ウルトラマンZ(ゼット)【感想*ネタバレあり】第6話「帰ってきた男!」

以下、ネタバレあります。独自解釈による偏見もございます。もしかして独自の視点しかないのでは?という気がしないでもありません(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

ここだからの坂本浩一

今回の監督は、満を辞しての坂本浩一
前説が長くなるぞ、と意気込んだものの、よくよく考えてみればである。もったいない!一本まるまるのネタになるじゃないか。

ウルトラにおける、つまりニュージェネと呼称される現行シリーズから眺めた坂本監督の功績を検討しだせば、ゼットの感想が飛んでしまう(笑)

2010年代の特撮界を牽引したと言える坂本浩一です。前説でちょこちょこなんて、それはいけない。

制作側も、坂本を呼ぶ!ということで、担当回の配置に熟慮したのではないか。もしかしてジードのレギュラー化も、坂本監督の参加が決まったからかもしれない。

と、坂本浩一が参加するだけで、以上の妄想が喚起させられるわけです。重ねて申し上げますが、ここで書いている者の想像であり、まったくの事実無根であることをご承知ください。

キャスト表

⚪︎ナツカワハルキ/ウルトラマンZ 平野 宏周(ひらの こうしゅう)/畠中 祐(はたなか たすく)
⚪︎ヘビクラショウタ 青柳 尊哉(あおやぎ たかや)
⚪︎ナカシマヨウコ 松田 リマ
⚪︎オオタユカ 黒木 ひかり
⚪︎イナバコジロー 橋爪 淳
⚪︎クリヤマ長官 小倉 久寛(おぐら ひさひろ)
⚪︎カブラギシンヤ 野田 理人(のだ りひと)
⚪︎ウルトラマンゼロ 宮野 真守(みやの まもる)
⚪︎朝倉リク/ウルトラマンジード 濱田 龍臣(はまだ たつおみ)
⚪︎ベリアロク 小野 友樹(おの ゆうき)
青字声優さん。キャストの振り仮名は、ここで書いている人が一瞬でも読むのに悩んだ俳優さんに振らせていただきました。

帰ってきた男!

冒頭

坂本浩一とくれば、スピードアクション。当初からハイテンションでくるか、と待ち構えていたものの・・・。

『ウルトラマンZ』第6話「帰ってきた男!」公式配信から 

やっぱりセブンガーが欲しい。もし時間に追われず、体力もある若き日の俺だったら、転売にも手を出していただろう!ではなく、販売当日に店舗へ向かっていたに相違ない。
経済活動の裏側を多少なりとも理解し、朝の番組には寝過ごしてしまう現在では、還らない情熱を実感します。

セブンガーのキャラに感化されたかのように、のんびり構えてしまう。いつか再販されるだろう、気長に待てるようになってます。だからバンダイさん、再販を信じていますよ!

地球防衛軍日本支部のロボット部隊「ストレイジ」が、然るべき激闘に備えての模擬戦です。生命線と言える特空機同士の、さながら実戦に近い状況ながら、見た目からして緊張感が薄い。
指揮するユカが嘆くほど、特空機に搭乗するパイロットは楽しんでいます。

ずいぶんユルユルな特撮怪獣アクションが、お帰りなさい坂本監督のファーストシーンとなりました。セブンガーが絡む場面ですから、ぽよよんっとさせる方向へ腕を発揮です。

コミカルな感じで開始した今回でありますが、冒頭の締めは「未確認機械生命体」ときます。事前情報を得ている者は「ラストジャッジメンター ギルバリス」なんて、ずいぶんな強敵を連れてきたものだ、と思うわけであります。

ギルバリス

久々というより、劇場版『ウルトラマンジード つなぐぜ!願い!!』以来の登場であるギルバリス。監督が坂本浩一であれば、今回の監督依頼からして、いかにこだわっていたか分かります。

ラスボス中のラスボスといった感のある大物です。なにせ生物全否定の惑星丸ごと壊滅を得意とするスケール大きい怪獣です。もしかしてニュージェネにおいて、最も強大な相手であるかもしれません。

劇場版においてはゼロの凄技である「時間戻し」がなければ、オーブ共々どうなっていたか分からない。
つまりそれだけの強敵なれば、早々の出番は訪れない。テレビ放送で再登場させるに当たって、当時の監督を連れてくる。

