GARO -VERSUS ROAD-【感想*ネタバレあり】#11「LAST STAGE」

以下、ネタバレありの、独自解釈による偏見もありです。どうか、ご了承のほどをよろしくお願いします。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

人物表

空遠世那(クオンセナ): 松大航也
天羽涼介(アモウリョウスケ):勇翔(BOYS AND MEN)
南雲太輔(ナグモタイスケ):時人
香月貴音(コウヅキタカネ):とまん
星合翔李(ホシアイショウリ):清水尚弥
奏風大(カナタダイ):門下秀太郎
日向蓮(ヒュウガレン):Reiji(TOK¥O TRICKING MOB)
朱伽(シュカ):桃月なしこ
伽堂アザミ(カドウアザミ):日南響子
葉霧宵刹(ハギリショウセツ):丸山智己

哀惜を込めていなくなった方々を、派手に記させていただきました。誰もが深い爪痕を残してくれました。もう出演はない、とまでは言い切れませんが、現時点では「ほぼない」と思っています。

でもまた当ブログでは取り上げます。

当ブログは、特撮作品において放送終了と共に「はい、オシマイ」とはならない傾向があります。良かった番組には、いつまでも未練を引きずるタイプなのです(笑)

日向のパフォーマンスの凄さを訴え続け、奏風天羽とのシーンについて、ずっ〜と引っ張られ続けられそうです。いち早く脱落した星合でさえ、空遠と泣けるエピソードとして取り上げずにはいられません。

GAROVRは最後まで辿り着かなかったキャストたちでさえ、ここまで深い印象を残しています。いかにおもしろかったか、という証明の1つに数えられると思います。

まだ終わってはいませんが(笑)

メイキング

とまん/香月貴音

かわいらしい男の子から凶気が露わになっていく過程が、演じていくうえで大変だったみたいです。ダークになっていくと解放されていくようで楽しい、というコメントは取って付けたみたいだ、と邪推しております(笑)

アザミ役である日南響子の劇中では決して観られない笑顔が、メイキングは外せない大きな理由です。

時人/南雲太輔

苦労したのが「Yチューバー」役だったというのが、意外でした。配信のため喋っている「ナグスケ」なんて、ハマっているようにしか見えません。役者さんは、GAROVRに集められた出演者たちは、プロの仕事をまざまざと見せてくれます。

勇翔/天羽涼介

バーで飼うコテラ(仔犬)を抱える姿に「BOYS AND MEN」の一面を見ます(笑)。ただし、ほんわかしている姿はこれだけです。
ここまでアクションをやっていたのか、と驚きです。メイキング映像の締めは、奏風と最後のシーンです。そこは外せませんよね、やっぱり。

撮影の裏側を踏まえることで、見方もまた変わるかと思われます。出来上がった画面から伝わってくるものが全て、という意見も一理ありますが、鑑賞側の力量もまた存在します。
分かっている、と思った時が、肝心な点を見落とします。少なくとも個人的には、メイキングのおかげで俳優たちのアクションにおける痛みを見逃さずにすみました。

特に今回は、俳優たちの体当たりを実感しながら観れば、格別なものへなるような気がします。

LAST STAGE

冒頭からして緊張感が違います。

ただゲームを進行されるだけだった朱伽が意志を見せます。

「争いと邪念に満ちたこの醜い世界に、ガロはいなくなった」
「ガロとは守りし者。最後の1人になった時、その意味を知る」
「ガロが生まれると、自分たちの目で見よ」

空遠の問いかけに応える形で朱伽が知らせる内容が、葉霧アザミと違った結末を提示しているようです。
本来の「牙狼の誕生」を示唆しているかもしれません。あくまでも個人的推測になりますので、刮目して次回を待つ!といったところです。

