ネタバレ感想【仮面ライダーゼロワン】#26 ワレら炎の消防隊

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

100%?

物事を「100%」と言い切れるような事態なんて、そうはない。
もし言い切るなら、試合といった鼓舞する意味合いなら分かるが、基本ビジネスにおいては無責任と捉えていい。

けれどもザイア社長天津垓が「100%」とすると、正直な気持ちを表しているような気になるから、普段の人物像を知るいうことは大事です。
背景を知らずに言葉だけで解釈する危険性を教えていただけました。
ただ天津社長のおかげとはしたくないところではあります。

天津社長といえば「永遠の45歳(ウラ仮面ネタです)もとい永遠の24歳」ときた衝撃の事実もさることながら、なんといっても「1000%」おじさんです。

絶対の自信は「1000%」訪問相手が「99.9%自信がある」と言えば「999%ではないのか」といった具合で返してくる天津社長です。
今更ながらですが「999.9%」としなければ、成功の確率は「99.9%」に劣るような気がします。
いえそれ以前に、世間一般では考えられない数値を出して、せっかく確信をもたらすべく答えた相手の心中は、いかにです。地位や名誉あるザイア社長だから、抑えてくれます。
けれどもやはり言われた相手は、内心で呆れ返っているだろうと心中察します。

ただ巨大な成功者とは、世間常識から外れているもの。現代社会においても比較的若いとされる社長が、周囲の意を介さず、己れの基準を押し付ける例に枚挙に暇がありません。ニュースを見れば、必ずといっていいほど話題に出てきます。

ザイア社長天津垓の根本的性質は、決して現実離れした人物ではないと思っております(笑)

永遠の24歳ではなく、実際は45歳の天津垓ですが世襲でなく就く社長としては、若いに部類されます。
社長という地位の者ならば、これくらいの年齢がやらかしやすいのかもしれません。こうした人物設定に製作スタッフの緻密さを感じます。

そんな天津社長が、の出現に初めて「100%」と口にします。「1000%」以外で表現した確率は、天津基準では1割といったところです。

態度は変えませんが、その内実において受けた衝撃はいかほどか想像に難くありません。
自信家であっただけに、焦りは相当でしょう。

そして現代の趨勢を見てきた者ならば、若いに分類される社長ほど焦りから生まれた対処はろくでもないことが多いことを知っています。

天津社長は、唯阿に不正に近い指示を出します。
お仕事勝負の相手である消防ヒューマギアにシンギュラリティ兆候の際は暴走されろ、とゼツメライザーを渡します。

唯阿はイヤそうです。腹心ゆえの信頼と言える指示かもしれませんが、所詮は一方的な命令。現実においては部下の切り捨てなど当たり前ですが、天津社長はいかがなものでしょう。
技術顧問として能力が高いだけでなく、仮面ライダーとして戦えるほどの人材です。現在のところ唯阿の忠誠心がどこから来ているのか知れないので、どこまで無謀な指示を受け続けられるか判断できません。

ただし、天津垓。ヒューマギアなど不要と申しておりますが、唯阿に去られた場合、この社長ほど秘書ヒューマギアを必要とする存在はないと思われます。

あれほど圧倒的な強さを誇っていた天津垓が変身する仮面ライダーサウザー。しかしながら仮面ライダーゼロワンがメタルクラスタホッパーになってからは、すっかり敵わない状況へなっています。
しかも勝てなくなった原因は、いろいろあったにせよ「自分のせい」へ行き着きます。

敗北に、予期せぬ事態と続いて、なり振り構わなくなってきた天津社長です。ある意味これこそ、人間らしいと言えるかもしれません。

天津垓は作品テーマを明確にするための、対を為した存在です。AIを考えるうえで、視聴者へより考えさせる行動を多く取ってくるでしょう。

しかしながら、重いテーマもさることながら、思い切り無理している姿を垣間見せ笑わせてくる天津垓もまた期待したいところではあります。

お笑い芸人として

基本的に、俳優ではない配役には身構えます。

悪くはない、悪くはないけれど、わざわざ呼ぶ必要があったのか。これくらいならコメディを演じられる俳優さんを呼んだほうが、もっと良い感じでハマったのではないか。
特撮ヒーロー番組において、何よりの利点は出演者のネームバリューは考慮すべき点ではないところです。放送がワンクール基本のドラマでは話題性のため、喧伝できるキャストを配役しなければならない事情とは無縁であります。

よほど番組作品に貢献するほどの存在感を示すでもなければ、呼ぶ必要はない。むしろ下積みの無名俳優をキャストすべきである。
つまり、ここで書いている人は、ある程度の名が通った芸人やらタレントやらの出演に対して厳しいのです。
こうして書いていて、我ながら厳しすぎないか、と思った次第であります(笑)

ゼロワンにおいて、芸人出演における話題はなんといっても「第1回目ゲスト出演 なかやまきんに君」にしては、あんまりでしょう。

アンジャッシュ児嶋が演じる福添副社長こそであります。
今回のお仕事勝負において、火災から救助される役を任されました。側近の山下くんに、シェスタというトリオが出番が少ないにも関わらず、板に付いてきています。

