経験からのカップリング曲考【やなぎなぎ『memorandum』】See-SawとLAZY

時事ネタです。

私事になりますが、使用しているPCがMacです。OSが、ばりmacです。今年の新バージョンは『Catalina』です。
新バーションのアップデートが「また」ありました。

そりゃ、そうだろう!今回は不具合が多すぎる。バージョンアップによって多少の不具合は生じる。それはいい。
けれども使用中に起こる突如のフリーズ!これはダメだ。にっちもさっちもいかず、結局は強制終了の再起動したら、あららデータが消えている。
一時期、ブログ記事制作にも多大な影響がありました。何度、不具合レポートを挙げたことか。

もうMacなんてやめてやろうか、と思ったものです。けれどもプライベートにおけるPCは初代iMacからの付き合いです。長年に渡って連れ添ってきたOS(笑)でもありますから、波風立つ時もある。なかなか修正もされなかった今回の件を、そう思うことにします。

それにこれだけ長く使用していても理解していることは、けっこう少ない。とてもじゃないが使いこなせていない。

受け取る側は「長きに渡る」とは後から簡単に言えるけれども、提供する側からすればそこまで至る道程に窺い知れない苦労があるだろう。

特に生活必需品となったジャンルなら、まだ我慢します。でも趣向品に属する活動ではそうはいかない。気に入らなくなったらやめてしまう。

特にミュージシャンなどは大変でしょう。人気といった自身に還る原因ばかりでなく、周囲の思惑や状況もあります。当たり前のように活動を継続しているだけでも有り難い限りです。

【カップリングの前に】B面

長年、レコードでした。

いえ「長年」というのは正しくないのかもしれません。周囲よりだいぶ遅れてCDへ移行しました。聴ける環境を整えるまで時間がかかっただけで、レコードとの付き合いが特段に長かったわけではない。
おうちに音楽に対して興味を持つ大人がいなかった。これが最大の理由です。
ねだってなんとか買ってもらったレコードプレーヤーとアンプの一体型にスピーカーをつないで鳴らしておりました。

へぇ〜、と実感が湧かない方に告げたい、それはもう音が悪いんだよ!現在ならミニコンボといった、それはそれはきちんとしたものがありますが、この頃の一体型なんてPCで聴く音質より、酷い!だって拾えない音があるなんて、そんなのありかい!と友達の家で聴かせたもらった時は拳を握りしめたものです。

つい過去が甦れば、憤ってしまいます。

友人の家がなまじっかオーディオマニアだったため歴然とした差に悲しみが増したものです。でも、いろいろ勉強にはなりました。

CDプレーヤーは高かった。単体で10万以上しておりました。もちろん出始めの話しであり、普及が進めば値段は下がっていきます。けれども何千円といったレベルはなかった。

そして何より致命的なのが、CDはレコードに対して音質で負けていた!レンジが狭いというやつですか、ともかく音が弱い。これはオーディオマニアの家へお邪魔するたびに語られていたことです。
ここで書いている人は、訴えたくてしょうがないマニアの話しを聞いてあげていたのです(笑)。自分も同様な気質なので、この気持ちはよく分かります。

経済的理由の自分と、マニア的観点から周囲に合わせることなくレコードで音楽を聴く日々。振り返ってみればオーディオマニアのお家のおかげで貴重な体験をさせてもらいました。

まずオーディオマニアの家で音楽を聴くことは、すぐにとは行きません。アンプが温まるまで待て、と言われます。プリだったかパワーの方だったか忘れましたが、電源を入れて何分か経過させてからではないと、良い音にならないそうです。自動車の暖気みたいなものでしょうか。しかも現在の自動車は暖気しなくてもよくなりました。

「音楽を聴く」それは崇高とすべき手間のかかる行為であったわけです。

当然ながら、鳴らす音楽自体も相応のものが求められるようです。ここで書いている人は、無性に「水木一郎」をかけてみたくなる時がありましたが他所様の機器です。聞き入れられるような雰囲気はありません。
そのお宅でかけられるものは、圧倒的に洋楽が多かったです。ロックからポップまで、サントラもたまにあったような。ジャズはなかったな、あとデス系がなかったのは当然か(笑)

