ウルトラマンZ(ゼット)【感想*ネタバレあり】第8話「神秘の力」

以下、ネタバレありです、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

影響はあります

贔屓目かもしれませんが、特撮関連誌において『ウルトラマンZ』の記事が多いように思われます。例年になくウルトラマンが取り上げているように感じます。

もちろん具体的な数字などありません。あくまで感覚で、いつになくウルトラマンが取り上げられている、と言っているにすぎません(笑)

けれど実際にメイン監督の田口清隆が今までにない反響を得ているという発言もしています。
加えて、ジャグラーさんのインタビュー、もとい演じている青柳尊哉も好評を受けて現場の雰囲気はとても良い感じだと申しております。

上記の引用元から記せば、これまで番組の放送開始くらいには、もう撮影後半に突入しているそうです。
今回は、まだ撮影前半。好評を早々に実感できて作る方としては、ノッテいけている状態にあるみたいです。

そうかぁ、例年より遅れているんだぁ、撮影。やっぱり大変なんですね。

ただでさえオリンピック開催のため、7月放送開始が2週前倒しの6月半ばから。そこへ降りかかるコロナ禍による撮影の中断。そしてスケジュールには関係ないとはいえ、シリーズ構成・メイン脚本家の突然なる死去。

ウルトラマンZは好評ぶりがなければ、けっこう救いのない状態にあったのかもしれません。
そういえば、放送開始前における田口監督のインタビューは暗さが滲み出ていた内容でした。今となっては笑って話せる思い出だ、と信じています(笑)

昨今の撮影スケジュールなら、テレビ放送分は9月上旬で撮り終えているといったところですが、今回は1ヶ月以上のズレはあるでしょう。2クールの放送分という状況が功を奏しているとは思います。
それでも大変であるには違いない。

無責任な視聴者の感想としては、ストーリーや設定の良さだけでなく特撮シーンのクオリティが落ちるどころか、さらに上がってる感があり現場のダメージを受け取れません。この調子で頑張ってください、といった現在です(笑)

キャスト

⚪︎ナツカワハルキ/ウルトラマンZ 平野 宏周(ひらの こうしゅう)/畠中 祐(はたなか たすく)
⚪︎ヘビクラショウタ 青柳 尊哉(あおやぎ たかや)
⚪︎ナカシマヨウコ 松田 リマ
⚪︎オオタユカ 黒木 ひかり
⚪︎イナバコジロー 橋爪 淳
⚪︎クリヤマ長官 小倉 久寛(おぐら ひさひろ)
⚪︎カブラギシンヤ 野田 理人(のだ りひと)
⚪︎ウルトラマンゼロ 宮野 真守(みやの まもる)
⚪︎朝倉リク/ウルトラマンジード 濱田 龍臣(はまだ たつおみ)
⚪︎ベリアロク 小野 友樹(おの ゆうき)
青字声優さん。キャストの振り仮名は、ここで書いている人が一瞬でも読むのに悩んだ俳優さんに振らせていただきました。

神秘の力

冒頭

番組開始当初は出番少なく存在感薄かったカブラギが、ここへ来てグイグイ来てます。
訪れた怪しげな姉妹であれば、その効果音からピット星人かと予想したらアタリでした。合体怪獣 トライキングを生むに必要な怪獣メダルの元を運んできたようです。

しかしながら、裏取引に危険は付きもの。ピット星人姉妹は期待していた高額報酬を反故にされたどころか、超合体怪獣 ファイブキングへバージョンアップされるために、もう2つを奪ってくる手先として操られる始末です。

先を含めた話しをすれば、このピット星人姉妹。きちんと目的を果たすものの、ストレイジのヨウコユカの女子コンビに叩きのめされてしまいます。

最初の合体怪獣 トライキングにおける収集に関して、倫理的な問題はあったかもしれない。怪獣の細胞を含有したものの売買は、宇宙法などがあって触れる行為かもしれません。
でももしかして怪獣細胞の取引は、正当に認められているかもしれない。そうだとしたらピット星人姉妹は、単なる被害者となります。
法律自体があるのかどうかも、わかりませんが。

ただカブラギがやっていることは、悪事です。これは間違いない。
取り引き相手を見誤ると、えらい目に遭う。今回の教訓を得るとしたら、そんなところかと思います(笑)

ストレイジは意外に厳しい

「対怪獣特殊空挺機甲隊=ストレイジ」地球防衛軍であります。最前線に立つ隊員ですから、緩い普段の雰囲気はともかくとして、鍛錬を欠かさない様子が映し出されます。
ハルキヨウコなど、いかにも鍛えます!といった雰囲気があります。

