仮面ライダーセイバー【ネタバレ感想】第20章「牙城を崩す、剣の意志。」

以下、取り上げる作品のネタバレありです、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

キャスト

◇仮面ライダーセイバー:神山 飛羽真かみやま とうま)
◇須藤 芽依すどう めい
◇仮面ライダーブレイズ:新堂 倫太郎(しんどう りんたろう
◇仮面ライダーバスター:尾上おがみ りょう
◇仮面ライダーエスパーダ:富加宮 賢人ふかみや けんと
◇仮面ライダー剣斬:緋道 あかみち れん令和の蓮場合あり
◇仮面ライダースラッシュ:大秦寺 哲雄だいしんじ てつお
◇謎の男→仮面ライダー最光:ユーリ

やっぱりホモサピエンス

やっぱり倫太郎に出番があるといい。

なかなかセリフに乗っけられるような単語ではない「ホモサピエンス」ついに発覚した人間が怪人化されるという事実に、倫太郎が口にする機会をまた得ました。

「ホモサピエンス」
『仮面ライダーセイバー』という作品上で、最初の爪痕と言っていいような印象があります。

当時は、まだ2話(章)。
現在は、0が付いての20話(章)。
それほど経った感じはしていませんでしたが、数字にするとけっこうな話数に至った実感が湧いてきます。。

もう少しで話数的には折り返し地点です。

この頃サブキャラの中では、ユーリが大活躍であります。

時代ズレした感覚とマイペース。常人から大きく離れた感覚に、早く言ってよ!な高い能力を所有していたりします。

サイコーの響きに相応しい出来上がったキャラです。

以後、どういった能力を秘めており開放していくかが楽しみです。

ユーリの登場当時は、その天然ぶりに倫太郎とのキャラ被りが懸念されましたが、どうやら杞憂な感じです。

人類をホモサピエンスと呼ぶ倫太郎こそ、人間そのもの感情を表現してきます。

誤解が解けたとばかり飛羽真へ、喜び勇んで駆け寄る倫太郎の姿に人の良さを見ます。けれども信じずにはいられない部分の否定には、許すことが出来ない気持ちを発露する。

生真面目冷静風でありながら、まだまだ成長を促したい人格である水の剣士です。

倫太郎に対する飛羽真もまた不器用な未熟さを露呈します。
理解を示そうとしてくれている相手へ、真っ向から正反対の立場を表明してしまう。
ソードオブロゴスという組織にほとんど属していなかったことと、剣士になったばかりという立場が先入観がない。職業も小説家という個人業なせいか、周囲を憚る環境にもない。

まだまだストレートな物言いしか出来ない飛羽真です。

それだけ上條の存在は大きかった、とも言える気がします。

たった1点だけ噛み合わないだけで対立構造へ陥ってしまう飛羽真倫太郎
そこへ割り込むは怪しげな神代 玲花に、まったく空気を読まないユーリときます。

飛羽真が強大な力を得る点に玲花が言及したところへ、ユーリは後押しするような発言をする始末です。

もし割って入るのが賢人だったら、と思わずにはいられません。

やはり仮面ライダーセイバーという物語りは、倫太郎が絡むだけで、ぐっと登場人物の心境を深く見せてきます。

共に闘っていたのが、嘘のような展開が続いていきます。

賢人に思い入れ強い令和の蓮くんが、玲花にそそのかされる形で飛羽真へ剣を向けていきます。
明らかに世界を混乱させ災いをもたらす怪人たちであるメギドを差し置いてです。

敵味方ない混戦が見どころ、とするような激しい乱戦です。

上條の登場機会を奪いやがって、と言いたいデザストが久々の出番です。すっかり自由になったせいか、風格さえ漂わせています。

現在の令和の蓮くんを「こっち側」といった言葉を投げつけられるほど、斜に構えた態度がますます磨きかかっています。

もしかして剣士の一部がメギド側へ流れる日がくるかもしれません。
ソードオブロゴスを危険視、もしくは絶望すれば上條に倣う行動を取る者が出てくるか?

どんどん混迷極めています。
もはやメギドという敵組織が、もっとも明快で理解しやすい行動を取っている有り様です。

飛羽真が執筆中の小説を書き上がるまでは、当面の混乱は収まらなそうです。

【次回】最高に輝け、全身全色フルカラー。

仮面ライダーセイバーの開始当初、CG合成の多用が話題になりました。コロナ禍のご時世下、当然ながら起用される技術です。

これからの製作において、ロケ代よりもCGでやりくりするほうが費用がかからない時代になるのではないか。その先駆けが『仮面ライダーセイバー』に当たるかもしれない。

以上、ここで書いている人はぶっておりました。

確かにジオラマ少年を元に生まれたメギドが繰り出す能力に、見事なまでのCGが展開されておりました。

しかしながら、なんと言っても爆発!!!
やはり大爆発を生で行っているシーンに心奪われます。
白煙バージョンと火炎バージョン、とても良かった。
実際にやったシーンに心が躍ります。スタッフは細心の注意を払って撮影していますが、映像のために迷惑は仕方がない、と考えるタイプなのでガンガンいくシーンに期待です。

まだまだ今のCG合成じゃ、俺の心は掴めないぜ!といったお話しです(笑)

良かったといえば、今回のここ1番のセリフ、

「痛みが分かるから守りたいって思うんだ」

変身が解けたタイミングで飛羽真が言うシーンは、シナリオ通りだと思っておりました。
実際は現場から、監督からの提案だったようです。とても良い判断でした。

ぼろぼろの飛羽真が言ってこそ!です。

なにはともあれキャラを少しでも引き立てて欲しい、と考える時期であれば、まさに今こそ必要な演出でした。

笑いがスベり気味なら、いっそ大袈裟でかます、とした芽依の取り扱い方もさすがです。

石田秀範監督には、まだまだ同シリーズで頑張っていただきたいです。

そして次回、第21章「最高に輝け、全身全色フルカラー。」で、仮面ライダーゼロワンを作り上げた杉原輝昭監督が担当します。
劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』以来の現場ではないか、と推察すれば、期待と楽しみが入り混じっております。つまり負の要素はありません、といった具合です(笑)