魔進戦隊キラメイジャー【感想*ネタバレあり】 エピソード6「ツレが5才になりまちて」

以下、ネタバレありの、独自解釈による偏見もありです。どうか、ご了承のほどをよろしくお願いします。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

やっぱりコワいよね

魔進戦隊キラメイジャー』の制作発表において、真っ先に注目したのは「名のあるキャスト」でした。

牙狼好きにはたまらない、水石 亜飛夢(みずいし あとむ)。隠密の魔戒騎士として、けれども報われずとも想いを寄せる女性のために身を捨ててまで守ろうとする、影のある健気さでした。

スピンオフを期待したいくらいのキャラでした。

仮面ライダージオウにゲスト出演すれば、特別に注視せずにはいられませんでした。

そしてついに、キラメイジャーのブルーを射止めました。

そうか、これで牙狼のスピンオフは無いな、と喜んでいるのか、悲しんでいるのか、分からない心境へ陥ったものです(笑)

もう一人といえば、今エピソードにおいてフィーチャーされたキラメイピンクの工藤 美桜(くどう みお)
仮面ライダーゴーストで、マコト兄ちゃんの妹である深海カノンとしてまだ記憶も新しいです。序盤における鍵とも言える役柄は、かわいい全開の好演を披露してくれました。

あれからだいたい4年(笑)
すっかり大人っぽくなっております。かわいいというより、まさしく美人。美しすぎるスーパードクターは、週刊誌の水着グラビアを飾るほどになりました。

オンナは成長がはえぇなぁ〜、とセクハラもどきの感想を漏らさずにはいられません。

しかしながら大治 小夜(おおはる さよ)という役柄の設定年齢は、23歳。中の人である工藤 美桜は、まだ20歳!あのかわいらしかったカノンは、色気ある大人の女性へ成長していくのですから、分からないものです。

すっかり大人な工藤 美桜が演じる小夜に子供還りさせるという。
アイディアの勝利というべき今回のストーリーです。

今回の敵は、デジタルカメラ邪面。キラメイジャーの楽しみとしては、敵怪人がちょっとクダラナイ感じにすることで親しみが湧くキャラ作りになっているところでしょうか。

デザインモチーフが、チープなデジタルカメラです。言動も、いかにもといった小悪党ぶりが、今一つ憎めません。

確かに、やっていることは非道です。
足にすがりついた小夜の記憶を奪うほどに打ち付ける容赦のなさです。
しかしながら、恐ろしいまではいかない。

むしろ恐ろしく見えてしまうは、マブシーナなのです。
王女さまであり、声はかわいく、また気品も漂わせています。スーツアクターの凄さを感じさせます。

しかしながら、見た目です。
顔で判断などしてはいけないし、自身を振り返れば容姿のことをとやかく言えるはずもない。

それでも、やっぱりクリスタリアの王女さまはコワい。単純にその顔が恐ろしい。
そんな考えを持つ自分は、キラメイジャーを見る資格があるのだろうか?

けれども、そんな悩みも5歳へ還った小夜が解消してくれました。

マブシーナを見て、5歳の小夜は「コワい」。
そうか、そうだよね、と妙に嬉しかったりします。自分の感性を肯定してもらえた気がして安心です。ただこちらは「大の大人」でありますから、同列視するのもなんか情けない気はします。

それはさて置き、マブシーナは「強面」と判明しただけでも収穫があった今回でした(笑)

次回はあの監督が帰ってくる

キラメイピンクと掛け合わせ、といった思惑もあったであろう桜が咲くなかの撮影です。

時期を感じさせる光景が、普段通りに放送される有り難さを感じます。現在は新型コロナにより、自粛要請です。5月半ばまでの放映分は撮影済みということです。

5月下旬から放送分は、どうなるか?
不謹慎を承知で言わせてもらえば、事の推移を楽しみに待っています。

例えば、間に合わなかった場合。どういった代替え番組を用意するだろう。

ぎりぎり間に合うかもしれないが、順当な線としては2週間ぐらい?は間を開けたいところか。

けれども自分がスタッフだったら、人が少ない今こそ撮影したい。創作する人間が、まず作品の出来を考えてしまうものだ。いい画面が撮れるならば、不幸だって利用する。

現在の情勢だからこそ可能な映像。もちろん許されるはずもなく、待機しているだろうが、不遜なことを考えてしまうのはクリエーターの性だろう、と推測している(笑)

邦画において、撮影期間が合致するならば、どうしても映像にしたい「桜の季節」であります。

撮影において、いかに桜を取り込むかが窺えた回でもありました。
また泣きべそな女性に桜といった掛け合わせが、妙にツボにきます。桜の下で、5歳児還りをしたピンクにレッドとイエローのやり取りは、絵面としても大きな見どころでした。

そんな5歳児へ退行した小夜を、レッドである充瑠(じゅうる)が信じて任せます。普段が今一つのリーダーだからこそ、いざという時のセリフがカッコいい。

「俺は知っているよ、小夜は誰よりも命を大切に思っている。その気持ちがあるから、あの日、覚悟ができたんだ。だから、今も強くなれる!!これは小夜にしかできないことなんだ!」

充瑠が訴えるシーンは、なかなかグッときます。
レッドということでリーダーにはなったものの、他のメンバーに比べれば地味としかいいようがないの実情です。

リーダーとして采配する資質は、イエローの為朝(ためとも)の方があるんじゃないか、といった現状です。

ゼロからイメージして描く才能は素晴らしい充瑠なれど、性格としては荷が重いはず。けれども今回は、ここ一番では発揮します。立場がヒトを作るということか、それとも隠れた資質が備わっていたということか。

次回は『トレーニングを君に』。
監督が、竹本 昇(たけもと のぼる)東映特撮作品のベテラン演出家であり、スーパー戦隊一筋といった感じの経歴を持ちます。
2年ほど離れていたところ、ここで復活です。
次回は2話に渡るエピソードになるそうです。

魔進戦隊キラメイジャーは懐かしい雰囲気を持った作風であります。そんな中ではありますが、倒された怪人が巨大化といったパターンは踏んでいません。別の巨大なる邪面獣に、邪面怪人が押し潰されるといった決着です。
懐古のなかに新規を織り込んでいれば、やはり挑戦は欠かせないようです。

スーパー戦隊のベテラン監督が、どう料理して見せるか。また一段と楽しみになってきています。