ネタバレ感想【仮面ライダーゼロワン】#29 オレたちの夢は壊れない

ネタバレ及び独自解釈による偏見が含まれる内容であることをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

分かっていたけれど、分からない

ヲタとは非常に面倒な存在であります。

過去の事例を吟味するくせに、時々記憶が抜け落ちたまま作品を語ったりします。作品のいくつかある先の展開をたまたま言い当てただけで、得意満面になります。しかしハズした場合はダンマリか、作品の方向が間違っていると逆ギレしたりします。

まったく自分がイヤになるものです(笑)

以前に比べれば、度合いはだいぶマシにはなったと思います。ブログといった文章に起こす場合は、まだ冷静な方だと思います。
そうではありませんでした、かなり暴走と言っていいほど熱くなっている時もあります。たまに、といった頻度ではないほど度々あります。

それでも酒を入れてのトークは、まさにやっちまってます。特に同席に興味はあるが知識がない者がいると、ぶってしまいます。エラソーに、今後の展開まで語ったりします。
聞くほうは、ただ知りたいだけなのに、今後の展開などは迷惑な話しです。
けれども分かっていても、喋りたいのが「ヲタ」共鳴してくれる人がこの世に多数いると信じています。信じているを、願望と言い換えることが出来るかもしれません。

そんな反省が出来るのも集まれてこそです。早く新型流行風邪が収束して欲しい限りです。

1人で家にいては、悶々と考えるのみです。でも、これはこれで幸せなのでしょう。

悶々とせずとも考えていたゼロワンの展開。本年度に入ってから続いていたザイア飛電のヒューマギアを巡るお仕事5番勝負です。

1戦2戦とザイアが先勝した時点で「これは飛電の負けだな」と予想しました。
これはもう飛電の社長である或人を追い詰めていく展開を取っていく。メインプロデューサーの大森の傾向である。少々強引にでも主人公側を徹底的に窮地へ追いやっていく。
ハラハラドキドキを何より優先する大森Pといった印象があります。

お仕事勝負5番目の投票戦は、あっさりと言っていいほど決着しました。
勝敗はもはや前回で着いており、或人は為す術なしといった状態です。それでも諦めず自らビラを配る姿は胸が打たれます。
一緒になってビラ配りに寄り添うイズが突き飛ばされる姿に胸が痛みます。

買い占めで他人を押し除ける現状を目にしていたことと無縁でないと思います。無理解な人間がいかに殺伐とした行動を平然と取れるか。時期や状況によって、作品の捉え方は変わるものですね。

ヒューマギアという存在。どうも受け入れ難かった存在も、番組を通して観ていくうちに、いろいろ思うようになります。好意的な方向へ考えられるようになっていくのは、或人の行動に由ります。
やはり懸命な姿こそが心を動かします。
計算や打算から他人の思惑に乗って大半の声へなっていく現実だからこそ、意味のある今回でした。

予想通り、或人は会社を追われる身となりました。
会社買収において、いきなり解雇はしない。けれども真綿で首を締めるように、じわじわ追い詰めて旧経営陣を追い出しにかかっていく。スティーブ・ジョブスでもなければ、解雇が即決されることはあまりない(笑)

けれども副社長らに後を託して、或人は会社を去ります。ゼロワンドライバーを置いて。
これから一体どうなるんだろう、といった次回が待ち遠しい決着です。

結局はお仕事勝負の行方は予想できても、その後はまったく読めない、たかが一介のヲタであることを痛感します(笑)。でもだから番組を楽しめる、と無責任なことを言ったりするわけです。

垓くん

天津垓(以下、)は、底知れません。
アークを利用しているようで、実は踊らされているのではないか。一時期は確信めいた考えでありました。
けれども、まだアーク自体が見えてきません。滅亡迅雷.netの『(なき)』との関わりが、どのようなものであったか。それを映像ソフトの特典にするなど、まったくやってくれます、東映は(笑)。物販戦略が見事すぎて、円谷に見習って欲しいくらいです。

は悪辣といえるほどの非情ぶりを、特に不破さんと唯阿へ、そしてにも対してそうであっただろうと予想しております。
最後の最後まで悪役を張るか、次章に当たるクールでは大森Pが見せた『檀黎斗神』や『幻さん』といった位置へ落ちるのか(笑)

取り敢えず今は、ついに飛電の社長に収まったであります。

ただ買収するならば、お仕事勝負なんていいから、さっさとやればいいのに!という思いが過ぎります。いえ、きっとまだ視聴者には見せていない思惑を秘めているのかもしれません。

