魔進戦隊キラメイジャー【ネタバレ感想】エピソード3「マンリキ野郎!御意見無用」

以下、ネタバレありの、独自解釈による偏見もありです。どうか、ご了承のほどをよろしくお願いします。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

自宅で特撮

新型のインフルエンザが世界中に流行している時期に放送されているキラメイジャーです。
こうして記録を残しておくことは、いつか振り返った時に「懐かしい思い出」になると思います。死ななければ、悲惨な出来事も苦味を含みつつ笑って話せる時がきます。

現在において、安全な娯楽といえば自宅に限ります。読書と映像が大半を占めるかと思われます。

大人独りならば、まだ他にも考えてやれることもあるでしょう。
問題は、お子さんを抱えたご両親です。
時間を持て余す子供に何をさせるかは、頭が痛いところです。仕方がないとはいえ、やはりずっとゲームばかりでは心配です。
勉強してくれれば、一番に有り難いのですが、自分でも出来なかったことを期待するのは難しい。
一日中読書ならば、出来る子がいそうです。が、それほど多くはいないように思われます。読み聞かせも、する大人の都合があります。

そうなると、やっぱりテレビかな!テレビが一番にいいんじゃないかな、という結論です。

今こそ、一気に観ましょう。全50話あったとしても、今こそです。

今回『マンリキ野郎!御意見無用』において、ピックアップのキャラは、キラメイブルーこと押切 時雨(おしきり しぐる)。アクション俳優としての設定で、今回は時代劇です。

さっそく塚田Pが京都撮影所と縁深いところを見せてきます。

「男のやせ我慢」を美学とするスターを演じるは、水石 亜飛夢(みずいし あとむ)。特撮ファンとして忘れられないのは、牙狼のクロウ役です。空飛ぶ隠密魔界騎士として、水も滴るいい男ぶりを存分に発揮しておりました。ヒロインへ密かに想いを寄せていたとしか考えられない行動は崇高でありました。

男の美学を演じさせたら、右に出る者はいない役者となっております。

ただキラメイジャーの場合は「笑える」男の美学です。おもしろかったので何の問題もありませんが、もしカッコいい方の美学を堪能するならば牙狼です。鑑賞作品に悩むようでしたら、ここは一丁これでいきましょう。

ただし、ちょっと問題があるとしたら、牙狼という作品はアダルト使用なのです。お子さんから質問を受けて困るようなシーンもあります。大人になったら分かる、としか返答できない場面もありますが、この際だから観てもいいんじゃないかな、といい加減なことを言ったりします(笑)

ところで、この『牙狼』という作品。アクションシーンは満載ですが、変身(鎧を装着)している場面はそう長くない。つまり素顔の戦士がアクションをこなさなければいけない番組であります。

キラメイジャーにおける今回の監督は、坂本浩一。アクションにも長けた演出家であります。前作のリュウソウジャーにおいて、終盤で戦隊メンバーにアクションをさせていました。

キラメイジャーにおいては、どうなるでしょう。
特に充瑠(じゅうる)が、創作系のインドアなレッドです。アクションから程遠いキャラだからこそ、いずれこなすシーンが来たら感動ひとしおとなりそうです。

引っ張られるタイプっぽいにも関わらず、引っ張る役目をやらざる得ないレッド。しかも引っ張る相手がいずれも自分より世間で活躍しているメンバーとくる。

やせ我慢が美学のブルーに、自分たちの前では有りのままを見せてくれていい、とするところで、レッド感を作り出していく。能力より何よりも気持ちから入っていく。
歴代レッドの特徴や雰囲気とは、逆の発想で立ち位置を定められた「キラメイジャーのレッド」という感じがしています。

なので、充瑠が今度どのような成長を見せていくのか、とても興味深いです。
そして当初はあれほど頼りない感じのレッドが、既にアクションを身に付けているブルーと、いつかどんな素顔のアクションを見せるか。本当に楽しみにしています。
実際どこまでやるかは分かりませんが(笑)

どちらにしろ、大々的なアクションはまだまだです。

それまでブルーが活躍していた牙狼シリーズ制覇を目指すも一興かと思います。

ただテレビばかり見せるのはどうか、という声が聞こえてきます。それではあまりゲームやネットしているのと変わらない、と言われてもおかしくありません。

でも、特撮番組ならいいんじゃない!とするのが、当ブログです。ろくなもんじゃない、ということを改めてご了承していただきたく存じ上げます。

製作費

思えば、キラメイジャーは大変な時期に製作しています。
新型コロナによって、撮影は困難を極めているはずです。スタッフの出入りに細心の注意が払われるなか、密閉空間に等しい撮影所で奮闘が続いています。

外出を控えさせるための重要なコンテンツである「テレビ番組」を製作しています。

だからといって、謙虚になれないのが、我々視聴者です(笑)
おもしろいものを、とまるで餓鬼のごとく求めてしまいます。因果なものでございます。

キラメイジャーは、今回の第3話にして早くも安定した出来を見せてきます。役者陣、特に若い連中レッド・グリーン・イエロー(ブルーとピンクに失礼か)が、あっという間に馴染んだのは、メイン監督で1・2話+エピソード0を担当した山口恭平の力が大きかったように思われます。

役者が下手では端々に入るコメディが活きません。
明るく楽しい作品は、停滞が蔓延するご時世だからこそ、うってつけの作風です。いいタイミングでやってきた『魔進戦隊キラメイジャー』です。

そして個人的に興味が惹かれた点は、です。

リュウソウジャーの裏話しとして、製作費がかかったそうです。
怪人を倒して巨大戦といった従来のパターンを止めたリュウソウジャーは、巨大戦でトドメとなりました。戦闘パターンを減らしたことで楽になったと思いきや、巨大戦がフィーチャーされた分だけ予算がかかったそうです。
プロデューサーのまいったよ、といった感じを読み取りました。もしかして自分勝手な妄想解釈かもしれませんが(笑)実は巨大戦に絞ったら製作費がかかってしまった!特撮ファンにはたまらない裏話しです。

さて、キラメイジャー。正式な形で5人揃っての名乗りを行い、5体合体まで実現させました。

怪人を打倒して、巨大戦になるという従来のパターンでもあります。

ただし、怪人と巨大獣が別個体です。倒された怪人が巨大化ではないので、スーツは2体、もしくは改修を必要とします。
予算は大丈夫なのか?今回はミニチュアワークで魅せてくる部分も多かったことから、かかった製作費が気になります。ファンゆえの心配です。
そしてファンゆえに、金がかかろうと今までにない設定を押し進めて欲しいと身勝手に願うのです。

懐かしい雰囲気を醸し出しながら、製作費において革新的なことを考え出しているかもしれない作品です。特撮ファンの心をくすぐります。もし製作費のカラクリなどが打ち明けられるとしたら、番組終了後でしょう。

その日のためにも、しっかり応援したい、特撮裏話しが大好きなここで書いている人です。

次回は『亡国のプリンセス』さぁ、どうくるかな?と楽しみになってきております。