ネタバレ感想【騎士竜戦隊リュウソウジャー】第41話 消えた聖剣
仮面ライダーの冬映画。これに当たる戦隊モノの映画が欲しいと思っておりました。
短い尺ではなく、まるっと90分越えするくらいです。
1時間前後の上映時間のなか矢継ぎ早に飽きることがない展開で、おもしろいことはおもしろい。年齢層を考えれば、子供に席を立たせない見せ所満載でいかなければならない。
それが間違いない演出です。それが正解だと思います。
ただ捻くれた大人はたまには外さないかなぁ〜、なんて思ったりするわけです。いやいやただパトレンを少しでも多く観たいだけかもしれません(笑)。
『騎士竜戦隊リュウソウジャーvsルパンレンジャーvsパトレンジャー』で劇場1本公開か、と思いきや、『スーパー戦隊MOVIEパーティー』と銘打たれ、次作の『キラメキジャー』の前日譚が併映とのこと。
そうかぁ〜、令和ジェンレーションと同じ上映時間とはいかなそうかぁ〜、その分だけパトレンの活躍は短くなるよね。
ちょっと、残念(笑)。
けれども、この映画の脚本は香村純子だそうなので、リュウソウジャーには悪いが、ルパパトにとって良いと喜んでいる、ここで書いている人なのです。さらに申せば、最後だからこそ他を押しのけてパトレンだ!とした気持ちを隠さないで騒ぎたい。
でも、たぶんパトレンにとって最後の舞台が、お気に入りのリュウソウジャーで良かったです。
以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。
消えた聖剣
前回に引き続き、脚本は山岡潤平に、監督はたかひろやのコンビです。
冒頭
龍井家にて、リュウソウカリバーがないと大騒ぎ。見せて欲しいとした龍井の父ちゃんはワイズルーの変装ではないか、疑うくらい、忽然と消えてしまったようです。
ところで、ういはどうした?ぜんぜん出てこないぞ。
前半
ワイズルーの前に現れる、ナダが命をかけて倒した相手ウデンの色違いなサデン。こちらはよく喋るし、プリシャスに服従しているようです。
そんなサデンがプリシャスの面前へ。ここでリュウソウカリバーを抜いたことで、ドルイドンの大いなる力とされるエラス復活の道が開かれてしまったことが判明します。
リュウソウカリバーと奪ってこようと自ら言い出したサデンに、プリシャスは他の連中はもういらないといった答え方です。
これをこっそり聞いていたクレオンは落胆です。評価されないと嘆く姿は、勤め人ならば他人ごとではないように思われます。
リュウソウカリバーはオトちゃんが持っていってました。メルトがあげた髪飾りが落ちていたことで目処はつけております。
どうやら知り合いである元海のリュウソウ族ミヤが働く撮影現場の小道具として、リュウソウカリバーはイメージにぴったりとして貸し出したようです。
このミヤは、カナロの元婚約者。こんなきっかけで出会すなんて、とても気の毒な場面です。特にカナロとしては、性格を否定され逃げられたわけですから、つい笑ってしまいそうです(笑)。
けれど女性からしたら、細かいオトコはイヤですよね。それはアスナ同様分かります。
結局ミヤに協力することにします。リュウソウカリバーを貸し出すばかりでなく、下っ端役としてリュウソウジャー面々も出演することになります。
ここでトワはともかくバンバまで呼ぶところはお約束です。
その撮影現場にクレオンが裏でうろちょろするなか、ミヤの現実が判明したりします。どうやらいいようにこき使うため、うまいことをスタッフから言われているようです。
それを知り傷つくのは、オトちゃん。
裏で聞いたクレオンも自分の立場に重ねます。リュウソウカリバーを手にしても、渡したくないサデンに攻撃させれそうな始末です。出世を夢見てあがく姿には、つい涙したくなりそうです。
後半
サデンに斬られそうなクレオンを助ける形で登場のリュウソウジャーです。
このサデン。リュウソウジャーが人を守る使命を利用して、現場スタッフを攻撃します。狡猾といえばそうですが、ドルイドン兵も呼ばず独りで戦うスタイルなので、形振り構わないといった感じです。久々のマックスチェンジが見られそうなところを阻みます。ウデン同様に強敵です。
リュウソウジャーの大ピンチを救ったのは、意外といえば意外、でも今回は伏線があったクレオンです。リュウソウカリバーを返します。
最強形態ノブレスリュウソウレッドに、さすがのサデンも押されます。とりあえず今回は退却していきます。
海へ帰ろうというオトちゃんに、ミヤは状況を把握しているうえで夢を叶えるために頑張るということです。リュウソウ族の使命といったことに反発していたミヤですが、カナロたちにとっては夢と同じもの。人それぞれ想いの抱き方によって、見える景色は変わるといった感じです。
一方、コウにお礼までいわれたクレオン。呼んで現れたワイズルーに抱きつけば、リュウソウジャーと一緒に戦ってプリシャスから心臓を取り戻そうと提案します。
これは共闘しようというのか、それとも利用なのか。どういった思惑からなのか、今後のお楽しみといったところです。
《次回》決戦のステージ
これからのための、前置き的な今回でした。
特にドルイドン側において、クレオンがどういった役回りになるか。その辺りが鍵となるのでしょうか。
次回のタイトル『決戦のステージ』ときます。
ワイズルーが性根を据えた回になりそうです。これが最後の活躍となってしまうのか。
ワイズルーはプリシャスを出し抜いてラストまで出番を張るのではないか、と見ていましたが、予想は外れるものです(笑)。
やはり次回で散ってしまうのか。
映画『スーパー戦隊MOVIEパーティー』の公開は、2020年2月8日に決定いたしました。そこへ合わせて、どう盛り上げてくるか、楽しみにしたいです。