「そして生きるために戦え」

朱伽の最後に残すような言葉は、これまでの冷徹なるゲーム遂行役ではありません。明らかに感情が宿っています。

朱伽が何者かは判明していませんが、もし葉霧の意を何かしら汲む存在ならば、空遠から影響を受けたとしてもおかしくない。

最終回で正体をはっきり明かすか、それともうやむやで済まされるか。どちらにしろ今回の冒頭シーンは、朱伽にとって出番全ての中で一番の見せ所であったと思われます。

朱伽が消えれば、始まる最後のステージ。真っ暗な中、人物へスポットライトが当たる空間が生み出せれます。

最後の4人に渡される剣。

戦端を真っ先に開いたのは、明らかに様子がおかしい南雲です。剣を片手に空遠へ斬りかかっていく。

前回、アザミとの間に何かがあったであろうと思われていました。
ここはまさに牙狼らしくホラーが人間へ憑依するように、アザミ南雲に対して行っておりました。

けれども空遠が押さえ込みながら、南雲が最後に配信した熱いメッセージの件を語りかけた時に正気へ返ります。
アザミが出てきます。

そこで語られる陰我とは、弱い心が生み出す。弱い心とは「怒りや憎しみ、恐怖」といったもの。牙狼シリーズの要語に、より深い意味を与えられた気がします。

南雲アザミに返り討ちに合ってしまいます。ただ切り返しの旨さから、激昂させたりと一矢は報いたようです。

空遠に支えられながら、南雲は事切れます。
けれども空遠へ知る限りのことを伝えては、戦い続ける意味を与え、死にたくねーと最後の最後で呟く。ある意味カッコいい死に方でした。

空遠南雲が始めたため、一方は天羽香月の対戦となります。
こちらの敗者である香月の最後は凄惨の一言に尽きます。

肉弾戦となれば、いい線はあったものの天羽に敵うはずもない。
殴り合いによる決着なので、見た目にも悲惨な状況へ徐々に陥っていきます。
もはや最後が近づいた香月が母親から虐待を受けていた事実も判明します。

母を呼び、それでも死際で母の姿は見たくない、痛みだけが生きた証じゃない。生きるために戦ってきた。
香月の叫びに、倒す手に緩みはないものの、こらえるような表情が隠せない天羽

孤独と新しい自分の象徴でもあった愛用のヌイグルミが消えていくことで、香月もまた消えていったことを知らせてきます。

勝ち残った天羽の横顔を映し出すモニターを見つめる葉霧の表情がいつになく動いています。
空遠ではなく天羽に、何か心を動かされてしまったようです。

これまで弄んできた連中から事態をひっくり返すためにも最後までやり抜く。
そう決心をした空遠

やってくる、天羽

天羽は勝ち抜くため、空遠はこの世界をぶっ壊すため。
舞台は一転して、煌びやかな光りが多数射す中で、2人のバトルは始まります。真っ向から剣を突き合わせます。

空遠の剣が天羽の剣を折り、殴り合いにおいては空遠が完全に優勢です。

やはり先のバトルが、空遠にとって力へなったに対して、天羽のほうは苦さを含んだものとなりました。この差がバトルの優劣へ影響したかもしれません。

もはや、残された力はあと一発みたいな状況になります。

ここで、天羽が語り出します。
ずっと奏風とはやり合ってきた。長生きする工夫はしない、今しかない男だった。けれど死んで会えなくなると辛い、といったことを告白してきます。

空遠もまた幼き頃からの親友の星合を思い出します。

空遠天羽。親友といった間柄ではないが、気持ちは通じ合う者同士です。お互いがお互いを認め合う仲です。

最後とばかりクロスカウンターで互いの胸を打ち合う2人。軍配は空遠へ上がります。天羽は血を吐いて床へ突っ伏します。

空遠は拾った剣を掲げます。
天羽は覚悟したように目を閉じます。
そのシーンは、かつて十三が倒れた五五へ剣を振り上げた場面へ重なります。

空遠は、十三であった葉霧と同様に剣を振り降ろすのか。
ダークメタルは生まれるのか、黄金の鎧であるガロはどういった決着を見るのか。

次回は、The Final episode#12『VERSUS ROAD』。
士導院がモニターを始めとして吹き飛ぶくらいしか分からない予告です。崩壊だけを匂わすだけなので、予想すら満足に浮かびません。

だから、ともかく待つ・・・のが、早くも辛い現在です。

とはいえ、痺れるような緊張感がたまらない『GARO -VERSUS ROAD-』最後は待ち遠しいけれど、ロス感が酷くなりそうです。
なんか複雑な想いで待ち焦がれております。