魔進戦隊キラメイジャー【感想*ネタバレあり】エピソード16「マシュマロワイアル」

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

再登場

どうしても、特撮面においては裏読みしたくなって仕方がない。

従来のシリーズであれば、怪人がそのまま巨大化。敵のスーツを1体で済ますには、予算都合上において当然と受け止めておりました。

前作のリュウソウジャーから、怪人は飛ばして巨獣を相手とします。パターン替えではありますが、予算的な都合は変わらずかと見ておりました。

もっとも番組終了後における、プロデューサーのインタビューによれば、巨獣戦をメインにしたことで却って予算がかかってしまったそうです。

それほどリュウソウジャーの売り上げが良かったようには思えず、結局はプロデューサーが初めてということを利用して、現場がやりたいようにやった。そう邪推して、楽しんでおります(笑)

今回は、特撮現場はすっかりお手の物である塚田。ベテランプロデューサーであります。

毎回に渡り、怪人と巨獣の2体を用意するという、なかなか驚かせてくれます。従来より予算計上をさせたか。仮にそうだとしても、上手な予算のやりくりは必須かと思われます。

やっぱり塚田Pは、さすがです。
もっとも現場にやりくられるプロデューサーも素敵です。時には必要なタイプだと、真剣に思っています。

キラメイジャーは、邪面師と邪面獣の2体態勢は崩しません。
その敵のスーツには、予算に収めるだけの作りが見られるような気がします。そして、どう使い回すかが特撮番組の宿命だとも言えます。

ただ足りない予算の中で、どんな工夫をもって臨むかが特撮番組の魅力と言ってもいいほどです。

今回の「邪面獣ハッシャリガニー」再登場となります。
前回が「エピソード11」で、今回は「エピソード16」なかなか早いお出ましは、昨今の厄災でスケジュール的な意味合いがあるかもしれません。

しかしながら、そのまま再登場ではなく顔面にあったボタンに蓋をしての再登場です。前回がボタンを押すことを封じられてミサイルを発射できなかったから、いっそのこと塞いでしまえ!というのが、製造担当している敵幹部の言い分です。

ボタン以前の問題じゃないか、とツッコんではいけません(笑)細かい設定よりも、ノリが大事です。何よりも単なる再登場で済まさない創意工夫をする姿勢は、これからの番組に活かされることでしょう。

撮影中断があったため、あまり実感が湧きませんが、来月の8月を終えれば、折り返し地点へ至ります。後半への期待が、そろそろ迫ってくる時期になっています。

なにげに

前段では、適当な敵幹部として扱ってしまったクランチュラ。しかしながら、ヤバいヤツでしかないガルザの対としては、多少のユルさは必要です。

そんなクランチュラがマシュマロを気に入ったということで、始まったような今回の作戦です。

マダムたちをマシュマロへ。不安定な時代でも安定した体重を誇るマダムたちを狙ってマシュマロへ。

実は、なにげに失礼なマシュマロ邪面です。
さすがに気が引けたのか、倒され消えていく際「一言多かったことを心からお詫び申し上げます」と残していきます。
捉え方によっては、律儀な怪人でした。

これによって、クランチュラのマシュマロを食べる野望は潰えます。そこらへんで売っているマシュマロなら高くないですが、生命から変化したものでなければダメなのかもしれません。

でも本当に良かったです。

クランチュラがマシュマロを、くちゃくちゃといった具合で食べる姿は、なにげに不気味でした。ホラーがかっている感じがします。

そういえば、クランチュラは「スーツアクトレス」不気味さを醸し出させるために、この女優(神尾直子)を採用したのかもしれません。当たりと言えるこだわりが効いています。

女優といえば、キラメイジャーを足掛かりにしたいキラメイグリーンであります。
決して出ずっぱりでもありませんでしたが、今回は良い役を演じてくれました。

キラメイシルバーが抱える、ただの人間の宝路としてやり残したこと。人生を左右する重大事ならともかく、男女の恋愛事ならば背中押しがなければ、簡単に進められない気持ちは充分に理解できます。
それが、昭和生まれです(笑)

キラメイグリーンこと元気いっぱいお嬢様の瀬奈
宝路のために力を尽くしたのは、キラメイジャーというチームのため。強いては自分の損失にならないよう、問題解決へ全力で手助けをした。

周囲からすれば、けっこうドライな性格かもしれないとした解釈が出ます。

何事も全力疾走で駆け抜けることを信条とする、裏表ない瀬奈ですから、リーダー充瑠の笑顔からの解釈がその通りなのでしょう。

個人的には、無償を謳う親切心ほど気をつけなければならないと思っています。自分に全くの利得がないにも関わらず、その人のための行動をする。それは肉親か恋人同士でもなければ、疑った方がいい。時には恋人どころか肉親でさえ、親切を装った行為へ及ぶこともあります。

だから瀬奈は、むしろ信用できる人物だと言いたいです。
ただ個人的にはキラメイジャーのヒロインは、マブシーナことシーナちゃんであることは、まだ譲れません(笑)

ところで宝路の妄想の中で、フラれる瀬奈。相手の声がもしやと思いつつ確認すれば、魔進マッハキラメイグリーンの相棒でした。

本当に、こだわっている当作品であります。

【次回】洋館の奇石

キラメイシルバーが加わってから、いっそう面白くなったように感じています。

からかわれて、つい照れ隠しで本心と違う態度を取ってしまう。それが酷い行動だなんて、思いたくないです。むしろ学生時代において、女子のことでからかわれて、へらへら受け流すほうが信用ならない!そう断固主張してしまう、ここで書いている人です。

だから30年ぶりくらい?の再会で、宝路がかつて両思いだったくせに打ち明けられなかったカノジョへ、素直な気持ちを伝えながらバレンタインのお返しであるマシュマロを渡すシーン。

とてもとても感動しています。きっと酷いことを言われたことよりも、突然に姿を消されたことのほうがカノジョにはショックだったはずです。それが隔てた時間を取り戻すような宝路の行動です。
子供に分かってたまるか、この気持ち!くらいで感動しています(笑)

そして現在の歳になったカノジョへ「ワンダービューティフルで変わらない」と告げる宝路に深く頷きます。年齢を重ねて綺麗とする女性こそ素敵だ、とする気持ちには共感以外のなにものもありません(笑)

次回は、こんなにイイ男のキラメイシルバーこと宝路と直接に交わすエピソードとして残る1人となった為朝の活躍となりそうです。今回はアイディアを光らせましたが、今度は感情を見せてもらえそうで楽しみです。