ウルトラマンZ(ゼット)【ネタバレ感想】第14話「四次元狂騒曲」

以下、ネタバレありです、回を重ねるごとに独自解釈による偏見も酷くなっております(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

キャスト表

⚪︎ナツカワハルキ/ウルトラマンZ 平野 宏周(ひらの こうしゅう)/畠中 祐(はたなか たすく)
⚪︎ヘビクラショウタ 青柳 尊哉(あおやぎ たかや)
⚪︎ナカシマヨウコ 松田 リマ
⚪︎オオタユカ 黒木 ひかり
⚪︎イナバコジロー 橋爪 淳
⚪︎クリヤマ長官 小倉 久寛(おぐら ひさひろ)
⚪︎カブラギシンヤ 野田 理人(のだ りひと)
⚪︎ウルトラマンゼロ 宮野 真守(みやの まもる)
⚪︎朝倉リク/ウルトラマンジード 濱田 龍臣(はまだ たつおみ)
⚪︎ベリアロク 小野 友樹(おの ゆうき)
青字声優さん。キャストの振り仮名は、ここで書いている人が一瞬でも読むのに悩んだ俳優さんに振らせていただきました。

四次元狂騒曲

後半に入った2番とキャラソン?

いつからか分かりませんが、スパンが長い放送の楽しみの一つに「歌の変更」があります。

ニュージェネの場合は、たいてい2番が採用です。ただここに来てエンディングは丸ごと変更といったパターンになってきました。

ウルトラマンZのオープニングは、全歌詞通じて熱いです。カラオケで歌う、ここで書いている人が言っているのですから間違いはありません(笑)

ただ2番へ差し替わったことで、少し寂しい気分になります。
ついに後半へ突入したことが実感され、終わりへ向かってひた走っているかと思えば、まだまだ観ていたい気分が募ります。ちょっと早すぎる感傷です。

エンディングは、ゼットさんが歌う・・・ではなく、担当している声優の畠中祐の歌へ変わりました。声優さんの歌を当てることも、だんだんシリーズの特徴の一つとなってきそうです。

個人的に声優さんは贔屓にするタイプなので、ぜんぜん構いません。むしろ主題歌に起用することで、ニチアサ枠を差別化が出来ていいと思っているくらいです。

ただ今回のエンディング『Promise for the future』が、悪い意味ではなくゼットさんが歌っているようで、ちょい笑ってしまいます。

上記のアフィリにあるCDが、最新のウルトラマン主題歌集になります。

ウルトラマンティガの主題歌『TAKE ME HIGHER 』これがアルバムに収められない時期が続きました。ジャニーズ絡みのせいか、なかなかコンピレーションされなくて、一時期は悶えておりました(笑)
だからか、すんなり収録されていると、ほっとしてしまいます。

しかしながら、新エンディングは収録されていません。
これを目玉にして収録すればいいのに!と、個人的に勝手な要望をこぼさずにはいられません。
ゼットさんの歌うエンディングと、『ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED』の主題歌「Heroes」が収録されていれば、ためらいなく購入なのですが・・・さて、どうしよう?な心境にあります。

衝撃の展示物へw

番組の始まりは、ハルキの暗いモノローグからです。
もっとも重い雰囲気はここだけで、むしろ直後に訪れるストレイジ整備班のはっちゃけぶりを際立たせるための前ぶりみたいなものです。

雰囲気はライトに、内容はハードに。ウルトラマンZは絶好調です。

とはいえ、ハルキの語りに聞き逃せない事実があります。

なんと!番組の中でダントツの人気を誇っているであろうセブンガーが退役ときます。博物館へ展示といった、事実上の廃棄です。

『ウルトラマンZ』第14話「四次元狂騒曲」公式配信から

まるで悟り切ったように目を閉じているセブンガー。かつての勇姿は、特に後片付けをしていた姿が忘れられません。
お目々の変化には、本当に楽しませていただきました。けれどこの特性は、後継機のウインダムキングジョーに引き継がれませんでした。

愛らしい特空機はセブンガーだった、と記憶に刻み込んでおきます。

ただ『ウルトラマンZ』の名前には、当然ながら『マジンガーZ』が想起されます・・・よね?(笑)

そのマジンガーZの「ロケットパンチ」を引き継いだかのようなセブンガーであります。

マジンガーZは一度は博物館に収められましたが、地球の危機に再び起動を果たしました。展示されていたグレートマジンガーなど、敵の手に渡ってしまったことがあったくらいです。
セブンガーもまた他の後継機全てが動きを止めた時に、いやゼットさんでさえ戦闘不能になった時に、立ち上がることになるかもしれません。

その節がやってきたら、胸熱な展開になることは予想するに難くありません。

もちろん博物館のPR展示物として、このまま終えるという可能性も充分にあります。
過度な復活妄想は控えおくべきかもしれません(笑)

特撮シーンは見所

今回の怪獣は「四次元怪獣 ブルトン」でこぼこの塊みたいな形状です。

これを演出するは、メイン監督でもある田口清隆。動きが取り難い怪獣だから大変だ、というより、やりたいことがやれたといった感じの今回です。タイトルにある「狂騒曲」は、内容よりも特撮シーンへ当てはまりそうなほど、いろいろと凄かったです。

ブルトンは変幻自在の能力によって、道路に頭だけ出すゼットさんといったシュールな場面が展開されました。ナイスなアイディアです。

しかしながら、ここで書く者は特撮モノ。VFXを駆使したリアルな画面よりも、ミニチュアワークへ過剰に目が向く人生を送っています。
ゾクゾクする画面は、作り物と分かる世界においてのこだわりだったりするわけです。

