ジオウ最終回!【仮面ライダージオウ絡みで平成仮面ライダーの思い出語り その9】#平成ライダー、最後の変身!!!

平成仮面ライダーの功績は計りしれない。当然のように特撮が製作し続けられてきたのも、極論すれば「平成仮面ライダー」があってこそである。

それまではせいぜい連作できて5作品くらい。同じ「冠」を掲げては、そうそう続けられるものではない。けれども同じ「冠」が長期に渡ることで世代を跨り、広く浸透する役目を果たす。予算を必要とする特撮作品は、どうしてもある一定数の顧客は必要とする。

平成仮面ライダーが出てくるまでは、ゴジラがせいぜい5年連続で公開が関の山。ガメラにしろウルトラマンにしろ、3部作。その3部作が好評を受けて続編は製作されるものの、ガメラは大ゴケで、ウルトラマンは赤字を重ねていく一方だったという実情である。そしてゴジラも再開したものの低迷のまま6作続けた後に、10年の沈黙である。

特撮作品の継続が厳しいなか、平成仮面ライダーは途切れず続けてきた、この一点でも充分なくらいである。

戦隊シリーズはさらに長い期間へ渡っているが、観客拡大としての功績は、私見になるが「遠く及ばない」ように思える。パワレンジャーといった海外向けに成功があってこそ続けられた側面があり、国内市場としての安定は仮面ライダーとの抱き合わせが大きかったように思う。

以上、平成最後の仮面ライダーが迎えた最終回に気持ちが舞い上がったまま「もの凄く持ち上げたい」想いを書き上げたものです。今後また変わるかもしれません(笑)

最終回を見終えるたびに暴走する、いや暴走したい!単純にファン気質を発揮できるブログで有り続けたいものです。

以下、ネタバレ及び独自解釈による偏見(笑)が含まれますことをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

目一杯なまでに【LAST】2019:アポカリプス

平成仮面ライダーの第1作である『仮面ライダークウガ』ラストエピソード直前の新形態は、当時としては革新的でした。玩具展開のためには、ぎりぎりの披露では売り上げが立たない。スポンサーから文句が出る状況だったのです。

それから数えること20年近く経った20作目の作品において、最終回直前で「新規の仮面ライダー」が平気で登場できるくらいになりました。ジオウの人気によって見込めたこともあるでしょうが、それでも隔世の感を禁じえません。平成ライダーが積み上げてきた信頼を感じます。

前回でざわつかせた新しく登場した「仮面ライダーツクヨミ」のっけから、その誕生に腐心した仮面ライダージオウことソウゴを裏切ります。1時間ドラマではなく、30分でしかない、25分にも満たない放送時間の中で予断を許さない展開へ持ち込んできます。

この作品にかけてきた意気を感じずにはいられない、ラスト・エピソードの開始でした。

名バイプレイヤー【時計の修理】信頼

生瀬勝久ソウゴの大叔父にして時計店主といった出演を果たしてくれたのは大きいです。
新人だらけの出演者の成長へ大きく寄与するのはもちろんのこと、場面への説得力が違う。

ソウゴと二人だけの朝食を採った後に、壊れたはずのライドウオッチを渡す。未来の製作物であり、別の仮面ライダーフォームへ誘うほどの能力を秘めた「時計」である。それを全て修復できるなんて、やりすぎだと考える者もいるようだ。

けれどもソウゴの大叔父である順一郎。時計修理への一方ならぬ愛着とどんな物でも結局は修繕してしまう姿を1年間通じて見続けていれば、最終回へ繋げるための伏線だったと解釈したいところである。

何より順一郎なら、それくらいはやってくれそうな気がする。そう思わせてくれる存在感があった。

特撮というより、日本の演技界における「名バイプレイヤー」次作の『仮面ライダーゼロワン』において山本耕史西岡徳馬の出演が追加発表されたが、ぜひ新人の主要キャストに影響を与えられる立ち位置の役柄であって欲しい。

見せきった【オーマジオウ】望み通り

「グランドジオウ」の形態を見た時、これ以上の進化形があるだろうか、と思った。

このグランドジオウにおいても、スウォルツが変身したアナザーディケイドには敵わない。トドメとばかりに放たれた一撃から、ソウゴを身を挺して救ったゲイツ。今わの際において、ついにジオウではなく「ソウゴ」と呼ぶ最後には胸を揺さ振られずにはいられない。ツクヨミもまた裏切ったわけでなく、命をかけて兄のスウォルツを倒そうとすれば、これでもかというくらいの泣けるシーンのオンパレードである。

グランドジオウ以上のものとなれば、残るは「オーマジオウ」ゲイツを失ったソウゴが怒りと悲しみのまま変身した、なっていいのか疑問のある仮面ライダージオウ最終形態である。ソウゴが未来の敵として認識する己れの姿である。

その姿になりながら、ウォズへ祝いの言葉を述べさせる。それから戦う姿は、もはや悪鬼さながらである。黒炎をまとうようなオーマジオウは他の誰も手にすることはできない圧倒的な力を示した。

敵がどうこうではないほど、ソウゴ自身が最強の力を得た。常日頃から「王様になる」を実現できる時がやってきたわけである。

けれどもゲイツツクヨミもいない世界なんて意味がない。ソウゴなら当然そう思うだろう。未来から来たゲイツツクヨミの二人と共に様々なことを乗り越えてきた。

当初のジオウを「倒す」から真逆の行動を取ることとなった未来から来た二人だが、結果は望んだ通りになった。

ホント、ヨカッた【作り直された歴史】でも終わりじゃない

作り直される歴史を、ディケイドのとディエンドの大樹が眺めている。ジオウはディケイドで果たせなかったことを行なっていたと個人的に考えたりしていたので、大樹の姿には感慨深い。

時間を2018年に巻き戻したことで、ソウゴが高校へ通学の途中で普通の高校生として現れるゲイツツクヨミ。悲惨な最後であったウールオーラまで姿を見せる。
これ以上ないくらいの大団円で締められた平成最後とされる仮面ライダーであった。

ただし、しつこく絡ませてもらえればである。
ソウゴたち5人を見ながらウォズがその象徴と言える歴史書が意味なしと閉じる。ずっと歴史書通りに主の誕生だけを目的にしてきたウォズは、これからどうなっていくのだろう。
個人的に考えずには、想像せずにはいられない(笑)

ウォズの今後は、どうなるのか?令和となったが「冬の仮面ライダー映画」は予定されているのか?
取り敢えず「Vシネ」を期待したいが、まずはゲイツ主役の『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』は決定である。平成仮面ライダーはテレビ放送が最終回を迎えたからといって、終了とはならないのである。

平成仮面ライダーの「シン(主役のスーツアクター)」の大部分を演じてきた高岩成二。これが「シン」として最後かと思えば、感傷的になります。
やはり色々と一区切りを見た作品であった。