ネタバレ感想【騎士竜戦隊リュウソウジャー】第37話 誕生!最恐タッグ

そこまで熱心ではなかったはずなのに、今更になって希望したいことがあります。

正月向けは仮面ライダー映画ときます。春の映画はウルトラマンです。夏休みは、東映特撮祭り(勝手に命名)です。

映画のローテーションとして、もう一息いきたいところです。新規ではなく復活させて欲しいといったところでしょうか。

かつては『春の東映特撮』がありました。オールスター勢揃いといった感の映画が例年に渡って公開されました。観に行っておりましたが、後の方は足が遠のいたことを憶えております。

お祭り気質が悪いというより、もうちょっと内容があればと残念でなりません。出来は悪くてもいいのです。失敗や不出来な部分こそ学ばせてくれます。むしろ成功作より失敗作のほうが話し合えたりします。自分の好みも見えてきます。

例年に渡って同じような投げっぷりばかり続くと、だんだん話すことがなくなります。ダメだなぁ〜、くらいならいい。まただ・・・これはいけない。

シリーズものは良い悪い以前に1番注意しなければいけないのは「マンネリ」かもしれません。従来のファンを敵に回すような、時には論議を醸し出す作品もまた必要なのだ、と珍しく言い切ってしまいます(笑)

完全に論旨からずれた話しになってしまいました。
本当はただ正月明けに劇場公開されていた「戦隊VSモノ」が復活しないかな、と希望を述べたかっただけです。

侍戦隊シンケンジャーの頃は、よく観にいっておりました。前作の戦隊と現行の戦隊の共演。現行の戦隊は佳境へ突入していて、気分としては盛り上がっている時期の公開です。
再びあの気分を味わいたくなります。

とはいえ、そんなに熱心に足を運んでいたかと言えば、そうでもない。たまたまシンケンジャーと観返したから、そんな気分になっただけかもしれません。

けれどもリュウソウジャーを観ている現在において、正月明けにVS戦隊モノの映画が観たくなる気分になってはいるのです。

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

誕生!最恐タッグ

今回の脚本は、金子香緒里(かなこかおり)。前回の下亜友美(しもあゆみ)と共に、これからもっと多く担当していくのではないか、と睨んでいます。
これからといえば、監督の柏木宏紀もリュウソウジャーは今回でオール・アップのようですが、これから出番が増えていくような気がします。

冒頭

コウが母親の悲鳴に駆け付ければ、ティラミーゴが少年を食べているとしか見えないシーンから始まります。今回はそれだけでOPへ突入です。

ところでティラミーゴの口の中にいた少年の名は「イチロー(一郎)」で、母の名は「キョウコ(京子)」らしい。ゲストとはいえ、ド直球なネーミングで来ましたね。

前半

見慣れた龍井家における始まりは、怪我をさせられた少年の母親である京子に乗り込みです。どうやら龍井の父ちゃんが責任者として叱責を受けて項垂れております。気の毒だな、と笑ってしまいます。

母親の言によれば、ティラミーゴは「赤い猛獣」だそうです。外に出すな、と言い放ちます。むしろその程度なのか、と思いますが、ピーたんコウの問い質しにティラミーゴは答えず、あっさり外へ出ていきます。
多少は世間体を考えて欲しいところではありますが、やはりそこは「赤い猛獣」です。
コウは追いかけるしかありません。

この頃はワイズルーが絡むとすっかり愉快な敵幹部の会話となります。クレオンもノリがよく「ガチのバカのこと」心臓を取られて泣いているじゃないかと言いたい放題です。
陰口を叩いているところへ、その当人が現れるのはお約束ですね。ガチレウスがやってくれば、ワイズルーに手を組みたいと申し出てきます。

ワイズルーガチレウスクレオンの会話を聞くと、声優さんというのは凄いものだと思います。軽妙なシーンだからこそ、上手くなければキマらないところです。

ということで、ガチレウスがリュウソウジャーを早速とばかりに襲撃します。
リュウソウジャーの面々はリュウソウルをセットしようとするたび爆発に見舞われます。苦戦です。
どうやら見えないミサイルが撃ち込まれているようです。ガチレウスがネタばらししています。感心できません。

一度、龍井家へ引き揚げたリュウソウジャー。敵の攻撃に対し頭を悩ませているなか、コウだけが独り落ち込んでいます。そこへ元気づけるようにアスナが差し出すはお菓子の袋です。こうしたメンバーの特徴が出る何気ないシーンはいいですね。

