GARO-VERSUS ROAD-【感想*ネタバレあり】#7[FRIEND]

以下、ネタバレありの、独自解釈による偏見もありです。どうか、ご了承のほどをよろしくお願いします。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

人物表

【主な出演メンバー】
空遠世那(クオンセナ): 松大航也
天羽涼介(アモウリョウスケ):勇翔(BOYS AND MEN)
南雲太輔(ナグモタイスケ):時人
香月貴音(コウヅキタカネ):とまん
星合翔李(ホシアイショウリ):清水尚弥
奏風大(カナタダイ):門下秀太郎
日向蓮(ヒュウガレン):Reiji(TOK¥O TRICKING MOB)
朱伽(シュカ):桃月なしこ
伽堂アザミ(カドウアザミ):日南響子
葉霧宵刹(ハギリショウセツ):丸山智己

舞台の裏側と出演者の素顔を見せてくれた前回は、なかなか個人的には響きました。
よくよく考えてみれば、番組の折り返し地点でメイキングに近い内容を挟む試みは初ではないかもしれませんが、滅多にないことと思われます。

少なくとも近年の特撮番組にはなかった試みです。

しかしながら個人的に最も刺さったのは内容よりも、終了後のCMです。

「貴様の陰我、俺が断ち斬る!」アプリのCMで決めた勇翔が忘れられません。男の子なら胸の内でヒーローの決め台詞は何度も唱えるものです。我が身と照らし合わせて、そう推察するわけです(笑)

今回を機に勇翔について検索してみました。
現在の年齢は、27歳。つまり牙狼を追い出したのは15年前ですから、12歳の時からとなります。

まさしく思春期に入る年齢に「牙狼」です。
アダルトの雰囲気はあるものの、特撮ヒーローです。主人公が「黄金の騎士の鎧」をまとい、怪物どもを退治するお話しです。

公言するには最も危険な年代と言える思春期にハマっております。

いくらカッコよく、カリスマ性ある雰囲気を持っていたとしても「牙狼が好きだ」とする趣向は、特に学校生活でプラスへ働くように思われません。
とても通じ合う仲を一部の者と築けるかもしれませんが、見下す連中もまた派生します。そして何よりも女子が冷たい(笑)

アニメ以上に特撮ヒーローは秘匿しなければいけない趣味ではないか、と思っております。

もっとも経験上から語らせていただければ、冷たかった学友たちも大人になれば変わります。子供が生まれれば、頼られるくらいです。あのおじちゃんに聞けば、何でも教えてくれるわよーといった調子です(ある意味、問題ではありますがw)何よりもドラマで活躍する俳優が特撮ヒーロー番組を足掛かりにして出てきた例が増えたことは大きかったです。

牙狼シリーズは番組の特質上マニアック層向けなため、出演者がどれだけ足掛かりに出来るか。ニチアサ枠(仮面ライダー・スーパー戦隊)と比べれば、かなり心許ない感じではあります。

ただ勇翔に限って期待しているところは、いかにもヒーロー然とした従来の牙狼の騎士へならないか、なのです。
特撮ヒーロー還りして欲しいわけです。

所属グループにおける色が「白」と「青=紺」なので、それに添った騎士の色を・・・と考えはしたものの、やはり脇へ追いやられてしまいかねない騎士色です。

やっぱり主人公の「黄金の騎士」が良いかもしれませんが、牙狼好きならばです。
白銀の鎧がたまらないのでは、と思います。その名も銀牙騎士・絶狼(ゼロ)例えは悪いかもしれませんが、日向と同じく逆手持ちの二刀流が痺れます。それに何と言っても、悲恋で終わるという宿命を背負わせたい(笑)

これから世代交代が行われるとしたら、牙狼を観てきた勇翔には、絶狼あたりの襲名を狙って欲しい。

そのためにも現在放送中の『GARO -VERSUS ROAD-』の成功を願わずにはいられません。

FRIEND

ついに第4ステージへ突入となりました。
参加人数は8人に対して、次へ進めるは4人です。
主要人物は、6人。やられ役が2人加わっているところから、素直に考えれば2人が脱落となります。

ゲーム開始までに、今回は登場人物へ踏み込んだシーンが多く観られたような気がします。

まず何より、これはゲームではない。
場所からしてVRがもたらす仮想フィールドではなく、魔戒(牙狼における魔界はこちら)で行われているものではないか。プログラムではなく、転送されているのではないか。

