ネタバレ感想【騎士竜戦隊リュウソウジャー】第42話 決戦のステージ

本来なら戦隊の話題としては、新作『魔進戦隊キラメイジャー』一択となりそうだった。

なにせキラメイジャーのメンバーが、である。

ブルーに、クロウが来るとは誰が予想しよう!昨年度において、映画『牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-』においてブログにもしました。

感銘を受け、作品同様に出演者たちも更なる飛躍を願っていた折りに出演決定ときます。これからクロウが毎週、もとい演じていた水石 亜飛夢(みずいし あとむ)の活躍が見られるなんて有り難い限りです。

そして、ピンクには「マコト兄ちゃん」の妹として、とても可愛らしかったカノンを演じていた工藤 美桜(くどう みお)ときます。

放送前で話題をかっさらうため狙ったのか、塚田P(笑)と邪推したくなるほどです。

けれども、それだけ東映特撮が確立したコンテンツなったのでしょう。新人の登竜門だけでなく、継続して出演するだけの価値があると認識されるようになったのではないでしょうか。

こう考えれば、タイムレッドの永井大が出演することも不思議ではないのかもしれない。そう分かってても、一時期は売れっ子俳優として活躍しております。もうご縁はないかと思っておりました。

それがマスターブラックという、重要な役柄で登場となれば期待しかありません。バンバの存在は、リュウソウジャーの裏テーマとも言えます。ブラックのエピソードにおける出来が作品の成否を分けるのではないか、ぐらいに考えております。

そこに、永井大がくる。観る前からハマっているような気がしてなりません。
次いでに言わせてもらえば『未来戦隊タイムレンジャー』は、今になって見返しても、おもしろい。ルパパトの先輩といえる「売り上げ最悪なれど、後世に残る」作品です。当時の製作陣は辛かっただろうなあ〜と心中察するところですが、たまにはこうした作品も必要だと思いたいところです。

決戦のステージ

脚本は、下亜友美。監督は、加藤弘之。ここまで来たら、特にどのコンビなどという状況ではございません。ドンと一気に最後まで・・・でもこの時期にして6話も残っているのが、長年観てきた者としては、ピンとこない。分かっていても、あと2・3話で終わってしまうような感覚に見舞われております。

冒頭

久々に登場のういが「ウィ、ウィ」と駄洒落全開で、アメリカへ行くそうです。動画が認められてスタッフとして呼ばれたそうです。カナロが「騙されているんじゃないか」と言うくらい意外で突発的な出来事です。
戦いを終えたら広く世界を見たいと言っているコウと、ラストで邂逅する伏線か、と考えたりしています。

前半

龍井家で、メルトカナロが本を開いております。どういった経緯で書籍を取り出したか不明ですが、カナロはラブストーリーが参考になるそうです。物語を実際の恋愛に当てはめようなんて、だからダメなんじゃないか、と思いました。

でも、もっと気になったのは、アスナへ本を勧めれば「ヤダ」の一言で済ませるほどなのに、「恋とカレー」という本には飛びつく。なんだろう、どんな内容なんだ!考えだすと止まらないほど、気になってしょうがない。

バンバトワが敵アジトを発見。呼ばれてリュウソウジャーの4人が駆けつけます。
けれども待ち構えているワイズルークレオンに、今回はファントムマイナソー。能力はエンターティナーの世界へ誘うようです。

気がつけば、コウ・アスナ・バンバ・カナロの4人は観客で埋まる座席の中にいます。

ステージでは、ワイズルー。そのバックに変に派手な格好をしたメルトトワがいます。
ワイズルーが歌います。バックダンサーのメルトトワはぴったり合わさったダンスを披露します。もの凄く大変だったでしょう。この日の撮影のために、ずっと練習を重ねてきたと思われます。
しかもダンスが終われば、倒れ込んだ身体は浮き上がる。完全にワイヤーで引っ張られています。最後まで大変な2人でした。

