【企画もの】仮面ライダーにおける主人公とヒロインの関係性を考察する5(平成第2期後半篇)ドライブからジオウまで#イチャイチャ度を計ろう
今回の企画で自画自賛するならば、ヒロインの扱いにも波があるんだな、と気づいたことです。
ん?これは自画自賛ではなくて、自己発見であって誇るべきことではないのかもしれない。鋭い視聴者は、とっくに気づいている事柄なのでしょう。
平成第2期を眺めても、ヒロインが主人公へ向かうは『オーズ・ウィザード・ガイム・ドライブ・ゴースト』と期間が集中しているわりには、10作中5作とイーブンです。
ゼロワンで見られる主人公が好きというタイプのヒロインは、4年振りなんですね。しかしこちらはAI。まだ答えを出すのは早かった。
何はともあれ、当記事では平成ライダーです。ようやく完結を迎えます。
仮面ライダードライブ
もしお金が無限にあったら、ヒロインだった女優の写真集を購入しまくっていたでしょう。
しかしながら、自分のように大抵の者は厳しい有限がかかっています。しかもここ最近の特撮ムック本の高さときたらです。なんだよ、と思いつつも買わざるを得ません。
だからヒロインのその後の疎いです。
せっかく霧子が、面白い企画でモデルを務めていたのも知りません。ハンサムな胸、といったい誰が考えるのか。印象的なキャッチフレーズです。
これに応えられる霧子は、凄い。例え恵まれた体型でも維持する大変さは歳を取れば取るほど身に沁みてきます。
詩島霧子。これほどヒロインとして行くところまで行ったパターンは、他にあるか。主人公と気持ちを確かめ合い、遂に結婚!しかも後日談のVシネにおいては、子供をあやす母でもあり、そこで監督には厳しいことを言われてしまう(笑)、まさしく人生の一端をここまで描かれたヒロインは、少なくとも平成ライダーではいないように思われます。
ヒロインの行末としては、理想と言えるのではないでしょうか。
満足ゆくほど描かれたヒロイン。嬉しい反面、やはり満足したくない気持ちが起こってくるから、ヲタは不思議です。
霧子は幸せか、それは解った!
ならば敵方のヒロインもまた報われて欲しいなんて考えだしたります。敵のロイミュード、特に幹部クラスの3人を憎めるはずがありません。しかも3人のうちメディックなんて、かわいいんですから。実はまだ執着しているヒロインといえば、こちらなのかもしれません。
仮面ライダーゴースト
これを書いている時点(2020年2月)において、ゴースト関連でもっぱら話題といえば、マコト兄ちゃんのかわいい妹が戦隊のピンクになったことでしょうか。
確かにカノンはかわいらしかった。
しかしである。やはりヒロインは、月村アカリ。これが姉さん女房的な雰囲気を出していて、なかなか秀逸なヒロインでした。
主人公とは幼馴染み。ちょい年上だから気を張っているものの、主人公の命はタイムリミットがかかっているという状況。積極的に支えに加わることはもちろんのこと、時に見せる脆さが良い。
ゴーストという作品が期待以上ではなかったと思いながらも、主人公カップルの関係性が良かったことで、むしろ印象的だったような気がします。
常に命が危うい主人公タケルとアカリだけで話す数々の場面は、そこだけを見返すシーンとなっております。
なんだかんだあっても「平成ライダーハズレなし」とする根拠はそこにあります。もっとも、ここで書いている人はそうした考えを広げており、今や特撮作品にハズレなし(ウソですw)!なんてなっています。
ここで書いている人の評価ほど、当てにならなくなっているのです(笑)。
仮面ライダーエグゼイド
ポッピーピポパポの初印象は、です。
なんか似合ってなくね?無理して着飾っている感じがして、演じる松田るかには合わないような気がしたものです。
もちろん違和感は見た目であって、声の出し方も含め演技として申し分なし。もしかして合わないとするのは個人的趣味にしかすぎないのかもしれません。
では個人的趣味の時といえば明日那!看護婦姿がたまりません。この人は絶対に女優だ!と妙な確信を抱いておりました。
売れっ子というより大物系女優になるのではないか。いつか雛壇で、ドンっと中央に座っているイメージです。
松田るかにおいて落ち着いた大人の女性を感じさせてくる姿のほうが好みです。しかも可愛らしい声も出せる。魅力的としか言いようがないですね(笑)。
ただ愛されるキャラクターではありましたが、恋愛絡みが全くなかった。
そこで忘れちゃいけない西馬ニコ。どストレートなツンデレは、ライダー史上いないようでいたかもしれませんが(笑)、ここまで全開のヒロインはいなかったように思われます。
仮面ライダーが増えていく分だけ、個性それぞれのヒロインも増えていく。そう考えれば、孤高の仮面ライダーは今後あり得ないのかもしれませんね。
仮面ライダービルド
後日談のVシネを含めた話しになりますが、ビルドにおいて主人公桐生戦兎以外は全てカップルになりました。主人公だけひとりぼっち。なんだか切なくなるのは、自分だけでしょうか(笑)。
けれど確かに戦兎は典型的な理系男子。恋愛なんかくだらないとしてしまいそうな性質です。でもだからこそ、という気がしておりました。
そう考えれば、やはり受け入れられるのは苦楽を共にした「みーたん」もとい美空だと思っておりましたが・・・アイドルファンの夢を叶える結末を迎えてしまいました。
これはこれで良いと思いつつも、残念ではあります。
それにしても演じていた高田夏帆。う〜ん、ライダーのメインヒロインをやっていて写真集がないのは珍しい。珍しいどころか、球団応援歌とくる。これから一体どんなキャリアを積んでいくのか、楽しみというより怖い感じです(笑)。
さて美空と共に出ずっぱりだった女性キャストと言えば、滝川紗羽。演じる滝 裕可里は仮面ライダーWのスピンオフから始まり、ウルトラマンではヒロインも務めるという、2010年代において最も特撮で活躍した女優としていいような気がします。
今後もぜひマニア心をくすぐる出演の仕方をして欲しい限りです。
仮面ライダージオウ
ジオウのヒロインといえば、ツクヨミ。これは間違いない。ただ恋愛色が全くと言っていいほどなかったせいか、あまりに謎めいた美女という設定がハマりすぎたか。
かわいい、といった要素が皆無に近かった。演じる大幡しえりは、ジオウに出演時の格好、つまり白いドレスが似合いすぎ、女子高校生としての制服がしっくりこない、といった具合です。むしろ舞台挨拶やドラマで見せたコーディネイトされた格好のほうが素敵に見えます。
隙のない美人度が強すぎた結果でしょうか。まさか「みーたん」に続き書籍類いがないとは驚きです。
むしろやさぐれていたキャラだったオーラの方が、かわいい感じがします。自分の品性が疑われそうなので、ここで筆を止めたいのですが、演じていた紺野 彩夏の作品を探していたら出てきた制服図鑑の表紙。げげっ、スゲ〜かわいい!ということで、これ以上の感想は控えさせていただく次第であります(笑)。
あとがき(笑)
直近のヒロイン特集となった今回です。
ただ芸能界は厳しい。それは平成第1期で取り上げたヒロインの現状を鑑みれば判明するところです。
平成2期のヒロインは、遡れば10年前になるとはいえ、まだまだ!今後の活躍が後日談へ結びつくかもしれないので、頑張って欲しいものです。あくまで作品目線で申し訳ない限りですが、ヒロインを演じた女優たちの活躍を祈っております。
しかし、あまり売れすぎてもなぁ〜、特撮作品と無縁になってしまいます。難しいところではありますね。