仮面ライダーアクア登場!【仮面ライダージオウ絡みで平成仮面ライダーの思い出語り その5】フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX

大、大、大ショック!と始めたブログ記事があります。そしてまだショックを引きずったままの今回であります。ウルトラマンは見逃し配信をしてくれておりますが、ニチアサは厳しいこと!見逃しに関しては、自社の有料配信動画でやっていないとは、どういうことでしょう。

特にリュウソウジャー!auビデオパスだけが配信で、テレ朝もなく、東映ですらやっていない。
仮面ライダーはいい、なんだかんだ友人たちは録画して観ているから(笑)。いや、観ている人もいるが戦隊モノは録画していない。仮面ライダーの続きで観るだけらしい。

だからライダーと戦隊の番組順番入れ替えは、イヤなんだよ!ヲタではなくドラマ感覚の延長で観ている者たちは繰り返しみようとしない。だから戦隊というだけで扱いが軽くなる。あんたたち、警察戦隊パトレンジャーもといルパパトの最終局面は良かったでしょう?あれを一回きり観てお終いにできる感動ですか?スーパー戦隊もきちんと録画しておくべきです。そしてトラブルにより録画し損ねた者のために準備を怠ってはいけません。

アニメ・ゲームはいるけれど、完全なる特撮ファンは周囲にいない個人的事情をお伝えしたところで、仮面ライダーです、仮面ライダージオウです。次週のゲストライダーは驚きとともに、楽しみで仕方がないです。好きな作品だっただけに、元号が代わってからとは思わなかったぜい!と言ったところです。

以下、ネタバレ及び独自解釈による偏見(笑)が含まれますことをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

【この頃の】MOVIE大戦

『MOVIE大戦』と聞いて浮かぶ特徴としては、まず前作と今作のライダーがそれぞれのパートがあり、クライマックスでクロスオーバーする。映画としては、なかなか斬新なスタイルである。シリーズものの特性を活かした他では類を見ない構成である。

2010年『W &ディケイド』から2014年『ドライブ&鎧武』まで6作続いたから成功とするべきか。けれども2015年『ゴースト&ドライブ』に至ってMOVIE大戦と銘打ちながら従来の構成を止めるに至れば、映画としてずっと魅せていくには厳しい構成だったか。

ここで書いている人の印象としては、である。前作ライダーのエピソードで心揺さぶられた後にくる現放送中ライダーのエピソードが悪くはないが、弱い。スピンオフ的な内容であるから、どうしても最終回後の思い入れたっぷりある前作の続きには負けてしまう。
特にウィザード鎧武といった悲劇的要素が強い作品を救うエピソードが前に配置されることで、後半を担う現ライダーのエピソードに水を差される格好となっているような感じがした。もしエピソード順の前後を入れ替えていれば、前作ライダーのエピソードのままクライマックスへなだれ込んでいたら、と映画館を出ながら考えてしまっていた。

とはいえ、MOVIE大戦というシリーズをよくぞ築いてくれたと思っている。惜しいと考えさせてくれるくらいの出来だった。やはり良いも悪いも作品製作が大事である。ライダーと戦隊を一週見逃しただけでも作品の貴重さを理解した現在である(笑)。試行錯誤は大事である。製作においては、大いにいろいろ挑戦していってもらいたい。

内容の良し悪しよりも、作品が抱えた歴史によってエピソードの軽重が出てしまう『MOVIE大戦』その中でも、1本の映画としての「すんなり度」といった観点で眺めれば『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』が一番だったかなと思っている。ただ『MOVIE大戦』の中で一番好きだったから、最も出来が良かったと言っているだけかもしれないよ、といった注意点は付け加えておきます。

仮面ライダー×仮面ライダー 】フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX

【ゲスト】栄光の7人

この『MOVIE大戦』は前作及び現放送分ライダーの他も活躍が与えられている。

冒頭は序章として「昭和の7人仮面ライダー」の活躍から始まる。1号からストロンガーまでが登場して、スカイにスーパー1・ゼクロスといったところはお休みである。なぜ全員出さない、と当時は激しく思ったが、現在となればである。キャラクターを出しすぎで収集が付かない、だらだらと流れる感を後の春公開仮面ライダーものでイヤというほど思い知らされた。ある程度は削ることが必要なのかもしれない。
クライマックスにおいて昭和仮面ライダーそれぞれが必殺技を繰り出す見せ場を用意されていれば、ただキックを繰り出すだけの要素で処理するされるより、ずっと良かった。オールスターもそれはそれで嬉しいが、個々に当てるスポットライトを上映時間内に、どう落とし込んでいくか。こればっかりは製作前提もあるから、監督の感性だけではどうにもならない難しい問題である。

フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』は「MOVIE大戦シリーズ」に限らず他を含めた全作品のなかでも、ゲスト仮面ライダーをうまく出演させられた作品かと思われる。

