魔進戦隊キラメイジャー【感想*ネタバレあり】エピソード15「きけ、宝路の声」

以下、ネタバレあります独自解釈による偏見もございます、しかも特撮好きによる寄り道があるかもしれません(ありました)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

水石 亜飛夢

キラメイブルー役の水石 亜飛夢(みずいし あとむ)

以前にも書いたかもしれませんが、デビュー作は『牙狼〈GARO〉 -魔戒ノ花-』です。
独自に行動する隠密魔戒騎士であり、「吼狼クロウ」と呼ばれるもののそれは名称にすぎず、本名は不明です。幻影騎士の異名を持ち、立場柄なせいか無口でクールな青年です。

しかしながらサポートを命じられた黄金騎士・牙狼の受け継ぐ主人公からの影響と、封印の道具として感情を排したヒロインと関わっていくうちに変化が生じていきます。

暗殺者的な趣きであったクロウが、最後に至っては叶わぬと判っていてもヒロインへの気持ちを吐露せずにはいられないほどまでになります。

また魔戒騎士となったクロウがカッコいい。
飛行形態を取って宙を駆け巡る、片刃の魔戒剣に、手裏剣みたいなものも操る。

これまでにない特徴を持つ魔戒騎士が、水石 亜飛夢のために用意されていたような扱いです。仮面ライダーで例えれば、第二ライダーの方こそ軛がないだけ、キャストに設定が合わせられやすい。

GAROVRで変身はなかったけれども、第二主人公の位置にあった勇翔。もし今後の機会があるならば、プロレスラーが牙狼の鎧を身に付けたことはあったけれども、シャープな格闘術を押し出した魔戒騎士はまだです。
まだアイディアが眠っている魔戒騎士であれば、勇翔に合わせたら新しいスタイルとデザインを兼ね備えて生まれそうな気がしないでもない。

水石 亜飛夢が演じたクロウならば、スピンオフを製作されてもおかしくはなかった。本人もインタビューで、未だ希望している旨で答えています。
ただ『牙狼〈GARO〉 -魔戒ノ花-』の続編を、原作でありメインの雨宮監督は希望してはいたものの、作品の評判が今一つだったように思われます。個人的にも、当時は地味に写っておりました。

見返すと、特に現在に至っては実に1話1話が丁寧に作られており、放送当時より味わい深く観ております。もしかして見返すならば『牙狼〈GARO〉 -魔戒ノ花-』がシリーズ中最適な作品ではないか、と当時の己れの不明をごまかすためにヨイショするのです(笑)

結局は新企画に押され、クロウのスピンオフは製作されません。
しかしながらデビュー作品で印象を残したくれた水石 亜飛夢です。やはり忘れられませんから、仮面ライダージオウへゲスト出演した際には感慨深いものが走ります。

ゲストではなくヒーロー本体をやって欲しい、と思いました。

でもだからといって、まさかスーパー戦隊の1人になるなんて、これは予想さえしていませんでした。どうやらキャスティングにおいて、ジオウのゲスト出演もまるきり無関係ではなかったようです。

キラメイブルーで幅広い演技力を披露すれば、役者として順調にキャリアを積んできたことが分かります。やはり地道に積み上げていけば、チャンスはどこに転がっているか分からないものです。

だから可能性を信じて、水石 亜飛夢にあのクールさがたまらないクロウを主演にしたスピンオフを!
そして勇翔に、これぞヒーローの役をやらせてみたい。

これが個人的にしつこく願うことであります。

そろそろキラメイジャーに入らないと何がなんだか自分でも分からなくなりそうです(笑)

死神に恋してるっ

エピソード3『マンリキ野郎!御意見無用』において、キラメイブルーの時雨は頭にマンリキを挟んだままでも時代劇の撮影を続けた監督と再びタッグです。

今度はラブコメ(たぶん)です『死神に恋してるっ』という、好きな女性は死神で、キスしたら1年の寿命が縮むようです。

大人になると、それじゃキスじゃない行為ならいいのか、となります。キス以外なら大丈夫と聞いたら、逆に理由になるなぁ〜と考えたところで止めておきました。
この番組におけるターゲット層を考えれば、あまり大人の邪まな思いに囚われてはいけません(笑)

