【ヒロインをピックアップのニュージェネレーションズ その1】ウルトラマンギンガとギンガS

『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』公開前に、盛り上げていきたい企画です。
しかしながら新型コロナウィルスが流行っているため、今回の動員は厳しそうです。
亡くなるは幼い子供とご高齢の方々が締めるようです。ファミリー向けの映画は、特に苦しいと申せます。

しかしながらここで書いている人の私見としては、壮年であれば、罹ってもかなり苦しい想いをするだけで、そうそう死なないから、観に行こうよ!という何より趣味に準ずる態度を表明します。

作品のためなら死んで本望・・・いやいや本当に死んではいけません。いけませんが、ロードショーされます。上映はするが、舞台挨拶を中止にするという、今ひとつ解らない措置が取られておりますが、公開はされます。

止むを得ない状況とはいえ、あまりの大赤字は今後の製作に影響するやもしれません。
やはりヲタとしては、世間よりも趣味を優先することが本音の社会不適合者ぶりを隠せないのです(笑)

ウルトラマンギンガ

一見の際は、低予算っぷりに慄いた『ウルトラマンギンガ』キャラクターを登場させるだけの、まったく変わらぬ風景が移動もままならない撮影現場を偲ばせます。

と、当時は低予算の苦しい現場ばかりへ気が向いておりましたが、よくよく考えてみればです。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』も、それほど変わらない現場体制だったように思われます。撮影のほとんどがCG合成用のグリーンバックに、宇宙船のセットくらいです。

予算的にはギンガ大怪獣バトルはどっこいどっこいだったような気もします。少なくとも大きな差など生じようがないほど逼迫していた時期ではないかと思われます。

にも関わらず、ギンガの方が低予算な感じがします。
大怪獣バトルはタイトルを表に出してきっちり話数が放送されたのに対し、ギンガは番組内の枠であり少ない話数ですら分割で放送されたことで製作の不安定さを感じさせます。

けれどもそれ以上に、出演者の顔ぶれが大きかったような気がします。
大怪獣バトルは、主人公が新人でも共に行動する周囲の者たちが、味のあるベテランや中堅の俳優で固められていました。
予算の少なければ、俳優が作劇する割合は増えます。むしろ演技力が求められるのかもしれません。

ギンガの方も、ベテラン俳優が配役させているものの、中心となる主人公とその友人たちは新人で固められています。本人たちは一生懸命になって演じているものの、どこか幼さが隠せない。
出演者の心情をフィーチャーしているものの、今ひとつ突き抜けきれない。もし下支えしてくれるバイプレイヤーがいたらと、ほんの時折ではあるが(笑)考えてしまう。

本当に俳優なのか、と疑いたくなるゲストもいた。もしかして予算がないから、スタッフを出演させていたのかもしれない。そう思うことにしている。

ここまで散々な言いようをしてきた『ウルトラマンギンガ』でありますが、おもしろい。当時よりも見返している現在こそ評価したくなっております。

ウルトライブする高校生たちが見せる青春群像。そして登場する凶悪だった宇宙人は、悪いヤツに違いなくても、地球人の同目線に立つ姿を見せてくる。

ニュージャネレーションとして本格的始動は次作に譲るものの、「人間は地球人として宇宙人と接していく」としたシリーズに受け継がれるテーマは、ここで萌芽していた。見返したことで気づけた事柄です(笑)

ギンガにおけるヒロインといえば、宮武 美桜(みやたけ みお)が演じた石動 美鈴(いするぎ みすず)。ギンガに変身するヒカルの幼馴染みであり、共に難局と乗り切る活躍も見せ、ベタなくらいなヒロインであります。
ずっとヒカルとは仲良し・・・と劇中においては続いているかと思われますが、演じていた宮武は引退して全くの消息不明になっております。今後の共演は現在のところ絶望的です。

