【2期決定】『約束のネバーランド』アニメのみ観た者の感想

まだ終了していない原作の映像化作品にはためらう。中途半端に見せられてオシマイ、なんてパターンの危険性が潜むからだ。区切りがいいところで終了、続きが気になるというパターンも多い。ほとんどと言っていいかもしれない。

どうせなら全部やりきってくれよ〜、と嘆くところだが、大人になればである。売れなければどうにもならない。売れても事情というものもある。第一、自分自身おもしろくなければ続きは見ないのである。

アニメが量産されているとはいえ、やはり映像化というのはプロジェクトなのだなとつくづく思う。

とりあえず試し読みぐらいの気持ちで、連載中コミックの原作ものは押さえておくことにしている。気になる作品などであれば、そうした傾向は顕著である。
作品内容には耳を伏せて、評判だけは多少入れていた。アニメも終了まで録めどりしたところで、ぼちぼちと見ていくかと再生したら・・・睡眠時間が飛んでしまった。見始めたら、やめられない。はまってしまった。

感動すれば、当然ながらブログにしたい。けれども、ただのネタバレではいけないような気がする。
そういうわけで、ネタバレよりも感想重視でいきたいと思います。主観がより激しい内容になりそうです。

以下、ネタバレが含まれます。独自解釈も酷いかもしれません。どうか平にご容赦のほどをよろしくお願いします。製作者などの敬称も略とさせていただきます。

【約束のネバーランド】作品情報

原作と作画の振り分け

約束のネバーランド』アニメは、2019年1月から3月にかけて、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放映されました。

原作に当たるコミックは2016年8月から連載を開始。ストーリーや設定部分は白井カイウ、作画は出水ぽすかです。分業制です。
この作品の大きな魅力として、サスペンス性が挙げられると思います。先を読まさない、といった非常によく練られた展開が視聴者や読者を離さないです。

かなりストーリー作成に時間がかけられているようです。原作者でもある白井はデビュー前から抱えていたノート2冊分のアイデアが元となっているそうです。そして絵を描く人であり、事態の推移によっては白井が全て担う形になっていたかもしれません。
もしこれがジャンプという週刊誌でなければ、月刊誌における掲載で話しが進んでいたならば、その可能性は大きかったように思われます。

この作品において幸運だったのは、編集担当者が恵まれたことです。未知の新人原作者であるため、なかなかオーケーが出なかったのでしょう。実績作りするため読み切りを連発します。白井の筆力を考慮して、別に作画家を用意します。
これが却って功を奏したのではないでしょうか。原作者である白井は描く作業がなくなったことで、ストーリー作成に没頭できた。原作と作画の振り分けが名作を生む例は過去にもあります。
約束のネバーランド』はうまくハマりました。うまくハメた杉田担当の功績は大きいでしょう。

原作と作画の振り分け。この作品をきっかけにもっと活発化しだすかもしれません。

ジャンプらしくない?

連載開始と共に話題作となった『約束のネバーランド』は「従来の『週刊少年ジャンプ』作品とは一線を画している」と評されています。「シャンプらしくない作品」ということらしいです。

ジャンプといえば「友情、努力、勝利」の方程式です。困難に仲間同士で手を取り合い、己れに磨きをかけ、最終的には打ち破って勝ち取る。
約束のネバーランド』を観る限りでは、ジャンプのセオリーを充分に踏んでいます。もし対象年齢が上がる誌上ならば、エログロが加わるのではないでしょうか。逆に返せば、直接描写を掲載誌を配慮して抑えている。そこは「ジャンプ」なのだなとも思います。

ただジャンプで一見した際には、異色を放っていたでしょう。これからメディア展開する作品は、人口減の日本において、子供対象で絞りきっては厳しいです。いかに幅広い層に訴えられるかが重要な鍵となります。

「週刊少年ジャンプ」を愛する読者は数多くいます。読み育った読者もまた引き込むような作品は必須です。従来の期待を踏まえつつ、いかに打ち破っていくか。その手本のような作品が『約束のネバーランド』です。

【約束のネバーランド】みどころ

このたびはストーリー紹介ができません。先が読めてはいけない作品だからです。ハラハラ、ドキドキすることこそが、この作品の楽しみです。

しかしながらブログなんぞをやっている人です。ああ、書きたい(笑)。
そういうわけで(?)個人的に「これくらいは大丈夫だろう」で書きます。あくまでも個人の裁量なので、危険を感じる人は、ここでやめてください(笑)

キャラ絞りで述べていきたいと思います。

エマ】主人公の11歳の女の子
この主人公はのっけから、全員を助けたい、と言います。この態度に当初は不安を覚えました。あまりに綺麗事すぎるセリフだからです。状況はかなり切迫しています。赤ん坊までを連れて逃げるなど絶望的な選択です。すごく都合のいい展開が待ち受けているのではないか、とかなり不安になったものです。
そんな浅はかな読者をあざ笑うかのような、見事な展開です。あり得ない知恵や道具などが飛び出すでもなく、先へつなげます。
この世界の希望になる存在とするに相応しいキャラでした。

ノーマン】11歳の男の子
主人公の女の子が好きになる男子の役割かと思っておりました。頭脳明晰で、エマの無茶にも結局は応じる優しい男の子です。策謀を見抜いたり、的確に状況を把握します。自分のことを後回しで、処分されることにも覚悟を決めます。
けれども、そう簡単には消えないキャラであるようで安心しています。

レイ】11歳の男の子
エマノーマン、そしてこのレイが最年長トリオとしてストーリーの核として進んでいきます。見た目からして、ちょっと捻くれ者に見えます。実際に、そうでした。そしてこの作品の面白さを象徴するようなキャラです。裏切り者だが、裏切っているわけではない。一面では捉えきれない活躍をします。

マム・イザベラ】 ママ
主人公たちが逃れるというか、戦う相手である、「ママ」と呼ばれるイザベラ。表面は優しげだが、実は冷酷非情な人物である。しかしながら、事情はあります。アニメを見切った時に、最も悲しい存在になりました。痛ましいキャラです。

【約束のネバーランド】今後、さぁ、どうなる?

原作者でありストーリー作成担当でもある白井カイウは「20巻以内に終わる」「4年以上は続けない」つもりだと言っています。
待ち望むほうとしては有難い限りです。人気がなくなるまでのだらだらは、サスペンス色が強い作品においてはヤメて欲しい。切羽詰まって休載という形で放り投げは、マジ勘弁です。数年後に再開なんて、許したくないものなのです。でも待ち望んでしまう悲しい性が自分にはあります(苦笑)。

その点『約束のネバーランド』は、きっちりやりきってくれそうです。
すると問題は、どのタイミングで先へいくかです。
アニメの2期が決定しました。しかし、来年の話しです。
待ちきれないならば、原作のコミックへ走る。当初はその予定でしたが、20巻以内ならば一気に読破できる量です。まとめて観る・読むの楽しみは至福の時であります。
ちょうど切りのいいところまでだったので、ここは待つべきか。しかしこの待ち姿勢はとても良い購入者とは思えません。ここは切り込むべき・・・、どうしようかまだ決断できずにいるここで書いている人です。

もしかして周囲の懇願に負けて、ストーリーが大幅に伸びたりして(笑)絶対に無いとは言い切れない可能性ですよね。