【企画もの】仮面ライダーにおける主人公とヒロインの関係性を考察する3(平成第1期後半篇)響鬼からディケイドまで#イチャイチャ度を計ろう

映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』における舞台挨拶で、ポニーテールが好評を受けて刃唯阿役の井桁 弘恵が照れ笑いするところが、たまりません。

今回、こんな企画(笑)を思いついたのも、偏に『仮面ライダーゼロワン』におけるヒロインの魅力に他なりません。

イズはとてもかわいい。ただあまりに強烈な魅力の光に、他の女性キャラが影へ沈みかねない危険性があります、いや、ありました。
今となっては、もう全くの杞憂と断言します。珍しく断言です。それだけ自信を以って、ゼロワンのヒロインたちは視聴者を最後まで魅了し続けるでしょう。

この頃はシェスタも出てきたような気がして、楽しみしかありません。

恥も外聞も投げ捨てて、ゼロワンのヒロインの魅力に埋没していきたいと思っています。

ヒロイン特集・・・一歩間違えれば、だだ引きされるリスクの企画です。酷い独自解釈による偏見の内容には、もう既に呆れられているかもしれませんが、ネタバレを含みつつ進行してしまうことをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

仮面ライダー響鬼

長いシリーズ、こんなこともあるさ!といった『仮面ライダー響鬼』売り上げ最悪に現場の混乱が伝わる内容、けれども観た誰もが忘れられない。
だから平成ライダーはおもしろい、と嫌味でなく思います。ここでシリーズを投げ出さなかったことに、東映の真価を感じます。

東宝なんて、すっかり「中抜き映画会社」になってしまったのか。ゴジラだけは自社で製作するといった矜恃を取り戻して欲しい。例えどんな批判にさらされても、既得権益に座り込まないで欲しい。

この頃『仮面ライダー響鬼』に触れるたびに、真面目に思うのです。

いきなり脱線してしまいましたが、なぜなら響鬼はヒロイン選定が難しい。
主人公のヒビキさんは、出来上がった大人という感じです。女性よりも、まず仕事=魔化魍退治のために修行が大事とする感じです。BLネタにされるほど女性より将来を担う少年を傍に置きます。

少年側の主人公といえば、明日夢。ガールフレンド的なひとみがいますが、明日夢がヒーローの趣旨に当たるかどうか判断に迷うところです。
やはりライダーに当たる役柄の相手でないと、企画の趣旨に反するのではないか。

だから、イブキの弟子に当たる「あきら」をピックアップしました・・・なんて、ごめんなさい、ウソです。響鬼における1番に良か女性はあきらじゃけん、といったノリです。
もっと活躍が観たかったです。

あきらを演じた秋山奈々は改名して現在は秋山 依里だそうです。奈々時代はCDを何枚も出し、ソフトの多さからも人気があったことでしょう。早い結婚に事務所と揉めただろうなぁと三面記事的な考察をした、これまでの経歴でした。

こう考えてみると『仮面ライダー響鬼』はトラブルを抱えずにはいられない運勢にあったのかもしれない。

店でいつものんびりしていた「日菜佳さん」トドロキと良い感じのほんわりしながらテンション高いキャラでしたが、まさか演じていた方が数年も経たないうちに急逝してしまいます。
『仮面ライダージオウ』における響鬼篇で出演したトドロキが「日菜佳さんに相談しよう」と口にしたシーンに、ちょっと泣けそうです。

良し悪しきより、忘れ去られることが何より辛いことです。
トドロキに「日菜佳さん」の名を呼ばせただけでも、ジオウは平成ライダー集大成の役目を果たせました。

仮面ライダーカブト

スタッフを名指しで批判はしたくはないが、脚本家米村 正二に関しては複雑な想いを吐露せずにはいられない。
仮面ライダー剣において最初に起用したメイン脚本家のように、あきらかに向いていないなら、残念だったで済む。

米村正二の場合は、他作品では見せた手腕を仮面ライダーでは見せることなく、それでもプロデューサーの意向を汲んでのヒット作を当ててしまった。下手な成功が狂わせたように思えてならない。
カブトで犯した失敗を元に再考できていたら、また別のレベルへ行けた脚本家ではなかったか、と思うことはたびたびある。

カブトをどう評価するかは難しい。
ライダーに限らず怪人に至るまでデザインはカッコよく、また主人公のキャラの濃さに引きずられるように、登場するキャラが良い味を出してくる。アクションやポーズもキマっていれば、特撮ヒーロー番組としてこれ以上ない完成とする条件が揃っていた。
ただいろいろ列挙しても仕方がないので一言だけ「行き当たりばったりすぎる」現場の事情が分かる狂い出しの響鬼はまだ悪戦苦闘の跡が見える分だけマシだ。こちらは純粋にストーリー構成がダメだった。だから、がっくりとくる。

カブトも呪われていたと言えるかもしれない。その後は消息不明といった女性キャストがまた多い。
ヒロインといったら「ひより」出番の多さから「樹花」辺りであるけれど、今は元気にしているかな?といった寂しさが付きまとう両女性キャストであります。

