仮面ライダーセイバー【ネタバレ感想】第13章「俺は、俺の、思いを貫く。」

以下、取り上げる作品のネタバレありです、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

キャスト

◇仮面ライダーセイバー:神山 飛羽真かみやま とうま)
◇須藤 芽依すどう めい
◇仮面ライダーブレイズ:新堂 倫太郎(しんどう りんたろう
◇仮面ライダーバスター:尾上おがみ りょう
◇仮面ライダーエスパーダ:富加宮 賢人ふかみや けんと
◇仮面ライダー剣斬:緋道 あかみち れん令和の蓮場合あり
◇仮面ライダースラッシュ:大秦寺 哲雄だいしんじ てつお
ソフィア
◇神代 玲花(かみしろ れいか)

○仮面ライダーカリバー:上條 大地かみじょう だいち

◆ストリウス
◆レジエル
◆ズオス
◆デザスト

◉タッセル
◉謎の男→仮面ライダー最光:ユウリ

自作品の宣伝は?

2020年12月18日から『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』及び『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』の豪華二本立て(笑)が公開されます。

今回の第13章「俺は、俺の、思いを貫く。」放送日から、2週間を割っております。もうすぐです。

セイバーのオープニングに、映画の一部が流用されるようになりました。
普段より遅いような気がしないでもないオープニングによる映画宣伝です。コロナ禍が落ち着く気配がないため、公開までいろいろ考慮すべきことが多すぎたせいかもしれません。

イベントを打つ方は、本当に大変です。

視聴するだけのこちら側は、早くやらないかな〜です。師走の忙しい時期であり、今年は切迫した状況が多い相手先です。公開初日は、どうなるか。無理でもせめて、早めに観に行きたい。もちろん映画が観に行きたいなどと、周囲にはおくびにも出すものか!

呑気です。

さて公開待ちの現在で、はっきり分かっていることは例年と違って、前作と今作のライダーが交わることはない。前作が長編の、今作は短編といった、各自独立した世界であるようです。

セイバーのオープニングに流れてくる映画ゼロワンの映像。或人イズに、不破さん唯阿滅亡迅雷シェスタ・福添・山下トリオなど。アズもちょろりとくれば、最終回を観終えてまだ半年も経っていないのに、ずっと昔のよう。

胸が騒いで仕方がない。公開前のこの時期が1番に幸せさ〜、とある意味弱気な自分が顔を覗かせます。
期待が大きすぎて、作品への評価が厳しすぎたりならないか。素直に面白かったはずなのに、余計な思い込みによって楽しい気分を遮らないよう注意したいです。

主題歌ALMIGHTY〜仮面の約束』に乗って、ゼロワンの映画映像が終われば、飛羽真が変身してセイバーへ。いつものオープニングへ戻りま・・・。

おいおいっ、『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』の映像はないのかい!?
放送中の番組が予告しないの?当該作品の宣伝はなしですかい!

はっきり言って、びっくり!!!

これから放送される『仮面ライダーセイバー』からは出演予定のない作品を延々と流したようです。もし後世において、ゼロワンなど知らずセイバーを観たお子様にとって、謎めいたオープニング映像となりそうです。

もしかして、今回は放送用で基本ソフトには従来のものと差し替えるのか?
それとも『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』へ、セイバーがちょっぴり出演したりする?

それともセイバーの劇場版は短編なため、予告映像が本編映像を喰っちゃうから控えているとか?

ゼロワン待ちだー、と言いながら、セイバーがなければないで不平が溢れるから、ヲタの心は複雑に出来ているものです(笑)

迫真

前回の最後で、飛羽真たちライダーがいる世界に存在していることが判明したタッセル謎の男

怪しいでは済まなくなったタッセルには「ストーリーテラーぶり」と、これまでとは違った役割りで眺めてしまいます。飛羽真たちを、良く言えば「見守っている」悪くいえば「監視している」。

今回は特に動きはなかったですが、代わりとばかり謎の男が様子を窺っています。
かつてアヴァロンに入った飛羽真へ「大いなる力は探すな」と警告とも取れる言葉を告げた謎の男が付き纏うような行動をしています。今回は「全ての試練を乗り越えたか」の呟きが意味するところとは?

