仮面ライダーセイバー【ネタバレ感想】第8章「封印されしは、アーサー。」#セイバーの形が見られました
以下、ネタバレありの感想となります。独自解釈による偏見もございます。どうか、ご了承のほどを宜しくお願い致します。製作者などの敬称も略とさせていただきます。
登場人物
◇仮面ライダーセイバー:神山 飛羽真(かみやま とうま)
◇須藤 芽依(すどう めい)
◇仮面ライダーブレイズ:新堂 倫太郎(しんどう りんたろう)
◇仮面ライダーバスター:尾上 亮(おがみ りょう)
◇仮面ライダーエスパーダ:富加宮 賢人(ふかみや けんと)
◇仮面ライダー剣斬:緋道 蓮(あかみち れん)*令和の蓮場合あり
◇仮面ライダースラッシュ:大秦寺 哲雄(だいしんじ てつお)
◇謎の男→仮面ライダー最光:ユーリ
◆元謎の衛兵改めマスターロゴス
◆仮面ライダーサーベラ:神代玲花
◆仮面ライダーデュランダル:神代凌牙(しんだい・りょうが)
□タッセル
□仮面ライダーカリバー&先代炎の剣士上條大地
●ストリウス
●レジエル
●ズオス
ガイム
スピンオフの配信が花盛りの様相です。
『仮面ライダーセイバー スピンオフ 剣士列伝』に『鎧武外伝 仮面ライダーグリドンV仮面ライダーブラーボ』ときます。
それぞれ配信先が違う憎さです(笑)いや、笑えないか。
けれどもコロナ禍に見舞われている情勢では仕方がありません。
失った収益を取り戻す形は、配信作品で!イベントは入場制限せざる得ないなか、最善策というより、これしかない感じです。
稼げるところで稼ぐとする姿に文句は付けられません。それくらいは許容する大人のファンだ、とする自負はあります(笑)。
ただし大人のファンなので、理解を示す反面、口うるさいところがあります。
『仮面ライダーオーズ』が10周年だぜ、さぁ、やろう!といった想いは、とても強いです。
今回のセイバーで宣伝も兼ねたカメオ出演を果たした、これから配信される鎧武スピンオフ主演の2人です。
個人的には本編においても、ウラの主演だと思っていた凰蓮と城之内が揃って本当の主演になるなんて、何が起こるか分からないものです。
前回のスピンオフは、Vシネという形で2015年ですから、実に5年ぶりです。そう考えると、10周年は優先されるべきであり、鎧武に続いてオーズもよろしくお願いしたいところでもあります。
けれども鎧武が、オーズに限らず他のシリーズよりも活発なのは、出演者におけるその後の活動が大きいように思われます。
『鎧武外伝 仮面ライダーグリドンV仮面ライダーブラーボ』にも出演を果たす仮面ライダー斬月こと貴虎そのままで舞台化ときます。
ダブル主演といっても良かった仮面ライダーバロンこと戒斗は、仮面ライダーマリカこと耀子と共に、タイトルからは想像できない硬質な作劇であった『仮面戦隊ゴライダー』へ出演しています。2017年のことです。
もちろん『仮面ライダージオウ』には、主演の仮面ライダー鎧武こと紘汰自ら出演しております。
『仮面ライダー鎧武』においては終了後も絶え間なく、出演者の誰かが登場を果たしている状況が、今回のスピンオフ製作へ繋がったのかもしれません。
製作されるには、その後の付き合いも大事というオチです(笑)。
しかしながら、ヲタの大人ファンは適当な分析ばかりで満足しません。
『仮面ライダーセイバー』出演者は、少し年齢層高めな雰囲気を漂わせている気がします。
鎧武の戒斗を演じるは、小林 豊であります。この頃は個人的にも、だいぶ知識が増えつつある男性アイドルグループ『BOYS AND MEN』通称ボイメンの一員であります。
この頃はウルトラマンの監督である辻本と、ボイメンの大ケガ大好きの辻本。この両「辻本」が本年のツボにきた人物たちです。個人的には「セブンガー」と共に、本年のトレンドワードにしたい「辻本」です。
けれども大事なのは、勇翔です。
ヒーロー役を目指し、ヒーロー役ならば間違いなくこなせる勇翔に、ソードオブロゴスに集う仮面ライダーという剣士が、とても似合いそうに思えてしょうがありません。
