仮面ライダーセイバー【ネタバレ感想】第19章「炎と光、剣と剣。」

以下、取り上げる作品のネタバレありです、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

キャスト

◇仮面ライダーセイバー:神山 飛羽真かみやま とうま)
◇須藤 芽依すどう めい
◇仮面ライダーブレイズ:新堂 倫太郎(しんどう りんたろう
◇仮面ライダーバスター:尾上おがみ りょう
◇仮面ライダーエスパーダ:富加宮 賢人ふかみや けんと
◇仮面ライダー剣斬:緋道 あかみち れん令和の蓮場合あり
◇仮面ライダースラッシュ:大秦寺 哲雄だいしんじ てつお
◇謎の男→仮面ライダー最光:ユーリ

今日は、哲雄

サウザンベースは寒々しいです。
室内は暗いし、偉そうにしている女性神代 玲花のことです)は怪しい限りだし、とてもまともな雰囲気がしません。

環境は、人の心に影響を与えます。

いかにノーザンベースが本棚に囲まれながら、暖かい雰囲気を取り入れていたか。

そこで中心人物として存在感を放っていたソフィアは、エスパーダカリバーの戦闘の場で行方を絶って以来、一向に姿を現しません。

組織「ソードオブロゴス」の指導的立場にある重要な人物です。演じる知念里奈を見て、元気でいたんだなぁ〜と思ったのも、もうずいぶん前のこと。すっかり板に付いたソフィアが姿を消した!とした回が第11章ですから、もう2ヶ月も不在状態です。

仮面ライダーセイバーは途中で年末年始がどうこうという話しがあれば、現実と劇中はさほど変わりない時間が流れていると思われます。

ソフィアは放ったらかしにしてもいい、大した人物ではなかったのか。
いやいや、ソフィア不在ですっかりノーザベースの剣士たちは混乱に陥っています。

ソフィアがいれば!となっています。

よくあることです、これは。
居て当然であったり、平時やうまく行っている場合には気づかない。いなくなって初めて、その人物の重要性がわかる。

しかも本当にいなければならない人物ほど、自らは喧伝したりはしません。自分はこんなに凄いだの、頑張っているだの言わないから、余計です。

善人ほど早く死んでしまうとは、よく言ったものです。

ソフィアが死んでいるわけではありませんが。

さて敵であるメギド側も、今回に至ってやっと失踪を知ったという展開です。

ソードオブロゴスに正義はない、とユーリに明言されました。

人間がメギドへ変えられている事実も、ようやく知ることとなった哲雄です。やっと剣士たちにも伝わりそうです。

哲雄ユーリが感嘆するほどの、なかなかな太刀筋を振るいます。しかも剣士よりも、刀鍛冶を本筋としているような普段です。

まさしく、職人!哲雄が魅力とする大きな一面です。

職人とされる者に、偏屈と評されることは多い。
実際に、面倒な人は多かった(個人的体験談)こだわりがあるような言い方をするが、別に芸術品を作っているわけでもない。そのくせ平気で手を抜いたものを出せるのは、どういうことか。
本当に、愚痴にもならないレベルの不平が多い。物事の駆け引き以前に、ただ相手と自分の立場を測って、受容を決めるところもある。要は、力関係に弱いのである。
世間で思われるほどの、純粋な物作りに没頭する職人など、そうはいないのが実情である。

いつの間にか、自分の愚痴へ変貌しておりました(笑)

哲雄は、自分が知る職人と違い、まさにイメージの職人であります。

机上の空論よりも、まず実践です。
拳と拳よろしく、剣を交えることで相手を知ろうとします。

現在は反目する立場にある、けれども真実を抱えているかもしれない飛羽真と剣同士では済まないバトルの結果・・・、

「お前の剣からは何も響いてこない」

哲雄飛羽真に対する評です。

メギドに変えられてしまった高校男子のために必死に向かう飛羽真。今や唯一の味方であるはずのユーリは、世間知らずのマイペースぶりを発揮しています。苦労しています。

けれどもそんな飛羽真の剣は、哲雄に届かない。

これは飛羽真の覚悟がまだまだ足りないのか。
それとも哲雄は、職人気質が行き過ぎた偏屈ゆえの評価なのか。

できれば飛羽真の伸びしろで解決できる方向で生まれた哲雄の評価だと考えたいところです。

でなければ飛羽真の気の毒な境遇は、まだまだ続きそうです。

【次回】「牙城を崩す、剣の意志。」

黒いゴツゴツ感がある仮面ライダー最光シャドー!フィギア化されないわけがない、と思いつつも、早い製品化を待っています。

そして今回はCG多用ばかりでなく、独特な照明に、巻き上がる白煙など、楽しませてくれる映像が目白押しです。
さすがの石田秀範監督です。

だから要望したいところはです。

視聴者の目を追わせるストーリー展開を縦軸とするならば、登場人物のキャラクター性を横軸とします。

横軸に捉われすぎれば、縦軸の流れが鈍くなります。
横軸をおざなりにすれば、物語りが広がらず縦軸自体を細くします。

横軸に当たるキャラクター性は積み重なるものです。
重くしすぎず、けれど軽くしてしまうことは致命傷になりかねません。

むしろ縦軸よりも横軸へ重きを置いたほうが、キャラクター性を重視する特撮ヒーローというジャンルにおいては上手くいくような気がします。

とても上手く喩えられている気がしないのですが、ともかく『仮面ライダーセイバー』放送開始当初は、コロナ禍で大変な最中で開始された番組なのだから、とにもかくにも応援してあげよう、といった機運がありました。

それは作品次第じゃないか、と当時は思った、ここで書いている者です。

現在は、あれこれ偉そーにこうした方がいいじゃないか、と考えながら観るのが楽しい、嫌味な視聴者と成り果ててます(笑)
それでもやはり作中には入り込んでおり、倫太郎の出番のなさに悲しんでいます。純粋な作品評価から遠い、キャラ重視の姿勢で文句を並べ立てていることを、バレバレにしております。

でも「愛の反対は憎しみではない、無視である」という喩えに当てはまってしまう潮流へ至らないで欲しい。なんだかんだ特撮作品を楽しむ者はそう願います。

次回は、第20章「牙城を崩す、剣の意志。」。
もう20話ですか。これから盛り上がる鍵は、やはり倫太郎と見ており、また賢人がどう絡んでくるかに期待したい。

まさか賢人は、このままフェードアウトなんてしないよな(笑)
世界をつなぐ女性として考えられている幼馴染みの女の子ルナの動向次第か、といった感じで賢人の復活を待っています。