ウルトラマンZ(ゼット)【ネタバレ感想】第21話「D4」

以下、ネタバレありです、回を重ねるごとに独自解釈による偏見も酷くなっております(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

キャスト

⚪︎ナツカワハルキ/ウルトラマンZ 平野 宏周(ひらの こうしゅう)/畠中 祐(はたなか たすく)
⚪︎ヘビクラショウタ 青柳 尊哉(あおやぎ たかや)
⚪︎ナカシマヨウコ 松田 リマ
⚪︎オオタユカ 黒木 ひかり
⚪︎イナバコジロー*バコさん 橋爪 淳
⚪︎クリヤマ長官 小倉 久寛(おぐら ひさひろ)
⚪︎カブラギシンヤ 野田 理人(のだ りひと)
⚪︎ウルトラマンゼロ 宮野 真守(みやの まもる)
⚪︎朝倉リク/ウルトラマンジード 濱田 龍臣(はまだ たつおみ)
⚪︎ベリアロク 小野 友樹(おの ゆうき)
青字声優さん。キャストの振り仮名は、ここで書いている人が一瞬でも読むのに悩んだ俳優さんに振らせていただきました。

D4

ジャグラーさん馴染みの

前回、ケルビムの登場する予告には、少々地味な印象を受けたものです。

正式名称?で呼ぶなら「宇宙凶険怪獣 ケルビム」。
名称に、凶険!が冠として被されるくらいです。文字だけ見る限りは、どんなにやばいヤツか、どれほどに凶悪凶暴なのか想像したくなります。

どうやらすっかりコレクター化したソフビは販売させています。
こうした稀少品が高く売られている(2020年11月時点)分には構いません。本来ならこうした経緯を踏まえるべきはずなのに、どうして、未だ米騒動ごとき行動が起こされるのか。

まったく人間とは進歩しないものです。

まだセブンガーの価格が、3倍強(2020年11月)!まだこれから生産が続くにも関わらずにです。

これからハイパーホビーやプラモが登場なるも、全てが予約受付けのみときます。一般的な爆発的というほどの売り上げが見込めないという理由もあるでしょうが、転売目的の標的になっている商品だという側面も強いかと思います。

バコさんが主演『ゴジラVSスペースゴジラ』で自ら操縦した「Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type (対ゴジラ作戦用飛行型機動ロボット)」通称MOGERAモゲラ以来に、きたー!!!なロボット怪獣のセブンガー

どうやら次回に久々の勇姿が見られそうで、わくわくすれば、現状における法外な値段に憤りが再燃するわけであります。ヲタはしつこいのであります(笑)

さて個人的私怨から戻りまして、凶険怪獣のケルビムです。
今回の登場に当たり、強敵とされていますが、印象的にはいかがなものでしょう?

けっこう見た目は先鋭的であります。マニア的な観点からすれば、あのマクロスシリーズで有名な板野一郎がデザインした事実だけでも心が騒ぎます。

初見となった『ウルトラマンメビウス』では、暴れます。ただカプセルからマケットへなったとはいえ、所詮はやられ役ではある正義の味方の怪獣ミクラスに押されるなんて、強さを疑ってしまいます。

況してや超兵器ではなく防衛隊員の銃にツノを粉砕されたら、すっかり弱ってしまうのは、まだいい。

2匹目などは他の怪獣を操っていたけれど、これまた防衛軍により阻まれれば、仲間割れした挙句に倒されてしまう。

ウルトラギャラクシー大怪獣バトルでは、対戦怪獣の死んだふりにまんまと乗せられ、破れてしまう。
しかもウルトラギャラクシー大怪獣バトル第2弾の方では、やられ役のミクラスにやられるとくる。

なんだかケルビム、凶悪な強敵というより少々マヌケさが先立つ哀れな感じがしないでもない。

けれども今回の登場で大事にしなければいけないのは『ウルトラマンオーブ』で登場したケルビムでした。

第9話「ニセモノのブルース」実に良い回でした。
ババルウ星人といえば、悪い宇宙人の代名詞みたいになっておりますが、あえてそこを突くような設定でした。
ババルウ星人でも「ババリュー」という名があり、悪徳種族とされる中にでも、ただ環境に振り回されていただけで善意を内包した者もいた。
いち個人を対象にすべきを、集団で括ることで判断することの恐ろしさを訴えてくるようなストーリーです。

さすがは、ウルトラマンシリーズ。物事を深く捉えた物語性は、もはや対象年齢が限定されたドラマではないのだ!
と、いうことをウルトラ作品に対する周囲の無理解にぶち当たった時に使用する個人的論法でありますが、そこまで深く考える必要はないと思われます(笑)

悪い宇宙人が地球人の子供たちと触れ合っているうちに、心を変えて勇気を振り絞る、単純にイイ話しです。

ただ悪い集団に所属していたため、裏切り者として抹殺がかかります。

そこで出番のジャグラーさんが呼び出したのは、ケルビムです。現在はストレイジ作戦室のヘビクラ隊長であれば、突然に降って湧いての登場には、つい口走ってしまうのも当然です。

きちんと繋がっているうえでの再登場であったケルビムです。単なる予算抑制の使い回しで登場というわけではありませんでした。ウルトラマンZは、いちいち練られていて感心します。

もっともウルトラマンオーブという元があり、その元においてはケルビムにするか!ぐらいのノリだったような気がするのは、あくまで邪推であることをお断り申し上げます(笑)

しかも今回のケルビムは産卵という特性があり、それは存分に活かされておりました。次々に孵ってくれば、危機的状況がキリなく募っていきます。

そして、実はいたケルビムケルビムでもラスボス級の個体が存在していた!

