ネタバレ感想【ウルトラマンタイガ】第20話 砂のお城

テレビ放送を追っかけているリアル感を出していければ、と考えています。

現在なら、配信番組として『ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ』がやっているよ、といったところでしょうか。現在放送されている土曜に先立つ木曜!なぜ、木曜!どう考えても行けないだろう木曜に、ディレクターズカット版の上映会が行われていたのです。

その上映会にゲストとして、坂本監督やギンガの根岸はともかく(笑)、アサヒでありウルトラウーマングリージョの其原有沙がやってきておりました。

外伝を諦めていない者としては、R/Bが取り沙汰されれば希望の灯を見てしまいます。

そういえば舞台『ウルトラヒーローズ EXPO THE LIVE』の後半は、湊家のウルトラマンであるカツミにイサミといった兄弟で出演するそうです。

根拠までならない期待で膨らむばかりですが、懸念はあります。そう、肝心の「ツルちゃん」はどうした?中の人である木下彩音はリポーターみたいな地味な感じで頑張ってはいるようです。

が!観たいのはバラエティの端役でなく、もっとこういったミュージック映像の主役などみたいな仕事が増えて欲しい。

当時は愛崎モアが引退だとぉー、と動揺するままに始めましたが、なんてことはない。ゼノ先輩と所帯を持つことになった、誠にメデタイ限りのお話しがオチでした。

けれども当記事の書き始めは余裕もなく、すっかり仕事が忙しくなると踏んでいたアサヒにツルちゃんは予想とは程遠い状況まで過ぎります。芸能界の厳しさに心痛めておりました。

記事中に貼った映像のように、木下彩音は雰囲気ある役をやらせたら、飛び抜けた存在感を放ちます。其原有沙は、印象的な瞳を活かして女優として大成させて欲しいところ。けれども一方が所属する事務所は大手すぎて新人にはなかなか手を回してくれず、もう一方は問題ありの弱い事務所ゆえに仕事を取ってこられるようには見えず。

どんな形でもいい、二人が今後も女優を続けられるよう祈るばかりであります。いっそネームバリューはウルトラマンR/Bから得たわけだから、事務所の垣根を超えて「二人セット」で売り出してもいいんじゃないか。
なんて提言を装っておりますが、ただの個人的願望です。イヤな印象を持たれる言い方するならば、単なる欲望です。

実は上映会が開催された木曜に、当ブログがアップデートの余波で記事書けなくなるという事態に陥りました。まったくさぁ〜、ワードプレス なんかでブログはやるべきじゃないね、とやさぐれておりました。
前日というか、タイガ第20話が放送されるその朝までかかって復旧に努めておりました。なので、少々見た目が変わっておりますが、積極的な模様替えでなく、仕方なしであり復元に近づけていく過程で多少いじった感じです。
これもリアルタイムで追っかける中における思い出ということにします。読んでくれる人には全く関係ない個人的すぎるネタはどうなの?と思いましたが、苦労に弱いタイプは発生したトラブルについて騒がずにはいられないのです(笑)

ネタバレ及び独自解釈による偏見が含まれる内容であることをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

【宇宙帝王の末裔】しかし権威は薄そう

今回の脚本は中野 貴雄で、監督は武居 正能。脚本はシリーズ構成の1人であり、監督はR/Bのメインであり重要どころは任されているような感じで演出回も多いです。

そんなコンビでお届けする回に登場となった「宇宙帝王」のバド星人。そう、もしこんな御大層な肩書きがなければ、単なる悪い宇宙人だったのに。尊大な口ぶりぐらいで、特に武器もなく騙し討ちくらいがせいぜい関の山であれば、ウルトラセブンのみの登場で留めておけば、こんな目には遭わなかった(笑)

なんの因果か、ニュージェネレーションズで、ウルトラマンジードにて復活すれば懐かしさと共に、こちらも大人になっているから突っ込まずにはいられない。

そうそう悪のウルトラマンであるベリアルに仕えた伏井出ケイの依頼で、スナイパーとして登場したのでした。後で調べてみたら、実に「49年ぶり」とくる。ここまで放って置かれるところが、ファンの人気に限らずスタッフの思い入れも低いことが窺えます。

何度でも見返した人気作『ウルトラセブン』における登場でなければ頭の片隅にすら残っていなかったかもしれません。全エピソードを最も記憶しているウルトラセブンだったからこそ、バド星人の登場にも対応が出来ました。

ジードにおけるバド星人は以前とは打って変わり、ライフルという武器を使いこなす、ちゃんと服を着用する、きちんとした出で立ちで現れました。けれども尊大そうで、バド星人特有と思しき性格が垣間見えれば、なんか嬉しい。

今回のバド星人は違う!ジードに登場した際は、それなりに格好はつけられそうだと予想していたものです。けれどもウルトラセブンからの再登場でも、こちらはレギュラーで子供から人気を集める可愛らしさを持つペガッサ星人のペガに為す術なしといった調子です。
掃除機の箱で殴られて悶絶するバド星人の姿に、両者における現在の扱いにおける歴然たる差が、ちょい気の毒になったくらいです。しかも最後は1人だけ瓦礫の下になって最後を迎えるという悲惨さです。

