仮面ライダーセイバー【ネタバレ感想】第7章「王の剣、アヴァロンにあり。」

以下、ネタバレありです、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

登場人物

◇仮面ライダーセイバー:神山 飛羽真かみやま とうま)
◇須藤 芽依すどう めい
◇仮面ライダーブレイズ:新堂 倫太郎(しんどう りんたろう
◇仮面ライダーバスター:尾上おがみ りょう
◇仮面ライダーエスパーダ:富加宮 賢人ふかみや けんと
◇仮面ライダー剣斬:緋道 あかみち れん
◇大秦寺 哲雄だいしんじ てつお
ソフィア

当ブログにおける呼び名を、太字にさせていただいております。

監督から平成と令和

令和第2弾となる『仮面ライダーセイバー』では、エンディングの復活が大きな特徴として挙げられます。

久々にエンディングの採用・・・久々もそうですが、平成ライダーにおいては、高寺プロデューサーが担当した場合のみという条件付きであります。

高寺プロデューサー以外がエンディングを採用した、初めてのプロデューサーです。こう記すと、凄い決断をした高橋プロデューサーではないか、と思います。

ただ個人的な邪推を述べさせていただければ、もしかしてこれまでにもエンディング復活案は出ていたかもしれない。戦隊モノとの区別で見送られ続けてきたのかもしれない。

でも確かにセイバーでエンディング採用の報を聞いた時は、個人的にも「ニチアサ枠」における各自の独自性が薄れる懸念は抱きました。

もし見送り続けてきていたとしたら、それはそれで正解であると思うし、令和ライダーとなったわけだから、ここらで復活!も評価したいです。

もしかして優先すべきはファンうんぬんの前に、長期シリーズにおける製作スタッフのマンネリを防ぐことを第一にすべきかもしれない。それが作品に緊張を生んで視聴者へ還元されていく。

まずファンよりも、スタッフ側へ新しい事柄を提供していくプロデューサーこそが、東映においては優秀とされるのかもしれない。

もう連続して22作目にしながら、常に革新を迫られる仮面ライダー。これからも文句は付けるかもしれませんが、頑張って欲しいです。ファンとは、酷いものなのです(笑)

さて作品数がシリーズ年数にほぼ匹敵するニチアサ枠の仮面ライダーです。
もう20年以上・・・歳を取るわけです。

そして、その第1作目であり現在絶賛配信中の『仮面ライダークウガ』メイン監督を務めていた石田 秀範(いしだ ひでのり)が、今回のセイバーを担当しています。

改めて、凄いと思います。
何が、と言われれば、第一線の演出家として起用され続けていることがです。

周知されていることとは思いますが、昨年に石田監督はほぼ引退を決めて居を移しております。
要請をかけなければ、作品演出を行いません。功労者だからという理由では、大分県からわざわざ呼びません。

さすが革新の気概を持って平成ライダーを演出してきた監督だけに、現在でも通用する「腕」なのです。

と、個人的に好きな石田監督を持ち上げます(笑)

ざっと頭に浮かぶ、特撮へ携わる凄い監督とくればです。

90年代は、川北紘一雨宮慶太樋口真嗣

2010年代は、坂本浩一田口清隆に、円谷関係でちょいちょい(笑)

間が空いている、ゼロ年代。
唯一、挙げられるのが石田秀範くらいなのです。

もちろん、他にも優秀な特撮演出家はいます。
いますが、おおっスゲー!といった力量を見せてくれた監督を、深く考えずに(←ここ大事)浮かんでくるメンツといえば、以上なのです。

だから、明日にはメンツが変わっているか、入れるの忘れていた!となる公算は高いです。あくまで、ここで書いているヤツの脳内に限ったお話しと受け止めてください。
急いでブログにしなくては、といった状況で浮かんできたメンツです。

逆を返せば慌てている分、ここで書いているヤツの趣向がもろ出てしまっている、とも言えます。

話しを戻して、もしかして東映所属の監督では1番に好きかもしれない石田監督。

もちろん意識しだしたのは『仮面ライダークウガ』そのなかでも、地下道や洞窟といった狭くて暗い空間におけるライティング。逆光やら、ゆらめく光り加減とか。従来のフィルムからビデオ撮影へ開始した作品だけに、現在と比べれば画面がギラギラしていて、それこそ技術的に拙い。

けれども画作りにおいて、攻めていく気概が溢れていれば指摘も野暮か、と思わせてきます。今、しましたけど(笑)