ただその前にです。
時雨の相手であるリカコ役の女優が、です。
エピソード11『時がクルリと』でキラメイイエローこと為朝のゲーム対戦相手だった、いかにも怪しかったお兄さんを思い出せます。

なんだかキスする以前にこのリカコ、ちょっとじゃなくて、けっこう怖い。美醜ではなく恐怖なので、寿命の問題を差し置いて、いざとなったら出来るのか。自分としては直面したことがないため、かなりな難題です。

もっとも『時がクルリと』のお兄さんは、いいヤツでした。むしろ印象に残った良い役柄と言えます。

だからリカコもこれから恐怖を感じさせる印象をひっくり返す重要な役柄を・・・と思いきや、単なる真面目に役へ挑んでいる女優さんでした。
撮影後に、イケメンは何を着ても似合うんだな、と思わせる派手な私服の時雨に挨拶して帰って、オシマイ。いささか拍子抜けであります。

このままで退場でいいのか?せめてネットなんなりで『死神に恋してるっ』の配信はないのか。そう個人的にも博多南と同様にドラマがどうなっていくのか、見届けたい気になっています。

ヒロインは姫

まだわだかまりがあったマブシーナことシーナちゃんと、キラメイシルバーの宝路たかみち兄さんの間に氷解が伺える、じんわりするエピソードが今回です。

クリスタリア人同士ならば可能な、口に出さなくても届く声。テレパシーみたいなものだと思われますが、宝路から送ってもお怒りの妹は無反応ときます。

でも実は兄の声は届いており、窮地には信じて動いたシーナちゃんの活躍によって脱します。
気品と気高さに、加えて的確な行動を取れるところは、まさしくプリンセス。それでいながら兄には素直になれないいじらしさ。
見た目はあれだが、これぞヒロインの立ち位置であります。

そう、それに地球人の感覚ではシーナちゃん容姿はあれだが、クリスタリアでは大変な美少女なのかもしれない。そう思おう、そう思わないとやはり『死神に恋してるっ』のリカコなどとは比べ物にならないほど、暗闇でいきなり会いたくない感覚から脱せられない。

これから現実として起こるかもしれない異星人との交流において、克服しなければいけない命題をシーナちゃんが突きつけてくれているに違いない。今回は未来に起こり得る深いテーマを投げかけてきたんだ、と遊んでおります(笑)

キラメイジャーのヒロインを考える時、次回の『マシュマロワイアル』でピックアップされるキラメイグリーンこと瀬奈お嬢様についても避けて通れません。

正直に申せばです。
ヒロインのポジションは、シーナちゃんが就いている感があります。キラメイピンクこと小夜さんは、宝路からの接し方から見て取れるように独自のポジションを掴んだように思われます。

瀬奈お嬢様は、何だろう?そう、この何だろうというのが問題で、瞬足の能力を有する明るい良い娘として認識されているだけで終わっているような気がします。少々埋没感が否めません。
戦隊におけるグリーンという立場は、なかなか微妙です。いるだけで存在感みたいな部分がないと、ただの「いちメンバー」で終わりかねない。

そうならないためにも瀬奈お嬢様を取り上げるエピソードは、今後のためにも大事にしたいところです。次回は、とても期待しております。

今回で、ようやく敵の幹部クランチュラとキラメイジャーが初顔合わせとなりました。

追い詰める戦法が「ダルマさんが転んだ」ならぬ「ダルマさんがヨドんだ」ときます。こうしたお遊びを取り入れられるドラマは、まさにスーパー戦隊のみかと考えます。
このジャンルでなければ、といったアイディアの効いたストーリーは、この歳になったからこそ感心して観られるようになりました。今後も期待したいものです。

そして現在のところ組織のなだめ役のクランチュラが、いざとなったらガルザを、どう扱うか?これはまだだいぶ先の話しになるでしょうが、楽しみにしている点であります。