まさかの遺作『ウルトラマンZ』【マイナスしかない状況で】#構成作家が(涙)#オンライン発表会の感想

映像を見る前に

一時期、鑑賞に対してとても潔癖でした。

観ると決めた作品の事前情報は、一切入れない。テレビなら、全話放送されてから。

作品そのものを純粋に「評価」する、といった姿勢です。
熱血な時期でした。もう二度と戻ることはありません
いつまでも青春時代なんか続いたら、思い出なんかジャマになるだけさぁ〜♪という歌もあります*注:歌詞は完璧ではありません。

正直のところを申せば、歳を取ってしんどくなった?集中力が続かなくなったような気がする・・・。
まっさらな状態でも、きちんと観れていない。観れていないから、もう一度、見返す。

見返すなら、事前情報も何もないではないか!となります。
気合を入れる元気が果ててきた、ということです(笑)

それに何より公開前・放送前の情報を雑誌からの取得できていないことに気づきます。検索で出てこない情報をヲタは貴重と捉えます。そう捉えるのは、自分だけかもしれません(笑)

現代なら雑誌もネットで読めるじゃないか、という声が聞こえてきます。
しかしながら「読みたい部分が2ページだけ」なんていう場合は買うのが躊躇われます。
もっともご時世柄、立ち読みは慎重を期せねばなりません。コロナは大変だ、と今さらながらにしみじみ感じております。

立ち読みする際は、気合が入ります。
短時間で済まさなければなりません。2ページなら、ものの2分もかけずに行きたいところです。作品1本まるまるでないので、集中力が持続します。

今回のメイン監督である田口清隆監督のインタビューを読みました。

今回のコロナ禍において「マイナスの影響しかない」というところが印象に強く残っております。
まず何よりも予算が厳しいを挙げられています。ただでさえ、巨大特撮を週一本ペースでやっていくことは大変です。ギンガS当時において「人力でこなす」と答えていただけに重みがあります。

イベントが次々に中止になり売り上げが見込めなくなった分だけ、現場へしわ寄せが来ているのかもしれません。

金儲けに走ったニュージェネ、と一般人ではなく、円谷プロを身売りしなければならなくなった創業者一族の元代表が非難しておりましたが、現場の厳しさはかつてより増しています。

かつては本編班と特撮班に分かれて撮影していたことを、ニュージェネは基本的に「1班」でやっています。監督以下撮影スタッフの作業は倍になっているくらいに捉えてもいいように思われます。

今回の新番組に当たって、制作体制として新たな試みはメイン監督がシリーズ構成も担当していることです。

脚本・監督とするパターンは、よくあることです。
しかしながら特撮現場において演出家が、シリーズ構成まで及ぶことは滅多にありません。昔はあったかもしれませんが、平成以降においては、まずなかったと思われます。

決して制作現場として大きくないからこそ効いた小回り、という面はあると思われます。
後やはり重要なのは、製作側の田口監督に対する信頼感。
その田口監督が信頼できる構成作家と知己を得たこと。

苦しいなかで、ドラマ『ゆうべはお楽しみでしたね』で組んだ吹原 幸太(ふきはら こうた)に参加してもらえたことが良かった。

田口監督のインタビュー中において、勝手に考察してもらえれば、唯一の救いが吹原の参加ではあったような感じがします。

シリーズの完成度において、重要な人物であることに違いないようです。

『ウルトラマンZ』オンライン生発表会 !全メインキャストが集結!の見逃し配信が行われました。

見逃し配信、当然するでしょう!誰もが家で仕事できているわけではありません。ここで楽しみしている自分が、そうじゃない。平日の5時(午後)なんて、ヤメて〜なのです。

視聴早々、とてもショックな事実が発表されました。

まだ37歳にして、まだまだこれからが期待の吹原 幸太が亡くなっていたという報せです。
このオンライン発表会の3週間前くらいに当たる5月17日です。友人の奥さんが亡くなった理由と同じ、脳幹出血でした。
いきなりバタリと倒れたまま逝ってしまったのでしょうか。

