仮面ライダーセイバー【ネタバレ感想】第9章「重なり合う、剣士の音色。」
以下、取り上げる作品のネタバレありです、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。
登場人物
◇仮面ライダーセイバー:神山 飛羽真(かみやま とうま)
◇須藤 芽依(すどう めい)
◇仮面ライダーブレイズ:新堂 倫太郎(しんどう りんたろう)
◇仮面ライダーバスター:尾上 亮(おがみ りょう)
◇仮面ライダーエスパーダ:富加宮 賢人(ふかみや けんと)
◇仮面ライダー剣斬:緋道 蓮(あかみち れん)*令和の蓮場合あり
◇仮面ライダースラッシュ:大秦寺 哲雄(だいしんじ てつお)
◇謎の男→仮面ライダー最光:ユーリ
◇神代玲花
◆ストリウス
◆レジエル
◆ズオス
□タッセル
当ブログにおける呼び名を、太字にさせていただいております。
出番は少なそう
やっぱり〜、だってぜんぜん唐橋充が出ないだもん!と、いった今回の締めでした。
いきなり役柄ではなく俳優名を出してしまった唐橋充。仮面ライダー555て初めて観て以来、特撮番組にちょくちょく出演していただいております。カメオ出演もあるので、油断していると見逃すことさえあります。
それだけ縁ある俳優さんが、今回は仮面ライダーでも悪役側で、しかも事件の張本人!これほどぴったりな役柄があろうか、といった感じを受けました。
加えて、息子が成長して父の悪業を止めるために立ちはだかってくる!
これはこれは唐橋充でなければ、といった期待です。
ただ回想シーンばっかりで、出てこないなぁ〜。仮面ライダーカリバーは唐橋充が演じる役が、本当に変身しているのかなぁ〜、と当ブログで指摘したことさえあります。
もちろん深い意味があってでは、ありません。ただ唐橋充が出てこないから、といった軽いノリで疑問を呈しただけです。
本当に、仮面ライダーカリバーは別人である可能性が高くなりました。
つまり唐橋充の出番は・・・思ったよりは多くなさそうです。
歴史を積んでしまったファンは懐古厨が避けられず(笑)、どうしても古くからの出演者は依怙贔屓してしまいます。さらに仮面ライダー555の出演者においては、若くして亡くなってしまった方が出ているため、という事情も働いています。
ただし、これは裏事情のお話しであります。
物語り上において、賢人からすれば、もしかして父親は裏切り者ではないかもしれない可能性も出てきました。
もっとも期待だけ持たせて、仮面ライダーカリバーは別人であれど、きっかけはやっぱり父だった!とする突き落としは大いに考えられます。平成ライダーの流れから、いかにもありそうです。
そして今回から登場した謎の女性である、神代玲花。黒一色の衣装が悪者?と思わせました。けれど、どうやらソードオブロゴスは北極だけではなく、南極にも拠点があるようです。ノーザンベースと対極にある、サウザンベースに新たな登場人物は所属しているらしい。
まだなんでわざわざノーザンベースにやって来たかは不明であります。
真意は、どこにあるのか?
次回は、重要になると高橋プロデューサーが宣言してます。
重要になるでしょう、なにせ今回と次回は坂本浩一が監督を担当しているくらいですから。
坂本回です
ソードオブロゴスの拠点は、1つではないことが判明すればです。
剣士=ライダーは、ゴロゴロ登場できる土壌が出来ていると考えられます。
サウザンベースもまた剣士=ライダーが多数所属していても不思議ではありません。
けれどもまず何より現在の舞台であるノーザンベースから出し尽くす勢いを見せてきます。
刀鍛冶だけれども剣士でもあった哲雄。仮面ライダースラッシュへ変身すれば、装着するアイテム次第では普段のクールさから一転して、ファンキーになります。やはりロックはイカれてなければいけなかったことを思い出させてくれます(笑)。
それにしても今回は、変身後が長かった!