『ウルトラマンZ』第21話「D4」公式配信から

でっかっ!ゼットさんと比べれば、その巨大さが知れます。強敵に相応しい威容と言えます。

ケルビムが強敵なのかよ、と思った浅はかさは、典型的なヲタゆえのつまらない思い込みでした。知識を得れば得るほど、思考はフラットを心がけねばなりません。

自省としながら、都合が悪い場合はカタカナ用語の使用することで、次項目とリンクさせるわけであります(笑)

アンダーコントロール

ウルトラ兄弟中において最強の技とされるエースの「スペースQ」それに匹敵か、それ以上の威力があったかと思われるゼットさんの「スペースZ」をもって、ようやく倒した殺し屋超獣 バラバです。

その欠片から兵器を開発してしまう人類。まともなものであるはずがありません。

本当に人類は守るべき存在へ値するのか!?

自己正義を疑わない作品など、これからの特撮ヒーロー作品におてありえません。考えることを放棄した答えは、解答ではないこと。苦しくても安易に決めつけるではなく、悩み続け矛盾を孕みながらも行動する者が、これからのヒーローと呼ばれる条件かと思います。

ウルトラマンZは、そうした問題を真っ向から取り組んだ作品として長く記憶に留められる・・・と、まるで最終回みたいな結論を申しております(笑)

ついつい熱くなってしまったのは、やはり劇中のカタカナ文字に刺激されてしまったか。

厄災によって不安定な日々を過ごす今年です。しかもまだ収集にも程遠い状況です。

高官とすべき人たちが危機的情勢に対して声明を出す際に、ずいぶん英語のカタカナ読みを乱発していた時期がありました。

ブログを書いている身なのでよく分かりますが(笑)、聞き慣れない響きで上等に見せたい、もしくは意味合いに少し曖昧さを含めたい。
つまり何かしらの意図があっての使用です。
難しい漢字を使用することも、表現が繰り返しにならないようにするばかりではなく、上記の意図を踏んでいる場合もあります。

当ブログで見慣れぬ言葉が出てきたら、どうぞご注意ください(笑)。ここで書いている者が今1番によく読むコミックポンポさんシリーズ第4弾『映画大好きカーナちゃん』において、以下のセリフが的を得ているように感じます。

「簡単な事をカッコつけて難しく書くのは、バカのやる事です」

さらに解釈を加えさせてもらえれば、難しい言い換えはその場しのぎのためでもあります。

「アンダーコントロール」未知の超兵器D4に対する表現方法として、見事な取り入れ方でした。不安感をあおる演出は、こうした一つの言葉をもっても活かされている。

事態が追い詰められたことで、D4を撃つしかなくなったヨウコのトリガーを引く寸前の熱演。結局は威力を見誤りながら、ウルトラマンZという人類自身では責任が取れなかった方法で被害は喰い止められる。

しかし責任を負う立場の者からは、超兵器の危険さに対する反省など微塵も出ないどころか、窮地を救ってくれた者の力を欲してくる始末。

そして責任は自分たちではなく、下の者たちへ押し付けて事なきとしていく。

個人的に今回は、あまりに生々しく、げんなりとしてくる展開でした。だからウルトラマンZはいいぞ、なるわけですが。

今回は、横暴がすぎるクリヤマ長官でした。
けれど当初においては胃を痛める普段通り根は良い感じでしたが、途中からまるでヒトが変わったようになれば、忘れちゃいけない「寄生生物セレブロ」なのでしょう。
ウルトラマンZという作品において、表に出てきた項目にフェードアウトはないと思われます。

でも寄生されていた隊員カブラギは、このまま消えてもおかしくないかもしれない。もしかして、ちょこっとその後を知らせる出演があるか。それとも不意を突いて、最後の最後で再度の合体で大暴れするか。

なにはともあれ、あと放送が4回しかないのが信じられません(笑)

スタッフ配置は完璧【次回】それぞれの明日

ストレイジ解散という衝撃で幕を閉じた今回。すると特空機というロボット軍団は、どうなってしまう?

『ウルトラマンZ』第21話「D4」公式配信から

赤く発光する特空機2号が、カッチョいい!
赤く光るようにギミックを仕込んだウインダムのフィギアが欲しいです。バンダイさん、検討してくれないかな(笑)

あとはもうクライマックスへ突き進むのみです。

最終エピソードの24・25話は、メイン監督である田口清隆が担当することは目に見えていたことであります。

しかし、その直前のエピソードたる22・23話は坂本浩一に任せてくるとは予想外でした。

クライマックスといえるラスト1ヶ月への地ならしはストーリー運びに定評ある武居正能に任せ、中盤は好き勝手な辻本貴則(笑)と、溜まっていたものを一気に放出してきた実質初監督の越知靖に任せる。

担当回に対する各監督の割り振りが絶妙です。
ウルトラマンZが傑作にならないわけがない、と言い切ってしまいます。どうか、この想いが裏切られませんように。
少なくとも、周囲の評判などどうでもいいから、自分にとって好きだ!となる作品になってくれれば、言うことはあるけど、ありません(笑)