仮面ライダーゼロワン【感想*ネタバレあり】第42話「ソコに悪意がある限り」

以下、ネタバレありです、回を重ねるごとに独自解釈による偏見も酷くなっております(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

おつかれさまです

コロナ禍による撮影中断によって、最も痛かった現場はゼロワンかもしれない。

まだまだこれからのスーパー戦隊に、半年放送ゆえにスケジューリングに余裕が持たせられるウルトラマン。突発的な製作状況下にある牙狼は、撮影期間に被らなかったので、問題なしか。仕上げ段階でちょと苦労したかもしれない。

仮面ライダーは、ゼロワンは「ここから!」でした。
最終章へ向けての地ならしを始めようかとした矢先です。特にゼロワンの世界は、ヒューマギアが存在する現実離れした要素が入っているだけに複雑です。テーマも人間とAIをどう共存していくべきか、けっこう真面目(笑)に取り組んでいます。

長期スパンの撮影になるので評判を取り入れつつも、シリーズ構成としてはきっちり固めていたように思われます。メインプロデューサー大森敬仁の実績を顧みれば、各章分けして世界観を徐々に消化させてクライマックスへ持っていく調子です。
細分しての構成を取るだけに、欠落のダメージは相当だったはずです。

もう1ヶ月分だけでも話数が与えられていたら、だいぶ違っていたと思われます。視聴者側としても、もう1ヶ月の延長があるのではないかとの予想が上がっていたくらいです。

けれども、スケジュール厳守。悪意ある言い方をすれば、作品よりもマーケティング重視の企業理論が優先されます。

大森プロデューサーは、きっちり消化したいタイプの印象を受けました。もしこれが白倉伸一郎プロデューサーだったら、未消化など気にしないままでいきそうです。
どちらがいいのか、答えは出せません(笑)

ただ今回は撮影制限もあれば、構成の手直しもさらなる困難を強いられたでしょう。再開後の新規作品は、苦しさを感じずにはいられません。

それでも今回の放送前に、ネット上へ流れてくるゼロワンキャストのオールアップ情報。放送まで1ヶ月を切った時点であれば、再開後がいかにタイトなスケジュールで大変だったか、わかります。

出演者のみなさま、本当にありがとうございます。
現場スタッフは、これからが本番です、頑張ってください(笑)

製作の苦しさを感じながら観てきましたが、今回に至ってはストーリーに涙させられました。すっかり作品へ入れ込んで観ておりました。

GAROVRファンなら、必見?(笑)

倒したものの復活の可能性を秘めているアーク。甦らせるわけにはいかないが、が本来の目的を思い出したかのように人類滅亡への行動を開始する。そんなだから、アークを甦らせてしまうのではないか。

イズもまた、このままでは或人が倒される可能性を見てしまう。

のっけから緊迫感が強く張り詰めています。

ただしライダーシリーズは緊張が高くなったところへ、ギャグを挟み込む絶妙な上手さがあります。

ゼロワンなら、真っ先に不破さんを思い浮かべたいところです。
が、最後が近づけば、出てきたな天津垓!です。衛星アークの不始末から、社長から課長へ降格です。笑っちゃうパフォーマンスを見せながら、サウザー課課長へ就任となりました。

新しい部署に部下はいるのでしょうか。普通に考えると、仮面ライダーサウザーへ変身して事へ当たれ、ぐらいのポジションかと予想します。
やっぱりそうなっちゃったか、というの転進が決定づけられた今回です。

けれども降格される場面において、本音を言えば、などどうでもいい。

降格を告げ、新たに社長として出向してきた与太垣ウィリアムソン。演じるは、丸山智己ではないか!!!