以上が、第1幕。これから悲恋の2幕に、決闘の3幕が開催されていくとのことです。

客席には、コウバンバの二人となりました。恋ということなので、女性のアスナに、恋といったらカナロでしょう。けれどもここはバンバだったら面白そうだったのに、と行き当たりばったりな無念さを個人的に感じておりました。

第2幕の演目は「ロミオとジュリエット」悲恋がすぎて生命を断つお話しです。このストーリー通りアスナカナロは、死ね!という大ピンチです。

客席でじっとしてはいられなくなったコウバンバ。ステージの2人を救うべく、ファントムマイナソーを探しに行きます。

後半

アスナカナロの大根芝居ながらでも、劇は進行していってしまいます。ついにカナロアスナを抱きしめるという暴挙(笑)に至ります。

一方、コウバンバはミエソウルと使って「かくしべや」を発見。クレオンファントムマイナソー、そしてマイナソーを生む元となた劇作家がいる部屋へ乗り込みます。

この劇作家。最高に売れる劇を作りたい、と自ら進んでマイナソーを生んだようです。願い昂じた挙句に自分から行くというこのネタを、もっと活用したいです。
業の深さを描くに格好の題材になりそうで、妄想が止まりません。またこうしたシチュエーションはあるかな?あと6話うちに・・・なさそうかな、やっぱり(笑)

ファントムマイナソーを見つけたものの、劇の進行を止めるまでには至りません。
自死の方法は服毒です。カナロアスナはお話し通り飲んで・・・死んでしまうことはありません。龍井家を出る前に龍井の父ちゃんから元気は出るそうですが「倒れるほど激辛」ドリンクを渡されており、すり替えたそうです。
カナロは考えなしにアスナへ抱き付いたわけではなかったのです。完全に見くびっていたので、まさかでした(笑)

巨大化したファントムマイナソー。揃うリュウソウジャーの6人の前に、ワイズルーが現れます。レッドであるコウへ決着を申し出ます。

第3幕の決闘がステージ上で、コウのレッドとワイズルーの間で開幕します。

ここで特筆したいのは、コウ不在で合体した姿「キシリュウオーファイブ・ブラック」ここに来ての初お目見えのフォームです。前回の予告でチェックしていなければ、とうてい気づけなかった(笑)新フォームです。キシリュウネプチューンと並び立ってのバトルシーンは、なかなか熱くなりました。時折挟まれるオープンセットにおけるシーンが特撮心をくすぐります。

なんだ、コウ1人にやらせてなくても、ぜんぜんイケるじゃん!と思わせた回でした。なんでこれまでレッド1人にやらせていたんだ、というツッコミはしないようにしておきます。

ステージにおける決闘の方は、マックスリュウソウレッドとなったコウワイズルーを倒します。しかしトドメは刺しません。
クレオンが身体を呈して庇ったからです。本当に大事な、上司を越えた存在だったようです。
そういえば前回において、リュウソウジャーと組んで、プリシャスから心臓を取り返そうと提案していたクレオンでした。それが呑まれることはなく、むしろワイズルーに決着を望む気持ちを招いてしまったのかもしれません。

戦いが済んで、バンバが劇作家を諭します「芸術表現に金銭的価値を求めるな」なんだか現場スタッフの叫びのような気がしてならないのは、自分の考え過ぎだと思いたいところです。

《次回》ドルイドンの母

「ロミオとジュリエット」がカナロにとって恋愛のバイブルだそうです。悲恋ものをバイブルにするのはどうかと思いましたが、そこはメルトがツッコンでくれました。

ワイズルーを倒したコウが少し寂しそうとも言える複雑な顔をしているのが印象的です。

そこで終わると思いきや、ラストはクレオンワイズルーにおける別れのシーンでした。敵にも恩讐を越えたドラマを持たせてきています。ここから真価を迎えるのかもしれません。

次回は、当記事の頭で述べたマスターブラックが登場です。かつてレッドを決めていた俳優が、バンバを仲間不審といった複雑な心境へ陥らせた師匠を演じるなんて、誠に願ったり叶ったりです。

ホントに次回が待ち遠しいです。