ネタバレ感想【騎士竜戦隊リュウソウジャー】第21話 光と闇の騎士竜

今回の脚本家であり、メインライターでもある山岡潤平。騎士竜戦隊リュウソウジャーをやる合間を縫ったか、事前に仕上げていたのかは不明ですが『仮面同窓会』なるドラマの脚本も書いておりました。

仮面同窓会』原作は雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)のミステリー小説です。同窓会で顔を合わせた高校時代の親友4人組が、悪戯で過去の復讐を企てていたら、謎の殺人事件へ発展していく。お互い疑心暗鬼のまま、さらなる事件へ・・・といった具合のお話しの映像化「オトナの土ドラ」とフジで放送しておりました。全8話でした。

おもしろかったですか?と聞かれた、どうでしょうかねぇ〜と濁した答えを返すほかありません(笑)
ともかく言えることは、まず脚本は作品の根幹であり、重要な要素です。けれどもそれを活かす演出がなければ、どうにもならない。まちがいなく「ニチアサ」の演出家たちは優秀なのだ、ということがよく分かりました。

この手のミステリーで予算がないは言い訳ならねーぞー、と思った次第であります。

どうせハズレ引くなら特撮ヒーローものがいいな、とも思いました。でも好きなジャンルを楽しむために、敢えて他のジャンルへ挑戦もまた大事なことだ!自分に言い聞かせております(笑)

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

光と闇の騎士竜

脚本は前述の通り、山岡潤平。監督は11・12話で特撮ヒーロー作品初演出となった加藤弘之。あのディメボルケーノの回を担当した方です。もうローテーションに組み込まれているようです。今回も期待したいところであります。

冒頭

東京湾から魚が消えた、というニュースからしばらくの後に他の動物もまた消えていることも判明します。

一方で死者が甦ってきているニュースもまた挙がっています。真偽を確かめるまでもなく、病気で亡くなったはずの龍井家の母が何食わぬ顔で帰宅してきます。買い物に出ていたアスナの前にも自分を庇って死亡したマスターピンクが現れます。

アスナは生きていたんだと大喜び。普段の怪力で背骨が折れるほどマスターを抱き締める姿は、コミカルです。

リュウソウジャーの特徴であるシリアスな展開にはギャグを被せる。今回は特に落差激しい場面が多く見られます。

生命あるものが失われることで、死者が復活する。シビアな設定を扱っているせいでしょう。

前半

カナロが調査に向かった先で、海の騎士竜モサレックスとの交信により、生命が消え代わりに死者が復活している現象は騎士竜のエネルギーのせいである線が浮かび上がってきます。かつてドルイドンが宇宙へ逃げる際に、リュウソウ族から奪っていった。そして今また、なぜかは分からないが地球へ飛来してきた。
カナロは黒い騎士竜(シャドーラプター)に襲われる。ブラックホールみたいな技を出す、厄介な相手だ。

バンバトワが会話している。これは先週の続きだ。
ガイソーグはドルイドンに対抗するために作られた鎧であり、いつしか意思まで持つようになった。問題は現在、誰が装着しているかだが、バンバトワのマスターが語った言葉と同じものを吐いた。どうやらバンバには心当たりがありそう。そしていい時に事態が起こるのも、いつものことである(笑)

倒されたはずのタンクジョーが出現します。クレオンは大歓迎のご様子です。敵側ながら、なんとも感動的な再会シーンなのです。ここに駆けつけたバンバトワを見事なコンビネーションで返り討ちにします。
ドルイドンの目的や迷惑を置けば、クレオンタンクジョーも悪いヤツな感じがしません。そんな彼らですが、特にクレオンガチレウスだけは復活したら抹殺したいと心底から思っていることでしょう。
どうしても気が合わないヤツがおり、関係改善も不可能だ。誰とも心通じるヒーロー側より、悪の組織に身近を感じる年齢になりました。現実の実態はかくも辛いものです。

龍井家では、母の手料理に感激しているうい父ちゃん。今日ばかりは遠慮がちのコウメルトである。そこへ帰ってきたアスナマスターピンクを連れてくる。そのマスターピンクは龍井の父ちゃんを誰かと見間違えたよう。どうやら演じる吹越満は龍井の父ちゃんだけでは済まなそうである。

ここから一転、マスターピンクアスナのマスターぶりを発揮する。能力ではなく、その性格においてである。タピオカを飲んでご満悦。カエルの卵みたいな食感という碌でもない例えはするわ、デパ地下で試食してみたかったとか、長老はこっそりハンバーガーを食べていたとか。
でもそれは甦った辺りの話題にしたくない気持ちの表れのようでもある。

しかしここはメルトもいることであるから追及の手が緩まることはない。事の本質へリュウソウジャーの中では一番に迫っているであろうカナロも加われば・・・一気にコメディへ落ちていく(笑)

今後はどうなるか知れないが、カナロの現状における女性の好みは「年上」へ走りつつある。相手が人妻だったり、映画の森田涼花演じる職員だったり、雰囲気ある女性に弱い。なんか騙される男の典型になってきたような気がしないでもない。
マスターは敬愛の対象であることは理解しているくせにアスナの前でマスターピンクを口説きにかかるのだから節操がないも甚だしい。まったく婚活戦士なんて、うまい設定を考えたものである。

けれどそんな状況でも、さすがのメルトは事態を把握する。そしてトワからタンクジョーの復活もまた報されてきた。

後半

ノリノリで暴れ回るタンクジョークレオンのコンビ。止めるべくやってきた5人のリュウソウジャーであるが、分が悪い。ガスをばら撒かれたことで、火花を散らせば街が惨事へ陥るため思うように攻撃ができない。

そのピンチにやってくるのは、カナロマスターピンク。クラヤミソウルを使用してガスを吸い込んで消す。どうやらカナロは襲ってきたシャドーラプターをパートナーにしたらしい。女性は難しいが騎士竜とは容易に縁を結べるようだ。

タンクジョーは巨大化して挑んでくる。
カナロモサレックスシャドーラプターが合体したネプチューンシャドーラプターで、他の5人はキシリュウオーファイブナイツで応戦する。
タンクジョーは二度も同じ手は食わないといった感じだが、それはリュウソウジャーの5人も同じこと。しかも当時とは違い、カナロも加わっていれば、見事に撃退である。

破壊された街並みに愕然としているリュウソウジャーの6人。それに付き添うマスターピンクが宇宙から来た騎士竜シャドーラプターに、シャインラプターを呼び出すよう命じている。現れた白い騎士竜は街並みを元へ戻している。
このラプターが付く二体の騎士竜が「生命消滅の代替として死者が復活」といった現象の源になっているのか。現時点ではまだ明確に述べられていない。

光と闇の騎士竜であるシャインラプターとシャドーラプターについて、マスターピンクセトーから聞いたと言う。
そこへ登場するのは、龍井の父ちゃんそっくりな人物セトー。光と闇のはざまの住人だと言う。

 

【次回】死者の生命!?

名バイプレイヤーである吹越満は使わずにはいられない、といったところでしょうか。「セトー」なる謎の人物もまた演じます。もっぱらコメディの龍井の父ちゃんですが、こちらは光と闇のはざまの住人。シリアスな役柄だと思いますが、頭に巻いた「祭」の文字が入ったタオル?が気になって仕方がありません(笑)

今回の続きとして、次回は『死者の生命!?』深そうなタイトルです。簡単には終われなさそうな感じがします。いつもより期待が高まっている次回であります。