閉店していくなかで【谷村新司著:こころに響く言葉】#アリスはライブ盤#アリスはツアー中

当ブログにおいては、特撮を中心に映画やアニメを語るというスタイルになっております。

スタイル?ごめんなさい、格好つけてしまいました。

何がなんだか分からないまま始めたブログでしたが、たまたまの着地点が現在の形に落ち着いているだけです。好き勝手にやっていたら、こうなりました(笑)

当ブログはワードプレス なるものを使用して展開しています。ですから有料です。有料ですから、利益性を狙って導入するシステムのようです。

当ブログは大した訪問数があるわけでなく、利益など無きに等しいです。なぜか求めていないのにやってくるブログで売り上げる方法のアドバイス(笑)マニア度の高いコアな層より、不明で調べにくるようなライト層と狙うべき、ときます。
こうした点においても、いかに当ブログが収益化に向いていないか分かります(笑)

正直なところ、なぜ有料ブログにしたかと言いますと、いつまでも残したくない。少なくとも死んだ後まで残すような真似をしたくない。
何かしらいろいろやってみたいが自分が生きていた痕跡は消しておきたい。そんな考えを持っています。そうなると支払いが止まれば、自動的に抹殺してくれる体制が理想となります。

当ブログは管理人の目が届くうちだけ存在するものとなります。もっとも届いていても、どうなるか。将来のことは分かりません。

なんだか落ち込むような話しですみません。

ブログ自体の話しに戻せば、文中に意識して解説めいたものを挟み込むことはあります。ただこれは「いちげんさん」へというよりも、マニアすぎて忘れしまうことに対しての気遣いへ走っているような感じです。自分を顧みて、といった具合です。
ということは、覚えることが多くて抜けてしまうというより、単なる度忘れが多くなっただけかもしれません。書いていて自嘲するまでもなく悲しくなってきます(笑)

悲しくなってくるといえば、ここ最近は行きつけが次々に無くなっていくことです。

行きつけと言っても、ここで書いている人にとって飲み屋やカフェといった一般的なイメージなものではありません。
ヲタとして大事なところ、それは本屋であったり、レンタル店であったりします。昔からの馴染みであるお弁当屋さんも入ったりしますが、まず何よりも古本屋であります。

ネット販売で本屋がダメになった、という理由では少なくとも自分が知る限りではありません。売上げが衰退していくのは景気的な動向であり、むしろネットによって助けられていたそうです。

やはり今秋から施行された増税が響いたようです。経理上、何もかもが圧迫される。別に経営がやっていけないほどではない。けれども将来の見えない取られ方に、無理してでも経営していこうという気がなくなる。ここらが潮時として、味のある小さな経営が撤退していく。大手に出せない中小どころの「面白味」が失われていく。
これは今回に限らず消費税が上がるたびに起こる現象です。生活の困難さが更に増すと共に、思い出が消えていく寂しさを味わさせられています。

今年はそんな秋となりました。

正直、何もかも投げ出したい時があります。そんな時のために映像や書籍に音楽というものがある、と思いたいです。

だからかもしれません。どうして自分が90年代の音楽にハマれなかったかと原因に、カラオケがセットという感覚があります。それは当時の自分に当て嵌まる環境がそうだったというだけかもしれません。

流行する歌はカラオケが前提となった曲調か、もしくはカラオケで歌う前提で聴いているか。職場でもプライベートでも行き着く先がカラオケです。
愛は勝つ〜♪と締めて、周囲は大盛り上がりなんて光景は何度も目にしました。

たぶん自分にとって、音楽とは聴くものなのです。唄うのは下手で楽器が弾けるわけでもない技術的な部分もあるかもしれない。そもそも歌が上手くなりたいとか、演奏できるようになりたいと考えたことがない。

朝から晩まで付き合い続けられる音楽はあくまでも耳を通して心を揺さぶられるもの。だからなのか、あまりジャンルはこだわりません。多いのはジャズでありますが、洋邦問わずロックはデスメタルまでも含み、もちろんアニソンは新旧問わずに、この頃は歌謡曲も。ただし全盛とされた90年代のJ-POPなどは今一つなままではあるところは、やはり刷り込みとは恐ろしいものです(笑)

もしかしてリアルタイムよりも過去の音源に惹かれる傾向があるのかもしれません。

けれども、いやだからこそライブで聴いてみたいと思うのかもしれません。

特に、アリス。たまに映画?と訊かれることがありますが、谷村新司・堀内孝雄・矢沢透の3人による音楽グループです。フォークから出発していますが、そうしたジャンルに止まる音楽ではありません。

このアリス。テレビなどメディアからもたらされたヒット曲は耳にしていたものの、本格的に聴きだしたのは貸してもらった『アリスVIII』がきっかけです。
けれども本格的にのめり込む羽目になったのは、数あるライブ盤のおかげであります。

アリスが活動休止に至るまで出したスタジオ盤、つまり通常のアルバムが9作品に対して、ライブ盤は7作品です。他のアーティストにはない、ライブ盤発売比率の高さです。しかもライブ盤の3作目から7作目までは2枚組ときます。

