『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』へ期待と不安を寄せて【声無きゲームから映像化で声が付いた作品例】『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』

思い出のゲームならば『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』『ファイナルファンタジー7』『ゼノブレイド』の3つを挙げる。
いずれもRPGの歴史的名作であり、大鉄板なタイトルである。ゲーム好きなら当たり前すぎで、なんてつまらないラインナップだと思われるだろう。

その通り!だって、あまりゲームをやらないというより、クリアができない。例えばレーシングゲームなど、ステアリングコントローラがなければ、何周かでポイである。ゲームコントローラーで巧みに操れる方がどうかしている、と思ってクチである。当然ながら格闘などのアクティブ系は全くダメ。

結果、地道にやればストーリーが進むRPGに落ち着いた。じゃあ、RPGを多数やっているのかと言われれば、否である。つまりゲームを語れるやつではないのである。

しかしながら冒頭で書いた3作は本当によくやった。複数回のプレイは無論のこと、関係書籍を漁り、サウンドトラックも購入している。
思い入れは、とてもある。

そして『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』『ファイナルファンタジー7』は、音楽はあっても、キャラクターのセリフは全て字幕、いっさい声が流れてくることはなかった。声はまさしく脳内補完しながらの付き合い長いキャラクターたちである。美声への昇華具合は半端でない。

無声だったゲームのアニメ化において、何よりも注目するのは誰が演るかである。そこには期待より不安の方が常に上回る。

今回はドラゴンクエストVの映画化に当たり発表されたキャストについて浮かんだことを書きます。

以下、ネタバレ及び独自解釈による偏見(笑)が含まれますことをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

【認識改めの】ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン

『ファイナルファンタジー7』がリメイクされると聞いた。

2020年3月発売決定の『FF7 リメイク』についてではありません。

2005年の『FFVII AC(ファイナルファンタジー7 アドベントチルドレンの略称)』当時これこそがゲームのリメイクだと思い込んでいたものです。
ゲームの進化は日進月歩。プレステ2における映像の凄さに、決して自分がクリアできないレベルまで上がってしまった。「俺の時代は終わった」と感じたものです。後々になれば、RPGなのだから映像レベルが上がっただけで難解さは別物と気づくわけですが。ともかく友人宅で、飛ぶやつとか巡るやつとか戦うやつとか(タイトル思い出せず)、追いつけないと心底から思っておりました。

おおげさなやつだなぁ〜、と思われるかもしれませんが、プレステ2だけは買っていません。つまり、いきなりプレイしたプレステ2のゲームがトラウマになったことが原因です。勧めてきた友人が悪いわけです(笑)。もっともプレステ3は購入するわけですが、きっかけはその友人のせい(おかげ)であったことも明記して置きます。

ただもし『FFVII AC』が思い込み通りゲームのリメイクならばプレステ2を購入していたであろうことは間違いない。そうなればゲームの空白時期はなかっただろうなぁ、と思ったものの、プレステ3の発売は2006年。もしリメイク版を出すなら新規のゲーム機に合わせるでしょう。どうやらプレステ2は個人的に縁がなかったようです。

FFVII AC』が実はフルCGの映像作品と知って、個人的には「助かるなぁ〜」でした。遅々として進まぬプレイをしなくてもいい(笑)。物語を堪能したいだけの自分なのです。ストーリーが良ければ操作はいらないとする、ゲーマーからすれば由々しき輩なのです。

内容としては『FF7』その後を描くようで、2001年に公開された映画『ファイナルファンタジー』のような失敗はなさそうだ。

いやいや、待て!むしろ、これは問題かもしれない。なにせ思い入れたっぷりの『FF7』である。ゲームプレイ時に当てられていない「声」が、どうなるのか?下手すれば、思い出が壊されかねない話しなのである。

自分は声優を好む嗜好にあります。「銀河声優伝説」と例えられるほど豪華だった石黒昇版アニメ『銀河英雄伝説』出演の声優はスタッフロールを見なくても分かる(おおげさかもしれないw)くらいであり、少しは情熱が失せたかもしれないが依然として興味を強く持っています。

