ネタバレ感想【ウルトラマンタイガ】第24話 私はピリカ

来週で最終回を迎えます。次回と言わないところは、リアルタイム感を出すためのイヤらしさです(笑)

とはいえ、ウルトラマンタイガの放送は土曜日です。
プログをアップしても目に触れる期間は圧倒的に「今週」になりやすい。いや、その前に、当記事のアップが今週になるのではないか、という懸念がありました。

12月は週末とて、油断がなりません。

当ブログは本年度の2月に立ち上げ、3月から本格的に始めました。まだその頃は、ヲタ方面をやろう、ぐらいにしか考えていませんでした。取り敢えず、作品紹介をする。じゃ、何を?といった感じです。

まだ番組を追いかけていくなんて考えられません。

リアルタイムで追いかけた最初は『騎士竜戦隊リュウソウジャー』になりますが、ホントにこれは3月放映開始というタイミングが良かった。もし時期が例年通り2月であったならば、新番組を追いかけていていく最初は『ウルトラマンタイガ』になっていたでしょう。

そうすれば、当ブログは「令和」になってからの作品を追いかけていくことになります。それはそれで良かったような気がしないでもありません(笑)

ただ、そうするとリュウソウジャーの記事みたいな内容を順に追う書き方になったのかな、とも考えます。

現在、特撮番組として放送されている3番組を追いかけていますが、いずれも書式を変えています。意図して区別している、というわけではなく、単なる暗中模索です。

同じような書き方で続けていいのかな?と疑問を感じさせてくれたのが『ウルトラマンタイガ』という作品です。だからまったく個人的なレベルの話しになりますが、ブログをやっていくうえで思い入れ深い作品となりました。

『ウルトラマンタイガ』から本格的に試行錯誤が始まったと言えます。そんなタイガが、ファイナル・エピソードに突入しました。追っかけ番組としては2番組目になりますが、最終回を迎える番組としては当ブログ最初の作品になります。感慨深いものがあります。

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

ラスボス?怪獣登場

ウルトラマンタイガについて、終了後に総括したいと思っています。幸いにも最終回の翌週は年末年始に当たります。時間があるじゃないか、ということです。

本当だろうか、年末年始ってヒマだったっけ?と疑問が生じてきましたが、まだそんな先を煩っていても仕方がありません。その時にならなければ分からないさ、ですね。

ただ総括の内容を匂わせることになるであろう『宇宙爆蝕怪獣ウーラー』についてです。

以前から始まったカウントダウン。謎の光球体が宇宙を飛行し地球を目指している。ここずっと最終局面へ機運を高める演出として、番組の最後を飾ってきていました。

数を減らしていくタイム表示。地球へ近づけてはならないモノであることは確かなようです。

冒頭で、刻まれていたタイム表示は「0」へ至ります。地球への到着を果たしてしまいます。

その正体である宇宙爆蝕怪獣ウーラーは最後に登場するに相応しい。だからこそ惜しい。

惑星を喰い潰す、まさしくラストに登場するに相応しい怪獣です。ウルトラマンオーブの最後に出てきたマガタノオロチを彷彿させるグロテスクさがあります。見た目だけでなく、オーブでは強力なロボット怪獣として鮮烈であったギャラクトロン、そのMK2を食するほどです。
かなりヤバい存在感であることは姿を現して以来、伝わってきます。

コスモイーターとして、星に近づけてはならない怪獣です。前にもあったような設定かもしれませんが、これはシリーズものの宿命として今は受け入れましょう。

宇宙爆蝕怪獣ウーラーは刻限が迫るタイプではなく、星へ降り立ててはいけない存在です。

タイムアップ表示ではなく、途中で止める方向が良かったかもしれない。例えば彗星のごとく宇宙を飛行するウーラーをは阻むウルトラマンがいたとしたら、だいぶ印象が変わっていたかもしれない。もちろん咬ませ犬の役割だから、問題ないようリブットあたりにやってもらう(笑)
さすれば現在ネットで配信中の『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』と連動する形もできる。