アルバムが9枚に対し、ライブ盤は12枚。おおっ、ライブ盤の方が残した音源量として多い。これは異様であります(笑)

現在はライブは映像として残されます。これはこれでとてもありがたい限りではあります。
けれどもライブの音を「耳だけから」で入っていけた。これは今となれば、とても貴重な体験をさせてくれたように思えます。

アリスのライブ盤が良いのは、何と言っても当時そのままの演奏を伝えるよう配慮がなされていることです。

これはよく海外のロックによるライブ盤に見られることですが、手直しが多い。ライブによる不具合を後からスタジオで取った音源を被せたりする。下手すれば、当日ノドの調子が悪かったとかで、ボーカルを丸ごと代えていたりします。作品としての質を考えれば止むを得なしといった論調ですが、それはもはやライブ盤ではない。

多少の間違いなどを含めて、ライブ特有の空気を閉じ込める。これが当たり前のようで出来ないことが、名を挙げたアーティストほど難しいことを後になって知りました。

ジャズくらいでしょうか、スタジオでは生み出せない音をライブ盤に刻み込む。

やはりスタジオ録音された完成された曲の延長、もしくは別バージョンといった態が大抵です。

アリスの場合は、アルバムではあんなつまらない曲だったのに、ライブ盤では凄くいい曲に聴こえる!稀有な体験をさせられました。
例を挙げるならば『おまえ』この曲の良さがさっぱり分からない。ところが『セカンド・ライブ』に収録されているのを聴けば、これはこれでアリスが、特に谷村新司がアイドル的な人気があったことを知ります。女性を熱狂させているなかで、アルバムにはなかったエロさとまでいいたくなるほどの情感を込めた歌い方(良い意味で言っております)に男性からしても良い。

これに限らず、スタジオ録のアルバムよりもライブ盤に収録されたバージョンの方が気に入るパターンが多い。
それが、アリスなんだな、と思います。

現在ツアー中の「70歳のアリス」なぜか7年前の前回ツアーより迫力があるような気がします。たぶん、これは自分個人のファン贔屓目というだけでなく、席が隣り合わせとなった方々、つまり自分なんかよりも年季の入ったファンたちも口を揃える感想です。

ドン・ドン・ドン・・・と響くバスドラで入っていくアンコールは『チャンピオン』もう盛り上がらずにはいられません。もしチケットが取れたなら、取れるなら、観に行きたいライブです。
CDや配信といった音だけということはありませんが、何はともあれライブの記憶が手元におけることは大変に有り難い限りです。

アリスのライブの魅力といえば、その演奏や歌声ばかりではありません。
「MC」これはライブにおいて、下手すれば歌や演奏より大事な要素になることがあります。
収録においては切られがちなライブのお喋りも、アリスにおいては感動の一幕を担います。
特に、谷村新司の語りは単なるライブだけで終わらない内容になることがあります。

谷村新司のエッセイ集は購入しています。

しかしMCからの言葉を中心とした書籍もあったのですね、実は最近になって知りました。奥付と見ると、初版は1996年11月20日とあります。

そうか、当時はネットはなく、雑誌で知るか本屋で見つけるか。当時はそこまでのファンでもなかったせいか、存在を知りませんでした。

いやネットがある現在においても知り得なかった。

どうやらまだ続けるという古本屋さんに、応援する気分も込めて足を伸ばした時に見つけ知った次第であります。

さらっと中身を拝見すれば、アリスのライブ盤におけるMCも記載されていますが、ほとんどが知らない内容です。ソロのライブは行ったことがある、その程度でしかありません。

購入しても良さそうです。奥付を見れば、1997年1月14日の第二刷りのようです。古いせいで、金額も定価の1/10より少し高いぐらい(笑)です。
けれども決定的な理由は、本の見返しに直筆のサインがあったことです。本人のものであることは、直に色紙でサインを貰ったことがあるおかげで判断できました。

サイン本は瑕疵となって値段付けにおいて有利に働くことがない。ネット販売が興隆によって知り得た知識であります。

今回は、それが幸運な方向へ転がりました。

谷村新司著『こころに響く言葉』この本は宝物になりました。

これもアリスがツアーを開始してくれたことで意識が高まったところへ、実店舗としてまだ踏ん張る古本屋さんのおかげであります。

もちろん、どうしても欲しいモノはネットに助けられています。現に古本屋自体もネット販売に助けられています。

でもやはり実店舗とネット販売のどちらかに傾くことなく、両輪がうまく回る形で続いて欲しい。

社会的な逼迫感や先行きに対する不安感で淀む時期こそ「力をくれる」モノが必要になる。そう想います。

それにしても、どうしてサインまでもらった本と売ったのだろう。アイドルなら分かるが、谷村新司である(笑)。しかも当人は40代半ばを超えていた頃だから「いちアーティスト」としてのファンだったはずである。そして現在もファンを離さない活動を繰り広げている。

ああ、でも、そうか!と気が付いた。もう出版されてから20年以上の歳月が流れている。それだけ長い期間が経ていれば、無事この世を過ごしているとは限らない。

やはりこの本は大事にしていきたい、と思う。