だから、当初は不安以外の何物でもなかった。

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン:キャスト】
クラウド・ストライフ:櫻井孝宏
ティファ・ロックハート:伊藤歩
ヴィンセント・ヴァレンタイン:鈴木省吾
バレット・ウォーレス:小林正寛
シド・ハイウインド:山路和弘
ユフィ・キサラギ :かかずゆみ
ケット・シー:石川英郎
レッドXIII :市村正親
エアリス・ゲインズブール :坂本真綾
ザックス・フェア:鈴村健一

ルーファウス神羅:大川透
レノ:藤原啓治
ルード:楠大典
ツォン:諏訪部順一
イリーナ :豊口めぐみ

セフィロス:森川智之
カダージュ :森久保祥太郎

プレーヤーとして動かしていた主人公クラスのキャストに本家声優以外が混じっている。特に個人的にはティファ派なので、女優起用には不安でしかない。ヴィンセントに、バレットも誰?な状態である。

どうなっちゃうんだろうなぁ〜、なんて思った日々が懐かしい。

『ベルセルク』における岩永洋昭ガッツ役に、声優ではない者の演技に魅力を感じた。舞台演技そのまま持ち込んだような声がいい。これは自分が歳を取ったせいだと思います(笑)
ティファの褒め方としては、こんな感じが当てはまります。それに何より大事なのは演技もさることながら「声の質」加えて有名女優ではなかったことが、すんなり受け入れられた要因でもあります。

バレットはイメージ通り、というかイメージしやすいキャラクターです。余程とんちんかんでなければ、間違えようがないキャストではあります。

そして、ヴィンセント!もはや鈴木省吾以外には考えられない。今回の『FFⅦ リメイク』において、諸事情などで仮に起用ができなくても、後任者は鈴木省吾のヴィンセントへ寄せることは間違いありません。

むしろ当初は、エアリス坂本真綾ザックス鈴村健一の方が、個人的に違和感があった。けれども、そこは本家本元の声優さん。聞いていくうちに慣らされていくから不思議。やはり声優は凄いのである。

このたび『FFVII AC』のキャストについて述べてきましたが、作品自体についてもブログしています。要は基本的に好きなんです。

【観てみないことには】ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

2019年8月2日に公開される『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』。
ドット絵時代のゲームであり、姿形でさえ想像を多分に含ませてプレイしていた『 ドラゴンクエストV 天空の花嫁』待望の映像化である。

大いに期待しているし、応援ブログといくつもりだった。
しかしながらここで書き進めていくうちに不安が勝ってきてしまった。

ストーリーは良いに違いない。これほど素直に楽しめる内容はそうそうないし、面白くないとするならば、それはもう個人の感性である。もし誰もが認める駄作になったならば、それはそれで凄い能力としか言いようがない。

作品内容のクオリティが酷くなることはあまり考えられない。製作者が余程変な解釈を持ち込まなければ杞憂で終わるはずである。

公開前にして、不安はともかく「キャスト」もうその一点である。
主人公に佐藤健は別に良いし、山田孝之の父・パパス役などむしろ望むところだ。
けれど、まさか声優いっさいキャスティングしないとは思わなんだ!山寺宏一は出演するみたいだが、これは純粋な声優としてではない。

曇った目で予告を見れば、有村架純は頑張っているかもしれないと思うが、波瑠の方はどうなのよ?一言二言のセリフで判断下すのは早計であることを重々承知で、現在の素直な気持ちだ。

俳優が時に良い声の仕事をしたとしても、それは声優が周囲を固めているおかげという状況が多い。はっきり言えば、劇場版になると突然に現れる俳優に声優もどきをされても迷惑だ。

本職の声優から探せば、長年待ち続けたファンでも納得できるキャストが配役できたはずだ『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を映像化したという価値が、芸能界の流れに呑み込まれたことが残念でならない。

それでも『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』には期待している。ここで書いている人の予想を超えて、素晴らしい演技を披露してくれるかもしれない。多少の演技力不足も補ってなお有り余る魅力ある作品に仕上がっているかもしれない。

先走って評価を下してならない、と自分に言い聞かしたい。

それにしても今になって思えば『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』が声優を起用していないレベルなんて、かわいいいものであったな。