ライブ円盤をぜひ!【See-Saw LIVE ~Dream Field 2019~】私的楽曲語り

やさぐれている。

当ブログの主な取り扱いは、特撮であります。質はともかく数の大半を占めております。そこにアニメや映画を加えていっております。路線としては、はっきり映像作品のレビューでございます。

番外として、音楽を扱うことがあります。ほんのたまにであります。

半年を経過した当ブログにおいてアクセス数を集めたのは、音楽方面の記事でした。これまでのホット・エントリーを眺めれば一目瞭然ではあります。

力を注いだものではなく、気まぐれに近いほうが訪れてくれる方が多い・・・でも、元々たいしたアクセス数があるわけでもない。人気だ、不人気だといったところで、そう差があるわけでもない。

第一、ある記事が人気が出たとしても、それがどうだというのだ。SEOといった解析しつつブログ運営とするならば、ツルちゃ〜ん、アサヒー、俺は外伝が製作されるのをひたすら待っているぞー!などと叫ばない。

何にもう、やさぐれているか、と言われればである。
ひたすら待っていた『See-Saw(シーソー)』が2019年12月15日にライブを開催します。
2001年に放送されたアニメ『ノワール』の第21話にて流れてきた歌『Indio』に衝撃を受けて以来、どれだけ待ち侘びたか。
本来なら観客席の死守せねばならないところです。

そうはいかなくなりました。まったく個人的な事情によります。年内に下手すると・・・といった状態であるため、確保するわけにはいかなくなった。現状は祈るのみ、気晴らしは好きな番組を見てブログを書くことぐらいです。

チケットも転売なにやらで面倒になりました。直前で手にするのは以前より、ずっと大変そうです。

See-Sawとは個人的に縁がなかった、と諦めるしかないか。しかしながらである。せめてライブを収めたBDなりDVDなりが出ないか!そう強く願うことにした。

そうとでも思わなければSee-Sawライブ開催の告知から、2週間以上が経過してから、ブログにしようなどと思い立ちません。行けねぇ〜んだからオレには関係ねーと、ずっと拗ねたままでいたことでしょう(笑)

【捨て曲なし】See-Sawの楽曲群

待ってました『See-Saw』ではあるが、もしライブに行けたなら、誰か連れていきたい。出来れば知らない者にして、気に入ってもらえたらと思う。
やはり新規ファンを開拓できたほうが売り上げが伸びる。好評であれば、ライブ以後の活動があるかもしれない。
70歳にして再結成のアリスはインタビューで「ファンの望む声がある限り」と答えていた。

今回のライブが一夜限りでなく、復活!にしたい。

知らない曲だから、とライブに及び腰であったら、事に当たる方法は簡単である。なにせオススメも何もない、アルバム1枚とシングル1枚だけである。「15曲」を聴け!で済む。

押さえるとしても、たかだかこの程度の量しかない。
いや他にも『Early Best』なるCDはまだ中古市場に出回っている。タイトルが示す通りデビューして活動停止というより全く売れず「活動しようがない」状態へ追い込まれるまでの選曲である。いちおうベストではあるが、特に聞く必要はないように思われる。
梶浦由記も石川智晶も若かった頃があった(笑)それを知る機会が持てたぐらいに捉えています。懐かしいわね〜、とライブでちょこっとやりたかったぐらいのノリでやるかもしれない。でももしかして本人たちにとって黒歴史になっているかもしれない。外からでは何とも評価がしがたいので、無理して聴くほどではないと思います。

よく出るお題目として無人島へ持っていく音楽で、オリジナルアルバム(ベストはダメ)を選べと言われたら、RTF『浪漫の騎士』とSee-SawDream Field』が、ぽんぽんと頭に浮かぶ。

メンバー二人のその後における活躍も大きいかもしれないが、何よりもアルバム1枚出すだけに等しい短い活動ながら、どれだけ深い印象を残したか。15年近く経つ現在でも待ち望んでいた声が挙がるだけ、その世界は唯一無二なのである。

【概要】Dream Field

リリースは、2003年2月21日です。やぁ〜、時は経ちました。10年後に再発もされた年代を具体表記すれば2013年・・・やっぱり経ちました。

【曲目】

01. 君がいた物語~Dream Field MIX
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)
 