仮面ライダー電王

こう振り返ってみると、平成ライダー第1期の特に中盤はまだまだ不安定だったのだな、と思います。

ヒロインが交代、いや同一の人物の設定ではあるけれども、今回の主人公は頼りない。サポートどころか、がっちり引っ張っていく、これまでのヒロインと較べ、実においしい役柄でした。
ところが途中で、最初のヒロイン役が謎の降板。番組の都合上ならともかく女優側からという、平成ライダーにおいて前代未聞の交代劇となってしまいました。
ここを子供へ戻るとした設定を附し交代でも役を変えないとしたところは、ナイスでした。事情は違いますが、仮面ライダー2号誕生に匹敵する英断だったんじゃないか、と大袈裟に考えております。

もっともメインヒロインは危機にぶち当たることがあったものの、裏メインヒロイン(勝手に命名w)主人公の姉さんである野上愛理がロマンスの一手を引き受けます。世界を救う鍵にもなります。

愛理と演じた松本若菜は派手ではないものの現在も女優として活躍中です。実にとてもよく出ています。今回、このブログを書くうえで調べたら、ここで書いている人もびっくりな多出演を果たしておりました。
いや〜、こんなに出ているなんて気づかなかったです、すみません(笑)

でもヒロイン問題を経ただけに、特撮畑出身で生き残り厳しい芸能界で活躍できていると確認できれば嬉しいものです。

仮面ライダーキバ

過去と現在を同時進行で観せていく作劇でした。野心的な試みなだけあって、ヒロインもまた入り乱れます。

キバにおいては、恋愛劇が濃厚でした。
過去篇における主人公の音也を巡る2人の女性。敵であるファンガイアの男性まで加わわります。
現代篇では、主人公のが兄と争うような形となった深央の存在に、もう1人のライダーであるイクサのほうもまた恋愛に無縁ではない。

展開される恋愛群像劇には『鳥人戦隊ジェットマン』を思い出させます。あれは、おもしろかった。「戦うトレンディドラマ」とした、まだバブル余韻が強く80年代テイスト満載ながら、スーパー戦隊となった現代では出来ないだろうというくらいに振り切っておりました。
ジェットマンのメイン脚本も井上敏樹でした。もしかしてキバにおいて、これが頭にあったか。それとも恋愛絡みにしていたら、自分の色が出たのか。

しかしながらここでは、恋愛劇から1人外れた野村静香をヒロインとして挙げたい。演じる小池里奈が可愛かったのもあります。
でもやはり常にレギュラーとして張っていた点や、恋愛ごたごたに巻き込まれなかっただけに、むしろ安心させてくるキャラだったところでヒロインとしたい。のことも過保護としかいいようがないほど世話焼きな部分も、ヒロイン要素充分です。
だから、静香の扱いが尻切れトンボとなったことが、この作品の惜しいところです。

仮面ライダーディケイド

作品としては、いろいろ混乱していたかもしれませんが、ヒロインに関しては単純明快。もう夏海、その一択で良いでしょう。
主人公と共に行動する唯一の女性でありますし、また物語りの鍵ともなっています。

ディケイドにおいては、主人公からぶっきらぼうに扱われるものの信頼関係が出来ており、ヒロイン関連は特筆ない状況か。

いやいや、この『仮面ライダーディケイド』はテレビ放送だけでなく結末が映画に繋がるとして問題になっていたではないか!
ならば含めずにはいられない映画『MOVIE大戦2010』。
主人公が全世界を敵に回すなかで、傍にいたのは電波人間タックルこと岬ユリコ。ここにきて、夏海のヒロインの座を揺るがす女性キャストが出てきた・・・とまで言い切るの自信がありません。

映画の内容自体に力がないと、キャストも浮き立つことがない例となった気がします。

けれども演じたのは、広瀬アリスすずとどっちが好きだ、と妹と比較されれば大抵は負ける姉ですが、対象相手が悪すぎます。アリスは話しおもしろく、好感が持てるキャラクター。何よりタックルを演じてくれた女優であれば、ここで書いている人は「すずよりアリス」とする貴重なタイプへなったのです(笑)

【総括】平成第1期ヒロインから安定度が見える

平成ライダーにおいて、ゼロ年代における第1期と10年代の第2期ではだいぶ趣きが変わっていると考えております。
その差異について、なにかの機会でブログに出来たらと考えておりましたが、今回は期せずとも、つまり「たまたま(笑)」ヒロインのアプローチから、見えてくる部分がありました。
最初から分けて考えるべきの題材であり、これで前回を含め、第1期はまとめられました。

『クウガ』に『アギト』といった初期の2作品。世界観や設定に、そのストーリーといった斬新さが話題となった作品であり、平成の礎は次作『龍騎』を含めて築かれたと考えております。

ただ『クウガ』『アギト』において、ヒロインの立ち位置はシンプルでと言えます。少々表現方法が変われど、主人公の支えになる存在として従来のままです。
しかしながら作品自体が挑戦的な内容において、安定したヒロインの存在が完成度を高くする大きな要因になったのかもしれません。

極論ですが、ヒロインをしっかり据えられるかどうかで、作品に芯を通せるかがかかっていた。平成第1期における各作品を見渡すうえで、重要な視点になるように考えます。

やってみたら意外に真面目な話しになってきた、この企画(笑)。第2期も張り切っていきたいと思います。