仮面ライダーゼロワン【感想*ネタバレあり】第38話「ボクは1000%キミの友だち」

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もございます(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

まず映画

毎年恒例となっていた仮面ライダーとスーパー戦隊併映の夏映画が延期になりました。

表現が中止ではなく「延期」なので、諦めるという選択肢は持たなくていいようです。
無事に公開となって欲しい、と思う反面で、自分の身勝手を痛感しています。

平成ライダー開始と共に、夏の劇場公開が始まったわけではありません。
クウガにおいては、テレビ放映分の後日談で検討されましたが、ぽしゃりました。
劇場公開の先駆けは、アギトから。しかしながら公開時期は秋でありました。

夏休みの公開は、龍騎へ至ってです。3作目になってようやく、という感じもします。けれども公開初日は、8月半ばすぎ。まだまだ夏休みに合わせて公開を用意している状況ではありません。

ブレイド響鬼に至っては、9月の公開へ逆戻りです。

カブトから、8月の第1週末からの公開となります。夏休みの公開はここから恒例化へ向かっていけた感じです。

あれから、14年。公開延期は、社会を覆う厄災によってです。作品の不人気でもなく、制作元の不祥事によってではないことで幸いと捉えるべきか。

いやそれより前に、我が身を顧みればです。
ゼロ年代にあれほど熱心に足を運んでいたけれど、10年代に入ってしばらく経つとです。作品の評価以前に、なんだか気持ちが昂らなくなります。
いい作品だ、となっても、それきりです。

劇場内が暗くなって、放映が開始される直前に感じた、あのドキドキ感がない。
すっかり慣れてしまったわけです。夏に行くがルーティーン化したことが最大の問題でありました。

「当たり前に冷たい」を地で行くような心境へ陥っておりました。

いろいろ偉そうにぶっていても、やはり事態に直面しなければ本当の理解にまでは至らないようです。

仮面ライダーゼロワンの夏がなくなると聞けば、いったいどうなるのか?秋にやるのか、それとも冬休みを狙う上映へ持っていくのか。しかしながら冬=正月映画は、新作ライダーのフィーチャーが欠かせない。

どんな形であろうとも必ず観に行こう、と心固く誓う今日であります。でもここ近年は、ずっと行ってますから当然でもあるわけです。
ルーティーン化再び、となっているような気がしないでもないですが、行きたいという気持ちには違いないので、そこは深く考えないようにします(笑)

それに夏をやらないと、途中参戦のライダーが銀幕で変身前の姿を披露できないとなります。

ジオウではライダーではないものの、テレビ放送内ではあれほど活躍したタイムジャッカーの3人が映画と無縁だと聞けば、気の毒な限りです。

ゼロワンならば、以下で取り上げるこの人!銀幕で、その雄姿を観たいと思っています。嘘ではありません(笑)

垓くん

大体の人が予想していたと思いますが、天津垓という男。ヒール役は無論のこと、お笑いも担当していくようになります。

「1000%」「永遠の24歳」とウケるフレーズを連発してくるも、演じる桜木 那智の雰囲気ある佇まいと熱演で、ヘイトを集める敵役へ成長していきます。

あいつキライ、と思わせるヒールの存在こそ作品を支えます。

利益のためならば、平気で他人の人生を踏みにじり、誰も彼もを道具としか見なさない。本当に、嫌なヤツです。けれども実際にいるタイプです。

ただ、この。ちょっと詰めが甘いというか、見立てを誤ります。
相手にわざわざ力を与えてやったり、立ち直るきっかけを与えたり。しかも当人が意図せずうちにです。
頭へきても、憎むまではいかないような存在です。

もっとも、それは視聴者として眺めているからこそ。もし当事者であったり、現実で相対したら、憎悪しそうな相手な気はします(笑)

そうです、不破さん唯阿のことを思えば、やっぱり許し難いです。

それでも幼い頃のかわいい、まさに「くん」と呼びたくなるほどの子供時代。まるで友達のように扱う人工知能搭載犬型ロボット、その名も「さうざー」。

すっかり悪い大人になったの力の象徴である仮面ライダーを「サウザー」として名付けている。子供の頃に大事にしていたAIロボット犬を忘れられない想いとして、密かに抱えていたのではないか。個人的に、こうしたエピソードにはとても弱いです。

の父ちゃんは、天津一京。髭をたくわえようとも、ひと目で分かるマイフェバリット作品『ウルトラマンネクサス』における衝撃の悪役を演じた加藤 厚成 (かとう こうせい)ではありませんか。

「甘えず頼らず己自身の力だけでやり遂げる」という教えを叩きこむ厳格な父ちゃんであるだけでなく、「1000%」発祥の人物でもあります。

百点満点を取った、まだかわいい頃のに、父ちゃんは言います。100点で満足するな、1000点を目指す男になれ、といった具合です。
より高みを目指せ、と伝えたかったのでしょうが、まだ幼い年頃である息子を買い被りすぎです。