02. 黄昏の海
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)
 
03. LOVE
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)
 
04. Emerald Green
  (作詞:石川千亜紀/作・編曲:梶浦由記)
 
05. あんなに一緒だったのに
  (作詞:石川千亜紀/作・編曲:梶浦由記)
 
06. 千夜一夜
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)
 
07. 月ひとつ
  (作詞:石川千亜紀/作・編曲:梶浦由記)
 
08. 夏の手紙
  (作詞:石川千亜紀/作・編曲:梶浦由記)
 
09. Obsession
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)
 
10. 記憶
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)
 
11. Jumping Fish
  (作詞:石川千亜紀/作・編曲:梶浦由記)
 
12. 優しい夜明け
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)
 
13. indio
  (作詞:梶浦由記/作・編曲:梶浦由記)

1.君がいた物語~Dream Field MIX
イントロからして、素晴らしい。ギターのカッティングが切り込んでくれば、不明言語のコーラス。後に『FictionJunction YUUKA』で派手に知られるようになるイントロにおいての造語の歌が、ここで萌芽しています。現在に続く活動へ真実の始まりを詰めた「この一曲」なのです。

汚れた水の上 だから月の影が 綺麗で

上記における一節が示す通り、意味の深い言葉が並びます。どんな状況に置かれた心理を詠っているのか。単純な解釈を許さないものであると、聴いた当初は思い至らなかったです。

2.黄昏の海
パワーボーカルを要したエスニックな曲調です。梶浦由記の作風は「北欧」という偏見を抱きがちですが、ワールドワイドな作風だったことに気づかさせられます(笑)。MCで自作を「寒風系」なんて表現されたことに対し、妙に受けてしまったのがまずかった。あれ以来の自分の偏見です。
真面目な話し、ライブ当日において石川智晶の体調を推し量れる、歌うのは大変な曲であります。

3.LOVE
最初に聴いたのは『ノワール』のイメージアルバムでした。これも一聴して胸に刺さる曲です。あまりにも深い静かな情熱が、ここまで想いを寄せられたら本望としか言いようがない曲となっています。
梶浦由紀って、凄まじいなと確信した曲であります。

4.Emerald Green
ここで石川智晶(当時は石川千亜紀)の作詞が登場です。空へ広がるような、梶浦由記とは違った世界を見せてきます。詩が変わるだけでも、これだけ様相が異としてくるのだからバンドというものはおもしろい。
創作のレベルもまた同等にあるから、とんでもないケミストリーを生む例でもありました。ただメンバー同士の実力が伯仲するとバンドは続かないところがあります。なんとも難しい限りであります。

5.あんなに一緒だったのに
世間で最も知られているといった点では、代表作といっていい。作詞が石川智晶であることが、ヒット曲という面ではコンビで創作したほうが良いのかもしれない。

6.千夜一夜
ミディアムテンポが、ライブで手拍子はするがスタンディングするべきか悩ませられそうです(笑)。こうした曲まで書けてしまう梶浦由記の引き出しは、どれだけあるのかと唸らされるばかりであります。

7.月ひとつ
意味有り気に問い掛ける詩が、作者である石川智晶の後のソロ活動において生み出される作品群を示唆するようです。
これはあどけなさを残していたら歌えない大人の女性の世界です。

8.夏の手紙
前曲に連なる、作詞:石川智晶の大人の女性が歌う一曲です。ただこちらははっきり孤独な状況です。大人になってからの失恋は、悲しいより寂しい気持ちになる。聴いた当時は分からなかったものでした(笑えない)

9.Obsession
ここで一転して、アップテンポの曲です。アルバム中、唯一の英語詩の曲です。しかもこれが再始動後における最初のシングルだと言う。とても売る気があるとは思えません(笑)

10.記憶
バラード寄りのミディアム・テンポと言いましょうか。スタンディングはしないが、じっくりという感じでもない。けれども簡単にジャンル分けさせないところに梶浦由記の真骨頂を見ます。
梶浦由記のサウンドは誰かが追えるものではありません。

