劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME【ネタバレ感想】#初めて泣きました

以下、ネタバレありです、独自解釈による偏見の酷いものとなっております(笑)どうか、ご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

REAL×TIMEの泣いてしまったところ

のっけから仮面ライダーゼロツーに変身した或人と伊藤英明もといエスが変身した仮面ライダーエデンのバトルです。

当初からアクションに次ぐアクション!下手なアクション映画を観るなら、ニチアサ枠の映画を観た方がいい、と周囲に押しても、特撮ヲタの称号が邪魔になって届きません(笑)

アニメを観ておきながら、どうして特撮が観られないんだ!どちらも現実にはない感覚を持って楽しませる、同じジャンルみたいなもんだぞ!

と、言っている当人が信じていないことで納得させるには、とても難しいです。
特撮映画は孤独で観ることが、たいていです。

けれども今回は、1人で観に行って良かったです。

予告だけで、うるっと来るシーン。
・死ぬ気か、とエス或人に訊くシーン。
・付いていくと言うイズに、或人が激しく「ダメだ!」と返すシーン。

感動してしまう予告のシーンは、なんと!前半の、さらに前半で済まされています。

こんな早々に、涙腺を緩ませてきます。

私事になりますが、基本的に人前で泣かないようにしています。亡くなられることでもなければ、家の外で涙などこぼさないよう堪えます。

ただ年齢を重ねると、涙もろくなることを実感中なこの頃です。
じわり、とくることが増えました。家ならば、けっこう思う存分です。

それでも映画館などで泣くなど、言語道断!『ニューシネマパラダイス』だけで、やっちまった体験はお終いです。
もしかして『劇場版 あの花』で、やっちまったかもしれない。よく憶えてない(笑)

当人の記憶が飛んでいるだけで、もっとあったかもしれないかな?

取り敢えず、他所さまに囲まれた映画館で泣くなどは恥ずかしい、と思うタイプであります。

ただ先代のイズが爆発寸前=亡くなるシーンが挟まれれば、家で泣いた記憶が甦ります。
あれほど心を通わせていても、或人は人間で、イズは機械仕掛けです。せめて腕の中で、という選択は相手を巻き込むことになる。だからイズが最後の力を振り絞って或人を突き飛ばすところは・・・もう勘弁してよ、といった感じです。

そして映画のイズは、後継機という事実を確認するわけです。或人がいくら大事に思っていても、以前とは違う。残酷な真実を改めて認識し直します。

だからゼアに入ったイズへ、もう1人のイズが現れます。
或人の言われるまま帰りを待つだけでいいか悩む現在のイズに、かつてのイズが顔を寄せれば溶けるように消えていく。

一粒の涙が頬を伝うイズ
観ている自分は涙を堪えるでぎりぎり、といったところです。

結局、エスの蜂起は婚約者に対する贖罪みたいなものです。

クライマックスの舞台は、朽ちた教会。場所がストーリー上必要だっただけでなく、或人とイズにとっても意味深だったと後になって思います。

危険を顧みずやってきたボロボロのイズを、抱き上げる或人
語りかけながらも、答えるイズによって、或人は気づいていく。
ヒューマギアに笑いを、イズに本当の笑いをあげたい、とするかつての夢を再び共有するシーン。

泣きました、声を挙げないようにハンカチで口を押さえたりしましたとも!

ここに平成ライダーではなかった、特撮映画でもなかったことを、令和ライダー第1弾によって体験させられます。

人前で泣くのは恥ずかしい、と思いながらも泣けて仕方がない。

救いがあるとしたら、周囲の観客もまた同じ反応していたことでしょう。

初めて嗚咽が響く特撮映画を経験しました。一生、忘れることはないです。

感情がほとばしりすぎて、詳細が今ひとつはっきりしない現在です。
確認のためにも、また観に行くしかないようです。さすがに2度目だから泣かないだろう・・・なんて油断していたら危ない。

記憶があいまいということは、気がついていない点も多々あるということです。新たな発見が、どこの感情を突いてくるか分かりません。

気合いを入れて観に行かなくて!
でも気合いを入れたところで、泣かずに済むものなのか甚だ疑問ではあります。

REAL×TIMEの不破さんと1000%

公開前のインタビューで、不破さんこと岡田龍太郎ん?なんか変かな)が今回の劇場版ではお笑い担当みたいなことを仰っておりました。

いえいえ不破さんを笑いものにするなど、ほとんどなかったです。
の助けるにしても蹴っ飛ばしだったり、唯阿に「オマエ、無職だろ」と容赦なく言われたところがウケにウケたくらいです。

不破さん自身に関しては、いつも通り元気いっぱいな姿で何よりでした。

第一この頃の仮面ライダーにおいては、第2ライダー主演のスピンオフが控えているがお約束となっているため、冬映画ではそこそこしか活躍させてくれません。

不破さんは、もはや存在するだけで個性を発しています。むしろ個人的には思ったより出番があったな、といった感じです。

むしろ、多くの笑い担当は天津垓でありました。
ニヒルが絵にならないサウザー課の課長は、社長時代の面影を見ることが、もはや叶いません。
もしコロナ禍で中断なければ、放送最終クールで見られたに違いない天津垓の愉快な姿がありました。