GARO -VERSUS ROAD-』の終了に一種の虚脱感さえ覚えた視聴者からすれば、こうも早く自分が観ている特撮番組でお目にかかるなどテンションが上がりまくりです。

しかもと裏で繋がっていそうであれば、ラストで大きな存在感を放ってくるかもしれない。GAROVRで演じた葉霧のように裏で操るラスボス感満載できたら、もうたまりません。

どうか東映さん、GAROVRの出演者をキャスティングしてくれませんか。ちなみに勇翔はヒーローとして変身する役でお願いします。

やはり特撮繋がりは大事です。俳優で作品を計るなど以っての外だとのたまっていた頃が懐かしいです(笑)

腕の中ではない、せつなさ

印象が残るシーン、特に特撮ヒーロー番組に限ればです。ヒロインとの別れは、必ずと言っていいほど強く残ります。

取り敢えず、絶賛配信中の『仮面ライダーウィザード』が良い例となるような気がします。
ウィザードはよく知らんという方には、いちおう当ブログ内において記事にしてあります。ただ書いた当人が言うのもなんですが、ぜんぜんウィザードに触れてない!最後のほうで、ちょこっと触れているだけで、手間勝手な想いを爆発させている内容となっています。
なんか騙しているような感じがしてならない中身ではありますが、ネタバレはしっかりしてますのでご安心?ください(笑)

結末を知ってから見返した方が泣ける作品は往々にしてあります。
消えていくヒロインが何気なく見せてきた表情や行動にたまらくなります。特に主人公との間における日常の些細な触れ合いには、泣きます。

今回の結末に、しばらくゼロワンを見返すことが出来なさそうです。
或人のギャグを解説から一緒にやるようになったイズのシーンは、今となっては悲しい思い出でしかありません。

或人にとって突然な社長就任から解任、ゼロから立ち上げた小さな会社から社長への復帰まで、常にイズがいました。
いなくなって改めて思う、或人にとってのパートナーでした。

父親とした其雄と同型のヒューマギアである。何とか和解したいと思っていた相手が破壊します。手を取り合えるまで説得したかった相手に最愛の人を奪われる形です。

の攻撃を受けて、もう先がなくなったイズ。倒れたその身体を抱きかかえる或人は、死が恋人同士を分かつ鉄板の場面です。
けれどもイズは人間ではなく、機械の身体です。でもシンギュラリティに至った、より人間的な意思を得ています。表情も、もはや人間そのものです。
けれども静かな死で済まない、爆発する構造となっています。

本来なら恋人の腕の中で穏やかに息を引き取れれば、せめてもの慰めになります。

しかしイズは守るため、或人を突き飛ばさなければならない。最後はこの人の傍では叶わない。

せめて突き飛ばされた或人が向かって走ってくる姿を最後に目にしたことが、イズにとって慰めへなったと思いたい。

アーク復活は、ではなく或人によってもたらされることになります。
絶望的な喪失感で苛まれている或人。違うと分かっていてもイズの面影を多分に宿したアズを受け入れてしまう悲しさ。これを「闇落ち」と簡単に片付けたくはない。

今日の不破さん

すっかりコミカルな部分はに奪われた感じではありますが、やっぱり不破さんは不破さんです。

ある意味、因縁の相手である仮面ライダー滅が、人類に悪意がなんちゃらかんちゃらと高尚な問いかけをしてきてもです。

「知るか、オマエはぶっ潰す!」

これぞ不破さん、こうでなくては不破さんの揺るぎない姿に痺れます。常に唯阿と一緒も、やるなっ不破さん!です。

ただ都市部への侵攻してくるマギアの相手をする際は、なぜ初期形態であるシューティングウルフで臨みます。前の戦闘で、何か不具合でも生じたのか。
生じたのなら、せめてパンチングコングが久々に見たい(笑)
とはランペイジバルカンで互角のだから、他では敗北必至!ならば、負けパターンでいってもらって構わないです。

悲しいことがあると、力づけてもらうのは不破さんしかないと改めて思いました。少なくとも、ではなさそうです(笑)

【次回】ソレが心

からしても人類の滅亡は悪意を消してアークを生まないため、としていた節があります。

或人たちと目指すところは一緒だったはず。行き違いが大きな悲劇を招く展開に、気持ちが揺さぶられずにはいられません。

ここにきて新たな復活とも言える「仮面ライダーアークワン」全ての敵とも言える存在へ変身する或人の暴走を、本来なら止められるはずのイズは、もういない。
クライマックスに、気持ちもマックスまで高めてくれれば早く次回が観たい!もう、この一点に尽きます。