仮面ライダーで、剣士・・・牙狼を語れるばかりでなく出演までしたものの変身シーンはなかった勇翔という役者に、ぴったりな気がしてならないとする想いが止められない今回でした。
大人な特撮ファンは、個人的欲望むきだしの要望が多いのです(笑)。
形が見えた重要回
アヴァロンへ来た飛羽真に、キングオブアーサーのワンダーライドブックと題名のないワンダーライドブックを授けた白フードの男。早くも顔見せしてきたのは、意外でした。
テンポは早く!が、セイバーにおける特徴な気が致します。
けれど姿を晒しても、正体は謎のまま。
セイバーのストーリーテラーで終えるとは思えないタッセルと共に、得体の知れなさは、今後どういった伏線になるか。
期待したいところです。
そんなアヴァロンにおいて、謎の男から離れた飛羽真が、仮面ライダーカリバーに敗北したと言っていい賢人が伏しているところへ駆け寄っていく。
飛羽真と賢人の背後に広がる空が、夕陽とは違う赤で「半分」だけ染められている光景が、今回は違う!と思わせてきます。
画作りからして、冒頭から印象的に攻めてきます。
そして終盤のバトルにおいては飛羽真が作る物語によって、仲間となった他の剣士=仮面ライダーが躍動していきます。
「文豪にして剣士」たる意味が、ようやくはっきり形になった回でありました。
『仮面ライダーセイバー』は、毎回のように新しい仮面ライダーが登場しています。
登場人物が増えていくスピードに合わせたストーリーであるため、展開が早い。
けれども今回で飛羽真が小説家としての能力を発揮するためには、仲間が必要だったことが分かります。
飛羽真の存在意義を強く印象づけるため、8話かかったとも言えるような気がします。
先ほど、セイバーはテンポが早い、としました。
けれども主役の全貌を見せるまでは時間をかけています。実にスロースターターな一面も秘めているようです。
一見では明快に見えながら、視聴者に気づかせないストーリーベースがある。一筋縄ではいかない構成で、最後まで突っ走ることを期待しています。
【次回】重なり合う、剣士の音色。
アイテムである巨大剣が人型となり、使用者当人が剣へなって使用される側へ廻る。
なんて、おもしろいアイディアなんだ!と思いました。
スーパー戦隊ならあり得そうながら、仮面ライダーへ持ってきたことが、意表を突かれた要因であります。
変に縛りを入れない。これは視聴側にも言えることかもしれません。面倒なヲタを自覚しているので、個人的に肝へ命じたい、と思っております。
けれどもブログをしたためずにはいられないところから判明するように、面倒なファン気質は抜けそうにもありません。
ならばブログは、せめて個人の想いで止めたいと考えています。
ブログを書き終わるまでは、他人の意見は見ないようにしています。
検索は用語や事実の確認と、東映のオフィシャルHPは見る、としています。
裏を返せば、東映のオフィシャルHPを読まずには書けないとも言えます。
今回もまた読んで、深読みさせていただければです。
厳しい評判のある監督「石田秀範」が、セイバーにおいても発揮されていたような文面です。特に、主役には厳しかったようです。
けれど役者に考える大切さを教えられる監督なので、今回で一皮剥けてくれるのではないか。そんな期待もさせてくる内容でした。
そしてやはり子役には敵わない、ということも知らせてくる舞台裏の紹介でありました。
次回は、第9章「重なり合う、剣士の音色。」。
あれ、あの人も仮面ライダーへ変身するの?といった楽しみもさることながらです。
監督が、坂本浩一だ!なので、息を抜く暇がありません。
ところで、今回の倫太郎。傷だらけの顔のままだったところが、男子心に響きます。身体はぼろぼろでも世界を救うため向かっていく、なんて最高のシチュエーションではありませんか!
そこまで出番があったかと言われれば、微妙ではありますが(笑)。