ネタバレ感想【騎士竜戦隊リュウソウジャー】第25話 踊るクレオン

やはり待ちかな、と思いだしている。

キュウレンジャーというからには、メンバーは9人いるのだろう。時間をかけて全員を集め、揃った時にラスボスを倒す!と予想していたが、ご存知の通り見事にハズレです。
あっさり9人が見つかったどころか、すぐに追加のメンバーが、しかも2人とくる。開始序盤にして11人もいるなどと、こちらの想像を上回る展開は望むところであった。

中盤において、さらに1人が加われば、12人。ちょうど割れる人数になれば期待してしまう。イケイケで戦隊のフォーマットをいじってくる状況である。
戦隊内部において対決があったら、おもしろそう〜!

リュウソウジャーの敵怪人であるマイナソーは、生み出された元を断てば消滅する。例え敵わない強大さであっても、発生源を破壊すればいい。ただマイナソーの元が人間であった場合は、どうするか。リュウソウジャーの力ではどうにもならず、被害ばかり増えていけば選択を迫られるだろう。
またリュウソウジャーを生むリュウソウ族も決して平和な種族ではない。ドルイドンが宇宙へ去った後に、一族の一部が海へ住処を求めるほど争いを起こしている。

戦隊モノとしてこれまでにないリュウソウジャー設定が楽しみで仕方がありません。
しかしながら、であります。
この設定が活かされるのは『Vシネクスト』待ちかなぁ〜、と思い始めています。

キュウレンジャーのメンバー同士対決もテレビ放送ではなく『Vシネクスト』でした。

リュウソウジャーも『Vシネクスト』で扱ってくれればいいかな、と。こう考えると東映は実に有り難い媒体を確保していてくれたものです。

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

踊るクレオン

脚本は、金子香緒里。第10話『無敵のカウンター』以来の登用です。

監督は、渡辺勝也。リュウソウジャーにおいて、初の3話連続担当をしています。最初の担当回は総集編の意味合いが強かったものの、単なる過去映像の寄せ集めではなかっただけに、むしろ大変だったかもしれません。オトちゃんをずっと担当という面もありました。
ベテランは頼られるものなのです。

冒頭

踊れないのは、メルト!これは鉄板であります(笑)
127回目(くらい)!と、アスナが失敗回数を指摘しています。数えるほうもどうかと思いますが、その数を付き合うのだから大したものです。
しかもそこまでやっても出来ないのが、博学のメルトであるところがキャストの妙であります。

ういチャンネルのためがんばろう、というわけですが、疲れ切ったところで次は笑顔でいこうと注文されます。

注文をつけたういは、あくまで演出家。パフォーマンスはリュウソウ族3人組であります。居候の身ですから仕方がないのかもしれませんが、メルトは怒って出ていきます。
それを追いかけるコウに、腕を引っ張られる格好でアスナも行きます。幼馴染み感が出ていて、なんかいい。

一人残されたういはネットで、クレオンとドルイドン兵が踊るダンスを見つけます。

クレオンとドルイドン兵のダンス。このシーン撮影のためにダンスパフォーマーを連れてきたとは思えません。普段のスーツアクターが頑張ったのではないか、と推測しております。キレッキレッのダンスを披露するための努力を思えば、感動したいと思います。

このダンスを視聴すると魂が抜かれてしまうことになりますが、苦労が偲ばれればダンスを大々的にフィーチャーして欲しいと願わずにはいられません。

前半

バンバトワは本当に真面目です。
鍛錬を積みつつ、ドルイドンから守るべく街中の見廻りをしている。まさかコウたち幼馴染み3人組がダンスを踊れないことで揉めているなど露にも思い至っていないことでしょう。

バンバトワの見廻りの甲斐があって、人々が硬直したままの状況を確認し、見つけたマイナソーを倒します。けれども人々は元に還らない。
そこへやってきカナロオトを背負ってやってきます。クレオンが踊る動画を見ると魂が抜かれ、マイナソーが生み出される。動かなくなった人の数だけ生み出されていることが判明します。

