からかい上手の高木さん【アニメ第2期第5話からの感想】ハッピーバースデー

今回の放送回のレビューだと思って訪れた人、ごめんなさい。

ストーリー紹介のために『からかい上手の高木さん』第2期5話を取り上げたわけではありません。ここで書いている人が、ずっと読んできて観てきた作品ですが、内容が内容だけに書けずにきました。何が何やら理解しがたい作品のほうがまだ書けそうな、悶えるラブコメに手が出せず終いでありました。

だから観るだけの作品になる予定でしたが、第2期5話の放送になんとなく書きたくなりました。なんとなくストーリーを追いつつ抱括的な感じで『からかい上手の高木さん』を取り上げたいと思います。

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

からかい上手の高木さん2 第5話

【質問】どうして高木さんがいなかった

青春時代が遠くなったおっさんとしては観るたびに想う。

どうして俺の学生時代に「高木さん」がいなかったんだ!隣りに座るかわいい女の子が、いつも構ってくれるのです。自分の趣向に合わせてくれるのです。

男の子の主人公である「西方」今回は自宅のテレビで観た映画に影響を受けています。昨夜に観たばかりのようです。
隣りの女子が同じ映画を知っている!ヲタなら相手が自分の興味ある作品について同調してくれることは誠に喜ばしい。しかも、それが異性とくれば尚更です。

昨夜の映画だけではない。こっそり読んでいる少女漫画に至るまで知悉している。もはや高木さんは「西方マニア」になっており、一歩間違えればヤバい領域まで踏み込んでいるのかもしれない。しかしヤバいかどうかは相手による、それが現実だ(笑)

意味有り気に好きな人を問いかけてきたり、脇腹をツンツンされたり。そんな青春は、まぁ普通にない。そう納得することにします。

 

【まゆ毛】こういうのはいた

ミナ・ユカリ・サナエといった3人娘。3人でつるんでいる女子は、よくいた。まゆ毛が太い人は優しい、というような取り留めない話しをしていたであろうことは想像に難くない。友達とつるめば、それは学生に限らず大人もそうだ。ただそこにアルコールが入り、愚痴が多くなる。

急に人生が辛くなってきました(笑)

高木さんが西方の脇腹を突くため利用した「ズドン、ズドン」をオチに使用したエピソードとなりました。

【放課後】委員会

ミナ・ユカリ・サナエといった3人娘が引き続き登場。

そのうち「恋するユカリちゃん」が林間学校の準備委員であり、男子の委員である西方を呼び止めます。これから委員会があるわけですから当然です。

さらっと高木さんと二人で帰ろうとしている西方が、どう考えても悪い。

けれどもユカリちゃんは二人のジャマをしていると考えます。相手がユカリちゃんで良かったです。人によっては下手すれば変に騒ぎ立てられたでしょう。悪意とは、どこに潜んでいるか分かりません。

二人の仲を裂いている気になっているユカリちゃんの思い込みぶりはかわいいです。ただ求めれば求めるほど、うまく運ばないものです。当分は当事者を眺めるポジションが続くのでしょう。

高木ちゃん、ちょっと寂しそうだったね。ミナでさえ気づく様子です。

そんな一人で帰り道を行く高木さん。あるガチャガチャの前で足を止めます。西方が密かに愛読している「100%片思い」のアイテム商品である「キュンホルダー」を購入するようです。

【ハッピーバースデー】ちょっと憎くなってきた

西方が誕生日を迎えます。バースデーケーキを自分で取りに行くようです。家族で祝いごとなどほとんどなかった自分からすれば、当然だ、自分で行け!といった意見です。

けれども自分のバースデーケーキを取りに行くことは、あまり他の人には知られたくない気持ちは分かります。だって、笑い話しにされるのは目に見えているからです。やっぱり家で用意しておいて欲しいものです。

ケーキを取りにいく道中で、偶然、高木さんと出会います。

偶然?本当に偶然なのか。高木さんが西方の誕生日を知らないはずがない。いや偶然なのだろう。西方へのバースデープレゼントを購入しに出ただけ・・・だとしても、偶然に会える可能性が高い場所をしばらく散歩していた可能性がある。

結局は二人で一緒にケーキ屋へ行く。高木さんから、お祝いと念を押されて渡されたハッピーバースデーの文字が刻まれたお菓子とキュンホルダー。実にとても健気な女の子の行動である。

ここまでくると、嫉妬という憎悪が西方へ湧いてきたりします。

【くしゃみ】こういった戦法があるのか

くしゃみ話しが連鎖して、高木さんや西方の周辺における恋愛事情が語られます。両想い、片想い、恋愛したい想い(笑)、まだ興味がない。

本人たちは否定しているが、外からでは「付き合っているようにしか見えない」高木さんと西方は今日も二人で歩いて帰ります。もう高木さんは自転車通学をすっかり止めたようです。

くしゃみする高木さん。その様子を「かわいい」としか思いつかない西方。もういい加減にしてくれよ、おまえら!問い詰める高木さんはかわいすぎるし、西方もいい加減にはっきりするがいい。

と、きたところで思った。高木さんをよりかわいくしているのは、西方ではないか。変にムキになりながらも相手の行動は全て受け止め、一生懸命に応えている。ゴマかしてもゴマかし通すことはせず、開き直ったりしない。夢中になった分、きちんとリアクションを返してくれる男の子である。そのくせ典型的なツンデレときた。

これはもう高木さんが頑張るしかない。実は翻弄しているのは、西方のほうじゃないか。

高木さんにもらったキュンホルダーを持ち歩いていた西方。真っ赤になりながら向き直りつつ、やっぱり顔を横へそむけて言う。
「プレゼント、ありがとっ」
西方のそのお礼に、高木さんのカバンを握る両手に力が入る。

それから何事もなかったかのように歩き出す高木さん。浮かぶ笑顔はお礼が嬉しかったのか、それとも告白にまで至らず少し残念だったか。

それでもちょっぴりとはいえ前進した雰囲気ではある。

【原作もいいし】アニメもいい

原作は単発のエピソードで連載されています。もちろん過去を踏まえてではありますが、連続性は基本ありません。

今回の第2期5話は、バラバラのエピソードを一つの流れとした演出をしています。ただ原作をアニメ化するだけではない。スタッフのやる気を伝わってくる回でした。

原作が、思い入れある作品であれば、アニメ化はちょっと怯えてしまいます。観る側がそれなりに妥協しなければいけないことが、ままあるからです。

『からかい上手の高木さん』は安心して観ていられる。それは手を抜くことなく制作されているからです。安易に作られてもおかしくない作風ながら、そうならず、毎週楽しみに観られることは有りがたい限りです。

それにしても、高橋 李依(たかはし りえ)高木さん役が似合いすぎではないか!と思っているのは自分だけでしょうか(笑)