顔出しキャストより、スーツアクターの方が出番が多かったように見えます。キャストは演技より声優としての仕事の割合が高かったんじゃないか、と思いたくなるほどです。
もっとも敵方が仮面ライダーカリバーに、怪人が6体も出てくるという豪華さです。
しかも6体の怪人を全て関智一が当ててます。毎回言ってますが、本職の声優さんは凄いです。
立ち向かうライダーは、飛羽真・倫太郎・賢人といった同年代っぽいトリオです。キャストの組み合わせバリエーションは、今作の魅力となりそうです。
しかも監督は、坂本浩一。
敵と戦いながらの変身!アクション変身というらしいが、そのまま乱戦へ雪崩れこめば、坂本監督だからこそな場面が続きます。
ふと、昨年のリュウソウジャーを思い出しました。
その後半における坂本監督担当回は、俳優も撮影の佳境に入っていたせいか、アクション変身をより激しいレベルで見せていました。
リュウソウジャーが凄い!と思わせてくれた1つです。
もしかして今作『仮面ライダーセイバー』は、積極的にスーパー戦隊の要素を取り入れるようにしているのかもしれません。
売り上げ的に低調から脱せないスーパー戦隊の分を網羅する要望が、スポンサーから出ており、それに応える形が『仮面ライダーセイバー』の設定かもしれない。
ノーザンベースの仮面ライダーも、ついに6人目!スーパー戦隊になぞるなら、追加戦士を加えた人数が揃ったこととなります。他にメンツが窺えないことから陣容が整った様相です。
主役も赤ですし、これで女性が混じっていたら、まんまスーパー戦隊の構成か!と思いましたが、サウザンベースもあるよ、といった今回です。これで新規ライダーは打ち止めなんて、当然ながら思えません。
スーパー戦隊史上、最多のメンバー数を誇ったキュウレンジャーを軽く越える展開が待っているのではないか、と期待しています。
もっともキュウレンの場合は、変身前も着ぐるみが多かったからなぁ〜。顔出し俳優で限れば、7人だったと思うので、セイバーは最多タイ寸前です。
比較がスーパー戦隊となってしまっておりますが、これも仮面ライダー史から眺めれば新しいこと。作品の評価を下すには、まだまだ早いに違いありません。
映画に寄せて、と【次回】交わる剣と、交差する想い。
次回は、第10章「交わる剣と、交差する想い。」。
カリバーの正体を巡って、一気に物語りが加速しそうです。重要回であることは、監督が坂本浩一であることとプロデューサーのお墨付きがあります(笑)。
楽しみです、としながら次回の感想は個人的事情のため2日遅れとなりそうです。なりそう、としているくらいなので確実ではありません。早くはならないと思います(笑)。
ところで話題は変わり、年末に仮面ライダーの映画がやります。
ゼロワンとセイバーの豪華2本立て・・・などと思えないのが、ここで書いている人なのです。
正直なところ、昨年の年末映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』が良かったです。一方のライダーへ主軸を置くことで、1本の映画として完成を見ていたことに、今後の年末映画へ期待を寄せておりました。
『仮面ライダーゼロワン』がコロナ禍により、これからという時期に中断を強いられた気の毒な作品です。映画では、失ったテレビ放送分をしっかりフォローしてくれるのではないか。
しかしながら「2本立て」と聞けば、上映時間が気になります。
セイバーへどれだけ時間が割り当てられるかが、鍵となりそうです。ゼロワンは良くて1時間前後、下手すれば40分程度になるかもしれません。どこまでゼロワンの世界は描かれるのか?じっくりは厳しそうな気がします。
けれど実際は、こんな自分の不安を吹き飛ばすような作品へ仕上がっているでしょう。監督は杉原 輝昭ですから、単なる杞憂で終わることも充分にあり得ます。
つまり期待と不安が入り混じっている現在は、楽しい時期です!と訴えているわけであります(笑)。