【ゲームではなく映像作品】ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン

やはり心に残るゲームといえば「ドラクエⅤ」と「FFⅦ」、それに加え「ゼノブレイド」という3本です。ゲーマーさんでなくても普通にゲームをやっている人ならば、「えっ、その程度」「ベタすぎ、他にやっていないのかよ」と突っ込まれそうです。
はい、もう突っ込まれるそのままです(笑)。

だってゲーム、できないんですもん!攻略下手ですよー、何時間もかかりますよー、途中で諦めますよー、の三拍子です。特にアクション系とか、タイミング計ってとかは、ぎゃー!です。投げ出す方向へ向かいます。

だからロールプレイングゲームに走りやすいのです。ともかく時間はかかるけど、攻略本があれば、ネットで指南サイトを見れば・・・それでも、頑張りきれず、ストーリーだけ確認してお終いにする根性なしです。

ここで書いている人はそういうヤツなので、ゲームをやりこなした本数はとても少ないのです。そんな中でも寝る間を惜しんでやりきったゲームのはあります。特に冒頭で挙げた3本は特に強く心へ残っています。もうゲームだからとかのレベルでなく、作品として気に入っております。

そして「FFⅦ」においては、その後のお話しが作られているではありませんか。個人的にはゲームをやるよりも、そちらの方こそ望んでおりました(笑)

以下、ネタバレあります、独自解釈による偏見もあります(笑)どうか、ご了承のほどを。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

【観る前に】まず本、もしくは映像特典

映像作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』の舞台は、ゲーム『ファイナルファンタジーVII』より2年後の世界となっています。とりあえず、いきなり観ても楽しめるだろう的な作りにはなっています。

ところでここで書いている人は『ファイナルファンタジーVII 』はやりましたが、その後に作られた関連のゲームは一切やっておりません。それで『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を観たという流れであることをご承知ください。

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を観た後に、もやもや感があるのです。一個の作品としてではありません。ここまで出来るなら、今までのFFシリーズを全部映像化してくれればいいのに。そうすれば、ゲームをやらずにすむ(笑)。
なんか本末転倒なヤツではありますが、ゲーム性よりストーリーが気に入るかどうかなのであります。

初めて観終わった時の感想ですが、もっと、もっと知らなきゃいけないことがある!
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』に至る経緯をもっと知りたい。
作品中でこれまでのことを匂わせる程度で収めております。映像作品においては、当然の演出です。変にこだわれば流れが悪くなります。
映画として見られるだけの作品へ仕上げられてします。
しかしながら原作がゲームであります。ゲームをプレイしております。ゲームが映像作品より優位な点といえば、キャラクターの掘り下げができることです。何人もの主役級キャラを、人生背景まで見せてくれるところです。

つまりゲームをやっているから、キャラの思い入れが深いのです。だから、ここへ至るまでいろいろあった辺りが知りたい。

それでこの本があることを知った時は飛びつきました。

装幀が良いです、カッコいいです。透明のカバーまで付いて、なんか豪華な感じがします。ところがこの透明カバーがくせもの!ともかく傷つきやすい代物なのです。ですから綺麗に保存した場合は、更にカバーをかけるか、この透明カバーを外して読むか。どちらかを強く推奨します。綺麗に保存したい方用のための脱線話しです。ここで書いている人は、そういう人なのです(笑)

ページの開き始めは、正直なところ読み難かったです。やはり脚本と小説の書き方は違うものだとつくづく思ったものです。しかしながら難解な言葉が羅列されているわけではないので、慣れます。やはりセリフ回しは良いです。
読んだ後に、ぐっとくるものがあります。

文字量も多くないので、読了まで時間はかかりません。それでも早く読み済ませて、本編へという方には、とりあえず『ティファ編』をオススメします。それと『神羅編』まで目を通せば、『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』は、すとんと胸に落ちるような気がします。
バレット編』は補足になりますから、慌てなくても良いように思います。『ユフィ編』『ナナキ編』は、別に読まなくても・・・いやいや『ライフストリーム編』と同様に作品を深く理解するのに必要です。勝手に投げ捨ててはいけませんでした(笑)。

