GARO -VERSUS ROAD-#3「ITEM」【感想*ネタバレあり】牙狼らしいという要素

ネタバレ及び独自解釈による偏見が含まれる内容であることをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

主要人物

空遠世那(クオンセナ): 松大航也
天羽涼介(アモウリョウスケ):勇翔(BOYS AND MEN)
南雲太輔(ナグモタイスケ):時人
香月貴音(コウヅキタカネ):とまん
星合翔李(ホシアイショウリ):清水尚弥
奏風大(カナタダイ):門下秀太郎
日向蓮(ヒュウガレン):Reiji(TOK¥O TRICKING MOB)
朱伽(シュカ):桃月なしこ
伽堂アザミ(カドウアザミ):日南響子
葉霧宵刹(ハギリショウセツ):丸山智己

少しづつ登場人物たちの輪郭が、はっきりではないものの見えてきてます。ただ入り乱れ方が激しく、少し気を抜けば置いてきぼりを喰らいそうなほど次々に現れてきます。

そこが『GARO -VERSUS ROAD-』の魅力と言えますが、ぼんやりタイプの自分からすれば、表記しないと分からなくなりそうです。
そんなのが、ここで書いている人なのです(笑)

制作スタッフも、覚束ない視聴者がいるであろうことは、念頭にしていたでしょう。

登場人物のビジュアルからして、特徴的に仕上げています。
髪型からして一見して違います。色まで変えてきます。
さらに衣装以前に醸し出される雰囲気。役柄に没入した際に出るオーラとでも言えばいいのか。暴力系でも軟弱系であっても、登場すれば印象を残すギラギラ感があります。

俳優のポテンシャルと演出の仕立てで、それぞれのキャラが立っています。平凡な大学生として地味なスタイルにした空遠が浮き立つほどです。

個人的には、非常に有り難いキャラの棲み分けぶりです。

多人数のなかでも存在感を放つ主要キャラたち。ゲーム参加者の人数は減っていきますから、さらにピックアップは容易になっていくでしょう。

いや、そんな簡単に予想通りといくだろうか?

今回は、ただでさえ多い主要人物に加え、読み難かったりケッタイだったりする名前(笑)の人物が3人も加わります。

早々には人物相関図が解きほぐれることはなさそうです。

ITEM#前半は謎かけ多し

冒頭から登場するのは、南雲。やや茶髪がかった青年は、都心伝説のVRゲーム「GARO -VERSUS ROAD-」について動画配信しています。
このゲームに勝ち残った者が得られるもの。それは夢というより、欲望が叶うといった調子のコメントです。

この動画配信もまた「GARO -VERSUS ROAD-」1回戦の様子を映し出していた管理室?のうちの1つの画面に届けられています。
まだ劇中では名を呼ばれていない、キャスト表を確認しなければ名が知れなかった、葉霧。プレーヤーたちより歳上に思える得体の知れない男性は、動画配信を見つめながら呟くように言う。

「それでいい。その欲望が陰我を高めていく」
「牙狼の鎧に陰我が満ちていく」

番組開始当初は、牙狼を知らずとも、というより知らない視聴者へ訴える方向性かと思われました。

ところがここに来て、牙狼の知識があるゆえに謎が深まっていきます。

鎧に悪い気を集めていく、という葉霧の狙いです。

けれども悪い気=陰我は、人を襲う怪物ホラーに必要なもの。
そのホラーを倒せば、黄金の鎧である牙狼に陰我は溜まっていく。いずれ浄化しなければいけなくなります。

浄化されず、やがて陰我に支配された先にある黄金騎士・牙狼が見たいのか。
それともここにおける牙狼の鎧は、陰我を溜めなければ発動しないのか。
陰我を溜めることは、単なるホラー化ではないのか。

そもそも牙狼の鎧を使って、何を企んでいるのか。

本来はホラーから人間を守るために身に着ける牙狼の鎧。
葉霧がゲームを行う狙いは見えたものの、意図はまだ五里霧中です。冒頭で、解明とさらなる謎を提示された今回です。

「今度の彼らは楽しみだ」

何度も「GARO -VERSUS ROAD-」が行われているかのような葉霧の発言を横で聞くのは、赤髪が印象的なアザミであります。

アザミはこの後において南雲たちがいる傍に、香月にはけしかけるような応対をしています。前回の天羽奏風の様子窺いといい、参加者の当たりを付ける役目を担っているようです。

南雲が所属する動画チーム。
気の弱そうな(まゆずみ)が、もうゲームの参加はしたくない。その理由として、はっきり語られていないものの、死亡となったゲーム参加者が現実に戻ってきても、まともな状態でないことが窺えます。
このは第2回戦で集うゲーム内会場にて、さっそくログアウトを申し出ます。一度抜ければ、二度とゲームに戻ってこれないと念を押されます。
それでも、抜けた。単なる脱退で済むか、気になるところです。もしかしてこれで、ゲーム内にて死去を体験したプレーヤーが現実世界にて、どうなっているか判明するのかもしれません。

ゲーム開始時における説明役として、登場する朱伽。赤い服装に、唇もまた赤く染めてあれば、アザミとの関連性を窺わせるようです。どんな伏線なのか、それともここで書いている人の思い過ごしかもしれません(笑)
こんなちょっとしたことにも、今後の楽しみを見出しています。

ITEM#次回が待ち遠しい

「2時間以内にダンジョンのどこかにあるゲート探し出し脱出すれば勝者になる」そうです。

今回の参加者には、透明なる四角い棒みたいなアイテムが渡されます。強く願った通りのモノへ変化する模様です。
この後、皆が皆、武器へ変えていきます。

朱伽が打ち鳴らす鐘。
会場にいた参加者は、いつの間にか気を失い、ダンジョンのどこかへ飛ばされてから意識を取り戻します。

前回フィーチャーされていた天羽奏風
今回のミッションに「外に出るだけ」「ずいぶん簡単なゲーム」とうそぶく2人は、やっぱりつるんでおります。
そんな2人の分かれる理由が「どれだけ、やれんのか」といった潰す相手の人数の競い合いです。脱出は二の次といった、魅力的なコンビへ仕上がってきております。

主人公である空遠と、共にある翔李
こちらは主人公らしく、弱い者が放っておけない。
多人数でよってたかっているところへ、向かっていきます。
そこで揉み合いの最中、相手側の危機を救ったことで事態は収まります。悪かったな、と謝られるくらいです。

この番組において、初めての心温まるシーンでした。
良心的な場面など番組を通じてないのでは、と思いかけていただけに意外でした。さすがの主人公サイドです。

しかし、空遠が助けた弱そうな男は、これから裏切るのではないか?そんな期待もまた抱いております(笑)

アクションにおいて、鎧召喚といった変身がないだけの、派手で激しい従来のパターンが出てくるようになってきました。
牙狼のアクション、といった様相が徐々に濃くなってきているような気がします。

GARO -VERSUS ROAD-』は、ヒーローではなく怪物へ落ちる人間性へ焦点を当てることが作品の出発点だったのではないか、と推察しています。

すると正義感溢れる主人公の空遠が、今後どういった経緯を辿るかが注目すべき点になるかもしれません。

また南雲が有する、見たもの全てを記憶するという能力が、どのような場面で発揮されるか。
憧れとしながら、いなくなれば自分が本物になれる立場の香月は、いざという際にはどう動くのか。憧れとなっているUMIの方もまた香月には含むところがありそうです。

何より脱出ゲートへ辿り着いたら、ホラーに襲われる状況です。

次回#4[FREEZE]楽しみに待つ以外、手はありません(笑)