しかしながら、ユカまで武道場で参加しているとは意外でした。天才女性科学者であることから、身体能力に関しては問われないと思っておりました。

さすがは防衛組織です。例え内務中心の隊員に対しても、自分の身くらいは自身で守れるように、ということでしょう。

現にこの後、ピット星人姉妹と対人戦となります。ユカは格闘戦といえるほどのものではなかったですが、学者肌の隊員にしては頑張っていたほうです。

ストレイジはしっかりした組織だということが分かりました。
いざという時のために、全隊員に訓練を課す。

そう、分け隔てなどしてはいる場合ではない。
ユカという科学者。パシリをさせられる性情もさることながら、怪獣出現に出会しても避難をしない。喜んで向かっていってしまう、天才にありがちな傾向があります。
興味対象を前にすると、危険を省みない。

こうした隊員がいるから全隊員に訓練を求めるようになった・・・かもしれません。

ところでカブラギが、同組織に属するヨウコユカに顔を曝してしまいした。宇宙生物に寄生されていますから不用意もなにもないことですが、今後これがどう働くか?
まだ女性隊員たちは知らない同僚です。けれどジャグラーさんことヘビクラ隊長は、正体を把握しつつあります。
どうなっていくか、楽しみなところであります。

平成ウルトラマン

特空機3号がアナウンスされました。
これは既存の特空機1号・特空機2号の出番は減っていきそうなお話しです。
それを見越してか、今回はそろい踏みの登場です。

『ウルトラマンZ』第8話「神秘の力」公式配信から

けれども相手は「3体の怪獣が合体」した トライキング。2体の特空機では、そうそう敵うものではない!ということで、あっさり退場となった両機です。
玩具売れ切れになるほど人気者のセブンガーウィンダムですが、新機の投入でどういった扱いになってしまうのか。ある意味、とても楽しみにしていたりします(笑)

一方の敵は、あと2体の怪獣の能力を得て超合体怪獣 ファイブキングへとなりました。究極の怪獣みたいなものです。ただのゼットさんでは敵わなくなるのは当然です。

と、いうことで真意など窺い知れないジャグラーさんが扮するヘビクラ隊長が差出人を伏せつつ、ウルトラメダルを3枚プレゼントです。

ウルトラマンゼット ガンマフューチャーの初お披露目となります。
この形態で何が感動したかと言えば、それはもう「ティガ・ダイナ・ガイア」3人のウルトラマンが、まさかの姿を現します。それぞれで光線技を繰り出します。

平成ウルトラマンといえば、3部作。ただその能力を借りるではない、揃いも揃って当時の必殺技を出す!たまらんアイディアを出してくれるものです。

まさしく痺れるような攻撃技を繰り出すゼットさんのガンマフューチャーが、5体合体の最強怪獣だろうが何だろうが負けやしません。

『ウルトラマンZ』第8話「神秘の力」公式配信から

ゼットさんもクールに決め気味のガンマフューチャー。最後は怪獣の体内に突入して攻撃というパターンです。決まりすぎで、ゼットの作品としての勢いが止まりません。

ところでゼットガンマフューチャーを目にしたヨウコからすると「今までで、1番のタイプかも」もはや年上趣味などとしていた頃が懐かしくなります。

今回は、ハルキがゼットライザーを落とします。変身アイテムを失くすは重大事なはずですが、なんでしょう。あっさり受容してしまいます。ハルキなら落とすくらいのことはするよね、という変な諒解が生まれています。

ストレイジのメンバー、いずれもが観ている側が麻痺するほどキャラの濃度を増していっております。作品の好調ぶりは、こうした点においても窺えるような気がしてなりません(笑)

【次回】未確認物質護送指令

3回連続で監督を務めた坂本浩一
今回は、徹底したミニチュアワークで攻めておりました。特撮に限っても、担当した3回それぞれがカット割りやアクションの付け方を変えています。
たぶんですが、3回分トータルで特撮シーンの予算配分したように思われます。各回の狙いどころをはっきりさせて臨んだ明晰さを感じました。

それまで担当した監督が懐かしの地球怪獣系であったのから打って変わって、ギルバリスペダニウムゼットン、今回のファイブキングといい、ラズボス級のオンパレードだった坂本浩一担当の回でした。

ジードゼロの客演といい、世界観を広げにかかった時期ではなかったか、と考えます。
だから、通常の2話ではなく3話分をお願いしたのかもしれません。

スタッフのローテションに細心の注意を払っているかもしれない、今回のウルトラマンゼットです。

ネタバレとして特空機3号は「キングジョー」です。次回に出現するオリジナルのキングジョーが、どんな役割を果たすか楽しみなところです。
そして珍しく本編班と特撮班と分かれた、2班体制で撮影された作品が、どう仕上がっているか。そこもヲタとして外せない注目点です(笑)