仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ【感想*ネタバレあり】1年間おつかれさまでした、また会おう!

レンタル屋さん『TUTAYA』に寄りました。

当ブログをタイムラインで訪れた方ならば、ほほぉ〜行ったのか、となりそうですが、後日まちがえて辿り着いてしまった人にはでしかありません。

2020年春は、コロナか!で「StayHome」のゴールデンウィークです。レンタル店は時短営業で応じる形を取りました。
時短か・・・これもまた微妙な対策だと考えますが、休日を「StayHome」特にお子さんがいるご家庭では、レンタル店は必須だったように思われます。

非常事態宣言が出されてから、いつにない賑わいを見せていたレンタル屋さんです。
気楽な独り身はこうした時期は遠慮しておくべきだ、まず他人の非をとがめるより先に自覚を持った配慮ある行動を取ろう!

と、いった理由で行かなかったわけではありません(笑)

少しはね、自覚はありましたよ。
でも「StayHome」生活に馴染みすぎて、レンタル屋なんて覗く暇なんかない!それが真実です。わざわざ行くほどではなかっただけです。

あれだけ見返そうと意気込んでいた当初の日々が懐かしい。結局のところ、敗北です。ぜんぜん予定していた掘り起こしが出来ないままです。

「StayHome」の期間は、最低10年は欲しいと思いました。不謹慎を承知で、まだ終わっていないのに、なんて短かったのだろうと嘆息を吐きそうです。

ろくでもなくて、すみません。

それにしても、なぜ思っていたより全然に進まなかったか?
オンラインの発達と言いましょうか、ビデオ通話による飲み会なんてしなかったのですが、いくらでも通話できる電話サービスが、まず響きました。
次に体力がない。昔は寝る時間を削って観られたものですが、今は寝なければ観れません。歳は取るものなのです。

そして、やはりネットで検索できること。
確かに、その場で調べられることは素晴らしい。作品を観ている途中で気になった点が出てくると、観るのを止めて調べます。調べは疑問点を越えて、さらに広がっていきます。

鑑賞を放り出して、ずっと調べていたりします。

そうしたら気がついた「ゲイツのスピンオフ、出てんじゃん」。
すっかり忘れておりました。忘れてなければ、ゴールデン・ウィーク中もレンタル屋さんへ足を運んでます。

しかしながら、忘れていたとはいえ、良識的な行動への報いはあるものです(笑)。ライダー系の新作は早々借りられない片田舎のレンタル屋において、一発で借りられました。

おかげで、こうしてコロナ禍の油断ならない時期にレンタル出来た作品についてブログ出来ます。ありがたい限りであります。

今回はメイキングを含めたネタバレになります。独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

 ゲイツ、マジェスティ

伊達さん、登場

2020年4月22日に発売されていた『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』最終回後の楽しみとして定着している「Vシネクスト」いわゆるVシネで、第2ライダーの主演作です。

平成ライダーにおける「2期」の特徴と言っていいと思います。

第2ライダーのスピンオフが制作されなかった方が数えるくらいです。
オーズ・フォーゼ・ウィザードの3作が、ぽっかり穴が開くように制作されていません。
今となって見れば、始まりとなるWの『仮面ライダーアクセル』は、まだ上がった企画としての採用でしかなかったようです。

後日談としては「MOVIE大戦」という劇場版がありましたから、第2ライダーへスポットを当てる企画が再び浮上するまで時間を要したのではないか、と当てずっぽうをかまします(笑)

オーズ・フォーゼ・ウィザードの制作されなかった第2ライダーの主演作が制作されていたら、どんなストーリーになっただろう。ファンとしてロマンをそそられますが、もう夢物語でしょう。時期を失しており、今後において制作される機会はないと思われます。

やはり、その雄姿はゲストくらいしかなさそうです。

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』。
予兆としてオーマジオウと対峙する夢を見たものの、ごくごく普通の高校生として生活を送っている明光院景都(みょうこういん げいつ)キラキラネームみたいですが(笑)、当人はメダルを取ることを目標に日々鍛錬を積む柔道一直線の男子です。