残るプレーヤーというより、当初からの参加メンバーにおいて随一の頭脳派である南雲が様々な資料を元に考察しています。
どうするべきか、唯一考えを巡らせている人物です。

真相を暴くべく仲間として空遠、そして天羽奏風の前で説得をかねて説明します。

「ガロはもういない」ガロを知っているという謎の人物から南雲へ送られてきたメッセージ。だから、ゲームをやめろ、とまで添えられていました。

南雲からすれば、動画配信において邪魔だった連中が排除でき、アクセス数も伸びている。参加前に軽い気持ちで望んでいたことが叶ったことで、逆に後悔が強くなっているのかもしれない。

南雲は、流されるままに消えていくなんて耐えられないタイプでしょう。

しかしながら天羽奏風には協力を断られます。

「俺の明日は俺が決める」無為なまま振るうは暴力であるが、根本に己れの腕に求めるところがあるからでしょうか。天羽が言うと、ヒーローのセリフとなります(笑)

天羽奏風。この2人の関係性は、やはり良い。
お互いが最後にやり合う相手として、途中で情けを出して脱落しないよう釘を刺し合います。
天羽奏風にとって、生きるか死ぬかといった本気の「ケンカ」にすぎない。だから誰に踊らされていようが関係なし。ゲーム内だろうが魔戒だろうが関係なく、本気でやり合える場所があればいい。

ヤバい部分で気が合う2人。他の者では入り込めない感性を同じくしています。

だから、天羽奏風。一方が脱落した際に、初めて分かる気持ちが生じるかもしれない。どちらかが生き残る展開になるとしたら、たぶん・・・ですが。

星合を偲ぶ空遠は、とても主人公らしく、答えが出せない。ただヤメてくれ、だけです。
もっとも星合から最後に渡されたキーホルダーの逸話には、ためらいが生じる気持ちも分かります。常に身に付けるようになれば、空遠の今後において重大な鍵へなるかもしれません。

けれども現在の空遠は佇むだけです。
ここまで進んできたということは、多くの屍の上に立っている点を奏風が指摘します。

それでも空遠は、天羽奏風の2人に友達同士で殺し合いになっていいのか、訴えます。

それに対し天羽がこらえきれぬかのように空遠を殴ります。友達ならば最後の願い「殺せ」を、なぜ聞き届けなかったか。
「友情なんて口にするな!」と叫ぶ天羽が、多大な陰我を内包しているにしても、悪へ偏った人物には思えない。

第4ステージが始まっても動けない空遠を叱咤激励しているとしか捉えようのない天羽の掴みかかり。
腑抜けたままならオマエからやるぞ、とバーで言う奏風も、真意はどうあれエールに近い感じになってます。

ハードな展開による、ハードな関係性。そこへ時折り覗く感情が、言葉だけでさばく一般論では及びもつかない真摯さを感じさせます。

素晴らしいアクションを見せつつ、味わいあるドラマがあります。
あと5回しかないなんて、信じられません。

次回は『COUNTER』です。

今回の話しへ戻りますが、とても強い天羽奏風ですが、参加者の中における最強は、日向で間違いないようです。俳優自身が並外れた身体能力の持ち主なので異存はありません(笑)

ただ今回は天羽の頭に乗るなど、とても俳優のジャンプ力だけでは不可能な気がします。今回こそワイヤーワークを駆使したのではないか?特撮マニアは、そんなところが気になります。

番組終了後に「#6.5」のような裏側を見せる特集番組をまたやってくれないかな、と思っています。

そして、第4ステージで登場した「魔剣」意のままに手にできる時間は「99.9秒」黄金の鎧を装着できる時間と同じくしているところに、じわじわ牙狼の世界の色を濃くしていっている感じがします。

その魔剣は、黄金騎士・牙狼の持っていた魔戒剣にしか見えない。

進行役として姿を現す朱伽の事前に告げる内容も、プレーヤーの望みを叶えるではない。新たな牙狼へ、最強の魔戒騎士へなる者を選ぶために行っているとした口ぶりです。

予告では、奏風が魔剣を手にしています。時間内に敵を倒さないとアンデッドになるそうです。アンデッド化した者を倒すには、魔剣でなければならない。
南雲の言う、諸刃の剣です。

なんだかせつない展開にもなるんじゃないか、なんて予想したりする待ち遠しい次回であります。