ネタバレ感想【仮面ライダーゼロワン】#23 キミの知能に恋してる!

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

飛電の経営陣がもたらしたAI活用

メタルクラスタホッパーへ変身後、他のプログライズキーを受け付けなくなってしまったゼロワンドライバー。制御が利かないフォームしか変身できないとなれば、或人が苦悶するのも当然です。

というか、天津垓を、ザイアを訴えて然るべきかと思いますが、どうでしょう?

けれど或人はそんなことしません。イズでさえ、そうアドバイスしないのは、やはり買収をかけられている企業として辛いところなのだろう、と解釈しています。なんだかんだ言っても下請けは辛いのです。経験ありますから、よく分かります。
いやこの場合は、企業の体力といった力関係でした。いやいや飛電ザイアはかつて共同開発もしていたようですから、請負の関係だってあるかもしれません。いやいやいや両社の関係性も実はアークの意思に乗せられているだけかもしません。
考えだすと妄想(推測というほどではない)が止まりません。

しかし現在の重要事項は、飛電ザイアからの買収から逃れることです。

久方ぶりの登場となったシェスタに、お付きの副社長専務(笑)。前回の登場といえば、新年早々買収されそうでどうすんだよ、といった感じでした。

M&Aは働く社員より先に役員の動向が左右されます。副社長に専務などは、立場上とても危険なような気がしてなりません。何しろあの天津垓ですから、クビになったほうがマシだったというくらいに利用される可能性があります。

なんだかんだ言っても、この2人は先代社長と苦楽を共にしています。ヒューマギアの普及へ意識を向けているように思われます。もっとも状況次第では考えを改めるかもしれません。
けれども会社買収は危機と捉えているようです。いつかトップに就く野心を叶えるにしても、経営方針にしても或人のほうが都合良いはずです。

飛電を守るために頑張って欲しい、役員の2人です。
そんな2人ですが、現在は独身ときます。これはいけない。風潮はともかく、やはり信用という点において独り者はまずい。個人の生活スタイルに踏み込むどうのこうのよりも、取引先相手は先方に対する判断は上部でするほかない。社会的にしっかりした形をしているほうが有利に違いない。それが社会の現実です。
或人はまだ若き青年社長。独身どころか恋愛にさえ疎い感じです。それを周囲でカバーできる状況こそが望ましい。

結婚相談所へ赴く副社長と専務は、彼らなりの会社に対する貢献を考えての行動だったのかもしれません。
最初に結婚相談所にいる2人を観た時は「経営陣がこれじゃ、この会社、もうダメじゃね」などと考えましたが、落ち着けばです。
モノは考えよう!と思うことにしました。

ただし、であります。飛電に限るのかどうかわかりませんが、秘書ヒューマギアは客観的にツッコンできます。仕事においては有り難い限りですが、プライベートに属する事項において多分に「余計なこと」へ陥りがちです。
勤務中とはいえ、常に秘書ヒューマギアを帯同させておくというのは、いかがなものか。それとも勤務状況を把握させるために、帯同は飛電社内のルールとなっているのでしょうか。
そう考えると秘書ヒューマギアは、知らないところで何か仕出かすかもしれない企業役員や政治家などに有効な手立てへなりそうです。

AIの活用法を考えさせてくれる今作において、今回は意外にも副社長と専務のシャスタ付き経営陣コンビによってもたらされたました。さすがのゼロワンです(笑)

キュートな唯阿と永遠の

今年に入って仮面ライダーバルキリーはどうした?といった状態が続いておりました。
プログライズキーをくるくる回して入る変身ポーズに、スピード感溢れる戦闘スタイル。重厚なバルカンを対として戦う姿は映画『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の大きな見どころでした。

今回やっとバルキリーの魅力全開といったシーンの連続です。暴走するゼロワンのメタルクラスタホッパーを止めたのは、バルカンと阿吽のコンビネーションによるバルキリーの活躍です。

久々にバルキリーの活躍を堪能させていただきました。

そこまでバルキリーを持ち上げながら、今回におけるトキメキは唯阿の笑顔です。
いくら社長とはいえ見合いの場まで付き添わされた挙句、プロフィールまで述べさせられるという、公私混同も甚だしいの振る舞いに、さすがの唯阿も内心は腹を立てていたように推測しております。

社員としてもの下で働けて光栄、といった具合の件りを口にする唯阿のAIもかくやと思わせるほど感情を殺した口調で述べた後のため息。声をかけるのが怖くなるほど、ご機嫌斜めです。
しかしながら場を設けた結婚相談ヒューマギア「縁結びマッチ」が述べるマッチング理由。それはを「自信過剰で傲慢なナルシスト」「かなり人を選ぶ性格でマッチングは絶望的でした」と、さすがヒューマギアの忌憚ない評価を聞いて、唯阿が笑っている
感情を露わにするところといえば、たいてい怒りを爆発させる時ぐらい。微笑むことはあっても、基本はクールな唯阿がここまで笑っている姿は初めてかもしれません。

笑っている唯阿はかわいいです。
ただ笑ってもらうためには或人級のギャグではダメで、今回のような際どいまでの話しでいかなければならないところが難しい。もしかして今回が、唯阿の笑いが最大級に表現されたシーンとなるかもしれません。
もしかしてとても貴重な回だったと振り返る日が来るかもしれない。