あと滅多にかけられることがなかったのは「シングル・レコード」のB面。シングルとは和訳すれば「ひとつ」そのシングル・レコードとは、A面と、それを裏返してのB面にそれぞれ「1曲づつ」しか入っていない。
そう、たった「1曲」だけ聴くために準備をして聴き耳を立てるわけであります。

A面。それは現在でも巷に流れることさえある、名曲であったり、ヒット曲であります。ミュージシャンにとって世に出るには、シングル・レコードのA面如何にかかっている。とても重要なものです。

さて、その裏側であるB面。アルバムにも収録されない曲の場合であります。もうやっつけ感ありありの曲がままあります。ステージでも歌われることもほとんどなく、制作上において仕方なしといった調子の穴埋めみたいな完成度なものもあります。しかもA面こそが購入側にとって目当てであり、そこから比較されてしまう不遇な面もあります。

聴かなくてもいい、そんな雰囲気があったB面です。

【カップリング】面がない

B面は不要扱いされがちなレコード時代でした。
もちろん素晴らしい曲もあり、むしろA面より好きになる場合もあります。けれどもそれは稀なパターンであり、聴いても1回で終わる、酷い場合には聴かずに終わることがある。
そんなことが起こり得るシングル・レコードの時代です。

月日は流れ、さすがにここで書いている人にもCDがやってくる時代がきました。
時代がシングルCDになったわけです。

シングルCDか・・・ほとんど買った覚えがないな(笑)

レコードからしてアルバム嗜好だったといえば格好いいですが、単なる面倒だったからといった理由も否定できません。だって、たった1曲聴くためだけですよ、よほど好きな曲ならともかくね〜といった感じです。それに「よほど好きな曲」のほとんどはアルバムに入っています。

それでも当分はアルバムに収録しなさそうな曲もあります。そうした場合は仕方がありません。だからまったく買わなかったというわけではなかったです。

でもシングルCD。2曲に加えて、同曲のボーカルレス版も収録する。実際は4曲が収録されています。こちらとして、なら別の曲を入れてくれよーと思うが、一般的には、歌の練習となって有り難かったらしい。だからますますカラオケを憎むようになるわけであります(笑)

けれどもCDとなったおかげで、ひっくり返す手間がなくなりました。B面からカップリングと呼称されるようになった2曲目です。何もしなくても聴ける環境になりました。

そのせいか、以前ならB面とされていた位置の曲がクローズアップされ、A面とされる1曲目を追い抜く現象がレコード時代とは比較ならないほど興った。
と、感覚的に思うことです。統計で取ったわけではないので、まさしくヨタ話しに近いことであることをご了承ください。

それでもやはり主となるのは、1曲目です。A面に当たる曲こそが「売るため」に力をそそいで制作されます。
じゃぁ、1曲だけにして単価を下げろよ、と思わないでもないですが、大人となった現在ではです。やはりパッケージといった形にするだけでなく、運搬や在庫の保管など費用はかかるもの。配信といったスタイルが生まれるまでは、お金をより取れる形態は整えるしかなかった。

そんな収益を上げるための事情をうまく利用して、ミュージシャン自身がやりたいことをやる。アルバムに収められない、本音を見せられる枠として機能することもあるカップリング曲なのです。

【代弁のカップリング】その2曲

ヲタのブログですから、ここはアニメから2曲を挙げたいと思います。

以前、このような記事を書きました。

See-Sawの『君は僕に似ている』のカップリング曲『静寂はヘッドフォンの中』。
See-Sawは、石川智晶梶浦由記といったコンビです。たかだか2人だけですからスケジュール合わせが、そう難しいはずがない。にも関わらず、アルバム『Dream Field』を発売した後は活動の音が聞こえてきません。
どうも石川智晶のサイトを見ると、具体的には分からないものの、どうもプロダクション方面がうまくいっていないらしい。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』制作側からの強い働きかけによって、どうにかこうにかレコーディングに至った感じがするエンディングテーマ『君は僕に似ている』でした。