コウティラミーゴの隠し事や反抗的とも言える態度が気に入らない。

騎士竜とリュウソウジャーは誰よりも信頼しあわなければならない。コウにとって当然の主張です。間違いであるはずがない事実です。
けれどもこれが正論の落とし穴というものでしょうか。
信頼とは何事にも通じていることではありません。隠し事もあれば、場合によってはウソもあるかもしれない。けれども隠し事もウソも、どうしてそうせざる得なかったか?もちろん呆れる理由の隠蔽や虚偽は問題外ですが、深く知りもせず一般的な常識で糾弾しているようでは絆を紡げない。
バンバが指摘する「支配」決めつけにおける関係性の危うさを教えてきます。頑なな生き方をしてきたバンバゆえに説得力が違います。

自分を顧みても、耳が痛い話しです。ついついコウの考え方をしてしまいます。だからこそ今回はとても滋味ある内容だったと言えます。こうした回があるから、特撮ヒーロー番組を子供向けと片づけてはならないと改めて思います。

後半

ティラミーゴを誘き出すためか、一郎が拐われます。向かった先にはワイズルーがおり、母親の京子もまた捕われています。
今回のマイナソーは京子から生まれ出たようです。息子を危険な目へ合わせたくない、とした想いが裏目に出たようです。マイナソーを大きくするためにも攻撃が為されます。

救出のため向かうリュウソウジャー。行かせないと立ち塞がるはガチレウスです。リュウソウチェンジしようとすれば、見えないミサイルが降ってきます。

変身できないままリュウソウジャーは戦う。そう、素顔の戦士が活躍が観られるのです。番組終盤だからこそ、出来ると判断されたのでしょう。演じる俳優がそのままのアクションは燃えます。

ちなみに変身後の名乗りを、最後で素顔のままやられると萌えるタイプです。さてリュウソウジャーは、そんな場面をやるか?もうそんなことを考える時期になりました。

コウを先に行かせて、残るリュウソウジャーたちのアクションは頑張っておりました。スタッフもヒヤヒヤでやっていたのではないか、と推し量っております。

倒れたティラミーゴの許まで辿りついたコウ。相手するワイズルーが見えないミサイルはマイナソーの力であることをバラしてしまいます。おかげでマイナソーは地面の中から音に反応してミサイルを撃っていることに気づかせてしまうキッカケを与えてしまいました。レベルはガチレウスとあまり変わらないようです。

音を増やすことでリュウソウチェンジを果たすことに成功します。

一方、コウティラミーゴは和解を果たせば、無敵となります(笑)ティラミーゴに乗るマックスリュウソウジャーは敵なしです。

怪力のアスナにはぴったりなドッシンソウルを以って、地中にあるマイナソーを力づくで炙り出します。
巨大化していれば、キングキシリュウオーで応戦です。必ず搭乗するコウカナロに、今回はメルトが加わりました。フィニッシュはもちろん宇宙で撃破です。

無事に終われば、龍井家で一郎が謝っております。どうやら無断でティラミーゴと遊んでいたところ怪我してしまった。そこへ母親の姿を見つける。慌てて禁じられていた銃の玩具を隠そうと、ティラミーゴの口の中へ押し込んでいた姿が「食べられている」格好となった模様です。

一郎がやったことは良くありません。怒られたくないからとティラミーゴに口止めの約束などしてはいけないことです。
ただ悪いからと頭ごなしで怒っても効果はないものです。簡単に結論へ至るよりも、黙っていてあげるという間違った行動であったとしても、それが却って相手のためになることがある。一郎はもう二度と同じ過ちは起こさないでしょう。

整然とした正しさだけが物事を良い方向へ導くわけではない。今回は非常に考えさせてくれる内容でありました。

《次回》天空の神殿

すっかり龍井の父ちゃんに感化されたとしか思えないセトーの怪しげな出現です。それでもリュウソウ族の伝説だけあって、口を開けば重々しい。
始まりの神殿へ行け、と指示を出します。今回のラストカットは、龍井の父ちゃんが「祭」の手拭いを頭に巻くセトーのアップでした。

次回は、劇場版の姉ちゃん「ユノ」テレビ初登場します。大昔に存在するリュウソウ族の1人が、どう関わってくるのか?
プリシャスから誘いを受けているクレオンは、どこで裏切るのか、それとも裏切らないのか?
リュウソウジャーはなんだかパワーアップがあるみたいだが、どんなもんなのか?

忙しい師走における癒しは、特撮番組こそですね。