きのした あやね)」を入れていない!フォロワー数は「アサヒ=其原 有沙(そのはら ありさ)」くらいにいるんだぞ!
ツルちゃんをヒロイン調査の対象から抜かすなんて、許せん!!!*個人的感情です。
と、いうわけで、黒木ひかりが相応数のファンを獲得していることはお分かりいただけたか、と思います。
フォロワー数では、あの満島ひかりより上に行っていますが、芸能界は生き残りに厳しい世界であります。
黒木ひかりが『ウルトラマンタイガ』のヒロイン・オーディションを受けていたことは、すっかり有名な話し・・・ですよね?(笑)。
ウルトラマンタイガのヒロインといえば、女優交代劇がありました。
当時の動揺ぶりが見える記事となってますが、要は撮影にも入っていたにも関わらずの女優交代で現場は大変だっただろうなぁ〜、といった感じです。
状況が状況だっただけに、同じ事務所から急遽代役を用意した感がありました。
けれどもニュージェネ視聴者には、吉永アユリが演じる「旭川ピリカ」で馴染みました。
トレギアとのやりとりで、唯一押し切ったキャラではないか、と思っています。
ピリカは、吉永アユリがやってくれて良かったです。
それに間違って?黒木ひかりがピリカ役を射止めていたら、ユカがなくなります。
ユカが黒木ひかりではない・・・考えられません。
田口監督がオファーを出したことで実現した黒木ひかりのユカ役です。
えぐいマッドサイエンティストながら、仲間想いの姿も見せる優しさは、素敵なキャラでした。
これほどぴったりな女優さんはいなかったです。
ま、まさか、田口監督!
次作の構想で黒木ひかりが適役に思えたから、タイガで落とすよう手を回してたりなんて、してませんよね?(笑)
していたとしたら、人間としては悪くても、クリエイターとして正しいと言えます。少なくとも、自分はそうした姿勢を指示します。
もちろん、やっていたとは考えていません。
むしろ適役としてオーディションを受けていた者を思い出す、その記憶力に感嘆です。
続けたい、Z(ゼット)!
2021年2月初旬の時点において、毎年恒例とばかりに公開されるはずの劇場版製作の声が『ウルトラマンZ』に関しては挙がってきません。
人気の点では申し分ないことから、やはりコロナ禍による状況に、脚本家の鬼籍に入ってしまったことが大きく影響しているかもしれません。
田口監督が、吹原 幸太(ふきはら こうた)抜きでは作らない、とされたら受け入れるしかありません。
でもやっぱりゼットさんと共に宇宙へ飛び立つハルキを見送るヨウコの普段と変わらない様子を装いつつも、どこか寂しそうな感じが忘れられません*しょっちゅう観ているせいもあります。
解剖の時間だよー、と嬉しそうなユカが、その後マッドさをどれほど尖らせていくか、見てみたい気がしないでもない(笑)。
ちょっと真面目に言わせてもらえれば、ジャグラーさんことヘビクラ隊長との再会シーンが、泣きにしろ笑いにしろ良いものへなりそうな期待を抱いております。
どうか『ウルトラマンZ』を製作せずにはいられない状況へなることを願って止みません。