11.Jumping Fish
これは、超絶のバラードです。ボーカル「石川智晶」に、ピアノ「梶浦由記」このふたりだけで奏でられる曲は、ライブで演奏された時に鳥肌ものになるでしょう。よほど当日ふたりの体調が悪くなければ、その感動をお約束致します。

12.優しい夜明け
なにげにアレンジが凝っています。当時はわかりませんでした。凝っていると感じさないから、凄い。実力がある人は能力を喧伝しません。だから苦労すると、なぜかこの曲を聴きながら梶浦由記が事務所脱退した一連の騒動を思い出してしまう自分であります。

13.indio
梶浦由記がこの曲を石川智晶に歌って欲しい、ということで『See-Saw』が再始動しました。

打ち鳴らされる鐘の音からゴスペル調で響くキーボード。詩も長いわけではありません。この曲について、いろいろ言いたいこと、書きたいことがあったはずなのに、いざ向かうと何をどう表現したら分からない。
テキトーな自分にしては珍しく神妙になり、どうにもなりません。

ただ、もしである。古くから付き合いある人と、もう二度と会えない状態になったら聴いてみてください。止まらない想いに苦しくなるかもしれませんが、忘れないことのほうが大事だと考えられるかもしれません。

【シングル概要】君は僕に似ている

2005年8月3日にリリースされたシングル曲です。どのアルバムにも収録されていません。

ここへ至るまでに石川 千亜紀知亜紀に、現在の智晶へ改名をしています。
改名は事務所変更の際に行われたりします。商標と言うべき名前は本人にはないというわけです。
石川智晶になるまで、本人自身でサイトを行なっておりました。現在からすれば信じられないことでしょうが、ネットで知名度が上がるなどということは考えられませんでした。ゼロ年代の前半はまだまだ一部の人々が利用するといた感です。

歌をやめるかもしれない。ブログとも言えない、まだホームページの一部分である日記へ、そう書き込まれていたことがありました。嘘だ、と言われれば証拠がありませんので、反論しようがありません。訂正しろと言われれば従います。

ここで書いている人の信憑性がない話しとして続けるならば、アルバムを出した後であることは間違いありません。アルバムを購入してから、今後のSee-Sawがどうなるか動向をチェックしだしたからです。

あれほど売れたのに、引退を考えるなんて、一体?現在なら、よくあることですが、当時は何が何やらです。芸能界というものに、ほんのちょっとだけですが意識を向けるきっかけになりました。

実際に、何があったか。想像といより妄想類いでしか浮かびません。

だから、See-Sawで新曲が出ると聞いた時の安堵感は今でも忘れられません。

【曲目】
1.君は僕に似ている
2.静寂はヘッドフォンの中

両曲とも、作詞:石川智晶に、作曲・編曲:梶浦由紀といったコンビ作になっています。

正直なところ、外部からの強い要望でしょう。ガンダム製作サイドとそれに付随する音楽製作サイドからの、ぜひ!という声に押された格好かと思われます。

君は僕に似ている』は、『あんなに一緒だったのに』を踏まえて制作されていることは否めません。ただし悪いどころか、良い曲です。ヒットとは無縁の創作をするグループにおいては、むしろ望んでいた曲を加えてくれた。

そして好き勝手にやれる分だけアーティストの本分が見えるとされるカップリング曲『静寂はヘッドフォンの中』静かに始まり、中盤から当時の二人のストレスの発露かと思うくらい激しくなる(笑)。真面目な話し、このカップリング曲はかなり良い感じです。
歌詞掲載が難しいため載せられませんが、石川智晶が書いた詩の内容こそ、当時の気持ちを表したものかもしれません。
静寂はヘッドフォンの中』せめて詩だけでも噛み締めて欲しい。この曲を聴くことで、今回の復活ライブに対する感慨はひとしおになると思います。

まだ現状としてはライブへ向けて動けない状態ではありませんが、諦めたわけではありません。ぎりぎりまで、でも転売に踊らされる真似はしないぞ!
行く行かないにしろ『See-Saw LIVE ~Dream Field 2019~』を収めた映像ソフトを出して欲しい。もうその一念だけで生きてます(笑)