今日のセイバーにおいて、ソードオブロゴス内にて暗いなか揺らめくライティングに、倫太郎の特訓シーンで強烈な逆光で決めていれば、石田監督を感じます。
クウガの配信を毎週観ているので、尚さらです(笑)

水のシーンがあったら、石田イズムのオンパレードとなったところです。
しかしながら脚本にないことは、さすがの石田監督でもやらないでしょう。コロナという時節柄、水被りはやり難いのかもしれません。

次回、やったりして(笑)

前作のゼロワンにおいて、不動産のお姉さんヒューマギアを、演出を超えた手荒さで噴水へ叩き落としたと思うのです。
いつもニコニコ住田スマイルがずぶ濡れで上がってきた悲壮な顔つきが、どうも演技に見えなかったです。噴水に落とされる一連は酷い扱いをされたのではないか、と個人的に邪推をしているわけです。

やりすぎる点も魅力な石田監督は、俳優に厳しいことでも有名です。これまでのメイキングを見れば、厳しい姿は1回や2回で済みません。
要潤のYouTubeで、はっきり石田監督は怖かった、と言っていますから、間違いないです。

そんな俳優に厳しい石田監督が、近年にない早さでセイバーを担当しました。

東映としては、今後も離さない意志表示からかもしれません。
加えて、出演俳優に厳しさを早々に叩き込んでおきたい、とする意向が働いたかもしれません。

なにせ出演者のうちの1人が、初っ端からやらかしておりますから。これから1年間を演じていく覚悟を植え付けるために、といった邪推もしております(笑)

やっぱり倫太郎か?

ボウケンブルーを演じた三上 真史(みかみ まさし)が出演する!もうそれだけで楽しみにしていた今回です。

先代の水の剣士にて、倫太郎の師です。カッコいい役柄です。

幼き倫太郎を叱咤激励する姿に、かつての「飽くなきボウケンスピリッツ」を感じたものです。

けれど出番としては、えっ、それだけ・・・でした(泣)

鍛錬の場に飛び込んだ倫太郎を励ますくらいのシーンはあると踏んでいたのですが、思い切りスカされてしまいました。

でも、どうやら回想シーンにおいては出番が用意されるようですから、これからです。期待したい・・・けど、あまり期待しないほうがいいかな、と弱気に思う今回の一瞬さでありました。

けれど、その代わりといってはなんですが、倫太郎が大活躍です。見事に新たなフォームを得て、リベンジを果たします。

しかもセイバーのヒロインとされる須藤 芽依の心を奪うとは、さすがです。

「はい、ここは任せて」と救った芽衣に、いつもの口調で告げる倫太郎には、くすりと笑わせられます。

すっかりライダー=剣士たちはシリアスモードへ入っていくなか、依然としてギャグキャラを崩さない芽衣であります。

ただ少々厳しいことを言えば、笑いをもたらしてくるのは倫太郎ばかりです。今度のヒロインは、やかましくて寒くてイマイチと言われれば、フォローするより頷いてしまう自分がいます。

ニチアサのヒロインには、子供と一緒に見るお母さま方にもウケて欲しい。

前作のヒロインたちが強烈だったこともネガティブな方向へ動いてしまったようです。今のところ、あまりうまくいっていないように写ります。

けれど、飛羽真より倫太郎と絡ませるなんて、良いアイディアかと思われます。真面目なボケ役の倫太郎が女性にまとわり付かれたら、どんな反応を示すか!かなり楽しみです。

ここから芽衣がヒロインとしての逆襲を始めるのではないか、と期待せずにはいられません。

【次回】封印されしは、アーサー。

もし平成ライダーの当初ならば、倫太郎の特訓シーンはもっと尺が取られていたような気がします。クウガであったならば、倫太郎の出番ばかりでなく先代の水の剣士を演じる三上真史にも、もっと出番があったかもしれません。

令和だから・・・いやこれは『仮面ライダーセイバー』だからこそのスピード感なのかもしれません。

これだけ多人数のライダーが登場しながら、1話で見せ切る勢いで展開していきます。
止まっていられない気概を感じます。

セイバーのメイン脚本家は、福田卓郎(ふくだ たくろう)でありながら、2話を担当させたら、別の脚本家を挟んできます。メインに出来るだけ書かせるという方式ではありません。
ライダーというよりニチアサ枠を始めた東映のテレビシリーズ製作において、珍しい脚本家のローテーションであるような気がします。

コロナ禍への対応だけではない。他にも様々な試みを行っている作品であることが見えてきています。おかげでヲタ的な視点においても楽しくなってきております。ありがたいことです(笑)