そしてギンガにおいては、もう1人のヒロインも忘れられません。何事も秀でている美鈴に対して、遅れを取る久野 千草(くの ちぐさ)なまじっか幼馴染みゆえに、置いていかれるような嫌な気持ちを抱くからこそ、大人になったヲタは魅かれるものです(笑)いや、単純に個人的好みが千草だっただけかもしれません。
しかし演じた雲母(きらら)が、フォーゼに続く系統の女優だったとは驚きです。しかも移籍先においてプロフィールが削除されるという事態になっています。
どうかご無事でいてください、としか言いようがない状況です。
ギンガS』第12話「君に会うために」は、個人的には最高に部類するエピソードでした。そこで活躍した千草は忘れられません。
いつまでも記憶しておきたい千草の好演でした。

ウルトラマンギンガS

ここでも登場か滝 裕可里(たき ゆかり)
当ブログでは、ヒロイン企画で仮面ライダーを取り上げた際にも取り上げております。
2010年代における特撮系作品における代表女優として良いと思います。
仮面ライダーのVシネに始まり、メタルヒーローや仮面ライダー本放送のレギュラーとまできます。あらゆるヒーロー番組を押さえた女優さんであります。
とはいえ今だから話せる、『天装戦隊ゴセイジャー』のピンクが内定していながら、交替されるという苦い経験を出発としています。活躍する人は、やはり一度苦難や無念を乗り越えてこそのようです。
人生を学ばせてもらったエピソードでした。

そんな滝 裕可里がヒロインを張った『ウルトラマンギンガS』の杉田 アリサ隊員であります。

ヒロイン?本当にそうか。
ギンガに変身するため現場から離れるヒカルに苛立ち、一緒にいるといえば、同僚の松本 ゴウキであります。だからといって、個人レベルにおけるドラマティックな展開があるわけでもない。
あくまでも防衛隊の紅一点ぐらいのポジションです。
ですが、印象に残りました。ギンガSといえば、まずクールな杉田アリサが浮かびます。
爪痕を残すキャラ、というのは、アリサこそが典型的な例なのかもしれません。

そして忘れちゃならないアンドロイド・ワンゼロ 、後にマナと呼ばれることになります。
後に仮面ライダーゼロワンや後輩番組ウルトラマンタイガにおいても役柄設定されるほど大ブームのアンドロイド。近年における先駆として、マナの活躍を抜きには語れないんじゃないかな、と思っております(笑)

ギンガSが盛り上がった重要な要因として。マナの存在は大きかった。

それにしても演じた最上 もが(もがみ もが)がここまで活躍を見せるとは予想しておりませんでした。なにせニュージェネ出身の出演者の中で、最も名が売れているような気がします。
昨季のクロニクルといったウルトラマン番組中でも、出演を果たしてくれています。マナというキャラはまだ物語が膨らませられそうなので、何か機会があれば、と思わずにはいられません。

そういえば、サクヤとして小池里奈も出演しておりました。
ウルトラマンビクトリーに変身するショウを慕う感じがありました。もしかしてギンガSにおける正統なるヒロインは、サクヤこそだったっかもしれません。
けれども大して取り上げられず、だったため、かわいい娘がもう1人のウルトラマンの傍にいる以上ではありませんでした。作劇上あまり踏み込んでもいられない状況でありましたから、これはこれで仕方がなかったと思います。

ギンガなど脇へ避けて、ウルトラマンはビクトリーを中心に、となればサクヤショウに対する想い。設定にあったウルトラマンとなって戦うことに反対といったことも印象深く描かれたでしょう。
しかし、ビクトリーは第2のウルトラマンであるポジションに変わりようがなければ諦めるしかないのですが、なんだかとても残念な気分になってきました(笑)

それでも防衛隊員の一員となったことですし、良かった方かなと思ったりしております。

ビクトリー関連といえば、ヒヨリ。仮面ライダーカブトの妹ではありません。
かつて地底人同士の争いの果てに宇宙へ飛び出したなかの生き残りです。ショウがいる地球にいた地底人に遺恨あり、という設定の女性がおりました。

う〜ん、この設定は現在放送中の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の先駆けではないか。

ウルトラマンギンガって、もしかして「2019年度特撮作品」に繋ぐアイディアを示した予見的重要作ではなかろうか?と思いたくなってきております。
もちろん単なる偶然だと解っておりますが、そこはこじつけでもドラマティックにいきましょう。エンタメとは、そういった面もあるのです(笑)