そういえば前回出演したのは婚活の場でした。出演当初は、或人の社長の座を狙う獅子身中の虫としての活躍が期待されておりましたが、買収騒ぎのせいでしょうか。すっかり名を潜めております。

いじわるな見方をすれば、役を演じる力量を見定めたうえで路線変更があったかもしれません。企画段階のイメージよりも役者の特質を見極めて脚本で変えていく、ということは頻繁にあることです。

やはり児嶋はお笑い。それをベースにした出演に切り替えた。
もしそうならば、良い判断だったと思っております。

「まきぞえさん」→「ふくぞえだよ」から福添副社長のコメディ場面を待ち望む自分がいます。

シェスタ付きとなった副社長と専務のトリオのやりとりが楽しみでなりません。

今回は「瀕死ネタ」でした。
演技に自信があるとする福添に、声をかける山下くんとシェスタの「ナイス瀕死」その場で爆笑というよりも、後からじわじわくる笑いとなっております。

独特なトリオのお笑い雰囲気に、児嶋で良かったかな、と甘い評価を下すこの頃です。

この勝負の行方は、このトリオを救い出せるかどうかとなりました。
次回はいつもよりクローズアップされるのではないか、と期待しております。けれども活躍とまではいかないに違いなく、してもシェスタでありましょう。

結局は、シェスタなのであります(笑)

一方、お笑いの本家?と言える或人。今回は番組序盤で早々に二発をかましてきます。

えー、今回の或人はいかがなもんでしょう。
飛電の青年社長には申し訳ないのですが、笑わせてもらったのは全てイズです。続いて「ウエーッ」とポーズを取った場面は噴き出し、或人がかます「あ〜つい、熱い」を解説し「ホットなジョークです」と締めた時には声を立てて笑ってしまいました。

こう考えると単独でウケるというのは難しいですね、なぜお笑いがコンビやトリオを組むことが多いか、よく分かる事例でした。

でもよくよく考えみれば、或人は当然として、福添のほうもシェスタというアクセントがなければ、おもしろくないかも?です。

ここに至ってまたしつこくも役者を持ち上げそうになります。
けれども、このゼロワン。誰がどうこうよりも、秘書ヒューマギアの存在に全てを持っていかれるだけのような気がしないでもありません(笑)

個人的には、或人のギャグで笑える時もある。それが今後、どれほどもたらされるか。けれど、笑えなくてもいいかな、とも思っています。第1回目の園長ではありませんが、これからのお笑いはヒューマギアの時代なのかもしれません。

イズに加え、シェスタのツッコミにそう思うこの頃です。

今日の不破さん

不破さんは偉いと考えます。

テイブレイクタウンと繋がる通路の袂でがずっと出てくるのを待っていたのです。きっと野宿でしょう、夜を徹して待ち構えていたと思われます。

熱い、という言葉に当てはまるは不破さんです。今回において或人がギャグとして扱っていた「熱い」は、不破さんが絡めばそのまま人物像を表す言葉になります。

すっかりカッコよくなってしまった。人類を滅ぼすよりも、ヒューマギアの解放ときます。考え方がヒーローです。しかもアークの意志は受け取っておりません。

天津垓では敵わない相手へ、もはや変貌しているかもしれません。

現状において最大級の力を有しているかもしれないへ、の逃亡を助けたのは誰だ、と問い詰める不破さん。
真っ向から距離を詰めていく2人の場面が痺れます。攻撃せずですれ違わせる。カッコ良さを主眼に置いた演出は、不破さんの存在感があってこそと思いたい。

思いたいのですが、やはりが変身する新規投入となった仮面ライダーの引き立て役となっておりました。ストーリーの都合上、仕方がないとはいえ、前回に引き続き今回もか、と思えば無念でなりません。

けれど不破さんです。他のライダーにはない、叩きのめされても立ち上がる姿を見せてくれると信じています。

今回は破れて、敵の問いに答えてしまう不破さんです。
残念ながら、不破さんは前回で指摘された通り戦い身を投じる根本が「恐怖」にあります。マギアから命からがら逃亡してきた経緯が、破れて迫られる恐怖が先立ち、口を割らずにはいられなくなるのでしょう。

そんな「恐怖」を克服していく姿を、これから披露してくれるはずです。不破さんの今後における最大の注目点となるに違いないと踏んでおります。

次回は『ボクは命を諦めない』3話に渡って演出してきた上堀内佳寿也監督の完結篇であります。

滅亡迅雷.net最後の1人である「亡」が、の逃亡には欠かせなかったようです。
不破さんへすれ違い様に耳打ちした「案外近くにいるかもね」とするの正体もまた非常に気になるところであります。

外出ままらなくても、こんなところにこんな楽しみがありますよ!と世に訴えたい限りなのであります(笑)