もしくは別の宇宙人が理由は不明ながら騒ぎ立てているなど。降り立ててはいけない感じの描写のほうが欲しかった気がする。

最後の登場に相応しい破壊規模を持つ怪獣に対する詰め方が「今ひとつ」だった。この今ひとつがタイガという作品を表しているのかもしれません。

ピリカの正体

民間警備会社E.G.I.S.(イージス)のオペレーターであり、本作品のヒロインの位置にいた旭川ピリカの正体は、アンドロイド。宇宙爆蝕怪獣ウーラーの活動を止めるデバイスとして、宇宙へばらまかれた1つという解釈で良いでしょうか。

ピリカは普通ではないことは分かっていました。トレギアこと霧崎E.G.I.S.を訪れた際に、はっきりしています。ナイトファングの悪夢攻撃に晒されても、なんともなかった時にちょっと不審がありました。ピリカが主役を張った第5話『きみの決める未来』を見返せば、思い当たる節が出てくるのかもしれない。

けれどもピリカの正体が明かさせられかたには唐突な気がしました。自分が鈍いだけで、もしかすると一般的には違和感はなかったのかもしれない。

あくまでも頭が回らなかったここで書いている人の意見だと思ってください。

どうやらE.G.I.S.の社長佐々木カナが外事X課に所属していた頃に拾ったようです。工藤ヒロユキ宗谷ホマレに正体を伝えたのはカナです。保護した人物は、ずっと身近にいたわけです。
ならば、もう少し匂わせる描写が欲しかった気がしないでもない。前回にカップ麺らしき物を挟むなかにピリカはいませんでした。つまり昼食を摂らないというより、食事そのものを摂る必要がない。もしかして食事はしないのか、といったニュアンスがどこかであったならば、今回の捉え方もまた違ったような気がします。
昼食を抜くなど妙齢の女性ならば驚く行為ではありません。前置きとするには、前回のこれだけでは足りないように思えます。

ヒロユキと常に共にある、タイガ・タイタス・フーマのトライスクワッドの誰かが、ピリカの存在に少し不審に思うようなことがあっても良かったかもしれない。そんな疑問も、ヒロユキがあっさり否定すれば何事もなかったかように済みます。後で振り返れば、いい伏線になったような気がしないでもない。
でも、あのウルトラマンたちでは気づくはずもないか、と思っている自分がいます(笑)

ピリカの存在をもっと浮き立たせて欲しかった。

なぜならウーラーが海中から光りを発する光景を見つめるピリカと近づいてきた霧崎のやり取りは、とても良いシーンでした。

「あなたの周りに何もないだけだよ」
全てを虚無へ落とし込みたいとするトレギアこと霧崎に対して放ったピリカの言葉です。これほどトレギアへ真っ向からぶつかっていけた声があっただろうか。

核心に触れられたら、もう開き直るしかない。自説は曲げられないから、所詮は機械人形であるとする、反論ではなく相手の存在を貶める方向へ持っていく。
物語上の話しではなく、現実社会における人間の愚かしさへの示唆を含む。ウルトラシリーズが架空の話しとして終わらせない、草創期からある精神の命脈が保たれていると感じさせてくれたシーンでした。

「私はピリカ、旭川ピリカ」と力強く口にして、霧崎の前から去っていく今回のエピソードにおいてハイライトは、ここであったような気がします。

《次回》バディ ステディ ゴー!

宇宙爆蝕怪獣ウーラーについて、解説するタイタスを囲むタイガフーマタイタスって、力だけじゃなくて賢者だったんだな、と忘れていたことを思い出させてくれるシチュエーションでした(笑)

また観たいと思うシチュエーションでしたが、残るはあと1回です。

ピリカはこのまま消えたままなのか。
ヴィラン・ギルドの残っていたマーキンド星人マグマ星人は悪いヤツどころか存外良いヤツっぽい行動をしています。怪獣オークションなどといった、転売を生む商売柄のせいか、時にはとても迷惑なことを仕出かしますが、個々の気質は往々にして集団である時より真っ当なものです。

泣いても笑っても、次回で最終回。ブログを始めて、第1話からブログし続けてきて最終回を迎える最初の作品である『ウルトラマンタイガ』こう書いていると、ドキドキしてくるものですね(笑)