『ウルトラマンZ』第14話「四次元狂騒曲」公式配信から

事務机に並べられたファイルの中に収まる書類らしき紙の数々。それがブルトンの襲撃により、室内で舞い飛んでいく。

これを、全部ミニチュアでやりきってしまう!
監督の明確な意図がなければ、普通はやらない演出です。ロケした部屋でCG合成が、現代においては一般的ではないか、と。これは特撮手法にこだわったシリーズだからこその見せ方です。

他にも画面片隅に映る公園の子供が乗って遊ぶ遊具が揺れっ放し、といった細かなこだわりあるシーンもありました。

ニュージェネというウルトラシリーズの魅力を語るに、内容もさることながら従来の特撮技術を最大限にまで押し進めようとしている姿勢にあるように思われます。

その中核を担う田口監督です。

『ウルトラマンZ』第14話「四次元狂騒曲」公式配信から

変幻自在のブルトン相手に応戦するウルトラマンZ。個人的にも大好きなシチュエーションである光線合戦です。しかも様々な光線技の応酬と、きます。

それだけでも、たまらんっ!なのですが、手前のビルを空中へ浮かしてくる。
確かにブルトンは、ストレイジ整備班を浮かし見せてはいるものの、別に特撮シーンにまで繋げなくても気にする者はいません。

ここは両者ががっつり対峙しての長回し。光線を放っている、ということを頭に置きつつ現場で、ポーズや爆発をさせています。

カットを割らずにやってしまう難しさ。本来なら光線を撃つシーンと、爆発シーンは別に撮影したほうが失敗はありません。それを計算し、ワンカットでやってのけてしまう。

そこにビルの浮遊という要素を加えずにはいられない、監督は特撮の業を背負っているとしか思えません。そしてそれを目の当たりに出来る視聴者は・・・などとは言いません、ここで書いている自分こそが幸せです。

ただし田口監督は特撮だけでなく、本編も担っている利点も見せてきます。

『ウルトラマンZ』第14話「四次元狂騒曲」公式配信から

突然に披露してきたゼットさんの技。
本編前半で、「昔、ちょっとな」が今回の口癖であるストレイジ班長のバコさん(イナバコジロー)が見せた、トランプ・マジックのカードさばきからヒントを得たか、といった技です。

ストーリー上の流れも特撮シーンへ組み込む。本編と特撮を兼ねた一班体制は、とても大変かと思いますが、そのメリットを存分に発揮した完成度は素晴らしい。もうその一言です。

元気な隊員たち

ハルキは暗かったです。

そんなハルキに、姉御肌のヨウコが放っておけるはずもなく、といった感じで構ってきます。
イイ感じに見えてきます。

そして思うが、ヨウコはなんで年上好きになったのだろう?気質的には、年下をバンバン従わせるタイプな気がします。相性としてはむしろ年上より年下な感じがします。けれど、それゆえに年上の頼り甲斐を求めるのか。

男女の好みは難しいからな、ということで今後を見守ることにします。

それより、ユカの怖ろしさです。
一見明るく楽しそうな態度でありながら、回を追うごとに研究や開発のためならば容赦ないことが明るみです。
無邪気でかわいいマッドな科学者です。
きっと隊長でもカネゴンでも解剖くらいは平気でしそうな雰囲気が、どんどん濃くなっていくように見えて仕方がありません。

そんな正体がバレないまま捕まったら解剖されそうな、ヘビクラ隊長ことジャグラーさん。カブラギセレブロに寄生されていることを承知しながらも、面白くなりそうだという理由で放置していたくせに、ストレイジの打ち上げ最中だからと止めようとします。
肝心な点を放っておきながら、変に隊長しているところがジャグラーさんらしい感じです。最後はどうなるか、とても楽しみなキャラとなっています。

そしてハルキは、ブルトンの特殊能力を打ち破ろうとしたら、図らずも過去の父親に出会えます。

大きくなっているハルキですから父が分かるはずもなく、ぎこちない邂逅です。
それでも悩みをぶつけずにいられないハルキです。

手が届く限りは助けたい、けれど守れなかったり傷つけた存在は忘れない。

誰かの力や妙案によって全てが解決するなんてことは、この世にありません。人間やることには必ず影があり、正しいという事柄は最大公約数でしかない。必ず有る不都合に目を背けないこと、それは難しいことでも意識できなければ、正義は単なる残酷な行為となります。

いきなり不躾な問いかけにも、父は不器用ながら真摯に答えてくれました。別れ際に求めたハルキからの握手。その手を握ってハルキだと気づく父親の姿にこそ、吹っ切られたのかもしれません。

そしてその前段階で、諭すわけでもなく一緒に悩んでいこうとしてくれた一心同体となったウルトラマンの存在もまた大きかった。
ゼットライザーを手に訴えたハルキに、ゼットさんも力強く応える。胸に熱いものがくる、いいシーンでした。

【次回】戦士の使命

次回は、ウルトラマンジードが登場です。なにが嬉しいかと言えば、人間体であるリクもまたそのまま登場してくれるところでしょう。

よくあるパターンが、ヒーローその姿はあれど、声が違う(笑)。事情さまざまであれば、仕方がないとはいえ、やはり寂しさは隠しきれないものがあります。

こう考えてみると、ニュージェネに限って言えば、声は必ず当人が当ててます。ギンガから数えて、もう7年が経とうしていますから、何気にとても有り難い限りです。

そしてニュージェネの結実みたいなゼットさんのニュータイプが、お披露目となりそうです。少しこれはどうなのよ?と思った、ゼットさんのあの姿に、ここは敢えて「杖」と呼ばせていただく新しい武器の登場があるかもしれません。

もう何が来ようとも、見逃しはありません。