ネタバレ感想【ウルトラマンタイガ】最終話 バディ ステディ ゴー!

2020年3月6日に『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』が公開されると発表されました。

ニュージェネのウルトラマンが総出で出演するという、オールスターの様相です。
タイガが開始の冒頭も、総出演でした。流れが出来ていた、といったところでしょうか。歴代を揃えなければ、動員が難しいという面もあるかもしれません。

何はともあれ、ウルトラマンだけではない。変身前のキャストまで総出演が嬉しい。出演した俳優が揃えられるかが、何にしても難しい。縁起悪く言わせてもらえば、最後になるかもしれません。

観ておくべき代物だと思います。特撮好きなら当然であります(笑)

ウルトラマンが失くなったら、特撮番組は日曜だけになってしまうなど寂しい限り。以前はそうでしたが、もうすっかり定着してしまった週末のウルトラ・仮面ライダー・戦隊の3本立て。どれかが欠けるなんて、すでに考えられません。

愛情はもちろん、文句が言えるのも作品をやっていてくれればこそです。

そして過去の作品がフィーチャーされれば、また注目できます。現在となって見返せば、また新たな発見や解釈があるかもしれません。

春の公開に向けて、ニュージェネの復習という楽しみが出来ました。「トライスクワッド、ここに終結」と謳われているところから、タイガの物語における真の終結は映画かもしれません。

でもなぁ〜、キャッチフレーズは内容を表すよりアオりが大事だから、実は終わりどころか始まりに近いラストだったりして。まるきりそれはない、と言い切れないところがエンターティメント作品の醍醐味としておきましょう(笑)

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

トレギアの最後?

脚本は林壮太郎で、監督は市野龍一です。ここに特技監督として神谷誠を迎えてのトリオで開始された『ウルトラマンタイガ』テレビ放送分の本編部分は出演者からの発言から、9月上旬に終了していたことが分かります。

まだまだ暑さが残る頃です。
宇宙人は出てけ、とする群衆というか集団の出演者たちの服装を見れば、そこはかとなく残暑を滲ませます。いちおう冬の放送を鑑みて、厚着していたほうなのかもしれません。

怪獣の出現は宇宙人のせい、とこじつける人々ですがウルトラマンの出現には喝采を送ります。
そんな地球人を笑うトレギアである霧崎。宇宙人を迫害しながら、宇宙人に違いないウルトラマンは別とする。要は差別など自分たちにとっての都合で行っているにすぎない。

タイガという物語において、問題を深くあぶり出す役目を担えるだけのトレギアであり、霧崎というキャラでした。単なる悪役もいければ、事の本質を突く頭脳明晰すぎるゆえの悪辣ぶりなど、簡単にさばけない悪のウルトラマンです。

特に描かずともキャラ立ちするトレギアを、安易に頼りすぎてしまったような気がします。
カウント表示するほど危険とした宇宙爆蝕怪獣ウーラーを超えたクライマックス感をトレギアに与えて欲しかったです。

しかしながら、このトレギア。初登場であった映画『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト 絆のクリスタル』においても、一旦の退場はあっさりしたものでした。けれどもエンディング後に、のこのこ姿を現してくるしぶとさです。

タイガにおいて、倒された方があっさりな気がしないでもないですが、それこそトレギアだと言えるのかもしれません。そして、やられたと思わせてあっさり復活してこそ、この悪のウルトラマンらしいと言える気がします。

ラストを飾る

今回の『ウルトラマンタイガ』に対しては、また別に「総括」します。申し訳ありませんが、「感動」ではなく「批評」に属する内容になります。

それだけ惜しい!と、いうことです。つまらないなら、こんなに騒ぎません。いろいろ楽しめたからこそ、残念が浮き立ってしょうがない。これが最終回を鑑賞後における素直な感想です。

第20話辺りからオーブ・ジード・ルーブときた流れに、タイガは追いつけない予感がしておりました。
そうした点は少し時間を開けてからにするとして、最終回に限ってです。

フーマタイタスと活躍がありました。前回も会議といった形で姿を見せてくれました。ファイナル・エピソードにおいては存在感があって良かったです。
せめて最終回もしくは前回のような扱いがずっと以前から続いていたら、と思わざるを得ません。
それでもタイガ・タイタス・フーマのトライスクワッドにおける活躍はありました。ウルトラヒーローを魅せるということは出来たのではないでしょうか。

ただその活躍がささいな矛盾など呑み込む勢いまでには至らなかった。だからどうしても細かい点へ目が向いてしまうのかもしれません。

《次回は総集編》そしてタイガがここにいる

総括するに当たって、前もって言えることは「シーズン2が欲しい」ところでしょうか。
タイガにタイタス・フーマ、トレギアや街にいる宇宙人たちに、ホマレやピリカなど、魅力的に映るキャラクターのいずれもハンパなで終わってしまった感が否めない。

ヴィラン・ギルドも、一体どうしたかったのか。最後に仲間にしましたでは、これまでの謎めいた組織活動が却って捉えどころなくなる。もしかしてE.G.I.S.に入社することになったマグマ星人マーキンド星人は組織の概要を何一つ知らないままに踊らされていただけなら、その裏を探りたくなる。

ほら、ちょっと考えだしたら妄想が止まらないウルトラマンタイガであります。もういいや、となれるくらいダメだったら、そこで終われるからそれはそれで良いのです。
問題は「もしあそこでこうしていたら」とか「放送されていない部分の実はこうかも」といった具合に想像ばかりが膨らむから、大変なのであります。

惜しい!ほど、頭から離れない作品はない。だから素直に感動させてくれよ、となるのが、ここで書いている人なのです(笑)
春の劇場版で登場するタロウではありませんが、闇に落ちた気分なのです。

闇に落ちた者の次いでとして、ウーラーに食われるために登場するのはギャラクトロンMK2ではなく惑星守護神ギガデロスときて、イルト再登場で絡めたら、もっと宇宙規模の破滅感が出たかもしれない。
最終回で宇宙人迫害行動を取る地球人を救うのは、バット星人ピット星人の夫婦か、もしくはカナが保護しきれなかったセミ人間の少女が成長した姿だったとか。

いろいろくだらないとお叱りを受けてしまいそうなことを考えてしまいます。ぜんぜん終わった気になれていません。

ここでオシマイではなく、まだ考えていきたい。劇場版だって控えていますから、今日でとはなれません。