男子、そして女子と呼びたくなる世界観。これが『ゲイツ、マジェスティ』における最大の魅力となっているように思えます。

学園ものライダーとしては『仮面ライダーフォーゼ』がありますが、『ゲイツ、マジスティ』の方は敵が学園を支配していない分だけ、より日常的です。現実的というわけではありませんが、ファンタジーとは無縁な恋愛コミックの学園を舞台にしている雰囲気で溢れています。

だから「王様になりたい」という常磐ソウゴが浮きます。ゲイツを親友と呼ぶ、ちょい変わったヤツとなります。

ミスマッチとも言えそうな世界観は、ライダー史上初の試みではないか!と、ヲタは大袈裟に捉えたくなります。
なりますが、そうさせないくすぐったさがあって、マニア的見方を寄せ付けません(笑)

ツキヨミを好きなゲイツ。おかしなヤツなだけに内心が計りきれないソウゴ。友情と恋愛が入り混じるこの3人を、微妙な関係で留めているところが抜群です。

ここにゲイツに惚れている「パパに言えば」何でも話しが通るお嬢様のオーラに、そのパシリのウール(笑)が加わるシーンは見どころと言っていいような気がします。

ゲイツが柔道の大会に出場ということで、観客席でソウゴ・ツキヨミ・オーラ・ウールの4人で応援するところなど、視聴しているこちらが楽しくなります。

このシーンに、またこの学園を舞台にした続編が観たいと思いました。

ウールを演じた板垣 李光人(いたがき りひと)は、ここでオールアップです。テレビから続いた撮影のラストです。涙ぐむ姿は、やっぱりヒロインです(笑)。なにせメイキングを見る限りでは、撮影終了となっても、涙ぐむはウールだけなのです。

この予選会で、ゲイツは再起不能の大怪我を負います。

ゲイツが怪我で入院した先の医師が、伊達 明(だて あきら)です。仮面ライダーバースの登場です。
柔道に全てをかけながら、怪我で夢を断つしかなくなったゲイツを励ます、良い医師(せんせい)です。見た目は他の仕事との関係上か、かつての面影は薄いサムライ風の髪型ですが、口を開けば当時のまんまです。

メイキングで、ゲイツ役の押田 岳(おしだ がく)はライダーの撮影で過ごした人たちとは、これからもずっと続いていくだろうみたいなことを言っておりました。

仮面ライダーという撮影期間は特別なものだ、ということをバース役の岩永 洋昭(いわなが ひろあき)もメイキングで答えていました。オーズ役だった渡部 秀(わたなべ しゅう)のことを「シュウとは」と呼び捨てるところが、未だある関係を窺わせます。

弾いたコインを見ずに受け止めるのが難しかった、と答えているところも印象的でした。どうしても目が追ってしまう、と聞けば、バースはブランクがあると変身が最も難しくなるポーズのようです。

ゲイツを襲う怪人は、カッシーン。普通の生活を送るゲイツたちには、ロボット呼ばわりです。バースを始めとしヤラレ役をこれでもか、というくらいに引き受けます。

今回は、ゲイツ「マジェスティ」といった新規で豪奢な形態が用意されているために、予算削減は怪人側へ廻ったことでしょう。
駆り出されたのは、カッシーン。今回のヤラレ役には、これまで強敵だった経歴をチャラにしそうな勢いです。制作の都合に振り回された不遇なキャラと言えるかもしれません。

バース岩永と共に、オーラ役の紺野 彩夏(こんの あやか)がオールアップです。序盤登場のバースから鑑みて、撮影スケジュールが作品の時系列とはだいぶ異なるところが窺えて面白いです。

今回の作品でMVPを挙げるとしたら、オーラウールのコンビに上げたい。空気が読めず平気で声にしてしまうウールをいたぶるオーラのシーンが絶妙すぎます。
学園ものコメディとして、果たした役割が大きい元タイムジャッカーの若手コンビなのでした。

