【ネタバレ感想】騎士竜戦隊リュウソウジャー第13話『総理大臣はリュウソウ族!?』

また逃してしまった。
フジの夜ドラマで『仮面同窓会』というやつが始まったらしい。
「ドラマ」ここで書いている人にとって、アンテナが伸びない分野である。とはいえ、ドラマなんぞ歯牙にもかけん!とまるきり相手にしないというわけでもない。しかも夜中のドラマならハマるパターンも、ままある。『孤独のグルメ』第1回放送からリアルで追っており、そのおもしろさを訴えてきたことが自慢なくらいである(笑)。けれども他に先んじて面白さを訴えられたドラマはこれぐらいだ。
むしろ普段のヲタが災いしてか「またわけわかんないものにハマっているのかよ」といった調子であったため、却って周囲の連中が観るまで時間がかかってのではないかと思う。もし自分が勧めなければ『孤独のグルメ』はもっと早く数名の視聴者を獲得できたかもしれないなぁ〜、とつまらないことをたまに考える。

すっかり話しが逸れましたが『仮面同窓会』脚本が、なんと!山岡潤平ではないか。リュウソウジャーのメインライターが平行して担当している。これは観ておきたかった。しかもガイムの佐野岳や、どんなに他の仕事があろうとも自分にとってはタイムレンジャーの永井大が出演ならば、視聴する理由として充分である。

しかし初回放送が6月1日だなんて、なんでこんな半端な時期に。しかも雫井脩介を原作としたミステリーときたら、逃したら「お終いじゃん」の連続ドラマである。見逃し配信ぐらいしろよ、フジ!だが、しないらしい。有用チャンネルご案内では観る気などない。

つまり何が言いたいかといいますと、リュウソウジャーのメインライターは旬の脚本家のようだ、ということです。

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

【ストーリー】総理大臣はリュウソウ族!?

今回の脚本は、山岡潤平。さんざん前振りをしておきながら、別の脚本家だったら興ざめですね(笑)。監督は、ベテラン渡辺勝也。第6話以来であり、再登板の監督としては真っ先の担当をなりました。パイロット監督の上堀内佳寿也は映画をがんばっていることでしょう。

番組前の映画宣伝において、バンバがようやくコミカル役を担当していました。でもお笑い担当はメルトだと思っているので、役を奪ってはいかんよ(笑)

冒頭

今回のゲスト出演の中越典子が演じる女性総理大臣の緊急入院ニュースが報じられています。狩野澪子(かりのみおこ)という役柄です。
このニュースを映すテレビの前で、例のごとくリュウソウ族幼馴染み3人組と龍井家です。アスナのお菓子食べながら観ている姿を確認すると、なんとなくトワというよりバンバが一緒に行動しないことが分かるような気がします(笑)

報じられている、日本初の女性総理大臣だという澪子龍井の父から、占い師の情報がもたらされます。メルトからは、かなり年上の男性とツーショットでいるところを週刊誌に撮られた情報をもらたします。アスナが「週刊誌、読むの!」と驚いています。さらりとメルトは社会勉強だからと答えます。
個人的にメルトの答えには不安しかありません。週刊誌はやはり下世話な好奇心を満たす側面が強いです。勉強というより俗世に毒される可能性が強い。心配です。
ういがネットから、澪子が不老不死の噂を報せてきます。各時代、世界中で存在していたという疑いが飛び交っています。

そんな澪子の病室へ、カクレソウルで誰知れずに訪れたバンバトワ。これで判明したことは澪子がリュソウ族のであり、「バンバちゃん」と抱きついてくらいのお知り合いなことである。

前半

新しい隠れ家へと、どこかの地下を歩くワイズルークレオン。ゴンドラもミラーボールもない場所で「踊りたくなったら、どうする?」と相変わらず無茶振りなワイズルーに、どういなそうかと思案するクレオンへである。
ミイラマイナソーが現れて、あろうことかクレオンに光線を発射する。本音を吐き出させる能力があるらしい。ワイズルーがマイナソーにも関わらず攻撃します。
このミイラマイナソーは、クレオンが生み出したものではないのか?

疑問を残したまま、バンバたちが訪れている澪子がいる病室へ場面が移ります。

澪子は300年前に村を出て世界各地を転々としていたとのこと。日本に戻り占い師を始めたことがきっかけで政治家への道に入ったそうである。そして、憧れていた普通の生活も300年も続くと飽きてしまった。だから生み出したマイナソーが完全体になってから倒して欲しい。

ここで改めて分かったことは、リュウソウジャーはリュウソウ族でも選ばれた者でなえればなれないこと。ついついコウアスナを見ているとつい誰でもなれるような気がしてくる(笑)が、なれないことに挫折を感じる者がいるようである。
澪子がマイナソーを生んだと聞いた瞬間に、バンバが血相を変えて飛び出しかけたこと。やはりこの兄はいろいろと抱えているようである。