カナロが説明している間、背中のオトちゃんは瞬き一つしません。役者をやるということは大変です。

大変といえば、踊れないと飛び出したメルト。ボルト、とティラミーゴに相変わらずボケられるが、大人げなかったと反省はしている。けれどももうやりたくない、というところは折れない。
そっぽを向くメルトの一方で、クレオンのダンス動画を見るコウアスナに、ティラミーゴ。2人と1匹から発生したマイナソーに、ティラミーゴは間に合わなかったものの2人は救うメルトである。

踊れないだの、頭が固いなどと言われるメルトだが、やはり頼りなる。なにせリュウソウジャーになったバンバトワの兄弟が協力して倒したマイナソーを、である。メルトはリュウソウチェンジすることなく一人で撃破している。

ここ一番は、やっぱりメルトだ。オトちゃんに惚れられるだけの価値がある男である。ただ身近にあればあれるほど、良さが見え難いタイプなのだと、思いたい(笑)

動画を観て魂が抜かれたういが、これまで友達が出来難かったことを龍井の父ちゃんが伝えてきます。3人が来てから、楽しそうだ、と。龍井家においては母親を早くに病気で亡くしています。それを想うと、ちょい複雑な心境になります。
龍井の父ちゃんが娘に少々過保護になっている理由が垣間見えたシーンでした。

クレオンにとって良い上司と思われたワイズルーですが、どうやら成果を奪う真似をする作戦を立てたようです。いけません、最も下の者から恨みを買う行為です。

後半

今回のゲストは、アニキンという役で「ひょっこりはん」そこそこに人気があり、現場で登場した際はキャスト面々がはしゃいでいたようです。ただお笑い芸人とは栄枯盛衰が激しい。どこまで知名度が保てるものか。
ここで書いている人は、お笑いに詳しくないので余程の活躍をしてくれないと、あっという間に忘却の彼方です。今後のご活躍をお祈り申し上げます。

どうやら今回のダンス動画は、クレオンアニキンが一緒に作成しただけの様子です。ちょっとした手違いでマイナソーを生み出す緑の液体を飲ませてしまいます。
ところが、このアニキンからマイナソーは生まれていなかった。なにせ作成動画が大流行りなので感情はマイナスどころかプラスです。これまで見られなかったパターンです。なるほど、クレオンが不幸な人や物を求めてさまようわけです。

それにしても、一目で意気投合するクレオンアニキンはある意味凄いです。種族や見た目が異なっても、個人レベルなら仲良くなれる。戦争の歴史でもある人類において、深い示唆を与えてもいい逸話かもしれません(ホントか)
それにしても、あのクレオンとドルイドン兵のダンス。テイクは少なくとも97回は重ねたようです。血の滲むような舞台裏が潜んでいたようです。人々へ感動を与えることは安易に出来ないことを示してきます。

ただただ創造への意欲で作成したダンス動画を、上司に利用されたことが我慢ならない気持ちは分かります。他人にその成果を奪われるくらいなら、とクレオンが動画を削除した気持ちも理解できます。

気持ちを踏みにじって仕事をしてはいけません。例えそれが悪の組織だろうと、あってはならないことだというお話しでした。

しかし今回、ネットの中にあるマイナソーに対し、もしクレオン怒りの削除がなかったら、キシリュウオーコスモラプターで乗り込んだコウを以ってしても、どうにもなりませんでした。

まったく敵の不手際に助けられた戦いでした。

【次回】7人目の騎士

今回は、緩いお話しでした。息抜き回とでも申しましょうか、嵐の前の静けさといったところでしょう。

来週はきます『7人目の騎士』タイトルからして波乱の予感がします。
リュウソウジャーが王道を踏まえるとした点は、その構成人数だと思っておりました。5人のメンバーに、中盤において追加し、6人とする。

見事に予想を裏切る次回の7人目です。しかもコウの兄弟子に当たるという、新しい設定ます。
それと、幼馴染み3人組の過去も少し披露されるようです。

楽しみですな!しかももうネタバレする玩具が・・・アフィリで貼るしかない(笑)