そんな普段は滅多に表情を変えない唯阿を笑わせたザイアの社長天津垓が、まさかの婚活してます。大企業の社長がヒューマギアは否定してもAIは認めているというわけで、婚活サイトに登録です。

正直なところ、40代半ばとはいえ、あれだけのルックスに地位も名誉も金もある。普通なら放って置かれない条件が揃っています。効率を求めてマッチングシステムに委ねなくても、地位的に合コンなどは出来なくても、会食を重ねれば良いように思われます。先方から寄ってくるだけの立場にあります。

もしかして、天津垓。結婚は望んでいるものの、女性と接するのは苦手なのかもしれない。唯阿に紹介させたプロフィール通りなら、エリート街道を歩みすぎての高い自尊心が、受け入れられない状況に耐えられなくなっているのかもしれない。典型的な理系男子っぽいところもあります。
99.9%まちがいないないわよー、といった女性へ「その程度か、999%でなければ確実とは言えないな」などとほざいてしまった過去があったかもしれない。その場は笑ってごまかしても、普段の天津垓を知れ知るほど笑ってすませられなくなっていくでしょう。たぶん知り合った女性の大半は最終的に「だだ引き」して去っていったと思われます。

経済力は大事かもしれないが、まず人間性が基本であります。人間として大丈夫かどうか、まずそこがはっきりしていろいろな条件です。

根幹が「永遠の24歳」で「1000%のスペック」を自称する性格ですから、なかなか婚活も平坦な道を辿れそうもありません。今後ブームになれば問題はないでしょうが、現時点では、日傘を差す男性はイヤだという女性も存在します。

下手すれば、天津垓の傍で耐えられる女性は社員といえど、唯阿が最後になるかもしれません。その唯阿もいつまで保つか。
本当は天津垓ほど、秘書ヒューマギアを必要とするような気がしないでもありません。いえむしろ今後の選択肢として、秘書ヒューマギアしかなくなるのではないか、と考えたりしております。

この天津垓。何とか実力が伴っているうちはいいですが、問題は見誤った時です。
メタルクラスタホッパーのゼロワンによって窮地に追い込まれたことを忘れたかのように、「アーク、その力を見せてくれ」と変身して向かっていきます。前回はバルカンの決死なる行動に救われたくせに(不破さんびいき)1人で行けば、当然ながら叩きのめされる始末です。きっと次回の冒頭において、実はあった対抗策を披露してくれる。
天津垓だもの、そう信じています。

今日の不破さん

ゼロワンメタルクラスタホッパーに苦戦しているバルキリーを救うべく、颯爽とアサルトウルフで登場です。しかも変身解除を成功させます。

メタルクラスタホッパーのゼロワンから周囲を救うは常に不破さんの活躍に依ります。制御できない或人を叱りつけられるのも不破さんだからこそです。

メタルクラスタホッパーの登場が、不破さんの株を上昇させているような気がします。
しかも拘束したから「天津垓はいずれアークの力を思い知ることになる」と今後を占う重要な聞き取りもします。

カッコいい不破さん。しかしながら、今回はこれだけです。本来のイジラレ役(笑)がなかったことには、少々残念な気がしないでもないです。

ゴーバスと祭田ゼット?と折り返しの次回

特命戦隊ゴーバスターズ』が観たくなります。放送年は2012年ですから、もう8年前になりますか。全50話はなかなかな話数です。公式配信が理想ですが、ゴセイジャーが最終回を迎えたところなので、ゴーカイジャーを挟んでとなると、まだ半年先です。
今、観たいんだけどなぁ〜(笑)

前エピソードの裁判編では、おとなしい感じのゴーバス・イエローでしたが、婚活エピソードに入ったら、この弾けっぷり!これこそイエローバスターであり、ヨーコを彷彿させる活躍ぶりです。
ただ活躍といっても、はっきり言う男性が好きという偏向ぶりが度を越えているだけだったかもしれませんが(笑)

そして再共演となったブルーバスターは、沈着冷静な頃とは一変して、饒舌な役を演じておりました。やっぱり上手で、笑いの場面を一手に引き受けている感じでした。

この2人による結婚式のデモストレーション場面は、なんだか感慨深く観てしまいます。

ただ元ブルーバスターの結婚ヒューマギアが、想いを寄せてくる元イエローバスターを振るために、投げつけた放送禁止用語は実際はどうだったのか。放送では隠されていましたが、現場ではセリフがあったかどうか気になるところです。

そしてその口にするも憚られる言葉は、イズがもたらしたとするところに、とてもセンスを感じます。
本当に笑える回でした。

次回は『ワタシたちの番です』。
今回の結婚式シーンにおける牧師が「暗殺ちゃん」いや残っているのは祭田ゼット5号ですが、俳優ヒューマギアへ転身したのか、それとも新規に製作されたものなのか。
次回は、これまでのヒューマギアが一斉出演するようです。もしゼロワンが全50話とするならば、ちょうど折り返しに当たります。

まだまだ始まったばかりだと思っていたら、もう中間地点です。終わるなんて信じられない、と惜別の感に捉われております。
気が早すぎもいいところではありますが(笑)