こうして書いているうちに、本当に気の毒なってきた(笑)そんなバド星人です。

でもなぁ、宇宙の帝王を名乗るなら、スナイパーとはいえ雇われるというのはどうなのだろう?鑑賞後になって気づいたものです。
けれども、あれですね。種族全体で「宇宙帝王」の称号を振りかざしていたとしたら、全員でふんぞり返ってはいられない。その社会においてそれぞれの役割があり、また生きていくために働かなければならない。

外で大きく出る分だけ、意外と本星ではストイックに鍛錬している連中なのかもしれない。なにせ初代は光線や飛び技もあるウルトラセブンに素手で向かっていくようなヤツである。実力はさておき、普段の生活において体躯を磨くことを怠っていなかったからこそと思いたい。

実はけっこう頑張り屋さんなバド星人なのかもしれない。

ただし久々の再登場をさせた田口清隆監督が言うに、当初のスナイパーは「セミ女」の予定だったらしい。それが諸般の事情といっても、たぶん「テキトーに安くあげるにはこれでいいや」みたいなノリだったのではないか、と予想している。あくまで理由はここで書いている者の妄想だということをご承知ください。

復活となった経緯も望まれてではなかったことは確かで(笑)、まったく気の毒な限りです。

それでもタイガにまで登場となったバド星人。今回もスナイパーでリーダー格みたいであるようだ。ニュージェネレーションズにおいては最も良い扱いかも・・・と思っていたら、やっぱりである。せっかくの前口上を人質にとった元宮サチコという女性の訴える声に遮られてしまう、お笑い担当から決して脱け出ることはないキャラへ落ちたことをつくづく感じさせます。
今回で唯一笑える見せ場を作ってくれた「宇宙帝王」バド星人。やはり作品を続けていけば、どこから面白さが転がってくるか、分からないものです。

【このたびは】嵐の前の静けさ

今回の話しにおける主筋は、幼い頃から思い続けた純愛です。そしてウルトラシリーズという、SFテイストに叙情性を加える用意が出来ます。

いじめられっ子だった女の子にとって、唯一の味方であり憧れの男の子は宇宙人であり、突然に別れがきてしまう。こんな設定で描かれるのは、今やウルトラシリーズぐらいではないでしょうか。

その女の子が男の子に会いたくて懸命になって開発した装置が地球人と宇宙人を判別するという。一途な想いが昂じすぎて、取り扱いを誤れば社会の火種となる危険を孕んだシロモノを生み出してしまった・・・はずなのですが、あまりこうした点の追求はありません。

あくまで装置開発した元宮サチコの幼い頃からの想いを最後まで焦点としています。ヒロユキホマレのコンビによるE.G.I.S.も護衛役以上の活躍はなく、謎めいた青年はやはり元宮サチコが探し求めていた男の子の成長した姿でした。またの再会を匂わすハッピーエンドに近い形で終えた二人の仲です。

舞台となる街では地球人と宇宙人の間において不穏な空気が漂う状況にあります。元宮サチコが開発した判別装置は、警察機関である外事X課で装備されることで落ち着いたようです。
久々の登場でアクションまで決めてくれた佐倉警部とE.G.I.S.の女社長であるカナの間で交わされる会話を聞けば、装置の危険性については認識している様子である。
悪意なくただひっそり暮らしたいだけの宇宙人まで追い詰めることになるかもしれない。地球人と宇宙人が互いの違いを認め合い、装置など必要ないこそが理想であり、そんな未来を目指して頑張っていこう。

ただしその直前で、団地でひっそり暮らしていたと思われていたゼットン星人が実は今回の件に加担していて捕縛されたニュースが流れています。この辺りにおけるストーリー構成をもう少し考えてもらいたかったような気がします。

悪い星人を炙り出さなければならない事実が示された直後に交わされる内容にしては、佐倉警部とカナの会話は説得力が乏しい感じがします。確かにこのままフォローもないままでエピソードを終えられなかったのでしょう。
それでも「子供向けだから」と言われてもしょうがないような流れでした。

子供向けと思わせながら、その実は滋味あふれる内容である。ウルトラシリーズだからこそ、高いレベルを求め止まないのです。

《次回》地球の友人

今回の特撮は徹底的ミニチュア越しのあおりカットで終始している感じでした。

タイタスの活躍があり、けれどもフーマは登場すらなく。だけど腐っちゃいけない、バド星人の扱いを見ればずっとマシなはずです。
でもどんな扱いでも出番があるほうが、マシかもしれません。難しいところです(笑)

次回は街並みではなく、山中における樹々など自然物越しのカットでくるそうです。それぞれの監督がそれぞれのこだわりを以って特撮にも挑んでくれます。特撮ヲタにはたまらない見どころを用意すること、ますます顕著になっていくようで、たまりません。

今回は登場しなかったトレギアである霧崎が本性を発揮する第一歩となる次回であるようです。ここからクライマックスへ向けての展開が楽しみでなりません。