【ヒロイン】オーズ&フォーゼ、そしてW

仮面ライダーオーズのヒロインといえば、泉比奈(いずみひな)であることは間違いない。里中ちゃんやメズール(人間体)だよ、という各想いは別である。俺的には「クスクシエ」店長の知世子さんだな、という意見も論外である。

泉比奈こと比奈ちゃん。人並み外れた怪力があるだけで「普通の」というより「紛れもないヒロイン像」を構築していた。お兄ちゃん想いで、兄に取り憑いたアンクに遠慮はないものの、基本は自分の気持ちは押し殺している。主人公である映司の身を常に案じ、暴走を止めるならば身を投げ出せる。ヤキモチは焼くけれど、べったりとした関係までにはならない。なんとも微妙な距離でありながら、しっかり繋がっている感!ヒーローへ想いを寄せながらも、近すぎない関係!これ、これですよ、孤高の主人公(オーズはバディスタイルだが)を支えるヒロインとの関係は、これがいいです。
それって、主観じゃねーか、と言われれば、その通り。オーズが好きだとする大きな要因に、ヒロインの描かれ方が良かったということが言いたいわけです。

比奈ちゃんを演じた高田里穂は、めちゃかわいいという感じではありませんが素敵な女優さんだと思います。ぜひ社会的問題などに巻き込まれないよう今後も頑張って欲しいです。

仮面ライダーフォーゼは、主人公の如月弦太朗を演じた福士蒼汰がすっかり売れっ子になってしまいました。まだしばらくは仮面ライダーへ出演してもVIP待遇に近いでしょう。そうなれば先の展開はあまり望めず、これまでがどうだったかになります。
『MOVIE大戦』においては、主人公弦太朗が惚れる女の子が登場します。仮面ライダーなでしこになるほど「フォーゼ編のヒロイン」としての活躍を見せますが、最終的には悲恋で終わります。ただし映画が終われど、テレビの放送はまだまだ続く。本来のヒロインは、弦太朗の幼馴染で変身時には一緒にポーズを取る同級の女の子がいます。フォーゼの舞台が学園生活の青春真っ盛りですから、当然ながら恋愛絡みもあろうと予測しておりました。今回の映画は今後のテレビシリーズにおいて良い布石になるだろう、と。
ところが進展がないどころか、ヒロインと思しき女優は途中で敵怪人にさせられる回があるくらいです。みんなに誤解されてボコられてしまう始末。エラい扱われようだな、と思って観ていたものです。女優として売り出したいため、役柄においても恋愛とは無縁なまま済ませたか、ぐらいに考えていましたが・・・今となれば、いろいろあったんだね、ということです。

すっかり脱線しておりますが、比奈ちゃんは比奈ちゃんだったから「オーズ編」において、アンクとの再会がひと時に過ぎずとも変わらぬ空気が出せました。その後に続く「フォーゼ編」の悲しい別れが前のエピソードに引けを取りません。両編とも世界は違えど、ストーリーの骨幹に「別離」が共通していたため一本として通じた映画になりました。

ただこの作品においては、ブリッジとして、もう一つ前の仮面ライダーを挟みこんだことが特筆されます。
初めは翔太郎だけの仮面ライダージョーカーへ、クライマックス前にはフィリップも登場して仮面ライダーWへ。こうした構成が見られたのは当作品だけである。盛り上げ方として、これ以上はないだろうといったところだ。
一本の映画として貫かれながら、サービス精神がうまく盛り込まれた。『MOVIE大戦』シリーズにおいて一押しする理由である。

【肝心の】仮面ライダーアクア

『フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』において「オーズ編」に登場した仮面ライダーアクア。登場回がオーズだけあって、コア・メダルで変身する未来からきた仮面ライダーである。

いい仮面ライダーでした。性格がうじうじ、めそめそ。しかも水属性の仮面ライダーの力を授かったにも関わらず、水が苦手。アンクが鼻で笑いますが、態度に出すかどうかは置いておき、真っ当な反応でしょう。よく仮面ライダーに、皆を守る立場に就こうと思ったな、おいっ!といったキャラクターでした。

だからこそ自らの弱さを克服して立ち向かっていく姿に熱くなれます。湊 ミハル(みなと ミハル)、これっきりでは惜しいキャラでした。当時はひたすらな映画化とおふざけネットムービーくらいが関の山。シノビブレンまでスピンオフが製作されるような時期だったら、と思っていたらテレビ出演と相成りました。めでたい限りです。

いつか『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』について、そこで一風変わった仮面ライダーポセイドンから解放されて活躍した仮面ライダーアクアの存在を取り上げる機会がいきなり訪れようとは思いませんでした。

仮面ライダー電王の良太郎が見せたおとなしさとは違う、ミハルの気弱さが好評を呼んで(笑)作品化に繋がったら嬉しい。それは『仮面ライダーオーズ』に連なる可能性も高ければ、何かが作られるんじゃないかと、ちょっと期待したいところなのです。