2号ライダーと続編

作品の引っ掻き回し役は、仮面ライダーディエンドこと海東大樹(かいとう だいき)演じるは戸谷 公人(とたに きみと)です。

この戸谷。次に登場する仮面ライダーカイザこと草加雅人(くさか まさと)を演じた村上 幸平(むらかみ こうへい)とは、舞台で共演した仲で2人揃ってのインタビューが弾んでいます。劇中からのキャラからは程遠い愉快な人たちぶりが見られます。

そして時間を経ても人気の高い草加が、ティッシュで指を拭くシーンがあります。これは村上から出されたアイディアであることが、メイキングから知れます。
ここに来てコミックが発売されるほどですから、ファンサービスを忘れないとする旨には感心しかありません。

怪我した足を引きずるゲイツ。柔道の夢に代わって警官はどうだ、というお話しになります。

仮面ライダーアクセルこと照井竜(てるい りゅう)を登場させる御膳立てとしか言いようがない展開です(笑)
そして良い話しは、ここで交わされます。

「何になるかじゃはない、人に何ができるかだ」

失意のゲイツへ向けられた照井の言葉が最終的には活きてきます。
大事なことは特撮番組から学んだ、と胸を張って言いたくなるアドバイスです。

ただし、そこは平成ライダー。ストレートには結び付けません。

今回の黒幕は、白ウォズです。
それを阻止するために「仮面ライダーゲイツマジェスティ」にまでなったゲイツが出した将来の夢が「救世主」。

最善最良の魔王なら良しとする「王様」になるというソウゴと変わらないレベルへなります。

明らかに変なソウゴゲイツの2人になります。

当作品は、徹底的に普通で通しています。

ソウゴツキヨミは赤い出立ちの照井を見れば、オマエ本当に警察なのか、といった顔をします。
仮面ライダーへ変身するとなっても、たどたどしい感じです。

ゲイツから「救世主」が将来の目標と聞かされた常磐順一郎の困った感じを必死に隠そうとするリアクションが、笑ってしまいそうになりるほど、とてもいい。

仮面ライダーが板に付いた世界という感じはありません。

取り敢えずゲイツソウゴ、そしてツキヨミは変身するためのライドウォッチを得ました。
ただ3人とも、普通の高校生のままです。使命感に突き動かされて行動していた本編とは、また違った顔で臨む仮面ライダーへ変身する者として、今後どうなるか?

恋と友情が交錯するなかで、どう展開していくか。

ぜひこのままの続きで観てみたい、と思っています。
前作ビルドのスピンオフは第1作と第2作目では撮影まで1年近くのインターバルが開いていました。コロナ禍がありましたが、Vシネに関しては不可能な日程ではありません。ここはファンを励まして欲しいというお題目のもと、作っていただきたいところです(笑)

ジオウで忘れちゃいけない、スウォルツ。演じる兼崎 健太郎(かねさき けんたろう)自身、相当おもしろい人物であることはファンの知るところです。

今回は、生徒から恐れられている厳格な教師として登場です。
最後はオーラウールと3人揃ったタイムジャッカーで、幕を降ろします。

最後の最後である幕引きはスウォルツの笑い声で終わります。
不気味、とするには笑いを誘うような、なんとも微妙な響き。上手さが、ここで観ている側を惑わします。

でも流れとしては、ゲイツの進路希望欄に書き込まれたのが「救世主」普通なら笑うほかない。

そもそも当作品におけるタイムジャッカーの3人とも、コメディ担当みたいな役回りです。
次回があるとしたら、スウォルツは1人気を吐くように「ワル」になるか。

ただ映画出演は果たしていないタイムジャッカーたちなので、ゲイツソウゴ・ツキヨミとは別にスポットを当てた内容も制作してくれないか。個人的には、そんなことまで思っています。欲深なのです(笑)