それにヒューマギアを廃棄する目的だとするならば、飛電を買収する意味があるのか? こちらは通信ゼアを抑えたい、兵器産業へのフィードバック、それに飛電創業者である飛電是之助に対する複雑な想いがあるかもしれない。

しかし、!ヒトを見誤るクセは見直すべきである。
ゼロワンメタルクラスタホッパーといい、ランペイジバルカンといい、敗北は全て身から出たサビときている。わざわざ自分から負けに行っている。
一度ならず二度も、計算外ときています。

どこまでどう頭がまわっているのか。ホントには底知れない。

今日は、不破さん

ライダーに変身できるようにするため、脳内チップが埋め込んである。バルカンにバルキリーの両ライダーの条件です。まったく人権侵害も甚だしい限りです。

けれども権威を獲れば獲るほど、他者を踏みにじる度合いは増すもの。そうした点において、は特別に変わった人物ではありません。

けれども唯阿は「私の意志で会社に従っている」とします。
これは社会人になると分かる、キツさです。そう服従しているわけではない、自分の意志だと思うようにしている。誤魔化さなければ自意識が保てない。
職業だけでなく、普段の暮らしにおいても身に迫る事柄ではないでしょうか。ほとんどの考えや行動が、実は他に流されているままであるにも関わらず、自分で決定したと思いたい。

身につまされる話しでした。ドキッ、とする話しです。こういったエピソードをやってくれるから特撮ヒーロー番組の素晴らしさを訴えられます。そしてたまにやらかしてしまうのです(笑)

ドキッ、とするといえば、この頃の刃唯阿さん。辛い立場が多いせいか、せつなげな表情を見せることが増えました。それがまた悩ましいほど見ている側を魅了します。
ここで書いている人は、そうなのです。そんな表情を唯阿にさせていることが、の1番の功績かもしれません。ロクなものではありませんが(笑)

けれども魅了といえば、やはり不破諫こと通称、不破さん!

オープニングがない今回は、特別感が冒頭から漂います。

まさに第2章の完結編に相応しい今回は、主人公を押し除けての不破さんです。

「俺は俺のルールに従う」とする不破さんが、実はザイアの実験体というだけならまだしも、操られるまでに至っていたとは、あまりに酷い事実です。

実は、という謎の女でもあったわけです。
謎の女を追って取り逃したわけではなかった。けれども真実はもっと残酷だった。

そんなのチップを埋め込まれていたせいで、にも操られ襲われそうになり、そこをアークによってまだ利用価値があるとしてに、またも助けられる始末です。

ヒューマギアを嫌悪し、滅亡迅雷.netを復讐相手として奮闘してきた不破さんの存在を潰すような数々の出来事です。

イズに「ゴリラ?」と言われて悲惨としていた頃が、懐かしいほどです。

けれども第2ライダーとは主人公にない解釈の余裕があります。
負けても負けてもいい。いくらでも惑っていいし、間違えてもいいのです。

「お前たちは私の道具なのだ」とサウザーの勝ち誇った声に、操られていた不破さんの脳裏を走る不安で揺らぐ唯阿の姿です。

もし唯阿が変身したレイダーのまま、イズを破壊していたら、それこそ心に傷を抱え込むことになるでしょう。

またもやの余計な放言が、不破さんを覚醒させる。イズを狙った唯阿の攻撃を受け止めては「目が覚めたぜ」

「いつか見つけてやるよ、俺が俺であるために、俺の夢を!」

衝撃を受けながらも一つ一つ装着するように、徐々に変身していく。素顔の戦士からランペイジバルカンへ!

「おまえが本気の夢を語るまで、俺はおまえを認めない」
唯阿へ本気でぶつかっていく不破さんの姿に痺れずにはいられません。

そんな2人へ割り込むように参戦してくるを「どいてろ!」と吹っ飛ばす。これまで散々にやられてきたからこそ、映える不破さんの漢ぶりである。

このランペイジバルカンが活躍する場面にオープンニング曲を被せてくる。主人公はいったい誰なのか状態だ。

カッコ良すぎるぜ、不破さん!

次回から新章

或人が必死にイズを守る姿は、まさしくヒロインを救うため奮闘する姿。普通なら、主人公はこれでヒロインに惚れられる理由になりますが、相手がヒューマギアゆえに簡単に答えが出せないもどかしさであります。

いや、それ以前に飛電を或人が去ってしまったことで、イズも凍結された感じです。取り戻すことになりそうで、なんか凄くいいシーンに発展しそう。
予告においての「人間はヒューマギアを滅した」のセリフも気になります。時間の経過が、けっこうあるのか?不破さんのセリフから、エイムズを去っていた感じもあり。

まったく気が早い予想に自らを振り回す、今回の鑑賞直後であります。