【その1】仮面ライダージオウ絡みで平成仮面ライダーの思い出語り

平成仮面ライダーがなければ「特撮もの」は、どうなっていただろうと思う。
平成前半はゴジラやガメラなど怪獣系が活発だったものの、後半は尻すぼみ。最後の方で『シン・ゴジラ』やモンスターバース製の『GODILLA』でようやく息を吹き返した感じではある。ウルトラマンは製作元である円谷プロダクションがゴタゴタで製作すれば需要あるものの、長期展開は円谷一族からの脱却まで待たなければならない。
スーパー戦隊のかつてないヒットも、平成仮面ライダーによってもたらされた要因は大きいだろう。

平成仮面ライダーは、大人を巻き込んだ功績が大きい。特撮ヒーローものは卒業した層を今一度呼び戻した作品群である。

大人にまで夢中にさせているから、当然ながら年齢層高めをターゲットにした書籍も多い。また歴史も長ければ、研究書もだいぶ出版されている。

場末のブログで書いている人などが、今更偉そうに語る内容などないように思える。けれどもずっとリアルタイムで観てきた「平成仮面ライダー」なれば、単なる思い出話しだけでもたくさんある。
どうせなら、歴史振り返りの『仮面ライダージオウ』にのっかる形でブログしてしまおう、というわけです。

以下、ネタバレ及び独自解釈による偏見(笑)が含まれますことをご了承ください。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

【仮面ライダージオウEP01/02】仮面ライダービルド

仮面ライダービルド』2017年9月から2018年8月まで。ジオウの前作であり、ゲスト出演の戦兎万丈は引き続きといった感である。もしかして最終回の撮影と並行していたかも、と邪推してます(実際どうかはわかりませんよ、あくまで邪推ですw)

メインライターに、武藤将吾(むとう しょうご)を連れてきたことにはびっくりしました。フジテレビ・ドラマの脚本家として名だたる人だと認識していました。『電車男』や『テルマエ・ロマエ』など楽しませてもらった作品は多いです。
それがまたどうして、テレビ朝日の、しかも仮面ライダーへ、いきなり特撮ものにだなんて!やっぱりフジはやばいのか(笑)

ただチーフプロデューサーの大森 敬仁(おおもり たかひと)はかなり優秀であるようなので、外からは意外に見えても本人にとっては普通なことなのかもしれません。

東映がプロデューサー制を日本で最もうまく取り込んでいるように思えます。

ジオウには主役の二人が出演でしたが、個人的趣味としてはやはり氷室 幻徳ひむろ げんとくこと「げんさん」の登場を望みます。敵でありながら悪になりきれないならまだしも、その後のハジけっぷり!大森プロデューサーはこうしたキャラの生み出しが上手です。檀黎斗と共演したら、どうなるか観たいものですが、たぶん叶わないだろうなぁ(笑)

世界は救う代わりに戦兎万丈だけが取り残されるような形で番組は終了しました。ただ関わり合いがあった人たちは、もしかして脳裏の底に記憶があるかもしれない可能性があります。ここで終わっても綺麗ですが、やはり今後を妄想せずにはいられません。
昔なら、ファンによる二次創作ですが、現在の東映は自らやってくれます。『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』に『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』ときます。ニュー・ワールドにおけるビルドの活躍が観られるなんて、いい時代になったものです。
しかしながら、なぜ『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーローグ』を、やらないのか腑に落ちません(笑)

【仮面ライダージオウEP03/04】仮面ライダーエグゼイド

仮面ライダーエグゼイド』2016年10月から2017年の8月まで。新番組であるビルドの初回放送月が繰り上がったため、全45話と少し話数が少なめです。しかしエグゼイドはそれこそスピンオフが多かったです。

チーフプロデューサーは大森。そしてメインライターというより、全てを書き切った高橋悠也(たかはし ゆうや)。独りで全部を担当するなんて、井上敏樹以外で存在するなんて驚きです。タフな脚本家です。

エグゼイドの思い出といえば、それはもう当初における永夢の演技は怪しくて(笑)下手だなぁ〜と投げるより、観てるほうがハラハラしてしまう。存在として人を惹きつける力がある役者さんでしたね。

パラドは物凄くハマっていて気持ちいいくらいです。これは演じた甲斐 翔真 (かい しょうま)の力が大きかったと思います。周囲などお構いなしの迷惑なヤツながら、ただそれは自分の存在について考えてこなかっただけ。底なしの無遠慮は不確かな存在に対する裏返しを見事に演じていました。

明日那でありポッピーピポパポである松田るか。正直なところ、アイドル的なかわいい顔立ちではありませんよね?(自信なしw)けれどもポッピーをやると容姿に関係なく、かわいらしくなる。明日那の時は、しっかりした大人の女性へとがらりと変わる。かなり上手な女優さんへ成長していくのだろうなぁ〜、ただ芸能界は上手だけでは生き残れない。運もまた必須です。
どうやら現在は順調なようなので、今後も頑張って欲しいと思います。

ところで、なんだ黎斗は出ないのか、と思っていたら、さすがです。他ライダーのエピソードに出演とは、黎斗やります。
それと貴利矢のキックして仮面ライダーレーザーになるところは、見るたびにほれぼれしてしまいます。

こう振り返ってみると個人的に主役級の3人のライダー(エグゼイド・ブレイブ・スナイプ)には冷たいことに、今、気づきました(笑)

【仮面ライダージオウEP05】仮面ライダーフォーゼ

仮面ライダーフォーゼ』2011年9月から2012年8月まで。
プロデューサーは塚田英明、メインライターは中島かずき。そして特筆すべきは、坂本浩一がメイン監督として初めて登用されます。『W』ではメインではなかった事実に驚きです。

フォーゼであり弦太朗を演じた福士 蒼汰(ふくし そうた)は一般にも知れ渡る人気俳優へなっております。『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』において佐藤健の出演が大きな話題となりましたが、前年の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』において事前告知がなければ福士蒼汰の出演もかなり話題なったはずです。むしろこの時の反省を活かして、佐藤健の出演は秘密裏にされたのかもしれませんね。

ジオウにおいては、アンガールズの田中が演じる先生が出張っておりました。あとの面々は写真のなかでお終いです。
ジオウのヒロインとすれ違う弦太朗の後ろ姿といったシーンはありますが、本物じゃないですよね〜、でも本物だったらどうしよう(笑)

この作品に登場していた主要キャストの一人が世間を騒がしたので、あまり大々的にはやりたくなかったのか、単なるスケジュールの問題なのかは分かりませんが、薄い取り扱い方です。

個人的にも、平成仮面ライダーのなかで、繰り返しますが平成仮面ライダーのなかで順位づけするならば、最も記憶に薄い作品ではあります。

しかし『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』はホント好きで、現在でもよく見返す作品なのです。

平成仮面ライダーは一筋縄でいきません。