ウルトラマンZ』における脚本・構成をこなしたものの、完成した第1話の映像すら観ることなくです。これが遺作となってしまいました。

お悔やみを申し上げるなんて、オンライン発表会で知ったようなヤツなので、却って薄っぺらい感じがします。

ならば特撮ヲタゆえに、名前を忘れない。自分としては、こちらの方が真心あるような気がします。ヒトに寄っては、なんとも微妙な追悼と思われるかもしれません。

しかし、もし自分がこの立場だったら。書いたホンが特撮といった憧れの映像化を観ずに、なんて無念極まりありません。

ウルトラマンのためのお話しを残してくれてありがとう、と強く思います。

それでも現場は楽しそう

前作の『ウルトラマンタイガ』においても、女優降板というトラブルがありました。
理由は、未だ判明しません。検索を入れたら、当ブログが上位にくる始末(笑)当時は、こんなことで負けるなぁ〜みたいな感じで書きました。

特撮作品においては、ポジティブをモットーとしています。つまり無理にプラス作用させている面もたびたびあるわけです。

特撮作品ほど、出演者の降板を怖れるものはありません。
せめて合成等といった加工前なら、ともかくです。衣装も用意し、この後崩壊するセットにおいて撮影したシーンなど合ったら、もう取り返しが利きません。
さすがに取り直しが利かなくなれば、ストーリー変更しかありません。もしかしてタイガにおけるヒロインの扱いが今一つだったのは、こんなところに遠因を求められるかもしれません。

実際に、どれくらい撮影が進んでいたのか分からないので、あまり推測を押し進めてもいけません。
ともかくスタッフは頑張った!で、お終いとさせていただきます。

ちなみに当時の女優交代について書いた記事はこちらになります。真相など、まったく迫っていないことをお断りさせていただきます。
自分を落ち着かせるために書いた、そんなブログです(笑)

そんな昨年を振り返れば「『ウルトラマンZ』オンライン生発表会 !全メインキャストが集結!」を観ると、ホッとします。

誰も彼もが、楽しそう。

今回の防衛チームである若手たちはもちろんのこと、ベテラン組であるクリヤマ長官/小倉 久寛とイナバコジロー /橋爪 淳が、いい味を出してまくってる!

しっかりしたベテラン俳優が配置されていると、安心感を覚えます。

そして意外といっては何ですが、野田 理人。防衛支部に所属しながら、敵に寄生され暗躍するという「カブラギシンヤ」を演じます。
今作のキーになりそうなキャストです。
発表会における回転良い応対をみれば、キャリアは浅いけれど、なかなか出来そうな感じがします。

いい敵役っぷりを演じてくれそうで期待しています。予想斜め上をいってくれ、と思っています(笑)

そして外してはいけない「ナツカワハルキ」ウルトラマンZになる主人公は平野 宏周。変身シーンというより、アイテム(ウルトラゼットライザー)使用に苦戦したと言っています。

ウルトラのコインを「まっすぐ」差し込むのが難しいらしい。
えっ、そうなの?という感じでありますが、カメラを向けられる緊張もあるでしょう。ちょっとばかり疑う程度です(笑)

なんだか、とても楽しい発表会でした。
変則的にとはいえ、ここまで続いたことはないウルトラシリーズです。ただ東映製作の「ニチアサ枠」と違って、定着したという感じではありません。

収益としては順調に推移してきているものの、現場へ還元はまた別の話しとなるのが、この業界です。

ニチアサにウルトラマン、そして牙狼が放送されて、年に1本の怪獣モノが公開される。それが個人的に理想の世界です。

その理想へ向けて、ウルトラマンにはまず成功して欲しいと切に願っております。

ともかくまずは、初回!出てくる怪獣がいいんです。セブンガーも含めて、大人向けのフィギアとして出てくることを待ってます。