タッセル謎の男の動向には、気が抜けそうもありません。

前回からの続きといえば、賢人です。
死にはしなかったものの、重症のようです。

ノーザンベースに集う、剣士=ライダーたち。
今回は、当初から空気の張り詰め方が違います。
深刻な表情を湛えながらも、各自それぞれが抱く想いを見せてきます。怒りや悲しみの中で、復讐心や過去の悔恨、努めて冷静にあろうとする心持ち。

指導者であるソフィアは、行方を晦ましたままです。

記憶を取り戻した飛羽真。おかげで、これから15年前の再現とばかりに大変な事態へ陥ることが判明します。

加えて賢人カリバー闇黒剣月闇あんこくけんくらやみがあれば救えるようです。

やるべきことがあると居残った哲雄=スラッシュを除く4人の剣士=ライダーが揃って、カリバーへ立ち向かうものの敵わずです。

倫太郎も万全には程遠い状態とくれば、苦戦の一途です。

そこへ賢人がボロボロな身体を押してやってくる。
飛羽真の必死さと約束の少女ルナのおかげで、新たに得たフォームで「セイバードラゴニックナイト」で、ようやくカリバーを倒す。街も救う。

けれども、肝心というべき闇黒剣月闇は見つからず。
そのため賢人飛羽真たちに「世界を守ってくれ」と言い残して闇に呑まれ消滅していく。

今回はキャストの皆が皆、形相が凄まじかったです。
セイバーが新たな力を得た姿を見上げる笑顔が、どれも良かったです。

なんだか演技力が一気に迫力を増したようであれば、全編と漲る緊張感がこれまでないほどです。

シリアスが全編を覆っているおかげで、芽衣が看病すべき賢人が消えて慌てふためくコミカルな姿に、思わず笑ってしまいます。

芽衣で笑えたのは、初めてかもしれません。

特撮番組のレギュラー陣は、基本的に新人たちが配役されます。一生懸命に演じていると思いますし、スタッフもまた共に模索してくれています。

ただ今回のセイバーにおいて、当初からギャグタッチを求められていました。新人には荷が重い要求かと思われます。

前作のゼロワンは、笑いが取れない芸人を真剣に演じることで、笑いを誘う形です。

セイバーは日常とする演技の中で笑いを誘わなければなりません。しかも特に比重をかけられたのが、ヒロインときます。ベテランでも難しいのでは、と思うくらいハードルが高い演技を求められていたような気がします。

ハードな展開が続いているところで、ちょっとした瞬間に、くすりとするくらいの落とし所にしないと演技経験の浅い俳優では厳しいように思われます。

派手に笑いへ落とすならば、しばらく演って特性を見極めたほうがいい。それだけ「笑い」とは、難しいものだと考えています。

セイバーの場合、当初「明るく楽しい」雰囲気を求めすぎて、突き詰められずユルイ感じを生んでしまったのかもしれません。

ただ石田秀範が本格的に指導することで、俳優たちの空気が変わったのかもしれません。より潜在能力を搾り出そうとすれば、緊迫感ある方向へドラマがよりいっそう流れるような気がします。

セイバーは、これからを多く秘めているのかもしれません。

【次回】この思い、剣に宿して。

今回、仮面ライダーカリバーが倒されてしまいました。
上條の「変身!」のかけ声に痺れた手前(笑)、これっきりでもう聞けなくなるかと思えば残念でなりません。

いや、あっさりすぎるだろう、と考えるものの、そこは仮面ライダーセイバー。展開の速球ぶりが持ち味でもある作品です。

さようなら、上條!となっても、ここまで観てくれば、あまり驚きません。

驚くとしたら、自作の劇場版予告を流さないオープニングぐらいなものです(笑)

あと少しばかり辛口させてもらえれば、前回今回と続けた賢人のラスト扱いを見ると、ちょっとドラマティックさにこだわりすぎているような気がします。毎回に大きな感動を放り込みたいかもしれないが、過剰な押し出しは視聴者を麻痺させます。
もう少し「押し引き」を意識した流れにしたほうが、盛り上がりを呼び込めそうな気がします。1話単位で見せ切るを連続すると、忙しさで落ち着かない感覚へ陥ります。

次回への興味を魅くだけを心がけたような回があってもいいような気がしないでもない、あくまで個人的な感想であります。

死去というより闇の中へ消えていった賢人が、このまま退場になるようには思えません。
次回、第14章「この思い、剣に宿して。」。
キャストの演技が今回だけのものではないか、ヲタ特有のいやらしさを持って観たいところです(笑)
倫太郎の新フォームもありそうなれば、楽しみに待つのみです。