どうやら死にたがっている澪子。そんなことは承服し難いバンバトワに、叶えてくれたら二人のマスターについて情報をくれると言う。

澪子の病室から引き上げたバンバたちの前にミイラマイナソーが出現。しかしトワはマスターの情報に心揺れており倒しきれない。
ミイラマイナソーが去った後に、弟を叱りつつ兄は言う。
「マスターのことは、マイナソーを倒してから、あの女から聞き出せばいい」相変わらず強面なバンバである。

一方、澪子の病室へ現れたガイソーグ。かつての英雄であり、居場所がなく彷徨っている。会話のなかでそこまで判明しました。『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』では、ガイソーグの鎧は誰もが身にまとえることは分かっています。あの後に誰の手に渡ったか。この流れだと、バンバコウのマスターか。けれどもそんな簡単にくるか。バンバコウは以前にガイソーグと戦って撃破している。その辺りもあるから、どう絡んでくるか。それとも『4週連続スペシャル スーパー戦隊最強バトル!!』はなかったことにするか(笑)
どうするか、楽しみなところである。

そういえば、リタは元気かなぁ〜。宇宙、死ねとまで荒んだ心は癒えることなく、また敵として現れないかなぁ〜。はっ!実はガイソーグリタ・・・なんて、あるわけがない(笑)

この頃は手を焼くと龍井家へ訪れるバンバトワ。そこでこれまでのことが語られて、改めてミイラマイナソーが強敵だということを確認する。
バンバは珍しくトワを連れることなく独りでどこかへ向かった。

後半

澪子が「自分の居場所」とガイソーグへ告げた男性の元へ訪れていました。病室であり、すっかり年老いています。相手は人間であり、寿命の長さが合わないリュウソウ族は見送るしかない。それが辛くて、マイナソーに全てのエネルギーを与えて死ねることを願っているようである。
そこへ現れるバンバである。

ミイラマイナソーが暴れまわっている。今回はドルイドン兵がいないことから、クレオンが生み出したわけではなさそうである。
駆けつけるは、バンバを除く4人。珍しく4人で変身である。しかし心を読む敵であれば苦戦である。

そして、ここからはお約束(笑)。本音を引き出すビームを浴びるアスナが突っかかっていくのは、もちろんメルトである。本音というより悪口を言われてます。否定ばかりされるとアスナは怒っておりますが、それはメルトだけでなくコウもそうだと思います。たぶんアスナに対する態度は皆が皆同じだと思いますが、向かう先はどうしてもメルトになってしまうようです。

戦闘中のほうに緩い空気が流れている一方、病室でバンバ澪子がシリアスな会話を交わしています。
普通の暮らしがしたくて旅立った澪子でしたが、愛する人を何人も見送ったことで人生に疲れ果てているようです。だから、もう終わりにしたいようです。
けれどもバンバは訴える。リュウソウ族なんだ、と。配られたカードのなかで勝負するしかないんだ、と。厳しさと諦観が混じった訴えに、これまでバンバがどんな想いを味わってきたか、詳しく知りたいところです。
死んで逃げようとするな。番組冒頭のCMから想像もつかないシビアなバンバのセリフである。

ついに巨大化したミイラマイナソーに、コウは騎士竜を呼ぶ。ティラミーゴはいつも通り。ディメボルケーノは「汝に問う」とクイズネタはまだ封印していなかったらしい。しかもコウに「そんな時間はない」と答えられたら、「正解!」だそうです。相変わらず愉快なままです。

さて、ティラミーゴディメボルケーノを合体させたいところですが、本音ビームを浴びてしまいます。そのために合体不能と思いきや、ディメボルケーノの「お前たちと話しがしたいだけなんだよぉう」泣けるやつです。本音が諍いばかりではない、心を通わせるきっかけになる例になります。
無事に、キシリュウオーディメボルケーノへ合体。そしてメルトの案を、アスナが意図せぬ幸運、つまりミラクルもあって、撃破する。

生き延びた澪子は誰彼とは知れずに姿を消す。
情報を得られなかったバンバトワ。どうやらマスターは二人を置いて消えていったらしい。きっとどこかで生きていて、再び会える時を信じ、それまで自分たちが為すべきことを為す。様々な困難を体験してきたであろうリュウソウ族の兄弟である。

それに比べて幼馴染みの3人組といえば、仲直りができて良かったですね、状態です。200歳を越えているはずなんですが、大人になるには年月より経験が大事というわけでしょうか(笑)

【次回】黄金の騎士

渡辺勝也が前回に演出した『逆襲!!タンクジョウ』第6話でした。あれが今のところ、5人揃っての変身に、5体の騎士竜が合体した唯一です。もうおかげで、第6話を何回見返していることやら。戦闘パターンを崩すこと、攻めが激しいです。

そして次回は、ついに登場の婚活戦士!名はカナロリュウソウゴールドがきます。

婚活戦士と聞いて、笑えそうと思っていましたが、今回『総理大臣はリュウソウ族!?』を観せられては単純にいけません。リュウソウ族が人間と愛し合う関係になっても寿命の違いから悲劇が待っていることが分かりました。
今回におけるエピソードの配置は、考えさせられるものがありました。

ギャグで包みつつも、どんなシリアスが待っているか?ぼんやり観られない今回のスーパー戦隊であります。