デンゼル編』はありがたいことにアニメになっております。『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』のコンプリート版に入っております。本編を観る前に特に必要というわけでもないので急がなくて大丈夫です。でも頭に入れてから観たい場合は、小説とアニメ、どっちが早いかといえば・・・軍配を上げるのは難しいです(笑)

【本編】ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン

作品概要

ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン(FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN、略称:FF7 AC等)』『FFV7』の2年後の世界を描く、フルCG映像作品です。関連作品としては、携帯アプリゲームに続く第二弾の位置付けです。

2004年に未完成ながら映画祭へ、翌年には完成品としてノミネートされています。
しかしこれで油断ならないのが、スクエア・エニックス(笑)。
2009年に発売された『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート』30分ほどのシーンの追加や差し替え、それらに伴う追加収録や子役声優の変更、音楽の再編集までされています。製作者側から「新たな作品として捉えて欲しい」とコメントしてくる。

初めからそうしろよ、なんて言ってはいけません。それまでの好評が受けて、なお作品の質を高めた製作陣に拍手を送るべきです。そしてそれを後押ししたのは、自分たちを含むファンなのだ、と。最初からやれよ、なんて贅沢です。そう己れに言い聞かせている、ここで書いている人なのです(笑)。

【偏見の】見どころ

FF7AC』を観た際に、まず最初に感動したことといえば「おおっ、しゃっべっている!」。
当然のことなのですが、やはり何と言っても、慣れ親しんでいたゲームキャラの声は想像の域でしかなかったかので感動ひとしおです。

また良い声優を連れてくる。声優でない人も担当していますが、たまに洋画の吹き替えで怒りを覚える「おいっ、まったくイメージ以前に演技が出来てねぇーじゃん」ということはありません。

そして想像以上にハマっていたキャラが『ヴィンセント・ヴァレンタイン(Vincent Valentine)』腐女子ばりにカッコいいと思いました。この後を描くゲームダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』の主人公になるのも納得です。

これはリアルタイムでプレイしていたものの感覚なのですが、『FF7』の画面は衝撃でした。それまではドット絵の延長で平面きわまりなりのが普通でした。PCゲームではどうであったかは分かりませんが、家庭用ゲームで立体的な画作りを示してくれた最初だと思ってます(他にあったかもしれませんが)。少なくとも「ゲームをやる時がある」者にとっては見た目だけでも感動しかありませんでした。

FF7AC』の映像もまた、当時の気持ちを思い出させてくれる出来栄えです。FFはすげぇな、とつくづく想います。そしてここに絡む音楽が凄くないはずがなく、作品がおもしろくならないわけがない。

各地へ離散していたメンバーが集まって、モンスターへ向かっていく。
主人公が、かつての仇敵でありラスボスでもあるライバルと言っていい存在との攻防戦。
過去は敵で、現在では味方らしい程度の元大会社の組織連中もまたいい味を出している。

作ってくれてありがとう、と言いたくなる後日談では片付けられないエンターティメント作品です。

【必ずコンプリート】リメイクが待っている

まだ持ってない人は、中古屋さんで購入する際は気をつけてください。
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』が大量に、もの凄く安く売られていることがあります。特典映像なんてなくてもいいや、とばかりに買おうとすると完成版であっても「完璧版」でなくなります。「コンプリート」この言葉がついているものにしましょう。
ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート』を見慣れると、これをどうやったら30分も短縮できるんだろうと思います。あ〜、危なかった(個人的体験談w)。

元のゲーム『FF7』をやったことがないという人がいたならば、特典映像があります。これまでのことを振り返ってくれます。これが先に出ていたらプレイをしなかったのに、と思うここで書いている人ですが、そもそもゲームをやらなかったら手が伸びたかどうか知れたものではありません。わがままなことを言ってます(笑)。

FF7AC』を観たら、ゲームがやりたくなる人も出るでしょう。実際にいたを思われます。しかしそこはもう20年以上前のゲーム、しかもその間の進歩は世紀や元号を跨ぐほどです。思い出深い人間でも、やり返すのはきつい古さであることは否めません。

と、いうわけで、製作が難航しながらも『ファイナルファンタジーVII リメイクFINAL FANTASY VII REMAKEの進行している旨が示されるようになりました。『FF7AC』の薦めるための元のゲームが出来るばかりでなく、好評を受けて『FF7AC』後の物語が作られることを、気が早すぎるのを重々承知で願っています。