自社情報を横流しをしようとした社員を詰問するシーンは、アキラ100%を当てたことで配役のセンスを感じます。おもしろかったです。

唯阿不破さんの5人が揃って変身するシーンは分かっていても、熱くなります。今回の目玉の1つであります。

この5人がシャッフルしてのバトル・コンビネーションを見せてきます。
サウザーバルキリーバルカンがトリオとなった時は、感慨深かったです。どんなに敵対していても、いずれ手を取り合える可能性もある。ゼロワンという作品には、派手でなくても込められているものを感じます。

けれどもやっぱり深いテーマより笑いが先立つ。他の4人を自分の所に誘っても、誰もが拒否で終了!がイイ感じです。

コメディリリーフとして存在が光った天津垓であります。

スピンオフとして、バルカンはともかく滅亡迅雷まで発表されました。
たぶんバルカンの際は、バルキリーもフィーチャーされるでしょう。あくまで予測ではありますが。

作って欲しいとは思うものの、たぶんサウザーはないでしょう。するとフィーチャーされるのは、テレビ放送を収めた円盤のオマケぐらいでしかないとなります。

せめて映画くらいでは、笑えるシーン担当の座を与えてあげたいです(笑)

REAL×TIMEの仲間たち

或人社長にも「アニキ」と呼ばれるバイクを届けて終わりです。
仮面ライダーの中で収まらず、下手すればゲストのヒューマギアたちよりも時間にして出番は少なかったかもしれません。

スピンオフでは出番はあるでしょうが、活躍するかどうか不安を覚えます。

唯阿のサポートといった感じで、予期していた範囲内です。

ただテレビ放送のわりには映画では出番があるシェスタ(笑)と、唯阿の揃い踏みが「ヒトとヒューマギアのあるべき姿」な感じがします。素敵です。

そして個人的にツボにきたのが最後の方で、シェスタ福添山下の飛電トリオが或人社長のギャグに笑う練習。我ながら、なんでこんなにウケるのか分からないほど笑いを堪えるのに必死でした。

レギュラー陣を振り返っただけでも『仮面ライダーゼロワン』という作品は、出番がほんの少ししかないキャラも魅力的に仕立て上げています。そこが最大の魅力となった気がします。

そして忘れちゃいけない、刃唯阿はやっぱり凛々しくて美しい!これからのヒロイン像として、最も手本になるキャラではないか。
既存のヒロイン像に捉われそうになった時は、唯阿を参考にすれば間違いがないように思います。あくまで私見であることを、ご了承ください。

REAL×TIMEの再見を要す

ルパパトの最終回を観終えた時、杉原 輝昭には映画監督して欲しいと思いました。

特撮を考察よりも好きの感情で書く当ブログであれば、しょっちゅう言っているように思われるかもしれません。

ニチアサ枠となった2000年以降で、東映の監督で映画を撮らないかな、と思った演出家は2人だけです。

長編映画としては初めて監督した『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』は、期待に違わない手腕を見せてきます。

2作目となる『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』は前作より撮影が厳しかったはずです。
しかしながら、監督として前作からさらに進化した力量を示してきます。

映画監督としての作品を、今後も期待していきたいです。

そのためにも脚本がしっかりしなければなりません。
高橋悠也は、力ある脚本家です。ただあくまで全てを仕上げるならば、といった条件が今のところ付きます。
他の脚本や作品を引き継ぐと、ちょっと不安定なる面があるような気がします。集中させれば元来から備わっている凄さが発揮されますが、誰かを挟んだり受け継がせたりは、まださせないほうが良いように思われます。

つまり高橋悠也には、ゼロワンに集中させて脚本をもっと書かせてしまえ、と言うわけです。
スピンオフが第2弾で終わるなんて、惜しすぎます。
本来なら、バルカンの次にバルキリーをやって、それから滅・迅・雷・亡とそれぞれに製作して欲しかった。
そしてやっぱりサウザーも加えて欲しい。

そして現行シリーズの次は『仮面ライダーゼロツー』で、いいじゃないか!
主人公がイズで、ぜんぜんいいじゃないか!

まさかだった「ダブルライダーは男女ペア」のアイディアを、ここで絶やすには惜しいじゃないか!

ラストバトルは主題歌を乗せてのリアライジングホッパーゼロツーの、これぞ理想のライダーダブルキックには燃えずにいられません。

取り敢えず今は『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』を、また観に行かなくては!となっております。
なんだか感情が昂ったところが曖昧になっている気がしてなりません。きちんと落ち着いて見直さなければいけない・・・となるかどうかは自信ないですが、また観たい。

テレビ放送を踏まえてという条件は付きますが、泣いた・感動した映画です。