「1000点なんて取れるわけないよなぁ、さうざー」と語りかける幼き日の。なんだか笑っちゃうシーンであると共に、本当に素直な子だったんだな、と思います。

母親も早くに亡くしているのかも、なんて全くの妄想をかましたりします。だから父ちゃん厳しいし、素直に言うことを聞くことはある意味においての優しさかもしれない。
以上は、あくまでここで書いている人が勝手に想像したことであります。

お金持ちだけれど孤独でもあった少年。父ちゃんの期待だけは裏切らないようにしたい。だから完璧な行動が取れなかったからと、友達とも言える「さうざー」を処分してしまう。

父ちゃんの言うことを素直に受け止める真面目さゆえに、後の悲劇を生んでしまったようです。

そう考えれば、の悪事は性根からやってきたものではなく、行きすぎた潔癖症からもたらされたことかもしれません。
飛電インテリジェンスにこだわったのも、元はといえば「さうざー」を生んだ会社だからこそではなかったか。

「椅子に座っているだけの社長なんて、1%の価値もないな」

の呟きが、組織というものを知った者ならば、いかに真面目か感じ取れると思います。
組織の存在に、仕事よりも社長の椅子に座ることを目的としたような人物は多い。肩書きに寄っかかるばかりで仕事を放り投げたような者の下で働いたこともありました。

傲慢でもいいから、仕事に対する知見をきちんと持って欲しい。無能な怠け者ほど自意識が高くて困ります。しかも自分で行動せず、他人の行動ばかり批判ですから改善がなされない。まったくタチが悪いにも程がある。
自分の行動を振り返られるトップは、だいぶマシです。
個人的経験から、そう考えております(笑)

そんな通信ゼアが粋な計らいで、それまで全く無反応だったのに、新たな「ざうざー」を作ってみせます。
これではアークが怖れて当然な、機微に優れた働きです。

加えて恐るべしは「アイちゃん」不破さん唯阿さん、そして遂にはくんまで、心を溶かします。最強のヒューマギアとは「アイちゃん」のことを指すのでは、と思いたくなります。

でも自分じゃ動けないからな、アイちゃん(笑)

ところで、この「アイちゃん」を巡り、個人的に不破さんへ謝らなければならなくなりました。

今日の不破さん

すっかり不破さんは「アイちゃん」己れの物だという認識をしていて唯阿へ貸してやったんだ、としているんだと見くびっておりました。

ちゃんと或人へ、雇い主である社長へ返還しておりました。

すみません、不破さん。どうしても、おもしろい人としたい気が走りすぎてしまったようです。不破さんは、きちんとした人なのです。

無理に早めの退院をした唯阿へ、訪ねてきた不破さんが片手にするのは花束です。
さまになっている姿に、やっぱりカッコいい男だと思います。
なんだかこの頃、凄く綺麗に見える唯阿を相手に、アークを倒すと言い放ちます。それが俺の、仮面ライダーとしての使命だ、なんて宣言するシーンに惚れ惚れします。

これから不破さんはカッコいいまま最後まで駆け抜けるのでしょう。なんだかちょっと寂しい気がしますが、成長を止める真似はいけません。

と、思いきや・・・。

不破さんと唯阿アークを追うとした時、やって来たエイムズの隊員たち。彼らは訴えます。

唯阿の身を案じ、唯阿こそが自分たちの隊長である、と。

えー、横には行動隊長の不破さんがおります。しかし言及は一切なし!ときます。俺たちの上役は、唯阿あなただけだ、といった調子です。

居場所が見つかったんじゃねーか、などと唯阿へ余裕ぶっている場合ではないような気がします。
不破さん、あんたはいらん!と言われているとしか思えないシチュエーションです。も、もしかしてエイムズの隊員たちはとってウザがられていたのではないか。思い当たる性格だけに、なんだか複雑な気分です。

それに不破さん。或人の用心棒は辞職したのか?
わざわざ唯阿を頼らなくても、或人と共にあればアークへ遭遇できます。現に或人はいつも1人で立ち向かっています。

バルカンの立ち位置を、サウザーが奪いそうな勢いを見せてきています。

まさか唯阿と行動を一緒にしたくて、敢えて或人に関しては触れないようにしてたりする?それならそれで、個人的には構いません。むしろ応援します。

ただイズがそうした行動を許すか。許さないだろうなと思います(笑)

《次回》ソノ結論、予測不能

コロナ禍によって失われた数話を詰めなければいけない大変さを、ストーリーからも感じ取れます。

総集編放送分だけ後ろへ伸ばすかな、と予想もしましたが、今回を見ると当初のスケジューリングを遵守するのかな、と考えたりします。

そうなると、あと残るは7話。いったいどうなるか、先行きがいつになく不明です。

取り敢えず「ゼロツー」は、どうくるのか。さすがに玩具が出ていれば、登場することは間違いない(笑)

個人的には、が宇宙兄弟であった頃のメモリーが甦ったら、どんな行動へ出るか。そこは期待したいところであります。