石川智晶梶浦由記の間にも、何かあったのか?あったかもしれません。けれどもあったとしても停止の主な理由ではなく、また深刻な原因でもなかった。
それは一般発売の予定がないほどチケットが売れてしまった再結成ライブが行われることで確信へ変わりました。
それに何よりも梶浦由記が、See-Sawは大事なバンドといった発言をたびたび口にしております。

以上を踏まえ、カップリング曲『静寂はヘッドフォンの中』の詩を手前勝手な深読みをせずにはいられないのです(笑)

さて妄想せずとも、これは誰が疑うまでもないミュージシャン自身のためのカップリング曲というものが、以下の作品になります。

真マジンガー 衝撃! Z編』主題歌として、LAZYが自曲をリメイクした『感じてKnight』奥田民生や斉藤和義にJAM Projectらを迎えて豪華に制作された、となっています。

豪華と銘打たれるだけの多彩なゲストの参加している一方で、LAZYのリズム隊であるベースとドラムは残された音源のみの参加です。

このCDが発売される3年前にベースの田中宏幸が、前年にはドラムの樋口宗孝が相次いで亡くなっております。

LAZYの出発点は幼馴染みによる結成です。デビューを果たし成功はしたものの、短期間で解散へ至ります。それでも長い間を開けながら、再結成を果たします。
再結成以後は追いかけていたので、中断はあっても解散はもうないだろうと考えておりました。

けれども相次ぐメンバーの死。それは残された影山ヒロノブ・高崎晃・井上俊次にとって、昔からの友人を亡くしたことも意味します。

カップリング曲である『Unforgettable days』は亡き日々への想いを唄っています。
もしかしてこの曲を作りたくて、アニメ主題歌という体裁にカップリングというかませ方で残したのかもしれない。以上は、まさしくここで書いている人の妄想であることをご承知ください(笑)

現在でも、よく観るライブDVDです。いろいろ乗り越えてきたメンバーがようやく目指す形が結実した内容だと思います。だからこそ、これからといったところでメンバーが2人も逝ってしまい、惜しい。

けれども残ったメンバーでLAZYは続けられています。忘れないためにも、そして残っているファンのためにも頑張って欲しいです。

やなぎなぎのカップリング集】やはり初回限定盤だろう

やなぎなぎがカップリング曲だけ収録したアルバムを発売です。

ここで書いている人にとって、その全てを追っているミュージシャンである『やなぎなぎ』でなければ、ライブのセトリなど出来るものか!と荒かった鼻息が、アルバム『memorandum』の曲目リストを見て弱くなってしまいました。

あれ、知らない曲がちらほら?あれれ、アルバムに収録されていないシングルは買っていなかったっけ?

カップリング曲集と聞いた時は、特典のライブ盤目当てになりそうだ、などと思っていた自分が恥ずかしいです。

さすがだ、やなぎなぎ!カップリング集なんて、コアな企画のアルバムを出すなんて、俺が追っているミュージシャンだけある!

しかもこのアルバム発売に合わせたライブもやるそうで。普段やらないような貴重な内容になりそうです。

一身上の都合がなければ、2019年の12月は『memorandum』におけるやなぎなぎのライブとSee-Saw再結成ライブで忘れられない時期となったでしょう。

その憂さ晴らしとして、初回限定に付く『やなぎなぎ ライブツアー2019 -LIBRARY- & -MUSEUM-追加公演 ライブ映像』これは確かニコ生で配信されていたものの、アンコールは有料会員のみが視聴可能、といったことで涙を飲んだ人もいたはず。これが観られる時がきたよーって、観客だった立場から憂さ晴らしでも何でもないオチになってしまった(笑)

ともかくです、やなぎなぎのライヴ音源を耳に出来ることは嬉しいことです。スタジオ盤とは違った歌声を聴かせられるミュージシャンであります。

そしてミュージシャンのその活動を当然と考えないこと。いつ何かしらどうなるか分からないものだから「いま現在」捉えられる限り捉えていきたいものであります。