裏読みにおいても、いつにないこだわりを感じさせるギルバリスの登場です。

個人的にゼットが開始してから、フィギア魂に火が点きだして、コワい。玩具といえば、怪獣。ソフビといえば、怪獣。親が買い与えてくれるのが、野球道具か怪獣。エンタメなんぞから程遠い親ながら、なぜか他の玩具は一切なしで怪獣。

こうして哀れむような人格が育つわけです(笑)。もっとも成人した後に理由を問い質せば、これさえ与えて置けば喜ぶモノが怪獣だったそう。資質も大きかったようです。

ウルトラ怪獣は絶版がけっこうあるから困るんだよなぁ〜、特に少々マニアさを感じさせる怪獣はある時に購入しておかないと、後々においてヤバイ金額になったりします。

そんな例に当てはまるかもしれないギルバリス
圧倒的な強さを誇るまま登場させては、テレビ放送の尺に合わない(笑)実は大して強くなかった策もあるが、ジードも共に登場であれば、あまり過去のイメージを失う真似もしたくないところです。

と、いうわけで、特空機の模擬戦では頭を痛めたユカに光るアイディアを出させます。
サイバー体の側面を持つギルバリスに「宿題を与える」AIならば問題を解かずには済まない特質を利用して、偽情報を与えて動きを封じる。

ユカの天才女性科学者としての面目躍如です。
デビルスプリンターによる復活やジードと戦闘を繰り返してきたことで、かつてより力は削られていたこと。それでもゼットジード相手に互角以上の戦闘力を示していたものの、ユカの作戦が功を奏す。

とんでもない強敵だった相手を倒せるだけの設定が丁寧に積み上げられています。こうしたところにも、ゼットの好調の要因を見出せます。

今日もセブンガー

特撮はアナログな部分ほど、監督の特色が出てくるように思います。

『ウルトラマンZ』第6話「帰ってきた男!」公式配信から 

今回は、怪獣の足下へ寄ってのアオりカットを駆使しています。前回の辻本監督と違いが明確だけに、本当におもしろい。
そして坂本監督の上げたカメラワークによるアクションは、他の追随を許さないほどです。今回もまた満喫させてくれました。幸せです。

しかしながら、どんな監督がきても変わらない演出があります。

『ウルトラマンZ』第6話「帰ってきた男!」公式配信から 

ギルバリスに乗っ取られたとはいえ、味方へ放つ硬芯鉄拳弾であります。

「わっ、やっちゃった!」とする表情が、まだまだセブンガーに可能性を見ます。
セブンガーにおける魅力の追求は、監督を選びそうにありません(笑)

ジードと次回

やはり今回の目玉は、ジードの登場としたいところです。
ただ前番組『ウルトラマンクロニクル ZERO&GEED』で、朝倉リクがレギュラーであったため、今一つありがた味を感じれずにいた自分が許せません(笑)

過去におけるシリーズの主人公をレギュラー化されるなど、なかなか画期的なことです。ゼロジードのレギュラーに収まった例はあるものの、テレビにおいてのレギュラーは初という事情があります。ウルトラマンレオにおけるセブンは変身できないときます。

夢のような本格的出演なのです。連続登板で見慣れているからな、などと思うなんて罰当たりです。

けれどもやっぱり、おおっ!となるのはリクだけではない場面です。

『ウルトラマンZ』第6話「帰ってきた男!」公式配信から

ヘビクラ隊長から素戻りしたジャグラーさんとの対面シーンが、わくわくしてしまいます。
一体どんな真意があって、どういう経緯を辿って、今があるのか。

本来なら敵として、セレブロに取り憑かれたカブラギ シンヤが担う位置を奪う存在感です。

ストレイジの日本支部は、複数に渡る宇宙人の暗躍を抱えており、予断を許しません。隊長がその1人という、興味を引っ張る設定には次回が待ち遠しい限りです。

次回は『陛下のメダル』ジードに続いて、ゼロ師匠が登場のようです。
ジードが登場しただけでも楽しいやり取りとしてくれるゼットが、どうなるか?しかも演出するのは、ゼロ生みの親である坂本浩一です。

ウルトラマンたちのキレと笑いある活躍を期待しています。